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再現!霧の森大福?!抹茶生クリーム大福を作ってみよう♪ | 登録日2011/06/06 |
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まず、霧の森大福とは何ぞや?という方はこちらをご覧ください。 → Wikipedia [霧の森大福」 「入手困難!」とか「幻の!」とか言われると、どんな味なのかますます気になるのが人情というもの。 けれど、ネットの抽選販売は高倍率、確実だといわれる現地購入も実際に四国まで行くのは難しい・・・。 「どうしても食べてみたい!!!けど抽選になかなか当たらない!!!」というそこのあなた。 自分で作ってみる、という手がありますよ。 霧の森大福は「無農薬栽培された新宮わきの茶のかぶせ抹茶を贅沢に使用して作られた抹茶生クリーム大福」で、まったく同じものを家で作ることはできません。 でも、「市販の抹茶を使用した抹茶生クリーム大福」なら出来ます。 しかも、霧の森大福は必ず冷凍工程を経ていますが、自分で作れば作り立てほやほや「生」の香り高い抹茶生クリーム大福が気軽にいただけちゃうのです。 もちろん、冷凍保存も可能♪ 前もって作り置きしておけばお茶菓子に手土産にと、なにかと便利に使えます。 可能な限り・・・っぽい味を目指して・・・!!今回は抹茶生クリーム大福を試行錯誤してみました。 |
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幻の「霧の森大福」を手に入れろ!! | 霧の森大福への熱き想いを語る | |
◎◎◎ いざ!抹茶生クリーム大福を作ってみよう♪ ◎◎◎ |
大福生地を作り包餡する | 約12個分 | ||||
材料 | 我が家で使用している材料詳細 | ||||
白玉粉 | 40g | 今回使用したのはこちらの商品 | |||
水 | 40g | 我が家の水道水 | |||
もち粉 | 60g | 今回使用したのはこちらの商品 | |||
◎ | グラニュー糖 | 50g | スプーン印のグラニュー糖 | ||
◎ | トレハロース | 10g | 今回使用したのはこちらの商品 | ||
◎ | 塩 | 小さじ1/4 | 今回使用したのはこちらの商品 | ||
◎ | 水 | 140g | 我が家の水道水 | ||
イタリアンメレンゲ | 21g | 作り方はこちら | |||
抹茶 | 6g | 今回使用したのはこちらの商品 | |||
こめ油 | 小さじ1/2 | 任意で使用/今回使用したのはこちらの商品・サラダ油で代用可 | |||
餡 | 12個分 | こし餡18gと生クリーム4gで中餡を作る/作り方はこちら | |||
片栗粉 | 適量 | 今回使用したのはこちらの商品 |
1.まずは下準備から | |||
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大福生地の材料 作り始めたらスピードが命です 今回は特に 事前に全ての材料を用意するようにしましょう |
生地の作成には レンジにかけられるボールが必要です ガラス製でもよいですが 私のオススメは マトファーのポリエチレン製ボウル |
生地の練り上げには スパチュラか木べらを使用します コシのある生地なので 硬い方が練りやすいです 左からシリコンプロクリーナー マトファー・耐熱スパトラ マトファー・木べら シリコンスパチュラ |
今回使用したハケは3種類 左からマトファー 豚毛ブラシ(粉掃い用) 特上パン刷毛 匠技(粉掃い用) ENDO 極 刷毛(水洗い用) 用途によって使い分けました |
今回は特に加熱を始めたらスピードが命になりますので、材料や器具は全てそろえてから作業に取り掛かります。 生地を混ぜるボールですが、加熱に電子レンジを使いますので、レンジ使用が可能なものを用意します。 (電子レンジ加熱の際にはステンレスなどの金属製のものは不可) レンジ使用可能な耐熱ガラス製のものでも大丈夫ですが、ガラス製はボール自体が熱くなるため、耐熱プラスチックなどの樹脂製の方が使いやすいと思います。 私のオススメはマトファーのポリエチレン製ボウル♪ ぱっと見、安っぽいんですが、まとまったご飯の温めやレンジによる野菜の下茹でなど、人気のシリコン調理器と同じくらい幅広く便利に使えて重宝しています。 餅を練っていくヘラは、力を入れて捏ね上げますのでそれに耐えうるものがよいと思います。 家庭にある木べらやしゃもじなどが利用できると思いますが、その場合、柄が長めのもののほうが使いやすいと思います。 私が使ってみて一番役に立っているのはシリコンプロクリーナーです。 普段は硬くてコシがありすぎるのでクリーナーとしては使用していませんが、大福作りにはこれ以上の道具はない、ってくらい役に立っています。 