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基本の求肥で生クリーム大福♪を作ってみよう♪ | 記事登録日:2011/09/23 |
最終更新日:2012/02/10 | |
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まずはプレーンな基本の求肥! トレハロースを使ったり、イタリアンメレンゲを作るなど、一般のレシピに比べ面倒でとっつきにくい部分もあるかとは思います。 が、手をかける価値アリ!なレシピです。 味も保証付き。 基本の求肥をマスターすれば、アレンジは無限大! 普通の大福はもちろん、いちご大福だって簡単にできちゃいます♪ ふんわり、もっちもちなシアワセ食感♪を是非! |
◎◎◎ 基本の求肥で生クリーム大福 ◎◎◎ |
基本の求肥 | 30gの餅生地約9個分 | ||||
材料 | 我が家で使用している材料詳細 | ||||
白玉粉 | 40g | 今回使用したのはこちらの商品 | |||
水 | 40g | 我が家の水道水 | |||
もち粉 | 60g | 今回使用したのはこちらの商品 | |||
◎ | グラニュー糖 | 50g | スプーン印のグラニュー糖 | ||
◎ | トレハロース | 10g | 今回使用したのはこちらの商品 | ||
◎ | 塩 | 小さじ1/4 | 今回使用したのはこちらの商品 | ||
◎ | 水 | 120g | 我が家の水道水 | ||
イタリアンメレンゲ | 21g | 作り方はこちら | |||
こめ油 | 小さじ1/2 | 任意で使用/今回使用したのはこちらの商品・サラダ油で代用可 | |||
餡 | 9個分 | こし餡18gと生クリーム4gで中餡を作る/作り方はこちら | |||
片栗粉 | 適量 | 今回使用したのはこちらの商品 |
1.まずは下準備から | ||
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大福作りは加熱を始めたらスピードが命になりますので、材料や器具は全てそろえてから作業に取り掛かります。 左写真には写っていませんが、こしあんや餅生地を扱うにあたり、「お手ふき」は必須です。 清潔な濡れ布巾を用意してから作業に取り掛かりましょう。 |
大福生地の材料 作り始めたらスピードが命です 大福作りでは特に 事前に全ての材料を用意するようにしましょう |
大福作りに使用する主な道具 道具についての詳しい解説は 目指せ!プロ級の仕上がり?! 大福作りに便利な道具 を参照してください |
2.シロップを作ります | ||||
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小鍋に◎の材料(グラニュー糖・トレハロース・塩・水)を入れ、弱火にかけます。
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上の材料写真では 材料を分けて計量していましたが グラニュー糖・トレハロース・塩・水は すぐに混ぜて火にかけるので 鍋に入れつつ計量する方が速いです |
小鍋に◎の材料を入れ 弱火にかけます しっかり混ぜて煮溶かさないと 沸騰していても 砂糖が溶け残ることがあります |
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軽く沸騰させたら 火を止めて出来上がり |
氷水につけて冷ませば すぐに次の作業に進めますね |
3.生地を作っていきます | |||||
まずは分量の白玉粉に同量の水を加えます。
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分量の白玉粉に同量の水を加えます |
白玉粉の質にもよりますが 大体同量の水で程よいペースト状になり 楽にダマをつぶせるようになります 初めのうちはぱさぱさしていて 少し水分が足りない感じに見えますが・・・ |
次第にしっとりとしたツヤのある まとまった生地になります 白玉粉はダマが多いので ヘラで押さえつけるようにすり混ぜつつ しっかりと練り ダマを無くしておきます |
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別のボールにはもち粉を用意し 荒熱の取れたシロップを 大さじ2ずつくらい 少しずつ加えていきます |
少しずつ加えては 練りこんでいきます |
シロップにもち粉を溶かすような感じです |
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シロップを全て加えました 初めはちょっとかたまりが出来たりして ダマになりそうな感じですが 混ぜていくうち しだいにシロップとなじんできます |
シロップと混ぜたもち粉を 今度は白玉粉のボールに入れて 全てを混ぜ合わせます |
耐熱ボールにこめ油小さじ1/2を入れ ヘラで全体に塗りこむようになじませ 出来上がった生地を移し変えます |
この作業は加熱に使うボールで行うことも可能ですが、オススメはここまでの作業を別のボールで行い、加熱直前に油を塗った耐熱プラスチックの容器に移し変えるという方法です。(詳細については大福作りを思考するの「こめ油はなぜ必要?」をご覧ください) ボールの周りに余分な生地が付いた場合はスパチュラで丁寧にぬぐい、その後電子レンジにかけます。 ここでボールの周りにはみ出した生地がついていると、そこだけ集中して加熱され、餅生地にムラが出来るモトになるので注意してください。 |
さて、この後加熱に入りますが、加熱が始まると時間的にはあまり余裕がなくなります。 電子レンジにかける前に以下の点について準備が出来ているか確認した上でレンジのスイッチを入れましょう。
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4.生地を加熱していきます(電子レンジ1回目) |
出来上がった生地を電子レンジ600wで1分30秒加熱します。(500wでは2分弱)
