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マンション管理士の独学におすすめのテキスト・問題集【2023年】比較ランキング!

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マンション管理士の独学におすすめのテキスト・問題集【人気テキスト徹底比較!】

更新日:2023年7月22日

マンション管理士の独学におすすめのテキスト・問題集9冊

 マンション管理士試験に向けて『独学』で勉強するときに一番悩むのが、テキストや問題集(過去問)、参考書などの教材選びとその使用方法だと思います。

 私は、マンション管理士試験には通信講座で合格しましたが、宅建士や管理業務主任者試験には独学で合格してきました。

 この経験をもとに、各社から出版されているマンション管理士のテキストを実際に購入し、読み比べてみましたので、徹底的に比較しながらマンション管理士の独学におすすめのテキストをご紹介していきたいと思います。

 また、テキストのほかにも、問題集・過去問や、テキストのおすすめの使用方法についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください!

【執筆者】
㈱モアライセンス代表 大西雅明

市役所に22年間勤めた元公務員。マンション管理士のほか、宅建士、行政書士、司法書士、土地家屋調査士などの国家資格に合格し、15年以上にわたって当サイトで情報発信している。
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このページの目次

マンション管理士のテキストの選び方

 では、おすすめテキストをご紹介する前に、まずはテキストの選び方からご紹介したいと思います。

 マンション管理士試験に独学で合格しようとする場合、テキスト選びとても重要です。

 私がおすすめテキストをご紹介するうえで重視しているポイントは、「@適度な絞り込みと網羅性とのバランス」と「Aメリハリの利いた構成」です。

ポイント@:絞り込みと網羅性のバランス

 一つ目のポイント「適度な絞り込みと網羅性とのバランス」というのは、いかに試験に出題される部分に絞り込みをかけ、かつ、必要な知識の抜け漏れがないように網羅性を確保するか、という点です。

 受験対策テキストというのは、可能な限りコンパクトにすることが求められます。専門書と同じボリュームで書かれていては、そもそも存在価値がありませんよね。

 ただし、削りすぎて試験問題が解けなくては意味がありませんから、絞り込みと網羅性のバランスが取れていることが大切です。

ポイントA:メリハリの利いた構成

 そして二つ目のポイントは「メリハリの利いた構成」です。

 これは、何を理解して、何を暗記すればよいのか、しっかりとメリハリをつけて記述されているか、という点です。

 また、図表で整理したり、イラストを使うなどして理解を助ける工夫がなされているか、という点も含んでいます。

 ということで、当ページでは、この2点に重点を置いて、おススメのテキストをご紹介していきたいと思います。

テキスト選びのポイント!
  • 適度な絞り込みと網羅性とのバランス
  • メリハリの利いた構成

マンション管理士の独学におすすめのテキスト

マンション管理士の独学におすすめテキスト4冊

 それでは、マンション管理士の独学におすすめのテキスト・参考書について、おすすめ順にランキング形式でご紹介していきたいと思います。

らくらくわかる!マンション管理士 速習テキスト(TAC)

 マンション管理士のテキストとしては、TAC出版の「らくらくわかる!マンション管理士 速習テキスト」を一番におすすめしたいと思います。

 私自身、通信講座を利用しなかったとしたら、このテキストを選択していたと思います。

※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
らくらくわかる速習テキスト らくらくわかる! マンション管理士 速習テキスト(2023年度)新刊!

著者: 平柳 将人
出版社: TAC出版
発売日: 2023/2/22
ページ数: 356ページ
サイズ: 21 x 14.8 x 2 cm

価格:
3,080円

 この「らくらくわかる!マンション管理士 速習テキスト」は、同じくTACが出版している管理業務主任者のテキスト「管理業務主任者 基本テキスト」とは違って、「ですます調」の講義形式になっていますので、とても読みやすいですね。

 また、2色刷り(赤系)図表等も豊富に活用されているうえに、要所要所で「Point整理」として、重要事項を表形式でまとめてくれています。

らくらくわかる! マンション管理士 速習テキスト(2023年度)サンプル画像
出典:Amazon

 マンション管理士試験は、暗記が中心の学習となりますので、この「Point整理」はとても役に立つと思います。

 さらに、囲み記事で、理解のヒントプラスアルファの知識などがメリハリをつけて記載されていますので、飽きることなくスムーズに読み進めていけますね。

 ほかにも、この速習テキストの特長として、以下のような点があります。

  • 章ごとに一問一答式の確認問題が掲載され、理解度をチェックしながら学習できる。
  • 本文の各項目ごとに過去の出題年度が明記されている。
  • 欄外余白には用語解説やちょっとした注意点が記載されている。

 このように、マンション管理士試験用のテキストとして、非常に完成度の高いテキストになっていると思います。

 私としては、この「らくらくわかる!マンション管理士 速習テキスト」が、おすすめナンバーワンのテキストです!

