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1979年に発売され多くの人に支持された国産パソコン。解像度が160×100ドットで色数が8色という、今から見ればどうしようもない性能ですが、当時としては画期的だったみたいです。同じ時期に発売されたパソコンに、シャープのMZ−80Cや日立のベーシックマスターレベル2があります。このあたりのパソコンは、私がパソコンに興味を持った頃には店頭にはなかったので、実機を見たことはありません。
PC−8001mkIIは1983年に発売されました。PC−8001のソフトがそのまま使え、豊富なソフト資産が魅力だったようです。競合機種と比較してグラフィックが貧弱だったのと、同じメーカーのPC−8801シリーズの台頭でどんどん影が薄くなっていくパソコンです。
1985年にシリーズ最終機種となるPC−8001mkIISRが発売になりますが、同じ年に発売されたPC−8801mkIISRの陰に隠れて全く目立ちませんでした。この機種にはフロッピーディスクドライブが付属していないので別途購入すると、本体:108,000円 ミニディスクユニット(PC-80S31):168,000円 合計:276,000円(実際はこれよりも安く買えたと思いますが)となりPC−8801mkIISRの258,000円と近い価格になってしまうので、普及しなくても仕方がないような気がします。私の記憶では、ゲームセンターでヒットしたシューティングゲーム「ゼビウス」がPC−8001mkIISR用ソフトとして移植され、その出来が良いという記事をパソコン雑誌で見かけたことと、後に近所の上新電機で格安で投げ売りされていたことが印象に残っています。他社製品ではなく自社製品に完敗して消えていったという、まことに不遇なパソコンだと思います。
CPU | μPD780C-1(Z80Aコンパチブル)4MHz | |
ROM | 24KB(最大32KBまで実装可) | |
RAM | 16KB(最大32KBまで実装可) | |
表示能力 | スクリーン構成 | 80文字×25行、80文字×20行 72文字×25行、72文字×20行 40文字×25行、40文字×20行 36文字×25行、36文字×20行 ※上記のいずれかを選択可能 |
文字構成 | 文字及びグラフィック記号(248種) | |
グラフィック機能 | 160×100ドット | |
カラー機能 | 8色(黒、青、赤、マゼンタ、緑、シアン、黄、白) | |
その他の機能 | リバース、ブリンク、シークレット | |
カセットインタフェース | FSK方式(1200、2400Hz)、600ボー | |
プリンタインタフェース | パラレルインタフェース内蔵(セントロニクス プリンタ仕様に準拠) | |
キーボード | JIS標準配列準拠、英小文字も可能 10キー、コントロールキー、5ファンクションキー |
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シリアルインタフェース | TTLレベル・シリアルインタフェース内蔵4800/2400/1200/600/300ボー ※ターミナルモードでの実質キャラクタ、転送速度についてはユーザーズマニュアルをご覧ください。 |
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電源 | AC100V±10% 50/60Hz、20W | |
寸法 | 430(W)×260(D)×80(H)mm | |
重量 | 約4kg | |
発売年 | 1979年 | |
本体標準価格 | 168,000円 |
CPU | μPD780C-1(Z80Aコンパチブル)4MHz | |
ROM | N-BASIC・N80-BASIC 32KB、8KB分のROMスペース有り | |
RAM | メインメモリ 64KB実装 (ただしBASIC動作時は32KB使用) グラフィックメモリ 16KB |
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表示能力 | テキスト表示 | 80文字×25行、80文字×20行 72文字×25行、72文字×20行 40文字×25行、40文字×20行 36文字×25行、36文字×20行 ※上記のいずれかを選択可能 リバース、ブリンク、シークレット(キャラクタ単位に指定可) カラー8色(キャラクタ単位に指定可) |
グラフィック機能 | 160×100ドット(テキストグラフィック) カラー8色(キャラクタ単位に指定可) 320×200ドット 2モード 4色カラー 640×200ドット アトリビュートカラー 640×200ドット モノクロ ※アトリビュートカラーは文字単位の色付け ※上記のうち1画面を選択 ※N80-BASIC使用時 画面合成可(グラフィック、テキスト合成) |
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バックグラウンドカラー | 8色指定可 | |
ビデオ出力 | R.G.B.セパレート出力方式(カラー) コンポジットビデオ信号出力方式(輝度変調、モノクロ) 家庭用TV(TVアダプタ経由)に接続可 |
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漢字ROMボード(オプション) PC-8001MKII-01 |
文字構成 | 16×16ドット |
文字種類 | JIS第一水準の漢字(2965字)+非漢字(885種) | |
画面構成 | 40文字×10行 | |
キーボード | JIS標準配列準拠 10キー、コントロールキー、5ファンクションキー、TABキー |
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拡張スロット | 2スロット内蔵(PC-8012バス上位コンパチブル) | |
オーディオカセットインタフェース | 600ボー | |
汎用I/O | 入力2ビット、出力3ビット、割込み1ch | |
プリンタインタフェース | パラレルインタフェース(セントロニクス社仕様に準拠) | |
シリアルインタフェース | RS-232C規格に準拠 75〜9600ボー | |
8インチフロッピィディスクインタフェーズ | 本体内スロットに内蔵可(ディスクユニットに添付) | |