ヘッドの部分が変にでこぼこしていないのも◎。 ヘッドに付いた生地をこそげ落とすのも簡単です。 しかし、よくあるシリコンベラ(上の写真の右端のも)やゴムベラは、ヘッド部分がやわらかいものが多く、今回の作業には向きません。 作業の各所で使用する刷毛ですが、今回は3種類を使い分けました。 一般のご家庭にはあっても1本かもしれませんが、できれば2本はあったほうが作業がはかどりますし、きれいに出来ます。 粉を掃えるようなコシのある刷毛と水で粉を洗い流す際のやわらかめの刷毛、この2種類があれば完璧です。 また、写真には写っていませんが、こしあんや餅生地を扱うにあたり、「お手ふき」は必須です。 清潔な濡れ布巾を用意してから作業に取り掛かりましょう。 |
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2.シロップを作ります | |||||
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上の材料写真では 材料を分けて計量していましたが グラニュー糖・トレハロース・塩・水は すぐに混ぜて火にかけるので 鍋に入れつつ計量する方が速いですね |
小鍋に◎の材料を入れ 弱火にかけます しっかり混ぜて煮溶かさないと 沸騰していても 砂糖が溶け残ることがあります |
軽く沸騰させたら 火を止めて出来上がり |
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小鍋に◎の材料(グラニュー糖・トレハロース・塩・水)を入れ、弱火にかけます。 これはトレハロースや塩など使用量の少ない材料を生地に均一に混ぜ込むためです。 軽く沸騰するまで火にかけますが、あまり水分を蒸発させないよう、沸騰させすぎないように注意しつつ、砂糖などの溶け残りが無いようにしっかり混ぜて煮溶かします。 砂糖が溶けたことを確認し、全体が大きく泡立ったらすぐに火を止め、荒熱を取ります。 グラニュー糖のみで生地を作る場合にはこの作業は省略し、作業4で粉類を合わせる際にグラニュー糖も一緒に練りこみます。 |
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3.抹茶ペーストを作っておきます | |||
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抹茶パウダーにシロップ大さじ2を加えます |
ヘラでとりあえずまぜたところ このままではまだダマがあります |
なるべく目の細かい茶漉しで 漉しておきます |
抹茶ペーストが完成 |
分量全ての抹茶6g(小さじ2杯くらい)と、作業2で出来上がったシロップ大さじ2を混ぜて抹茶ペーストを作ります。 緑色が鮮やかなお抹茶ですが、実は熱に非常に弱く、抹茶を混ぜた後にレンジにかけると茶色がかった褪せた緑色に変わってしまいます。 そこで加熱終了後の生地に抹茶ペーストを加え、きれいな抹茶色の大福になるように工夫してみました。 抹茶は非常にダマになりやすいので、混ぜた後は目の細かい茶漉しで漉して滑らかなペースト状にしておきます。 ヘラで混ぜただけで滑らかにするのは大変ですが、かなりダマダマな状態でも一度茶漉しを通せば簡単にペーストにすることが出来ます。 |
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4.生地を作っていきます | |||||
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分量の白玉粉に同量の水を加えます |
白玉粉の質にもよりますが 大体同量の水で程よいペースト状になり 楽にダマをつぶせるようになります 初めのうちはぱさぱさしていて 少し水分が足りない感じに見えますが・・・ |
次第にしっとりとしたツヤのある まとまった生地になります 白玉粉はダマが多いので ヘラで押さえつけるようにすり混ぜつつ しっかりと練り ダマを無くしておきます |
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別のボールにはもち粉を用意し 荒熱の取れたシロップを少しずつ加えていきます |
少しずつ加えては・・・ |
練りこんでいきます |
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シロップを全て加えました 初めはちょっとかたまりが出来たりして ダマになりそうな感じですが 混ぜていくうち しだいにシロップとなじんできます |
シロップと混ぜたもち粉を 今度は白玉粉のボールに入れて 全てを混ぜ合わせます |