速習テキストのポイント!

らくらくわかる!マンション管理士 速習テキスト(TAC)

  • 「ですます調」の講義形式で読みやすい
  • 2色刷り(赤系)
  • 図表が豊富
  • 重要事項を表形式で整理するなどメリハリのある構成
  • 章ごとに一問一答式の確認問題あり
  • おすすめナンバーワンのテキスト!

マンション管理士 出るとこ予想 合格(うか)るチェックシート

 次に、私の管理業務主任者試験対策でも大活躍した、TACの「出るとこ予想 合格(うか)るチェックシート」のシリーズを、マンション管理士試験でも是非おすすめしたいと思います!

※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
出るとこ予想 要点整理テキスト マンション管理士 出るとこ予想 合格(うか)るチェックシート(2023年度)新刊!

著者: TACマンション管理士講座
出版社: TAC出版
発売日: 2023/7/20
ページ数: 120ページ
サイズ: 25.7 x 18.2 x 1 cm

価格:
1,650円

 そもそも私自身、スタディングのマンション管理士講座で受験対策をしましたが、実は、この「マンション管理士 出るとこ予想 合格(うか)るチェックシート」も併用しました。

 それは、「建築・設備・維持保全」、「建築関連法規」の分野のところの復習時間が確保できそうになかったため、ざっくりとまとめてくれている要点整理本で、短期間で仕上げてしまう必要があったからです。

マンション管理士 出るとこ予想 合格(うか)るチェックシート(2021年度)サンプル画像マンション管理士 出るとこ予想 合格(うか)るチェックシート(2022年度)サンプル画像
出典(2022年版):Amazon

 この要点整理テキストは、最重要論点を50項目に分け、1週間でマスターできるように整理された「まとめ本」です。

 印刷は2色刷りで見やすく、図表が豊富に使用されており、また、1項目が1見開き(2ページ)で完結しており、抜群に使いやすいものになっていますので、是非おすすめします!

マンション管理士 管理業務主任者 Wマスターテキスト(Wセミナー)

 マンション管理士のテキストとしては、上記のTACの速習テキスト以外は全て管理業務主任者とのW受験用のテキストしか出版されていないと思いますので、ここから先は、W受験用のテキストのご紹介になります。

 W受験を考えている方には便利ですが、マンション管理士だけを目指す受験生にとっては無駄が生じる可能性がありますのでご注意ください。

 まずは、早稲田経営出版(Wセミナー(TAC))のテキストからご紹介します。

※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
Wマスターテキスト マンション管理士 管理業務主任者 Wマスターテキスト(2023年度)新刊!

著者: マン管・管業試験研究会
出版社: 早稲田経営出版
発売日: 2023/2/18
ページ数: 672ページ
サイズ: 21 x 14.8 x 2.5 cm

価格:
3,300円

 TACとLECのW受験用のテキストは、いずれも、とにかくボリュームが大きく、詳し過ぎるというのが難点ですが、この早稲田経営出版のテキストは、しっかりと凝縮されたテキストになっています。

 ということで、W受験用のテキストとしては、この「マンション管理士 管理業務主任者 Wマスターテキスト」を一番におススメしたいと思います。

マンション管理士 管理業務主任者 Wマスターテキスト(2023年度)サンプル画像
出典:Amazon

 このテキストは、「ですます調」の講義形式ですので、読みやすいです。印刷は、赤(紫)系の2色刷りです。

 そして、ひとつひとつの項目がとてもコンパクトに区切られており、端的に解説が記されているのが特徴的ですね。

 その他、節ごとに一問一答の確認問題も掲載されているほか、欄外余白には、過去の出題年度や、関連知識なども適宜、掲載されています。

Wマスターテキストのポイント!

