00年 志賀高原の巻
1日目
今回の旅行は志賀高原方面です。 数日前から旅行の7つ道具を用意し始めるとランはすぐに「ピン!」と来たらしく「そわそわウロウロ」。 ママが「ランも行くの?」と聞くと。飛んできてチュ−の連発です。 メイはと言うと「お姉ちゃん何ではしゃいでいるの?」と言いたげな顔。 (マア無理もないかも) |
前の日の会話 「やっぱり無理してでも連れて行こうか」 「片道600kくらい有るし時間にして7時間はかかるよ」 「暑くなってきているし、メイには負担が大きすぎるよ」 「でも何とかして連れて行きたいね」 。 。 <数分間の沈黙> 。 。 「やっぱり今回は無理だ!」 そんな会話を知ってか知らずか最近メイはゲ−ジの中の おしっこマットをカジカジのバリバリ 部屋中にマットの綿が散乱している状態が続いています。 今回、メイは近くに住んでいる姪達のお家(KIMIママの実家)に預かってもらう事になりました。 姪達といっぱい遊んで、帰る頃には逞しくなっている事でしょう。 |
夜の11時頃KIMIママのおじいちゃんを向かえに行って、 さあ出発です。 昨日から降り続いていた雨が少し小降りになって来ています。 向こうでのお天気が心配。 前回の約束通り、今回もおじいちゃんが一緒です。 高速道路に入って、ランはいつもの指定席です。 (ママの膝の上) じっちゃんはすぐに高イビキ (そう、そう おばあちゃんの看病で疲れているからね、ゆっくり寝たらイイヨ) 平日の深夜だから、名神から中央道に入って、諏訪湖のあたりまで スイ−スイ− の予定だったのですが。 大津(琵琶湖の南側)を過ぎた頃から、なんか変!。 車が多くなって、スピ−ドが落ちてきている。 道路案内に「名神リフレッシュ工事に付き一車線通行」と有る。 「名古屋まで二時間以上」とも。 そんなバカな!「二時間以上って何だ!」 そうこうしているうちに一車線になって、とろとろ。 少し走って又トロトロ (旅行前にバタバタしてて、交通情報を全く調べていなかった、とほほほ) またまたトロトロ |
「何が高速道路じゃい、金返せ!」 (オホホ はしたない言葉でご免ね) そんな事を時々口走りながら、明け方近くにやっと中央道へ。 今度はさっきまでのとろとろが嘘みたいに、スイ−スイ−。 「これが高速道路と言うもんじゃい」 と、すぐにご機嫌になる、ラン父さんでした。 太陽がしっかり昇った頃に「駒ヶ根IC」着。 そうです、トロトロ走っている間に雨雲が先に行ってしまった様です。 ランのトイレは途中のパ−キングでしっかりすませ、 「父さん、まだ着かないの?」とでも言いたげな顔をしています。 今日の最初の予定地、軽井沢まであと150kmくらい。 やっぱり遠いワ。 じっちゃんは「もう少し寝る」と言って「グ−グ−」。 |
長野自動車道から上信越道を通って、お昼前に軽井沢に到着。 (実はオジンから「美智子様が軽井沢でテニスをされる」というのを聞いて、「一度、軽井沢とかを見てみたい」との申し出が有り、何も予定を決めていなかった父さんは「そのプラン、採用!」とばかりに来た次第です) 「観光客がウヨウヨ」状態を覚悟していたのですが。 人影がまばら、「この季節は少ないのかな?」 どちらかと言えば、雨上がりのひっそりとした軽井沢。 新緑が素晴らしくてとても良かった。 (ただ、KIMIママとオジンは少し物足りないらしく「なんだぁ〜、こんな所だったの?・・・ぼそ ボソ) 旧軽井沢と北軽井沢を車内観光 (少しは止まって写真も撮ったりしたんですよぅ) kimiママからクレ−ム (あんなの通り過ぎただけって言うの) 父さんの偏見と独断により、軽井沢を早い目に切り上げて、近くの「白糸の滝?」へ。 (超有名な滝とは別です、「いったい白糸の滝って日本に幾つ有るんだろう?」なんて事をつぶやきながら) ここで、ワンちゃん連れと遭遇。 もちろん 「あら、お宅もですか・・・・今日はどこにお泊まり?」 ・・と、しっかり立ち話。 |