耐熱ボールにこめ油小さじ1/2を入れ ヘラで全体に塗りこむようになじませ 出来上がった生地を移し変えます |
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まずは分量の白玉粉に同量の水を加えます。 白玉粉の品質にもよりますが、大体同量程度の水分で程よいペースト状になるはずです。 ここでしっかりと練ってダマや小さなツブを潰しておきましょう。 別のボールにもち粉を用意し、作業2で作ったシロップを少しずつ加えていきます。 なるべくダマにならないように混ぜていきますが、途中で塊が出来てしまっても練っていくうちにきれいになじんでくるはずです。 シロップの全量を加え、大きなダマが無い状態までもち粉と合わせたら、その全てを白玉粉のボールに移し混ぜ合わせます。 全体がムラなく混ざったら生地の出来上がり、混ぜ終わった生地はしゃばしゃばで、クレープ生地に近い感じのゆるさです。 白玉粉の時点で丁寧に練ったつもりでも意外にダマが残っていたりしますが、この後に加熱や練りを繰り返すうちにある程度は消えていくのであまり神経質になる必要はないと思います。 この作業は加熱に使うボールで行うことも可能ですが、オススメはここまでの作業を別のボールで行い、加熱直前に油を塗った耐熱プラスチックの容器に移し変えるという方法です。(詳細については大福作りを思考するの「こめ油はなぜ必要?」をご覧ください) ボールの周りに余分な生地が付いた場合はスパチュラで丁寧にぬぐい、その後電子レンジにかけます。 ここでボールの周りにはみ出した生地がついていると、そこだけ集中して加熱され、餅生地にムラが出来るモトになるので注意してください。 |
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さて、この後加熱に入りますが、加熱が始まると時間的にはあまり余裕がなくなります。 電子レンジにかける前に以下の点について準備が出来ているか確認した上でレンジのスイッチを入れましょう。
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5.生地を加熱していきます(電子レンジ1回目) | |||||
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まずは600wで1分30秒 加熱します うちではラップ等はかけていませんが 機種によっては必要な場合もあると思います |
加熱が終わった直後 色が変わっているところは すっかり餅になっている部分です |
全体をしっかり練り合わせて ムラやダマを無くしていきます 餅をボールから取り出すようにして持ち上げ 生地を回転させつつ・・・ |
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ボールの底にこすり付けるように 力を入れて練っていきます |
スパチュラについた生地も しっかり取っておきましょう |
全体が均一になりました 再び加熱です |
出来上がった生地を電子レンジ600wで1分30秒加熱します。(500wでは2分弱) 我が家の電子レンジは基本的にラップ不要の機種なので今回もラップは無しで加熱していますが、ラップするかしないかはご家庭のレンジに合わせてください。 加熱具合もレンジの機種によって違いがあるようですが、大福生地作りでよく言われるのは餅生地が少し膨らんできたら取り出して混ぜるタイミングだということです。 ただ、うちの機種もそうですが、中がよく見えない場合もあるので目安として時間を参考にしてみてください。 1回目の加熱の具合は生地の1/4くらいが透き通った餅生地になっている程度です。 加熱後は速やかに取り出し、スパチュラで練り上げていきます。 結構力の要る作業ですががんばりましょう。 透き通った餅になっている部分と水っぽい(粉っぽい?)部分をしっかり練り合わせて、全体がムラのない状態にしていきます。 あまり時間をかけて丁寧にやりすぎると餅生地が冷えてしまうので、手早く行ってください。 私が計ってみたところ、大体どの工程でも2分以内の練りであれば問題なく次の作業に進めます。 練り方についての詳しい写真をこちらに用意してみましたので、興味のある方は是非どうぞ♪ 均一に練りあがったら、先ほどと同じように周りの生地をぬぐい、再び加熱します。 |
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6.再び加熱し、イタリアンメレンゲを加えます(電子レンジ2回目) | |||||
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もう一度1分30秒加熱 |
先ほどよりもわかりにくいですが 少し黄色っぽい部分が 加熱されて餅になった部分です |