マンション管理士 管理業務主任者 Wマスターテキスト(Wセミナー)

  • マンション管理士・管理業務主任者W受験用のテキスト
  • 「ですます調」の講義形式で読みやすい
  • 赤(紫)系の2色刷り
  • W受験用テキストの中では、最もコンパクトで凝縮されたテキスト
  • 節ごとに一問一答の確認問題あり
  • W受験用テキストとしては一番におススメ

マンション管理士・管理業務主任者 総合テキスト(TAC)

 次も、マンション管理士と管理業務主任者のW受験を考えている方を対象にしたテキストになります。

※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
総合テキスト(上) マンション管理士・管理業務主任者 総合テキスト (上) 民法/区分所有法等(2023年度)新刊!

著者: TACマンション管理士・管理業務主任者講座
出版社: TAC出版
発売日: 2023/2/12
ページ数: 356ページ
サイズ: 21 x 14.8 x 2 cm

価格:
1,980円
総合テキスト(中) マンション管理士・管理業務主任者 総合テキスト(中) 規約/契約書/会計等(2023年度版)新刊!

著者: TACマンション管理士・管理業務主任者講座
出版社: TAC出版
発売日: 2023/3/18
ページ数: 336ページ
サイズ: 21 x 14.8 x 2.5 cm

価格:
1,980円
総合テキスト(下) マンション管理士・管理業務主任者 総合テキスト(下) 維持・保全等/マンション管理適正化法等(2023年度版)新刊!

著者: TACマンション管理士・管理業務主任者講座
出版社: TAC出版
発売日: 2023/4/14
ページ数: 412ページ
サイズ: 21 x 14.8 x 2 cm

価格:
2,090円

 このテキストは、おすすめNo.1でご紹介している「マンション管理士速習テキスト」とは違い、「である調」で教科書的な記述になっています。印刷は赤系の2色刷りです。

 3冊に分けて出版されているということもあり、全体的に余裕を持ったレイアウトになっていますね。

 それと、それぞれの解説が、かなり詳しく書かれています。このテキストと比べると、上記の速習テキストが、いかにコンパクトに、かつ、必要な知識が盛り込まれているのか、というのがよくわかります。

マンション管理士・管理業務主任者 総合テキスト(2023年版)サンプル画像
出典:Amazon

 そして、「先生からのコメント」や「ケーススタディ」などの囲み記事を要所要所で使うことで、メリハリの利いた記述となっています。

 また、各項目の重要ポイントが「整理」という欄にまとめられていますので、暗記事項としてしっかりと認識できる点など、速習テキストと同様に良いテキストだと感じますね。

 分量が多すぎるのが難点ですが、W受験を考える場合のテキストとしては、次にご紹介するLECのテキストと比べた場合は、TACのテキストの方がおススメです。

総合テキストのポイント!

マンション管理士・管理業務主任者 総合テキスト(TAC)

  • マンション管理士・管理業務主任者W受験用のテキスト
  • 「である調」で教科書的な記述
  • 赤系の2色刷り
  • 3冊に分けて出版(余裕を持ったレイアウト)
  • 重要ポイントの整理など、メリハリの利いた記述
  • 解説が詳しく分量が多すぎるのが難点(LECよりはおススメ)

出る順 管理業務主任者・マンション管理士 合格テキスト(LEC)

 次は、LECの「出る順 管理業務主任者・マンション管理士 合格テキスト」です。

※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
出る順 合格テキスト 出る順マンション管理士・管理業務主任者 合格テキスト(2023年版)新刊!

著者: 東京リーガルマインドLEC総合研究所 マンション管理士・管理業務主任者試験部
出版社: 東京リーガルマインド
発売日: 2023/2/25
ページ数: 1173ページ
サイズ: 21 x 14.8 x 4.4 cm

価格:
4,180円

 このテキストも、マンション管理士と管理業務主任者の両試験をカバーするテキストになります。印刷は、赤系の2色刷りです。

出る順マンション管理士・管理業務主任者 合格テキスト(2023年版)サンプル画像
出典:Amazon

 このテキストは、TACの総合テキストのように3冊を別売りにするのではなく、1冊で販売し、3分冊にセパレートできるようになっています。

 1巻は「法令編(上) 民法他・区分所有法等」、2巻は「法令編(下) 標準管理規約・適正化法」、3巻は「管理実務・会計・設備系編」となっています。

 このLECのテキストは、TACの総合テキストと似た雰囲気を持っており、文章が「である調」で教科書的で堅い印象という点では同じです。

 しかし、TACの総合テキストに比べると、メリハリに欠けていて、ダラダラとした記述になっていると感じます。

 このため、LECのテキストは、分量が多すぎるという点ではTACの総合テキストと同様ですが、私としては、TACと比べた場合は、TACの方がおすすめですね。

出る順合格テキストのポイント!

