「四十にして惑わず、五十にして天命を知る」。孔子は、40歳であれこれ迷わないようになり、50歳には天命を知ったとのこと。この私はと言えば、四十代こそ概して「不惑」であったものの、六十代はうって変わって「多惑」の日々となっています。いまだ天命すら霧中にかすんでいる有り様ですが、迷いながらも研究・教育に何らかの形でタッチし続けたいという気持ちではいます。いちおう完結としたものの、今後また迷いが深くなって、続編を綴るようになるかもしれません。いや、多分…
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【目次】
はじめに (2009年5月筆)
孔子のメッセージ
「四十不惑」から「六十多惑」へ
T.ホームページの開設 (2007年7月筆)
退職直後:喧騒の2ヵ月
閉ざされた日常とホームページ作り
U.「趣味の学習」を超えて (2008年1月筆)
サブプライム問題と「趣味の学習」
宗旨替え
V.退職2年目の出来事 (2009年2月筆)
連載の開始と中断の事情
授業準備のリハビリ効果
「巡航速度」が上った気分に
W.3年目も平穏ならず (2009年11月筆)
心地良いスローライフ
飛行機手形に「喝!」
旧友たちの「第二の人生」に触発されて
X.2010年:楽観、暗転、そして…(2010年12月上旬)
研究の醍醐味への思い
病魔来たりて
書く欲求が湧く
Y.多惑の果てに (2010年12月筆)初心に返るべし
変化の自覚
書斎の灯:TOP ごあいさつ 経済学者としての私 最近の公表論文など たそがれの心象風景
快気、そして古稀 六十多惑 胃癌に出会うの記 鴨川の河畔にありて 京都大学の思い出
プチ経済談義 折々の独り言 虚々実々の消費税