取り出した生地に イタリアンメレンゲを加えます |
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生地を均一に捏ね上げつつ イタリアンメレンゲを練りこんでいきます |
初めは生地がつるつる逃げて やりにくいですが だんだんなじんできます |
底に押し付けつつダマをつぶして 練り上げていきます |
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2回目も1回目と同様、600wで1分30秒加熱します。 加熱後、生地を取り出しイタリアンメレンゲを加えます。 初めのうちは生地が逃げて混ぜにくいですが、程無くひとかたまりになってくるはずです。 メレンゲを加えて後は更に粘り気が増し、練るのにも力を使います。 全体がムラなく混ざったら最後にもう一度レンジにかけます。 |
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7.もう一度加熱し、抹茶ペーストを加えます(電子レンジ3回目) | |||||
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最後に600w1分 電子レンジにかけます |
加熱直後 全体が膨張して 蒸しパンのようになっています |
ここに作業3で作った 抹茶ペーストを加えていきます |
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この後は加熱をしないので 生地が冷えないうちに しっかり合わせる必要があります |
生地をそこからすくい上げつつ ねじりながら練りこんでいきます |
生地の色が均一になったら 練りあがりです |
最後の加熱は電子レンジ600wで1分(500wの場合は1分15秒程度)。 加熱終了直後の生地は蒸しパンのようにふかふかです。 プレーンな大福生地の場合はこの後軽く練り上げて出来上がりですが、今回はここに抹茶ペーストを練りこんでいきます。 作業3で用意したペーストを餅生地に一度に加え、すぐに混ぜ合わせていきます。 練り上げる要領はこれまでと同様ですが、この後は加熱をしないので、生地が冷えないうちに手早く混ぜ合わせる必要があります。 全体がムラなく抹茶色になったら出来上がりです。 なかなか生地が均一に混ざらず餅がすっかり冷めてしまった場合は、もう一度レンジにかけて温めなおすことも出来ると思いますが、抹茶は熱に弱く変色しやすいので加熱のしすぎには要注意です。 |
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8.餅切り作業の下準備 | |||||
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バットを2枚用意し それぞれに熱湯を注ぎます その上に餅を取るトレイ 切った餅を一時保管するフタ付き容器を置き 保温しておきます ※注!コンロの上においてありますが 火をつけるわけではありません!! |
餅取り用のトレイの上には クッキングペーパーなどの紙を置き その上に片栗粉を敷いておきます フタ付き容器にも同様に 片栗粉を敷いておきます |
この他に 刷毛、キッチンスケールなどを用意して 準備万端です |
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大福生地が出来上がるまでに、出来た餅を処理する道具をセットしておきます。 今回は一人で一度に10個以上の餅を包むという前提で、多少時間がかかっても最後まできれいに包餡できる餅の状態をキープするための工夫をしてみました。 餅生地が包餡出来難くなる条件は、餅生地の温度低下と乾燥です。 ですのでなるべく生地を冷やさないように、餅を扱うトレイや容器を湯煎して温めておきます。 餅生地を取り上げるトレイの上にはクッキングペーパーを置き、粉ふるいで片栗粉をふってあります。 このクッキングペーパーは手前から奥に向かって谷折りで折り目をつけてあります。(理由は作業9に関係します) また、取り分けた餅生地が乾燥しないように、その一時保管にはフタ付き容器を用意しました。 こちらにも粉ふるいで片栗粉を厚めにふっておき、フタをして中を保温しておきます。 (夏季は湯煎等の必要はなく、そのままでも十分余裕をもって包餡できました。ただ、容器のフタは乾燥防止になるのでしておいた方がきれいな餅肌になります。) もう少し詳しい準備の仕方とその理由についてはこちらに写真を用意してみましたので、興味のある方は是非どうぞ♪ 重ねて言いますが、この作業は大福生地が出来上がる前には済ませておいて下さい。 |
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9.餅を取り出します | |||||