出る順 管理業務主任者・マンション管理士 合格テキスト(LEC)

  • マンション管理士・管理業務主任者W受験用のテキスト
  • 「である調」で教科書的な記述
  • 赤系の2色刷り
  • 1冊で販売し、3分冊にセパレートできる
  • 分量の多さはTACの総合テキストと同様だが、TACに比べてメリハリがない

初心者におすすめの入門テキスト

マンション管理士の入門テキスト

 上記でおすすめしたテキスト「らくらくわかる!マンション管理士 速習テキスト」は、非常に優れており、講義形式の読みやすい文章で、わかりやすい解説となっているため、宅建士等の学習経験のない方でも、読み進められるテキストになっていると思います。

 ただし、速習テキストを読んで、ちょっと難しいな、、と感じた場合は、以下でご紹介する入門テキスト(入門書)を先に読んだ方がいいかもしれません。

みんなが欲しかった!マンション管理士・管理業務主任者 合格へのはじめの一歩(TAC)

 入門テキストとして一番のおすすめは、TACの「みんなが欲しかった!マンション管理士・管理業務主任者 合格へのはじめの一歩」です。

※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
みんなが欲しかった!入門テキスト みんなが欲しかった! マンション管理士・管理業務主任者 合格へのはじめの一歩(2023年度)新刊!

著者: TACマンション管理士・管理業務主任者講座
出版社: TAC出版
発売日: 2022/12/4
ページ数: 276ページ
サイズ: 21 x 14.8 x 2 cm

価格:
1,980円

 この「はじめの一歩」は、まったくの初心者向けに、やさしく丁寧に、噛み砕いた言葉で解説してくれますので、非常にわかりやすい入門書になっています。(2019年に創刊)

 これを読んでおけば、試験範囲の基礎知識をおおまかに理解することができますので、「速習テキスト」にもスムーズに入っていくことができるはずです。

 イラストや図表が豊富で、「みんなが欲しかった!」の特徴でもある「板書」でシンプルに、深入りせずに重要事項のみを確実に解説してくれます。

 TACには、本格的な学習用の「基本テキスト」がありますので、そのテキストに橋渡しをするという明確な役割を持った、まさに入門書と言えますね。

 ちなみに、この手のシリーズで入門書として出版されているものは、基本テキストから単に基本事項を抜粋してきただけのようなものも存在していますが、この「はじめの一歩」に関しては、きっちりと入門書として、わかりやすく平易な言葉で書き下ろされたものになっていますので、ご安心ください。

ユーキャンのマンション管理士・管理業務主任者 はじめてレッスン(U-CAN)

 次にご紹介するのは、「ユーキャンのマンション管理士・管理業務主任 はじめてレッスン」です。

※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
ユーキャンの入門テキスト ユーキャンのマンション管理士・管理業務主任者 はじめてレッスン(2023年版)新刊!

著者: ユーキャンマンション管理士・管理業務主任者試験研究会
出版社: U-CAN
発売日: 2023/1/20
ページ数: 268ページ
サイズ: 21 x 14.8 x 1.5 cm

価格:
2,200円

 こちらも、本格的な学習に入る前の入門書としての位置づけになります。印刷は、黒と赤系の2色刷りになっています。

 イラストが多く入っており、図表も豊富に使われていますが、TACの「はじめの一歩」に比べると、文章による解説が多いです。

ユーキャンのマンション管理士・管理業務主任者 はじめてレッスン(2023年版)サンプル画像
出典:Amazon

 それと、解説内容に関しては、「はじめの一歩」に比べると、割と踏み込んだ細かいところまで解説があります。

 「はじめの一歩」がなければ、入門書としては良いテキストだと思いますが、はじめの一歩が出版された今となっては、敢えて選択する理由はなくなってしまったのではないかと思いますね。

マンガはじめてマンション管理士・管理業務主任者(住宅新報出版)

 次にご紹介するのは、住宅新報出版の「マンガはじめてマンション管理士・管理業務主任者」です。

※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
マンガはじめて入門テキスト マンガはじめてマンション管理士・管理業務主任者(2023年版)新刊!

