発声練習
日本人は、顔に表情を出すのが苦手。でも、いい表情で歌ってこそいい声が出ます! そこで、このいい声を作るための顔の練習からはじめて、いい声を出すために、普段は使い慣れていない、 いろいろな筋肉を動かして、体の準備を整えるポイントです。
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1.声のための体の準備 @ 顔を動かす
日ごろ使っていない、顔の筋肉を動かす練習です。 まずは、思いっきり口を開けてみましょう。 中途半端はだめです。特に女性の場合、人目を気にして少ししか動かさない傾向があります。 こんな場合は、例えば、鏡を使って口が大きく開いているか確認したり、気心が知れた人たちの集まりなら、 二人組になって、ゲーム形式でどちらが大きく開けられるか比べあいをするなどの、工夫するといいでしょう。 つぎに、口だけでなく、目の回りや額なども含め、顔面の筋肉をすべて動かしましょう。 これも、おもいっきり、変な顔になるくらい動かしてみることが大切です。
1.声のための体の準備 A 頬を動かす
顔の筋肉が柔軟になったら、今度は、頬を上げてみてください。 このとき、 口はあまり気にしなくていいです。頬の筋肉だけが動きますか? そう、これは、笑っている時に近い顔です。 笑い顔から、この頬の筋肉を動かす感覚をつかんで動かせるようにしましょう。 この笑ってる顔の状態は、口の中が広くなったりノドの奥が開いたりして、 声のためにとってもいい状態なのです。 笑顔は、いい声を作る時の基準のポジションです。
1.声のための体の準備 B 首を動かす NEW
声帯を支える筋肉の集中している首。ここを柔軟しておきましょう。首の運動をする場合には、傾けるだけでなく、 前後に倒す、左右に向ける、回転させるというように、いろいろな方向への動きを行なって柔軟にしておいて下さい。
1.声のための体の準備 C 肩を動かす NEW
肩というと少し語弊があるかもしれません。肩の後ろ側にある肩甲骨を動かしましょう。 いい息をするためには、腹筋だけでなく胸や背中の筋肉も動きます。このために、肩甲骨を意識して肩を回すように動かしておくと、 上半身の筋肉をリラックスさせる効果があります。