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出来上がった餅生地を 用意しておいたオーブンペーパーの上に 取り出します |
なるべく小さなひとかたまりになるように 同じ場所に生地を落としていきます |
スケッパーなどでぬぐった生地は 塊の真ん中に置くようにします |
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生地の側面にあたる部分に片栗粉をまぶしつけ クッキングペーパーに くっつかないようにしておきます |
赤い点線のところを谷にして 半分に織り込みますので 余計な片栗粉は 谷の部分に集めておきます |
中の餅生地の様子を伺いつつ 二つに折りたたみます できればこのとき 生地の中に片栗粉を巻き込まない方が 出来上がりがきれいになります |
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中の餅の様子を伺いつつ 半分に折り込んで 厚みのある塊を作り それを横に倒します |
横に倒すとこんな感じ |
クッキングペーパーを開くと 餅生地が半分に折りたたまれ 周りに片栗粉がまぶされた状態になっています 刷毛で片栗粉を軽く払い 次の作業に進みます |
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片栗粉をふったクッキングペーパーの上に練りあがった抹茶生地を取り出します。 このときなるべく小さなひとかたまりになるように、同じ場所に流し込むように、生地を落とします。 ボールに付いた生地やスケッパーなどでぬぐった生地の小さな塊は生地の真ん中あたりに乗せるように置いていきます。 大福生地はとても柔らかくべたーっと広がりやすいのですが、なるべくこじんまりとした塊として扱ったほうがこの後、分量ごとに生地を取り分ける際にきれいなお餅を作ることが出来ます。 次に取り出した餅生地を半分に折って塊の高さを増やします。 本当は指で餅生地の端を引っ掛けるように持って、両手で半分に折り込むのですが、やわらかい生地ではこれが非常に難しい作業になります。 そこで考えたのが、クッキングペーパーで折り込んじゃおうという方法です。これなら失敗知らず♪ 作業手順は上の写真のとおりですが、気をつけるべき点は、半分に折るときに片栗粉を折りこまないように注意するところです。 今回のような有色の生地に片栗粉の白い塊が入り込むとかなり目立ちます。 味にはさほど影響ありませんが、見た目がとても悪くなるので気をつけるに越したことはありません。 (といっても、最後に抹茶パウダーをまぶすので、結局は見えなくなるんですが、まあ、一応) 二つに折り込んだ生地を横に倒すと、塊の厚みが増し、全体に片栗粉がまぶされた状態になります。 |
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10.生地を分量に切り分けます | |||||
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親指と人差し指で輪っかを作り 生地のきれいな面を狙って 餅の塊を搾り出します |
そのまま輪っかを縮めて 餅をちぎり取ってもいいですし・・・ |
ちぎり取るときに結構手にひっつくので それを避けるには スケッパーで切り取るほうが きれいに出来る場合もあります |
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上記の方法で上手くできそうにないときには はなっから スケッパーで切り取るという手もあります ただ、このやり方だと生地がつぶれるので 大福を包むときには 若干苦労します |
今回は11個生地が取れました ただ、最後の1個は 大福の生地には ちょっとキビシイ塊になりがちです |
容器はキッチンスケールの上に置いておき 一つ一つの生地の重さを 25gくらいを目安に計り取っています 生地が乾燥しないように すぐにフタをして次の作業にかかります |