著者: 植杉 伸介 (著), 氷見 敏明 (著), 河野やし (イラスト)
出版社: 住宅新報出版
発売日: 2022/11/29
ページ数: 510ページ
サイズ: 21 x 14.8 x 2.3 cm

価格:
2,970円

 こちらも、本格的な学習に入る前の入門書としての位置づけです。印刷は黒と赤系の2色刷りになっています。

 「マンガ」となっていますが、全てがマンガになっているわけではなく、各項目ごとに、マンガで大雑把に解説をしたあとに、文章のみで解説し直すという構成になっています。

 これは、マンガで細かいところまで書いてしまうと冗長になってしまうから、という配慮で、このような形式にしてあるそうです。

 結局、文章のみの解説部分は、本当に文章のみの解説になっていて、わかりやすく解説しようという工夫は感じられませんね。。

 どうしてもマンガ形式で読みたいのであれば読んでもいいかと思いますが。。

マンション管理士のおすすめ過去問・問題集

 独学でマンション管理士試験の勉強をする場合は、テキストを使って知識をインプットした後、問題集を使ってアウトプットを行うことで、知識を定着させていきます。

 問題集については、テキストのシリーズと揃えた問題集を購入すれば、基本的には問題ないかと思います。

 ですので、基本的にはテキストのおすすめ順位と揃えた順位で、おすすめ問題集をご紹介していきたいと思います。

No.1:マンション管理士 一問一答セレクト1000(TAC)

 マンション管理士試験の問題集は、上記のおすすめテキストと同じくTAC出版の問題集マンション管理士 一問一答セレクト1000」をおすすめしたいと思います。

 この問題集は、過去21年分(試験制度開始以降の全過去問)を分析し、頻出かつ重要な知識を習得するための1000肢をセレクトし、分野別・テーマ別に収録された一問一答式の問題集です。

 一般的には、問題集としては分野別過去問題集を選択すべきところですが、4肢択一式では、ひとつの問題を解くために、ああでもないこうでもないと余計な時間がかかってしまうため、時間的なロスが出ます。

 一方、一問一答形式の場合は、即座に答えを出し、即座に回答を確認し、次々とサクサク学習を進めていけるため、時間にロスがありません

 また、4肢択一式では、学習不要な肢や、重要でない肢も数多く含まれていますので、学習するうえで無駄が多く発生します。一方、一問一答式は、論点が重要論点のみに絞られていますので、とても効率的です。

 このような理由から、私は個人的に一問一答形式の問題集が大好きです。

マンション管理士一問一答セレクト1000サンプル画像
出典:Amazon

 この問題集は、ページ構成は、ページ見開きの左側に問題、右側に解説となっており、右側の解答(○×)や重要字句を隠すための、赤い目隠しシートが付属しています。

 また、問題ごとに、重要度がS・A・B・Cの4段階にランク分けされています。

 しかも、B6版でコンパクトです。以下でご紹介する分野別過去問を使うよりも、効率的に、合格に必要な知識を身につけることができると思います。

 なお、1点、残念なところとしては、テキストの参照ページが明記されていないという点です。できれば参照ページがある方が便利なのですが、そこはもう、目をつむるしかないですね。。

 セレクトされた重要な過去問がテーマ別に収録されているわけですから、基本的には、テキストに順番に出てきますので、それほど不便は感じないはずです。

 ちなみに、下記でご紹介しますが、過去8年分の過去問題集というのは、1年分が4肢択一で50問で、これが8年分ですから400問です。これを肢別にすると1600肢ということになります。

 実際の過去問というのは、捨て問などの学習不要な選択肢が数多く含まれていますので、セレクトされた1000肢というのは、かなりの範囲をカバーできていることが想像できると思います。

※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
一問一答セレクト1000問題集 マンション管理士 一問一答 セレクト1000(2023年度版)新刊!
2023年4月26日発売
著者・編集

TACマンション管理士講座
出版社

TAC出版
収録内容

1000肢
(全過去問からセレクトした重要な肢)
出題形式

一問一答式
掲載順

分野別・テーマ別
ページ構成

左ページに問題、右ページに解答・解説
刷色

2色刷(赤系)
ランク分け

重要度(4段階)
テキストとの関連付け

---
目隠しシート対応

付属の赤シートで解答や重要ポイントを隠せる
ページ数

460ページ
価格

2,090円

No.2:出る順マンション管理士 分野別過去問題集(LEC)

 次にご紹介するのは、LECのW受験用テキスト「出る順 管理業務主任者・マンション管理士 合格テキスト」に対応した問題集「出る順マンション管理士 分野別過去問題集」です。