均一に練りあがったら、先ほどと同じように周りの生地をぬぐい、再び加熱します。 |
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まずは600wで1分30秒 加熱します うちではラップ等はかけていませんが 機種によっては必要な場合もあると思います |
加熱が終わった直後 色が変わっているところは すっかり餅になっている部分です |
ボールの底に スパチュラを押し当てるようにして 全体をしっかり練り合わせ ムラやダマを無くしていきます |
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全体が均一な生地になったらOK |
スパチュラについた生地も しっかり取っておきましょう |
再び加熱です |
5.再び加熱し、イタリアンメレンゲを加えます(電子レンジ2回目) |
2回目も1回目と同様、600wで1分30秒加熱します。 加熱後、生地を取り出しイタリアンメレンゲを加えます。
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もう一度1分30秒加熱 |
先ほどよりもわかりにくいですが 少し黄色っぽい部分が 加熱されて餅になった部分です |
取り出した生地に イタリアンメレンゲを加えます |
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生地を均一に捏ね上げつつ イタリアンメレンゲを練りこんでいきます |
初めは生地がつるつる逃げて やりにくいですが だんだんなじんできます |
底に押し付けつつダマをつぶして 練り上げていきます |
6.もう一度加熱し、仕上げの練りを行います(電子レンジ3回目) | ||||
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最後の加熱は電子レンジ600wで1分(500wの場合は1分15秒程度)。 プレーンな大福生地の場合は、全体が更に均一になるように練り上げて出来上がりです。
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最後に600w1分 電子レンジにかけます |
写真ではすこし縮んで見えますが 加熱直後は 全体が膨張して 蒸しパンのようにフカフカになっています |
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生地を回転させながら 全体をムラ無く練っていきます |
全体が均一になったら 練りあがりです |
7.餅切り作業の下準備 | ||
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大福生地が出来上がるまでに、出来た餅を処理する道具をセットしておきます。 用意する道具ですが、包餡に多少時間がかかっても最後まできれいに包めるように工夫をしてみました。 餅生地が包餡出来難くなる条件は、餅生地の温度低下と乾燥です。 プレーンな今回の生地では作業しづらくなるほど餅の温度が下がってしまうことはほとんどありませんが、乾燥には気をつけないとうまく包めなくなってしまいます。 その対策として、切り分けた餅をフタ付き容器に一時保管しています。 餅を取り出すトレイの上にはクッキングペーパーを敷き、粉ふるいでたっぷりと片栗粉をふっておきます。 このクッキングペーパーは手前から奥に向かって谷折りで折り目をつけてあります。(理由は作業8に関係します) フタ付き容器にも同様に、少し多めに片栗粉をふっておきます。 もう少し詳しい準備の仕方とその理由についてはこちらに写真を用意してみましたので、興味のある方は是非どうぞ♪ 重ねて言いますが、この作業は大福生地が出来上がる前には済ませておいて下さい。 |
餅を取り出すバットと 切り分けた餅を一時保存しておく フタ付き容器を用意しておきます |
餅取り用のトレイの上には クッキングペーパーなどの紙を置き その上に片栗粉を敷いておきます フタ付き容器にも同様に 片栗粉を敷いておきます |
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この他に 刷毛、キッチンスケールなどを用意して 準備万端です |
寒い時期にはバットを2枚用意し それぞれに熱湯を注ぎ入れ その上に餅を取るトレイ 切った餅を一時保管するフタ付き容器を置き 保温しておくと、生地の冷えを防げます ※注!コンロの上においてありますが 火をつけるわけではありません!! |
8.餅を取り出します |
片栗粉をふったクッキングペーパーの上に練りあがった餅生地を取り出します。
余分な片栗粉を軽くはらって次の作業に進みます。 |
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出来上がった餅生地を 用意しておいたオーブンペーパーの上に 取り出します |
なるべく小さなひとかたまりになるように 同じ場所に生地を落とし 刷毛で餅の側面に少し粉をつけ クッキングペーパーに くっつかないようにしておきます 同時に余分な粉を折り目に集めておきます |
左右のクッキングペーパーを持ち上げ 餅を半分に折りたたみます この時余分な片栗粉が 餅生地の中に入り込まないようにした方が 出来上がりがきれいです |
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中の餅の様子を伺いつつ 半分に折り込んで 厚みのある塊を作り それを横に倒します |
クッキングペーパーを開くと 餅生地が半分に折りたたまれ 周りに片栗粉がまぶされた状態になっています |
刷毛で片栗粉を軽く払い 次の作業に進みます |
9.生地を分量に切り分けます | ||||
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餅生地を切り分けます。 餅生地はひとつずつ計量しながら同じ大きさに切り分ける方が、仕上がりの大きさが揃ってきれいです。
