1月
the fuchsia year - January
当地の1月
1月になれば冬らしくなるだろうと思っていましたがそうでもありません。
アメダスによると、1日の最低気温は-0.4〜6.2℃、最高気温は8.4〜12.6℃です (1/29現在)。
最高気温の実測値は晴天ならアメダスの値よりも4℃程度高くなります。曇天ならアメダスと同程度です。最低気温についても、アメダスより3℃程度高くなります。
とはいえ油断は禁物。用土の凍結を避けるため、いつでも室内に取り込めるよう準備をしておかねばいけません。
一般に西日本太平洋側の冬は晴天が多く、冬の日照量が多いのはありがたいことです。
1月の第3週に週間予報を世界の都市と比較してみたら、ジュネーブやアトランタと同程度の気温でした。ええっ、ジュネーブってこんなに暖かいの?! ヨーロッパは記録的暖冬のもようです。
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1月のフクシア
エアキャップとべたがけシートで防寒したフクシアです。
Machu Picchu (中央) のべたがけシートは、暖かな日には外します。
12月下旬に植え替えた Billy Green です。20日ほどたっています。
剪定位置より下の方からも新芽が出ています。
上の写真のいちばん右の鉢が全体像です。
小苗を収容したポッティングベンチの前にはカバーを取り付けています。
夜間はカバーを降ろして、大型の洗濯ばさみで止めておきます。
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Vincent van Gogh のハンギングポットもエアキャップとべたがけシートで保護しています。
天候が穏やかな日はべたがけシートを開き、成長に応じてピンチをします。
Wassernymph は盛んに蕾を上げてきます。
樹形が不細工なので剪定した方が良いのですが、冬場の数少ない彩りとしてそのまま咲かせています。
Wassernymph はながらく育てている品種です。長日処理はしていません。
1月になっても蕾を上げてくるのは、もしかすると、中性とまでは言えないが比較的日長が短くても花芽分化する品種かもしれません (= 限界暗期がマゲラニカ・タイプとしてはやや長い)。そして、気温の低下とともに花芽発達の速度が低下するので開花が1月までずれ込むのかもしれません
(素人考えです)。
いずれにしても、この時期に咲くのは嬉しいことです。
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ポイント:
- 気温の日較差が大きくなり過ぎてはいけない。
天候・気温に応じて収容スペースのカバーを開閉する。
- 用土を凍らせない。凍らせると春の開花が遅れるので、少しでも早く咲かせたい当地で凍らせるのは禁物です。
- 冷水をやらない。給湯器などを利用して水温を調整します。
用語:
- 長日処理: 人工照明を当てることで植物をだまくらかし、夜が短いと思いこませて開花のタイミングを人為的に制御すること。
- 花芽分化: 花になる組織ができること。できた時点で肉眼で見えるわけではありません。
- 限界暗期: 長日直物の場合、これ以上長くなると花芽ができないぎりぎりの夜 (暗期) の長さ。
(2007年1月29日)
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