 この問題集は、過去8年分の過去問を、分野別・テーマ別に収録した過去問題集になっています。これに加えて、WEBアンケートに答えると、プラス2年分がプレゼントされるという仕組みです。なぜでしょうかね、、分厚くなりすぎるからでしょうか。収録問題数は4肢択一で400問100問ということになります。

 この8年分だけでもかなりの厚みがありますが、3冊に分冊できるようになっていますので、持ち運びに配慮されていますね。

 ページの構成は、左ページに問題、右ページに解答解説というレイアウトです。

 印刷は、緑系の2色刷りになっており、ちょっと違和感がありますが、、、重要なポイントは緑字で記載されています。

 問題ごとに重要度がA〜Cまでランク分けされ、難易度についても、難・普・易の3段階で表示されています。さらに、問題ごとに、受験生の肢別解答率まで掲載されています。が、こんな情報まで必要かは不明です。。

 そして、TACの問題集とは違って、テキストの参照ページが明記されていますので、過去問を解きながら、素早くテキストに戻って確認することができますね。

 しかも、参照ページは、問題全体ではなく、1肢ごとに明記されていますので、とても親切な作りになっていると思います。

 さらに、この問題集の大きな特徴が、「アプリがついている」という点です。しかも、書籍版と同じ問題が完全収録されています。

 スマホで問題が解ければ、外出先などのスキマ時間も有効活用できますね。

出る順 分野別過去問題集 出る順マンション管理士 分野別過去問題集(2023年版)新刊!
2023/3/30発売
著者・編集

東京リーガルマインド LEC総合研究所 マンション管理士・管理業務主任者試験部
出版社

東京リーガルマインド
収録内容

400問
(過去8年分の過去問)
+100問
(WEBアンケートに答えると+過去2年分)
出題形式

4肢択一式
掲載順

分野別・テーマ別
ページ構成

左ページに問題、右ページに解答・解説
刷色

2色刷(緑系)
ランク分け

重要度(3段階)
難易度(3段階)
テキストとの関連付け

『出る順 管業・マン管合格テキスト』にリンク(1肢ごとに該当ページを明記)
目隠しシート対応

--
ページ数

872ページ
価格

2,640円

No.3:マンション管理士 項目別過去8年問題集(TAC)

 次にご紹介するのは、TACの「マンション管理士 項目別過去8年問題集」です。

 この問題集は、過去8年分の過去問を、分野別・テーマ別に収録した問題集になっています。収録問題数は4肢択一で400問です。

※ 2022年版から、LECの真似をして、“プラス2年分"のWEBダウンロードサービスが付きました。

 分厚さはLECとほぼ同じで、2冊に分冊できるようになっていますので、持ち運びに配慮されていますね。

 ページレイアウトは、左ページに問題、右ページに解答解説という構成です。

 印刷は赤系の2色刷りで、重要なポイントは赤字で記載されています。

 各問題は、重要度に応じて特A〜Cの4段階にランク分けされているほか、「頻出」、「ひっかけ」、「ハイレベル」といったアイコンで、1肢ごとに肢の特性も表示されています。

 ただし、とても残念な点がひとつ、テキストの参照ページが明記されていないということです。確かに、分野別の収録ですので、テキストのどこに書いてあるかというのは大体わかりますが、、ただし、テキストに載っていない場合もありますので、載っているか載っていないかの判断をするためにも、テキストとのリンクは明記しておいて欲しかったと思います。

項目別過去8年問題集 マンション管理士 項目別過去8年問題集(2023年度版)新刊!
2023/3/29発売
著者・編集

TACマンション管理士講座
出版社

TAC出版
収録内容

400問
(過去8年分の過去問)
+100問
(WEBダウンロードで+過去2年分)
出題形式

4肢択一式
掲載順

分野別・テーマ別
ページ構成

左ページに問題、右ページに解答・解説
刷色

2色刷(赤系)
ランク分け

重要度(4段階)
テキストとの関連付け

--
目隠しシート対応

--
ページ数

860ページ
価格

2,750円

No.4:マンション管理士 管理業務主任者 Wマスター過去問集(Wセミナー)

 次にご紹介するのは、マンション管理士と管理業務主任者のW受験用の問題集として出版されている、早稲田経営出版の「マンション管理士 管理業務主任者 Wマスター過去問集」です。