今回は総重量50g、ひとくちよりひとまわり大き目サイズを目指して餅生地は25gを目安に切り分けていきます。 切り取り方は色々あると思いますが、一番きれいな塊を取れるのは餅をねじ切る方法です。 親指と人差し指で輪っかを作り、餅生地のきれいな面を狙って指を当て、そこから餅の塊を搾り出すように適量つかんで、指を締め上げねじ切ります。 ただ、このとき結構手に餅生地がくっついてきますので、ある程度締め上げた時点でスケッパーで切り取る方法もあります。 また、上手く餅生地を扱えないときには、最初からスケッパーで切り取るという方法もあります。 ただし、このやり方ですと餅生地がつぶれがちで、切り取った塊はいびつになることが多く、包餡の際に若干苦労します。 切り取った餅の塊はまん丸に近い方がきれいな大福を作りやすいので、この方法は簡単ですがオススメはできません。 餅の重量ですが、慣れればだいたいいつも同じくらいの重量で切り分けられるようになると思います。 同じ大きさにこだわる場合には少し大きめに切り取ってから、スケッパーで越えた重量分を切り取る方法がオススメです。 足りない場合には生地の内側(餡側)に付け足した生地片を巻き込むことが可能ですが、あまりいじりすぎると生地も冷めますし、きれいに包餡出来なくなることもあるので、初めのうちはあまり神経質に重量にこだわらない方がいいと思います。 餅生地は少なすぎると包餡出来なくなるので要注意ですが、25g〜35gくらいまでなら見た目に許容範囲の大きさに仕上がります。 良い状態の餅生地を得るためには作業7の最後のレンジ加熱からこの餅切り作業までを手早く行ってください。 この時点で餅の温度が下がっていなければ、後の包餡は時間をかけて丁寧に行うことが出来ます。 |
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11.包餡していきます | |||||
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餡の生クリームは結構溶けやすいです 出来れば2・3個ずつ 冷凍庫から取り出しつつ 作業を進めたほうがやりやすいです |
餅を手に取り 親指と人差し指で端のほうをつまみ 押し広げながらおわん型を作ります |
どちらか餅の表面がきれいな方を外側にして 内側に餡を乗せます |
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餡の周りに餅をかぶせ 足りない部分は餅の外側を押し伸ばします 餅の表面を指の腹で押さえて 滑らすよう動かすと餅生地は簡単に伸びます |
穴が小さくなってきたら 餅同士をつまんで閉じていきます |
できました! 多少大小がありますが・・・ まあ、許容範囲です |
餅生地を分量に切り取ったら、次は包餡です。 餅が包みにくくなるのは生地の温度低下と乾燥が原因です。 餅生地をフタ付きのタッパーに保存し、容器ごと保温してある状態であれば、割と長い間、包餡のしやすい良い状態が保てるので、ここまできたらそんなに急ぐ必要はありません。 あせらず丁寧に包んでいきましょう。 包み方にも色々ありますが、一例が上の写真です。 この包み方についての詳細やその他の方法についてはこちらに写真を用意してみましたので、興味のある方は是非どうぞ♪ また、以下のサイトでは動画で餅生地の取り分けや包餡作業を確認できますのでとても参考になります。 → ひろこ先生のスイーツレシピ いちご大福と豆大福のレシピ 出来立ての生地はやわらかいので包み終えたら一度冷蔵庫に入れて1時間程度休ませます。 冷凍保存をするなら、休ませた後に仕上げをする前の状態で冷凍庫に移動するとよいと思います。 抹茶パウダーをまぶしてから冷凍する方法もありますが、保存中に抹茶の風味が飛んでしまう可能性があるのでもったいないと思います。 今回のレシピでは大福生地を12個分程度取ることができますが、慣れないうちは全てを大福に仕立てるより、8個程度きれいなものを作る気分で取り組む方がやりやすいと思います。 作業10で取り分けた生地から、大きめなもの、見た目のきれいそうなものから包んでいくのもポイントです。 残った生地は求肥として十分おいしくいただけますし、生地を水でぬらしてラップにはさみ、うすーく伸ばして冷凍しておくと、雪見大福の外側の餅生地みたいな求肥クレープを作ることも可能です。 残り生地の活用についてはこちらでもすこしずつご紹介しています。 |
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12.抹茶パウダーで仕上げをしていきます | |||||
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出来上がった大福の片栗粉を 出来るだけ払い落とします |
水でぬらした刷毛で 大福の周りの片栗粉を 洗い落としていきます |
底の方の片栗粉まで取ってしまうと トレイにくっついてしまうので そこは要注意です |
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大福の周りの片栗粉をぬぐったら 1〜2分放置します |
ボールなどに抹茶を入れておきます 手でそっと大福を持ち上げ 抹茶の上を転がしながら まぶしていきます |
とりあえず抹茶をまぶしたところ |
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この状態では抹茶が付き過ぎているので 一度やわらかい刷毛で周りを払います |
