マニアな株式投資HP   
      番外編



N氏その2

 




















 N氏




マニアな仕手株投機







  N氏その2


 ボロ株の仕手戦の裏にN氏の影・・・・


 ついに逮捕されたN氏、このN氏とはどんな人物だったのでしょうか?
 十数年前から数多くの株の仕手戦のたびに「N銘柄」と市場でささや
 かれながら実体は一切表にでることはありませんでした。


 「名前だけが一人歩きする幽霊のような男」(捜査関係者)
 自分名義の証券取引口座を持たず、法人の役員にも名を出さず、
 不動産や預金などの資産形成の痕跡も「ほとんどない」といわれ、
 証券取引等監視委員会の実態解明は困難を極めたという。

 
 記事より
 ■30代で転身

 N氏は大阪府守口市役所の元職員。株好きが高じて30代で退職し、
 プロに転身した。「善良そうな顔に、どもり気味にぼそぼそと話す語り
 口で、誰にも警戒されないキャラクター」と盟友の投資会社社長は評
 する。


 一躍全国に名を売ったのは、平成8年2〜4月の中堅ゼネコン株の
 仕手戦。株価が約300円から2400円まで急騰し、N氏と組んだ
 投資家らは「数百万円の元手で数億円を手にした」と振り返る。


 同年4月の誕生日には、大阪のホテルで200人も集めたパーティー
 を開き、数日後には京都で盛大な観桜会を開くなど、派手な散財で
 知名度を高めた。


 相場を操り一獲千金を夢見る「共同幻想」の上に成り立つ仕手の世界。
 大口の個人投資家や証券ブローカーらの間で「N氏信奉者」が増え、
 N氏は電話一本で億単位の資金を動かす存在になっていった。


 典型的な手口は、「しこった玉(ぎょく)の解体」。バブル後の不景気下
 で、仕手筋などが買い集めたまま資金が続かなくなった株を安値で
 引き取り、それを「タネ玉」に投資家らをあおって株価をつり上げ、
 売り抜ける。

 
 また、資金調達に苦しむ上場企業の増資で大量の新株を引き受け、
 仕手戦に乗り出すこともあったという。


 株を買い占めて一時的に役員を送り込んだ上場企業は少なくとも
 十数社にのぼる。


 「次は○○株をやりまっせ」。N氏が電話で号令をかけるたび、株価が
 動いた。大阪地検が今回、国内市場が閉じた金曜日の夜にN氏の
 逮捕を発表したのも、市場への影響に配慮したためとみられる。


 ■住所は不定


 だが、仕手戦で利益が出ても、資金はN氏の口座や会社を通ること
 はなく、「Nさんは個人資産を作らない」と関係者は口をそろえる。


 「宝石を買ってほしいせがんだ女性に宝石店を買い与えた」
 「ホステスに店を買い取ってプレゼントした」などの逸話は多いが、
 「お金ありませんのや」が本人の口癖。知人女性名義のマンションや
 高級ホテルと転々とし、住所不定の状態だったという。


 投資家の資金を受け入れる窓口には、投資事業組合やファンドなど
 匿名性の高い“箱”を使い、実態を隠した。


 関係者は「本人は財産に無頓着。仕手戦のもうけは金融業者や投資
 家の口座に“N勘定”としてプールされ、N氏の指令で右から左へ動
 かされるだけ」と話す。


 ■暴力団の影


 「解体」はいつも成功するわけではなく、投資家に損させることもあった。
 N氏は暴力団筋の資金を仕手戦に巻き込むことも多かったといい、
 「敗戦」のたびに暴力団関係者に追い込みをかけられることもあった
 という。


 「十数年前にNさんと初めて会ったとき、彼は東京都内のマンションで
 暴力団組員らに軟禁されていた」と投資グループ関係者。


 Nグループの一人という元証券マンも、「彼は暴力団に損をさせては証
 文を書かされ、次の仕手戦で利益を上げさせようと必死になっていた。
 一度暴力団と付き合いができると、資金を拒むのは難しい」と証言する。


 昨年秋にも、暴力団とのかかわりが指摘される金融業者に返済を迫
 られ、都内に足止めされていたという。


 「N氏のような仕手筋がここ数年、証券市場を荒ら回ってきた。
 背景には、資金繰りに困って増資引き受けを仕手筋に頼った一部の
 上場企業と、株で資金運用をもくろむ暴力団の存在がある」。
 証券監視委筋はこう話した。


 裏にBO力団・・・・・こわい世界ですね。
 本当にこわい話・・・・その3へ





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