 W受験用の過去問題集が1冊で出版されているというのは、なかなか珍しいですね。

 過去5年分のマンション管理士と管理業務主任者の両試験の過去問を集約し、分野別・テーマ別に整理して収録した過去問題集になっています。収録問題数は4肢択一で500問です。

 両試験の過去問を1冊に集約した代わりに、過去5年分に絞られています。これが良いのか悪いのか、、、ちょっと不安に感じますね。

 ページの構成は、右ページに問題、その裏面(左ページ)に解答解説というレイアウトです。

 印刷は、赤(紫)系の2色刷りになっており、解説の重要なポイントに着色されています。

 問題ごとに重要度が★の数で3段階にランク分けされています。

 また、問題ごとに、テキストの参照ページが明記されていますので、過去問を解きながら、素早くテキストに戻って確認することができます。

 この問題集は、過去5年分という点が、どうしても引っ掛かりますが、W受験を乗り切るには、このような効率的な問題集を使っていかないと、なかなか大変だと思いますので、この問題集に賭けてみてもいいかもしれませんね。

 ちなみに、問題量としては、TACのマンション管理士と管理業務主任者のそれぞれの「一問一答セレクト1000」を解くのと同じ分量になります。論点のカバー率はセレクト1000の方が高いと思いますので、そちらを選択してもいいかもしれませんね。

Wマスター過去問題集 マンション管理士・管理業務主任者 Wマスター過去問集(2023年度版)新刊!
2023年3月18日発売
著者・編集

マン管・管業試験研究会
出版社

早稲田経営出版
収録内容

500問
(過去5年分のマン管・管業の過去問)
出題形式

4肢択一式
掲載順

分野別・テーマ別
ページ構成

右ページに問題、その裏面(左ページ)に解答・解説
刷色

2色刷(赤系)
ランク分け

重要度(3段階)
テキストとの関連付け

『Wマスターテキスト』にリンク(問題ごとに該当ページを明記)
目隠しシート対応

--
ページ数

1,024ページ
価格

4,180円

マンション管理士のおすすめ予想問題集・模試

 マンション管理士試験を受験する場合は、独学の場合であっても、予備校の模試だけは受験しておいた方がよいと言われることがあります。

 本試験で解答する際の時間配分や、マークシートの解答形式本試験での緊張感などにあまり慣れていない方は、このような模擬試験を受験しておいた方がよいかもしれません。

 しかし、模試を受験するにはそれなりに費用や時間もかかりますので、下記のような市販されている予想問題集や模擬試験などを購入し、本試験のシミュレーションをするということで、予備校の模試の受験に替えるという方法もあります。

 これらの予想問題集(予想模試)は、各受験指導校が過去の出題を分析し、その年の本試験に出題される問題を予想した問題集となりますので、直前期に解いてみて、自分の知識に穴がないか確認し、本試験に向けた最後の仕上げとして、弱点の補強をするという使い方も効果的だと思います。

※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
ラストスパート直前予想問題集 ラストスパート マンション管理士 直前予想模試(2022年度)

<予想問題×3回分>
著者: TACマンション管理士講座
出版社: TAC出版
発売日: 2022/8/10
ページ数: 280ページ
サイズ: 18.2 x 1.3 x 25.7 cm

価格:
1,980円
※2023年版の予約販売中(8/9発売予定)
当たる! 直前予想問題集 出る順マンション管理士 当たる! 直前予想模試(2022年版)

<予想問題×3回分>
著者: 東京リーガルマインド LEC総合研究所 マンション管理士・管理業務主任者試験部
出版社: 東京リーガルマインド
発売日: 2022/8/1
ページ数: 300ページ
サイズ: 18.2 x 1.4 x 25.7 cm

価格:
1,870円
※2023年版の予約販売中(8/1発売予定)
直前予想問題集 マンション管理士 直前予想問題集(2022年度)

<予想問題×3回分>
著者: マンション管理士試験研究会
出版社: 早稲田経営出版
発売日: 2022/8/3
ページ数: 224ページ
サイズ: 18.2 x 1.2 x 25.7 cm

価格:
1,760円
※2023年度版の予約販売中(8/9発売予定)

独学で合格するための勉強方法・勉強時間

 ここで、マンション管理士試験に独学で合格するための勉強方法と必要な勉強時間について、ご紹介しておきます。

独学の勉強方法

 私自身は、マンション管理士試験には通信講座で合格しましたが、以下の勉強方法は、これまで宅建や管理業務主任者に独学で合格した際の勉強法をベースにしたものになります。

