本文へジャンプ 3月17日 
2008-2009シーズン 定期演奏会を中心に

最新情報!

シーズンの幕開けはもちろん大植英次の登場。
今シーズンのラインナップを見ると、例年と大きく違うことがわかる。
音楽監督の大植英次が4回、これは今までと同じ。
今までと違うのは、残りの6回が全て外国人指揮者でしかもほとんどが初めて聞く名前ばかり。
この指揮者の選定は、音楽監督大植英次の意見が入ったものかどうかはわかりませんが、決まった以上は大きな期待を持ちたいと思います。
ただ日本人指揮者が一人もいないというのはなぜなんだろう?
個人的には、大御所小林研一郎に定期演奏会でやってほしいし、若手では下野竜也がもっと出てきて欲しい。

俊英といわれる外国人指揮者も楽しみで、個性豊かな人が世界にはいるんだなと感じさせてもらうことは大きな喜びになるはず。
新鮮な音楽が期待できる半面、長年積み重ねてきた経験をもとに、熟成した音楽を聴きたいというのも偽らざる心境。
常に生の音楽が聴けるという環境にいるわけでもないので、いわゆる<定番>音楽をじっくり楽しみたいというのが偽らざる心境。
古典派・ロマン派を中心としたオーソドックスなレパートリーがいい演奏で生で聴けたら何も言うことはありません。
客演指揮者は新しい人ばかり。でも演奏する曲目は結構オーソドックスなものが多いようだから、新しい才能に出会いながら音楽をじっくり聴けるものと楽しみにしてます。

客演指揮者の演奏で一番興味深いのが、チェコのエリシュカが指揮する、ヤナーチェク作曲「グラゴール・ミサ」。ヤナーチェク独特のブラスを生かしたやや暗い・重厚な音楽は聴き応えのあるものになりそうな予感がします。

大植英次の指揮はどの回も興味深いものばかり。
4月のスペインものは、活動の範囲をスペインに伸ばしてるだけに興味深い。活気あふれるリズムが大フィルから聞こえてくるか・・・・・?
6月はイギリス音楽。とくにエルガー作曲「エニグマ変奏曲」は彼の得意とするところ。
11月には、チャイコフスキー・コンクールで優勝した期待の新人ヴァイオリニストの神尾真由との共演で、曲が私の大好きなベートーヴェンの協奏曲!
これは今からワクワクして待ち望む演奏会で、神尾がどんな音を聴かせてくれるのか、大植英次がどんなサポートをするのか、出だしのティンパニーがどんな雰囲気をかもし出すか・・・・・
翌年2月は、マーラーの交響曲第5番。
昨年の大阪国際フェスティバルで聴いた曲、これをシンフォニー・ホールでやるとどうなるか・・・・・?これは興味津々。

という訳で、今年も一年間楽しいひと時が過せるものと確信してます。