親指と人差し指で輪っかを作り、餅生地のきれいな面を狙って指を当て、そこから餅の塊を搾り出すように適量つかんで、指を締め上げねじ切ります。 ただ、柔らかく粘りのある生地では言うほど簡単にはいかないので、私は指先である程度丸い形を作り、スケッパーで切り取っています。
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生地の端のほうを親指と人差し指でつまみ 丸い形を作ります |
くびれの部分をスケッパーで押し切ります この時スケッパーには たっぷり片栗粉をまぶしておき 餅生地がくっつかないようにしておきます 切り取った餅の切り口にも すぐに片栗粉をまぶしておきます |
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容器はキッチンスケールの上に置いておきます とりあえずフタの上に切り取った餅を置き 重量を合わせます |
今回は9個の生地が取れました ただ、最後の1個は 大福の生地には ちょっとキビシイ塊になりがちです 生地が乾燥しないように すぐにフタをして次の作業にかかります |
良い状態の餅生地を得るためには作業6の最後のレンジ加熱からこの餅切り作業までを手早く行ってください。 この時点で餅の温度が下がっていなければ、後の包餡は時間をかけて丁寧に行うことが出来ます。 |
10.包餡していきます | |||||
餅生地を分量に切り取ったら、次は包餡です。
この包み方についての詳細やその他の方法についてはこちらに写真を用意してみましたので、興味のある方は是非どうぞ♪ また、以下のサイトでは動画で餅生地の取り分けや包餡作業を確認できますのでとても参考になります。 → ひろこ先生のスイーツレシピ いちご大福と豆大福のレシピ 出来立ての大福はやわらかいので包み終えたら一度冷蔵庫に入れて1時間程度休ませます。 冷凍保存をするなら、休ませた後に少し形を整えてから冷凍庫に移動するとよいと思います。 残り生地の活用方はこちらですこしずつご紹介しています。 |
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餡の生クリームは結構溶けやすいです 出来れば2・3個ずつ 冷凍庫から取り出しつつ 作業を進めたほうがやりやすいです 中餡の作り方はこちら |
中餡を乗せる側の打ち粉は しっかりと掃っておきます |
どちらか餅の表面がきれいな方を外側にして 内側に餡を乗せます |
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餡の周りに餅をかぶせ 足りない部分は餅の外側を押し伸ばします 餅の表面を指の腹で押さえて 滑らすよう動かすと餅生地は簡単に伸びます |
穴が小さくなってきたら 餅同士をつまんで閉じていきます |
しっかりと閉じこんで完成です 隙間が開いていると 生クリームが溶け出してくるので ご用心!! |
11.完成〜♪ | ||
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出来上がりました! 余計な粉を刷毛で掃って完成です。 出来立てはフワフワだった餅生地も冷蔵庫で休ませた後は少し硬くなっていますので、いくらか形を整えなおすことが可能です。 日持ちの目安は作ったその日も含め冷蔵庫で3日間です。 それ以降は徐々に餅が固くなり食感が悪くなります。 冷凍での保存期間は1ヶ月くらいが目安だとおもいます。 |
できました!! |
仕上げのパウダーを振らないので ごまかしの利かないレシピですが 応用範囲の広い基本の求肥は とっても便利なレシピです♪ |
作業手順を箇条書きにすると以下のとおりになります。
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こちらの求肥でいちご大福を作る場合は餅生地33gを一粒15g程度のいちごを20gのこし餡で包んだものを包餡します。 その他にも餡に変化をつければバリエーションは無限大♪ 長々と作業の指示があって大変そうに見えるかもしれませんが、下準備が整っていれば、生地を練り始めてから包み終えるまでの作業時間は1時間程度です。 作り方は、慣れれば意外に簡単で、とっても重宝するレシピですので是非作ってみてください!! このレシピはクックパッドにも投稿しています。 レシピの印刷にはこちら↓が便利です。 ![]() |
ポイント&雑感
この他の大福作りレシピ | |||
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基本の求肥で生クリーム大福 | ||
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絶品!!いちご大福♪ | ||
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抹茶生クリーム大福 | ||
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コーヒー求肥でキャラメルマキアート風生クリーム大福 | ||
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ココア求肥でチョコ生クリーム大福 | ||
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「大福作り」を思考する | ||
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餡子作りを極める | ||
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大福作りに便利な道具 | ||
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生クリーム大福作りの詳細な手順 | ||
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