全てに抹茶をまぶし終えました |
仕上げに 抹茶パウダーをふりかけていきます 茶漉しなどを使って フンワリとかけていくのがミソ! |
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大福に仕上げをしていきます。 包餡後の大福の周りには片栗粉がたっぷりついているので、まずはそれを多少コシのある刷毛で払っていきます。 次に水にぬらしたやわらかい刷毛で粉をぬぐいます。 このとき大福の底の部分に水分が付かないように注意してください。 底がぬれると餅生地が粘ついて、トレイから外れなくなったりします。 時々刷毛を水洗いしつつ、全ての大福の粉を洗い落としたら、そのまま1〜2分休ませて少し乾かします。 ボウルなどに適量の抹茶パウダーを用意し、そこへ大福を入れて周りにパウダーをまぶします。 大福を転がすように軽く押し付けてパウダーを付けますが、案外やわらかいので優しく扱ってください。 ここからは個人の好みの問題ですが、抹茶パウダーは黄な粉のおはぎみたいにどっさりこびり付いているよりは、フンワリとパウダーでかかっている方が見た目もよいですし、食べた感触ももっさりしていなくてよいと思います。 抹茶パウダーをまぶし終えた時点では、結構な量のパウダーが付いてしまっているので、私はこれを一度やわらかい刷毛で払い落とし、その後茶漉しを通して改めて抹茶パウダーを振り掛けました。 これについてはお好みでどのようにもアレンジ可能だと思います。 |
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13.完成〜♪ | ||
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出来上がりました! 新鮮なお抹茶を振りかけていただく大福は、とーっても贅沢なお味です♪ 老若男女、ほぼ全てをターゲットに収められる非常に便利なレシピですので、是非トライしてみてください!! ちなみに、日持ちの目安は作ったその日も含め冷蔵庫で3日間です。 それ以降は徐々に餅が固くなり食感が悪くなります。 冷凍での保存期間は1ヶ月くらいが目安だとおもいます。 |
できました!! 見た目はかなり霧の森大福に近いです 味についてはいわずもがな 自分好みにアレンジしてますから♪ |
見てください!この柔らかさ♪ プニプニ感がたまりません |
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作業手順を箇条書きにすると以下のとおりになります。
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長々と作業の指示があって大変そうに見えるかもしれませんが、下準備が整っていれば、生地を練り始めてから包み終えるまでの作業時間は1時間程度です。 作り方は、慣れればとても簡単で、とっても重宝するレシピですので是非作ってみてください!! このレシピはクックパッドにも投稿しています。 レシピの印刷にはこちら↓が便利です。 ![]() |
ポイント&雑感
この他の大福作りレシピ | |||
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基本の求肥で生クリーム大福 | ||
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絶品!!いちご大福♪ | ||
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抹茶生クリーム大福 | ||
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コーヒー求肥でキャラメルマキアート風生クリーム大福 | ||
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ココア求肥でチョコ生クリーム大福 | ||
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「大福作り」を思考する | ||
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餡子作りを極める | ||
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大福作りに便利な道具 | ||
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生クリーム大福作りの詳細な手順 | ||
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