発声練習
いい声を作るための、練習方法です。誰にでもできる簡単な方法を中心に紹介してあります。
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6.練習を組み立てる @ バランス
発声練習は、この章の練習1から5の内容をすべて含んでおくべきです。「発声練習を始めます」と言って、いきなり声を出すのは、 やめましょう。まず、息のための準備をして腹筋を動きやすくし、ハミングなども入れながら練習内容を組み立てていきましょう。 その日の、練習時間に合わせて、短くてもいいですが「息の準備をして、ノドを開け、よく響かせる」ことを 忘れずに。
6.練習を組み立てる A パターンを変えて
しかし、総花的になるのもいけないので、その日の練習のポイントを決めて重点を置くことも大事です。 例えば、学校での練習の場合、体育祭の後だから声が荒れているのでハミング練習を多く入れよう、などと工夫することは大変大事なことです。
6.練習を組み立てる B 長期計画
出来れば発声練習の長期計画が作れるといいでしょう。長期計画といっても、そんなに難しく考えなくていいです。 また、あまり細かなことにこだわる必要もありません。例えば、「練習日ごとに、発声練習の1から5を、重点を順番に変えながら進め、 一回りしたらまた練習1に重点を戻して進める。」とか「6ヶ月を単位にして練習日を考え、その間に発声練習の1から5が平均して出来るように、 練習のポイントを配置する。」というような計画です。いい声はすぐにはうまれませんから、ある程度長い期間を考えて練習していってください。 くれぐれも、その場しのぎの発想で発声練習をしないように。
6.練習を組み立てる C 音域
さて、練習で声を出す時には、音域に注意しましょう。練習の初めは、声の出しやすい音域で、 なおかつ音域の幅は狭くしておきます。そこから、順次上や下に音域を移していき、だんだん音域の幅も広げて練習 しましょう。いきなり、高い音・強い音から練習を始めないように。
6.練習を組み立てる D 息の量 NEW
また、練習の初めは息が動かせていないので、比較的声の出しやすいレガートの練習を多めにしましょう。 そして、だんだん息を多く使う練習方法を増やしていくように、練習を進めましょう。
6.練習を組み立てる E クールダウン NEW
理想的には、その日の練習の終わりに、疲れたノドをリラックスさせるために、クールダウンとして ノドの力を抜くためのパターン練習を行うといいでしょう。時間的に余裕がない場合は、最後にその日に歌った曲のpの部分を 軽く歌って終わることなどでも、クールダウンできます。