次は、浅間山の「鬼押し出し」へ。 このころにはお天気もすっかり良くなって、暑いくらいです。 ランは「こんども歩くのだ」と言って興奮気味 入り口の人に聞いてみると「ワンもOK」 (良かったね、ラン) 中に入って少し歩くと売店が有り、屋外のテ−ブルで食事する事に。 メニュ−は(イワナの塩焼き)(まるごとじゃがバタ−) (温泉タマゴ)です。 ランもイスにお座りして一緒! 少し休憩して おじじに「どうする?上の方まで行ってみる?」と聞くと。 「せっかく来たんだから、行く」 (元気なおじじ、いつまでも元気でね) ランを先頭に巡回コ−スへ、 (ランは嬉しいらしく、シッポをピンと立てて歩いています) すれ違う人が「キャ−、カワイイ!」「あ!わんちゃんだ!」 と人気者です。 その中の一人が「あ!歩くと口が汚れる犬だ!」 (たしかに歩くと口の所が汚れるし、リ−ドを引っ張るから首が締まって、アヒルさんの様な声を出すけど・・・) 軽井沢では少し物足りなさそうにしていた、オジジも山の様に迫り上がった 溶岩を見て、満足げな顔、ランも大満足。 (めでたしメデタシ) 道の側に咲いているお花達に見とれながらブラブラと 結局は一週回ってしまっていました。 |
一路、白根山を目指して、浅間白根火山ル−トと万座ハイウェイを 北上します。 途中景色の良い所で休憩しながら気持ちの良いドライブです。 この時、父さんはキョロキョロと何かを探している様子。 そして、ボソっと「今年は見られないかなぁ」 一時間と少しで万座温泉へ、そして白根山に向かって道路はドンドン登っていきます。 かなり上の方まで登った時。 突然!父さんが「有った!」 そう、雪です。 道路の側に大きな雪の固まりが残っていたのです。 車を止めて、「雪だ!雪だ!」と大はしゃぎをしている。 カワイイものである。 しばらくして、不思議な事に気づいた。 こんなに雪が残っているのに誰も車を止めようとしないのだ。 おまけに通りすぎる車は 「こんな所で何してるの」とでも言いたげな顔で通り過ぎていく。 ????なんなのだ???? 「もう少しで峠の頂上だから」と思い、とにかく一番上まで行ってみることにした。 頂上付近まで行った所で、謎は解けた! |
今度は車も止まっている。 そして目の前には、雪で覆われた大地が。 その上では、スノ−ボ−ドを楽しんでいる人が。 あろうことか、雪の上で焼き肉パ−ティをしている。 。これには全員「あははは・・・」である。 (さっき「雪だ!雪だ!」と大はしゃぎしたのは何だったんだ) この場はとにかく笑ってごまかす事に。 少し行くと志賀高原スキ−場、まだ雪が有り、リフトも動いていて 上の方からスキ−ヤ−が滑り降りてきた。 (この頃には三人と一匹は「それがどうした。」) (余裕なのである) 太陽が大分傾いてきて、寒くなってきた。 少し遅くなったので急いで、本日のお宿である 「パディントンハウス」さんへ。 (実は4年ほど前にも、一度予約を入れた事が有ったのですが、ちょうど改装中との事で別のペンションに泊まった事が有りました。 今回KIMIママが「是非泊まってみたい」と申しますので、お宿はココに決定しました。) 場所は北志賀高原の少し手前の「よませスキ−場」の中に有ります。 「どんな所かなあ」ワクワクでも少し心配。 「じっちゃん気に入ってくれるかなあ」 「ア! 見えてきた!」 続く |