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日本ミツバチ

AY巣箱


日本ミツバチの養蜂を始めて三年目に入り、以前より課題であった巣枠式巣箱に今年から始めて取り組むことにしました。
私がここで巣枠式巣箱の長所、短所について述べるのははなはだおこがましい事ですので省略します。
従前より日本ミツバチは西洋みつばち用の巣箱で飼育していましたが、日本ミツバチの飼育に、より合理的な巣箱を作るため、諸先輩が努力し、AI巣箱なる物を作成されました。
 
何故AY巣箱なるものが作られたか

@ 以前より日本ミツバチを巣枠式巣箱で飼育するには西洋ミツバチ用の巣箱を使用していました。ところが、両者(みつばち)の造巣形態が異なるため、効率をより良くするため、先ず東京町田市の青木さんが、本来の横長の巣枠を縦長にした、青木式縦長巣箱を製作されました。 しかしこの巣箱は、小さい蜂群には問題は無いが、強群になると逃亡する欠点が指摘されました。
A 一方、玉川大学の吉田先生により、貯蜜部分と蜂児部分を継箱式の様に、上下に区切った吉田式巣箱を製作しましたが、これまた、弱小群のときは蜂児枠の上部に貯蜜してしまうという欠点が指摘されました。
B そこで、両者の利点を取り、作成されたのがAY式巣箱です。(AYは両先生の頭文字です)


AY巣箱を自分で製作しようと思っている方は、吉田忠晴先生著(ニホンミツバチの飼育法と生態)のなかに
巣箱の寸法が詳しく記述されています。
巣礎を挟む溝は3mmのストレートビットをトリマーに取り付け、切削すると簡単に掘れます。
2006/1/29  巣枠試作

試行錯誤を経て巣枠を完成しました(写真右)
写真左は必需品で、巣礎の上に載って居るのは、上から、はとめ押し込み棒、はと目、24番針金、プラスチック三角駒等です。
さて、完成したAY巣箱をどのようにするか。選択肢は以下の内から。
@ 最初は他の巣箱同様に分蜂群を待つ「待ちゴーラ」式にする。
A 次は人工分蜂による強制営巣。
B 最後は他の巣箱よりの移し変え。(これは、講習会で勉強済み、是非やってみたい事。)