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      番外編



鉄砲取引その2

 




















 N氏




マニアな仕手株投機







  鉄砲取引その2


 鉄砲取引の続き・・・なぜ騙されたのか?


 弁護士は最初に「絶対に迷惑はかけないから、銀行口座を開設して
 ほしい」と持ちかけて預金通帳などを受け取ったうえ、「証券口座も」と
 依頼し、取引に必要なID番号を入手したという。


 騙された人は「口座を違法な株価操作に使うとの説明はなく、弁護士の
 社会的地位を悪用した詐欺行為」などと主張している。
 

 弁護士は、周辺に「株価上昇と経営権確保を狙って株を買い進めている」
 と話していたという。借名口座で取引を分散させたことで、発行済み株式
 の5%を超える株を所有した場合に証取法で義務付けられた大量保有
 報告書の提出を免れたほか、投資家に取引が活発と誤解させ、株価を
 つり上げた。


鉄砲被害≠ノあったのは、大和証券、アイザワ証券、楽天証券など
 20社前後の証券会社。損失を確定していなかったり、未発表の会社
 があるためハッキリしたことは言えないが、被害総額は20億円をはる
 かに上回る規模と見られる。


 当時の記事より
 「何かあるんじゃないかと思って、ずっと心配していましたが、まさか
 こんな結末を迎えるとは…」と話すのは、今回被害に巻き込まれた
 タイコム証券の関係者である。


 この関係者が不審な証券口座の存在に気が付いたのは、昨年のこと
 だった。個人と法人名義の15?20口座が、OHTの株式を、ひたすら
 信用取引で買い進んでいたからだ。 


 しかも、建玉(信用取引において、未決済の契約数のこと)は1口座
 あたり1億円にもなる。個人にしては大きな金額だ。いずれもタイコム
 のインターネット口座で買い進まれていた。


 とはいえ、市場が閉まる寸前の「ひけ際」に大量の注文をしたり、
 株価の吊り上げを誘導したりしたわけではない。


 「証券会社のコンプライアンス部門がおかしいなと思うようなそぶりは、
 まったくありませんでした。だから私は直感的に『これはプロが後ろに
 ついているな』と思ったのです」(タイコム関係者)


 念のため、なぜオー・エイチ・ティーという単一銘柄を信用取引で買い
 続けるのか疑問を呈したメールを送ったが、もっともらしい返事しか
 返ってこなかった。
 

 異変は、今年5月の連休明けに生じた。1月19日に年初来高値の
 150万円をつけていたOHTの株価が、5月14日に120万円、15日には
 104万円とじりじり下がった挙げ句、16日には売り注文が殺到して
 ストップ安になったのだ。以来、4日連続のストップ安になり、売りが
 売りを誘って株価は10分の1以下の13万円台まで暴落した。


 当然、信用取引で買い進んできた客たちは「追い証」(追加担保)が払
 えない事態に陥った。6月8日になって藍澤証券は、9人の顧客の信
 用取引で決済損金が発生し、10億8,209万円を会社側が立て替える
 と発表。証券担当記者たちの間で「鉄砲騒動」が露見することとなった。


 借名口座から買い注文を信用枠一杯でドンドン出す一方、20万円
 前後で取得した低コストの玉をぶつけて売り抜いていた、のではないか」


 つまり、事件の基本構図≠ニしては、買方と売方が同一グループで
 なければ成立しないわけである。言い換えるなら、借名口座による
 鉄砲≠事前に知っていた連中は、護士以外にもいたと見るのが
 自然ということだ。


 一方、信用取引の破たんで、証券会社に数千万〜十数億円の債務を
 抱えることになった知人のうち5人と3法人が、「口座をだまし取られた」
 として、弁護士に対する詐欺容疑の告訴状をさいたま地検に提出した。
 同地検は知人らから任意で事情を聞き、弁護士の背後関係についても
 調べている。
 
 
 05年6月30日に実施されたOHT株の第三者割当増資、 発行総額
 21億円(単価16万2000円、発行数1万3000株)のこの増資は、
 シンガポールの3つのファンドに割り当てられているが、いずれも
 代理人はこの弁護士だった。


 弁護士は株価暴落後に港区六本木にあった事務所を事実上閉鎖し、
 行方がわからなくなっている。その直後、知人らに電話で数回にわ
 たって「暴ちから団関係者などの怖い筋が資金源だ」
 「外国の怖いファンドも絡んでいる」
 「身の危険を感じている」などと説明したという。 


 こわいこわい・・・・


  



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