ミニフロッピィディスクインタフェース | 内蔵(PC-8031シリーズ用) | |
ライトペン | PC-8045使用可 | |
カレンダ時計 | 電池にてバックアップ(月、日、時、分、秒) | |
電源 | AC100V±10% 50/60Hz | |
温湿度条件 | 0〜35℃、20〜80%RH(ただし結露しないこと) | |
外形寸法・重量 | 440(W)×295(D)×96(H)mm、4kg | |
発売年 | 1983年 | |
本体標準価格 | 123,000円 |
CPU | μPD780C-1(Z-80Aコンパチブル) 約4MHz | |
ROM | N80SR-BASICおよびモニタ 40KB N80-BASICおよびモニタ 32KB (このうち24KBはN-BASICと共通) 本体内増設可能(N、N80-BASICモードで使用可) 8KB キャラクタジェネレータROM 4KB |
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RAM | メインメモリ 64KB グラフィック用VRAM 48KB スロット内増設可能(機械語にて使用)最大32KB×4バンク |
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表示能力 | テキスト表示 | <N80SR-BASIC動作時> 80文字×25行、80文字×20行 40文字×25行、40文字×20行 ※上記のいずれかを選択、カナ文字、ひらがな文字選択可 <N80、N-BASIC動作時> 80文字×25行、80文字×20行、72文字×25行 72文字×20行、40文字×25行、40文字×20行 36文字×25行、36文字×20行 ※上記のいずれかを選択 いずれのBASICモードでもリバース、ブリンク、シークレット又は、カラー8色(キャラクタ単位に指定可) |
グラフィック表示 | モノクロ表示 <N80SR-BASIC動作時> 640×200ドット 3画面(アトリビュートカラーモード) 320×200ドット 6画面(アトリビュートカラーモード) ※上記のいずれかを選択 <N80-BASIC動作時> 640×200ドット 1画面(モノクロモード) 640×200ドット 1画面(アトリビュートカラーモード) ※上記のいずれかを選択 いずれのBASICモードでも、グラフィック、テキストの間で合成可 (アトリビュートカラーでは、テキスト表示画面の制御によりキャラクタ単位にカラー8色指定可) |
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カラー表示 <N80SR-BASIC動作時> 640×200ドット 1画面 320×200ドット 2画面 (グラフィック2画面の間で表示優先順位付合成可) ※上記のいずれかを選択 ドット単位に8色指定可 (グラフィック、テキストの間で表示優先順位付合成可) <N80-BASIC動作時> 320×200ドット 1画面(4色カラーモード0) 黒、赤、緑と選択色 320×200ドット 1画面(4色カラーモード1) 青、紫、水色と選択色 ※上記のいずれかを選択 (グラフィック、テキストの間で合成可) |
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バックグラウンドカラー | <N80SR-BASIC動作時> 8色指定可 |
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ビデオ出力 | R.G.B.セパレート出力(TTLインタフェース、カラー) コンポジットビデオ信号出力(輝度変調、モノクロ) 家庭用TVに接続可(家庭テレビ用カラーダプタ経由) |
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漢字ROM(オプション) | 文字構成 | 16×16ドット |
文字種類 | JIS第一水準漢字 2965字 非漢字 885字 |
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画面構成 | 40文字×10行 | |
キーボード | JIS標準配列準拠、本体一体型 ステップスカルプチャータイプ 10キー、コントロールキー、5ファンクションキー |
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拡張スロット | 1スロット内蔵(PC8001mkIIコンパチブル) | |
オーディオカセットインタフェース | 600ボー、FSK方式 | |
汎用入力インタフェース | ジョイステック等の接続可 | |
プリンタインタフェース | パラレル・インタフェース(セントロニクス社仕様準拠) | |
シリアルインタフェース | RS-232C規格に準拠 割り込み/ボーリング制御可、非同期 75/150/300/600/1200/2400/4800/9600ボー |
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ミニフロッピィディスクインタフェース | PC-80S31用インタフェース内蔵 | |
8インチフロッピィディスクインタフェース | オプション 本体内スロットに内蔵(N80SR、N80-BASICモードで使用) |
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オーディオ出力 | FM音源 3和音(各音ごとに49種類の音色指定可) SSG音源 3和音(GI社PSGコンパチブル) スピーカ内蔵、音量調整ボリューム付 LINE OUT端子付 |
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ライトペン | PC-8045K使用可 | |
カレンダ時計 | 月、日、時、分、秒 ニッカド電源でバックアップ |
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電源 | AC100V±10% 50/60Hz | |
温湿度条件 | 0〜35℃、20〜80%(但し、結露しないこと) | |
外形寸法 | 440(W)×295(D)×85(H)mm | |
重量 | 3kg | |
発売年 | 1985年 | |
本体標準価格 | 108,000円 |