マンション管理士の独学の勉強方法
  • テキストを通読し、全体像を把握する。
  • 章ごとにテキストを読み、そこに対応する問題集を解く。
  • 問題集のみを解いていく(最低でも3回は解く)。
  • (模試を受験する、又は予想問題集を解く。)

 勉強方法の詳細は、マンション管理士の独学におすすめの勉強法のページをご参照ください。

合格に必要な勉強時間

 マンション管理士試験に合格するためには、一般的に、500時間程度の勉強時間が必要と言われています。

 また、合格に必要な期間は半年〜1年程度が標準的です。

マンション管理士の勉強時間
  • 勉強時間の目安は、500時間程度
  • 勉強期間は、半年〜1年程度が標準的

 ですので、マンション管理士の試験日(11月の最終日曜日)の半年から1年前、つまり、遅くとも5月には勉強を開始するのがおすすめですね。

 ただし、これは初学者の話であって、例えば宅建や管理業務主任者に合格している方であれば、試験科目の多くが重なっていますので、もっと短い勉強時間での合格も可能です。

 私も、既に宅建試験・管理業務主任者試験に合格していましたので、必要とされる勉強時間の半分以下の約200時間という勉強時間で合格することができました。

マンション管理士のテキスト・問題集まとめ

 以上、マンション管理士の独学におすすめのテキスト・問題集についてご紹介してきました。

 マンション管理士試験は、宅建試験に比べると受験者数は少なく、出版されているテキストの種類も少ないですが、やはり、どのテキスト・過去問題集を選ぶかは悩みどころですよね。

テキスト

 テキストに関しては、TACの「マンション管理士 速習テキスト」が、マンション管理士試験受験生の”定番”と考えられますので、速習テキストを買っておけば間違いないと思います。

※ マンション管理士と管理業務主任者のW受験用のテキストとしては、早稲田経営出版の「マンション管理士 管理業務主任者 Wマスターテキスト」がおすすめ

 入門テキストに関しては、通常、マンション管理士の受験生は宅建の受験経験のある方が多いと思いますので、そういった方は、敢えて購入する必要はないと思いますが、完全な初学者の場合は、TACの「みんなが欲しかった!マンション管理士・管理業務主任者 合格へのはじめの一歩」がおすすめですね。

過去問・問題集

 過去問については、一般的には、過去8年(〜10年)の分野別過去問題集で勉強するのが定番かと思いますが、私としては、効率的に勉強するためにも「一問一答セレクト1000(TAC)」をおすすめします。

 四肢択一式と一問一答では、勉強の効率が段違いに変わりますから。

 ただし、一問一答では、本試験形式(四肢択一式)の対策ができませんので、予想問題集を解くなかで、四肢択一式を解く練習をすればいいのではないでしょうか。

参考書

 あとは、もしも勉強時間が十分に確保できなかった場合には、最後の付け焼刃(最後の追い込み用の参考書)として、「出るとこ予想 合格(うか)るチェックシート(TAC)」が役立つかもしれません。

マンション管理士のテキスト・問題集まとめ
  • テキストは「マンション管理士 速習テキスト(TAC)」が定番でおすすめ
  • 入門テキストは宅建の受験経験があれば不要
  • 効率学習のためにも、過去問は「一問一答セレクト1000(TAC)」がおすすめ
  • 四肢択一対策も含めて「予想問題集」を解く
  • 勉強が十分にできなかった場合は、最後の付け焼刃「出るとこ予想 合格(うか)るチェックシート(TAC)」が役立つかも

 とにかく、マンション管理士試験に関しては、ガッツリと本気で専業で勉強するような受験生は少数だと思います。いかに効率的に勉強を済ませて合格を掴み取るか、というのがポイントです。

 当ページでご紹介しているテキスト・問題集を参考にしていただき、是非、効率的に合格を勝ち取ってください。

独学が不安な方は通信講座もおすすめ

 なお、独学が不安な方や、短期合格を目指したい方には、通信講座もおすすめです。

 下記の記事では、マンション管理士のおすすめ通信講座を徹底的に比較してランキング形式でご紹介しています。初心者向け講座のほか、短期集中講座や学習経験者向け講座、費用の安い講座など目的別のおすすめもご紹介していますので、参考にしてください。

マンション管理士の通信講座おすすめランキング

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