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>> フクシア12か月

4月

the fuchsia year - April

当地の4月

4月は努力が報われる月です。フクシアが本格的に開花し始めます。
フクシアが苦手とする暑さ寒さの心配をする必要もありません。根腐れとも無縁です。
気温の日較差が十分にあるこの月、フクシアは元気に成長します。

4月のフクシア

4月3日の Gartenmeister Bonstedt です。

下葉を落とさないように保つのが難しく、硫酸マグネシウムでMgを補給するなど工夫していますが、うまくいかないのが現状です。
2009年追記:暑さによるストレスが原因の1つと判断し、当地では下葉を保つのは無理との結論に達しました。トリフィラタイプの施肥については、「育て方」 - 「Triphylla Hybrids」 - 「トリフィラタイプの施肥」 をご覧ください。
4月15日の Machu Picchu です。

気温が上がると急速に枝を伸ばします。
整った樹形にややしづらいものの、暑さに強い点が心強い品種です。

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4月15日の Mini Rose です。

昨年春に苗を購入しました。
節間が短いので密な樹形にしやすい品種です。
 
4月20日の F. procumbens です。
3年ほど経ちますが、毎年植え替えて4.5号鉢を維持しています。

夏越しがしやすくてお勧めしたい原種です。
 

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挿し木、苗購入、その他

4月は我が家では挿し木の最終時期でもあります。
5月になると挿し木の適温を上回ってしまいます。
今年は4月18日に挿し木をしました。
写真は挿し木直後です。プラスチックケースのふたを閉じて密閉差しにします。

用土は、山野草用土にピートモスを混ぜたものです。
今年は久々に、西宮市とサントリーが共同開発した 「エンジェルス・イヤリング・シリーズ」 を買ってみました。

耐暑性が十分にあるかテストしてみようと思います。
4月21日、ポッティングベンチからエアキャップを外しました。
取り外したエアキャップは洗って保管しておきます。

この日の最高気温は約24℃です。
このぐらいで収まってくれて、夏が来なければ嬉しいのだけれど (笑)。

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ポイント:
  • 当地ではフクシアがもっともよく成長する月であり、水切れを起こしやすいので注意する。
  • 開花中の株には、水やりのたびに規定の1/4に薄めた液肥を与える (我が家では毎日になる)。ただし1週間に1日は、水だけを与えて肥料分の蓄積を防いでください。
用語:
  • 硫酸マグネシウム: MgSO4・ 7H2O (別名エプソム塩) の形で販売。薬局で購入できる。
    マグネシウムは葉緑素の形成に必要な元素です。上方に移動するので、不足した場合は下葉からその兆候が現れます(黄変)。
  • エンジェルス・イヤリング: 西宮市とサントリーが共同開発した一連のフクシア。
    EUではSunangels、USA・カナダでは Angel Earrings の名で登録されています。
    個々の品種名もEU、USA・カナダ、日本で異なります。
(2007年4月22日)

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Month
About this page:
フクシア12か月では2006年12月〜2007年11月を例に、拙バルコニーでの年間作業を紹介しています。
2007年4月の平均気温:
日最高:18.8℃
日最低:8.7℃
(最寄のアメダスのデータより)
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