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<徒然なるままに>

2014年7月31日

7月12日は第48回目のサタデーナイトロビーコンサートでした。赤トンボの人工飼育の関係で多忙な為、記事作成が大変遅れて申し訳ありません。
さて、今回も片方のバンドが市外のバンドでしたので、お客さんの入りが心配でしたが、今回もたくさんのお客様がお見えになり、ホッとしました。
今回の1バンド目は既に3回出演され、それに間つなぎで演奏して頂いたのを入れると、3.5回出演して頂いた”谷口秀作”氏で、ギターの弾き語りです。
今回のテーマは”家族”ということで、横に大きさ1m四角の自筆の絵を説明しながらのユニークなライブです。1曲目は、娘さんが天国にいるお母さんに送る結婚前のメッセージソングで”約束”でした。静かなギターのアルペジオの伴奏で、ゆったりとした語り口調の曲でした。曲が終わると会場から大きな拍手が起こりました。多分”共感”された方が多かったのではないでしょうか。
2曲目は”小さくて大きな幸せ”です。MCで、「何でもない当り前のことが、改めて幸せと思えるのではないかということから作った曲です。」と紹介。この曲も落ち着いた雰囲気で日常の夫婦の生活の中の情景を歌った曲です。演奏が終わった時、「ぜんぜん知らない曲に拍手して頂いてありがとうございます」とMC。また、「こんな歌を歌っていると谷口さんは良い家庭を作っているじゃないかと思われるかもしれないけど、家族は冷たいんですよ。そんな中で心のよりどころは愛犬の”ライちゃん”ということで、ライちゃんを絵で紹介。
3曲目は”あたりまえの歌”。「震災の後に作った曲ですが、自分の父が亡くなった後1年ぐらい経ったとき、人は何かしら悔いを残して死ぬのではないか、しかし、震災だとプツッと人生を切られてしまったので心残りは大変多いのではないかと思いました。それで、”絵”を何にしようかなと考え、”奇跡”を表す絵、つまり色んな生き物が繋がっている絵を描きました。”とMC。そして歌に入り、「楽しい時は笑いましょう、悲しい時は泣きましょう・・・。死んでいった人の分まで生きましょう!」と絶叫!悔いを残さない生き方をしよう、ということだと思います。
最後は、”SAIL ON”。先ほどとは打って変わって、さらに(事前に配られていた)鈴が軽快な手拍子と一緒に響きました。途中では笛で手拍子をコントロール、曲が終わった時、帽子を脱いで一礼をされたと思ったら、”あ”り””が””と””う”の文字が万国旗のように出て来て、会場がドッと沸きました。まさに谷口秀作ワンマンショー!でした。

2番目のバンドは「ボントロダディーズ」というトロンボーンだけの6人編成のバンドで、主にジャズのスタンダードを中心とした曲を聴かせて頂きました。1曲目は、”ストライク・アップザバンド”という曲で、2ビート系の軽快なリズムで始まりました。トロンボーンのみですので、ベースパートも当然トロンボーンです。重厚な和音を使ったエンディングが決まると同時に大きな拍手が起こりました。ここで、「ボントロとはトロンボーン、ダディーズは親父たちという意味です」とMC。
2曲目は有名なグレンミラーの”ムーンライトセレナーデ”です。耳なじみのあるゆったりとしたフレーズが心地良く響きます。正に柔らかい音色のトロンボーンにピッタリの曲でした。うっとりと聴き入り、優雅な気分になりました。ここでメンバー紹介があり、年齢は25歳から60ウン歳までいらっしゃるとのことで、大変幅が広いですね。
3曲目はコマーシャルで有名になった”ウィスキーがお好きでしょ”という曲。この曲も優雅さが漂う”大人の曲”です。やはり”ウィスキー”が欲しくなりました。すべてトロンボーンで演奏されるのですが、途中のウィスキーの栓を抜く音が、ここでは手でうまく擬音を出されました。1種類の楽器だとアレンジが難しいと思いますが、いろいろ工夫されて飽きが来ないアレンジで素晴らしい演奏が続きました。
4曲目は”エル・クンパンチェロ”。曲名の意味は”大酒飲み”ということで、お祭りの曲だそうです。リズミカルなノリに会場も手拍子で応えました。5曲目は、歌謡曲の”また君に恋している”です。イントロからののソロが大変色っぽく聞こえたのは、坂本冬美さんのイメージを持って聞いたからでしょうか?続く6曲目は、ノリの良い”アメリカン・パトロール”で、手拍子も入り、何かウキウキする気分になりました。最後の曲はスローな”スター・ダスト”。この曲はアメリカ国民が最も好きな曲とMC。ソフトなトロンボーンの音色にマッチした大変ムーディーな編曲になって、観客の皆さんもうっとりと聴き入っておられたように思います。勿論、最後は大きな拍手が送らました。