MSCBその4
苦しい企業のファイナンスを引き受け延命させる
その代わりに市場より安い価格で株式に転換できる
権利MSCB、時には空売りも交え儲けるファンド・・・
既存株主に損害を与えると問題視された批判に応えやっと
統一ルールができるようです。
ルールでは、発行の段階で引受証券会社に対し、発行会社の
業績推移や財政状況、調達資金の使途の合理性など6つの
審査事項を義務付けるそうです。
この他、発行会社に対する十分な商品説明と適切な開示要請を
するよう指導する責任も課すそうです。
日証協の監査などで違反が判明した場合は、過怠金などの処分を
科す方針。
この規制内容は3月に一般意見を募集し、2007年7月にも適用
する予定。
具体的には
@.発行会社がMSCBの払込日時点の上場株数の10%(月間べース)
を超える株式への転換をさせない。
A.MSCBの転換価格を修正する際に、その基準となる株価が
一定の日(期間)の終値を参照する場合、相場の大引け前15分間
の市場売却も禁止する。
B.MSCBを買い受ける証券会社などが事前に転売先になるファンド
などに対し、10%超の転換をさせない条件を確認させる。
などとした。
MSCBは、公募増資に比べて機動的に資金調達ができるツール
としてニーズが高まり、2005年度上期にはエクイティ・ファイナンス
の過半数を占めるまで発行が増えた。
日本企業でMSCBが拡大するようになった2003年度下期以降、
06年度下期までの間では、公募増資、国内CB、ユーロ円CBといっ
たエクイティ・ファイナンスの累計約11兆7200億円のうち、21%に
あたる2兆4500億円がMSCBだった。
中には、ここ3年で150億近くの資金を調達して、発行株式数は
約30倍に200円あった株価は1年後には12円に・・・・
今では減資、10株を1株に併合、持ち株会社へ・・・・
どこへ行くんだこの軽四は・・・・
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