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日本ミツバチ

初歩の日本ミツバチ飼育2

B 巣箱




伝統的巣箱(単箱、非巣枠式)で、左はコンパネ板の巣箱で底板と離れるように設置する。概ね、最初はこのような簡単な巣箱を置き、巣門付近及び内部に蜜蝋を塗り、巣門前に金稜辺の花を置いておけば、日本ミツバチが入る可能性があります。しかし、近くに日本ミツバチが飛来している事を確認しておく必要があります。
右の巣箱は杉の丸太(40〜50cm)を空洞にしたもので、やはり底板と丸桐は離れるよう設置します。日本ミツバチが最も好む巣箱です。

  重箱式巣箱      

日本中の日本ミツバチ愛好家の間で最も好まれている巣箱だろうと思われます。
上の巣箱は私が作った重箱式ですが、いみじくも、下記の8チャンネルの重箱式巣箱のサイズのアンケート(内径)の最上位(25cm)と同じ位です。 このような重箱を最初は3段位に積んで置き、一番上の蜜より切り取り採蜜します。
実際に見ると、小さいように見えます。もっと大きい方が効率がよいのではと思われがちですが、卵から蛹にかけての保温を考えればこれ位が最良でしょう。参考に、蜂達が発熱する温度は43度以上で維持できる時間は1回で30分と云われています。(参考 ミツバチの世界209P〜)



巣箱の詳細については3部をご覧ねがいます。


巣箱(巣枠式)

AY巣箱

   
日本ミツバチの飼育に最も適した巣箱として製作された物ですが、ご覧のように巣枠は縦長で、日本ミツバチの巣板に丁度合うように設定されています。
しかしいかんせん、 西洋ミツバチ用に製作されている横長の巣枠はどこでも購入できますが、現在、AY用としての巣枠の販売はされていません。
また、自分で作った縦長のAY巣枠はどうしても寸法が合いにくいです。
このような私の苦慮に配慮してかどうか?偶然見つけました。(下段)

新型日本ミツバチ用巣箱(大手K養蜂店の巣箱)
   
この巣箱は既成の西洋みつばち用巣枠を使用し、巣枠の下端から16cm程空くように継ぎ箱が置かれています。
マニアル書が無いので推測ですが、日本ミツバチの巣板が縦長に延びてきても良いように作られているようです。結果はこの春に営巣させて、一年後には分かるでしょう

結果は成功でした。更に下の写真のような丈の短い巣枠(9枚)を作り上記の巣箱の上に置き、採蜜専用の継箱にし、このように蜜が採れました。。
   

昨年くらいから8チャンネルで話題になっている竜馬式巣箱も試作し、実験されるも良いと思われます。仕組みは上記西洋式と同じですが、箱の寸法が日本ミツバチに適した形にしています。

以上大まかな巣箱の形態を列挙しましたが、私の浅い経験上からの結論ですが、やはり重箱式の巣箱が色々な面からも最良かと思われます。

下の写真で巣箱を列挙しましたが、継箱式の詳細については3部をご覧願います。


巣箱の設置

巣箱の設置場所については、理想として、冬は太陽が当たり夏は木陰になるような落葉樹の木の下などが良いと言われています。しかしそのような場所がなければ、支柱を立て
葦等を上に乗せ木陰を作ります。

巣門の方向は南向き若しくは東向きとなっていますが、どの方向でもさしつかえはないと思います。しかし、良く観察していると、東、南を向いている巣箱については、朝の活動が早いようです。太陽のせいでしょうか。


巣箱の移動
原則は、2k以上離れた場所に移動し、場所の記憶を消した後、持ち帰り希望の場所に置きます。

また、別の方法として、巣箱を数10センチ(50センチが限度)ずつ移動します。しかし、
注意することは、天候を見て日本ミツバチが良く活動している事を確認することです。
蜂が巣の中に居たまま小刻みに移動すると、巣の場所を記憶していませんので、前の記憶場所に戻ってしまいます。


その他注意事項
@ ミツバチは匂いに敏感ですので、化粧品(男性は整髪品等)を付けて作業をしない。

待ち箱の設置

   左の写真は、俗にハイブリッド式巣箱と言われ、丸胴巣箱の上に重箱巣箱を置いたもので、入口(巣門)は、最下部に有りますが、もう一か所丸胴の中間部分に2センチ余りの丸い穴を開けます。
これは、先ず自然の樹木に似た下の丸胴へ日本ミツバチをおびき寄せ、上の扱いやすい重箱式へ入れると言う事です。
更に、開花した金陵辺を巣門の前に置きます。
左のハイブリッドは、下と上がアンバランスで、丸胴はもっと小さいのが良いです。
しかし、これでも今年の待ち箱としての成果は上々でした。。

冬囲い
   寒さに強い日本ミツバチでも、−5度以下に下がる地方では、越冬対策を行います。

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