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「合格革命 行政書士」シリーズ(TAC)のテキスト・問題集を徹底レビュー!

独学で資格取得 - 目指せ!行政書士 -
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「合格革命 行政書士」シリーズ(TAC)のテキスト・問題集を徹底レビュー!

更新日:2023年9月16日

合格革命 行政書士シリーズ

 「合格革命 行政書士」シリーズは、行政書士受験生の中でも人気のテキストですね。

 当サイトにおいては、合格革命は「行政書士の独学におすすめのテキスト【徹底比較!】」のページでおすすめNo.3でご紹介しています。

 このページでは、「合格革命 行政書士シリーズ」のテキストだけでなく、問題集など多彩なラインナップについて取り上げ、皆さんにご紹介していきたいと思います。

【執筆者】
㈱モアライセンス代表 大西雅明

市役所に22年間勤めた元公務員。行政書士、宅建士、司法書士、土地家屋調査士などの国家資格に合格し、15年以上にわたって当サイトで情報発信している。
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執筆者紹介

行政書士テキスト「合格革命 行政書士」シリーズ(TAC)のラインナップ

 早稲田経営出版(TAC系列・Wセミナー)の「合格革命 行政書士」シリーズは、以下のように多彩なラインナップが揃えられています。

 一般的に、基本テキスト分野別過去問題集必須のラインナップですが、「合格革命 行政書士」シリーズでは、その他に、入門テキスト、一問一答問題集(過去問)、一問一答問題集(オリジナル問)、記述式問題集、予想問題集と、全部で7種類がラインナップされており、問題集の種類が豊富なのが特徴ですね。

 ただし、必ずしも全ての教材を購入する必要はありませんので、やはり、基本テキストと分野別過去問題集は必須として、あとは、入門テキスト、一問一答問題集、予想問題集を、必要に応じて購入すればよいのではないかと思います。(どんな場合に購入するのが効果的かについては、後述します。)

※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
基本テキスト
基本テキスト(合格革命 行政書士)
合格革命 行政書士 基本テキスト(2023年度)

著者: 行政書士試験研究会
出版社: 早稲田経営出版
発売日: 2022/12/25
ページ数: 1088ページ
サイズ: 21 x 14.8 x 2.5 cm

価格:
3,190円
分野別過去問題集
過去問(合格革命 行政書士)
合格革命 行政書士 基本問題集(2023年度)

著者: 行政書士試験研究会
出版社: 早稲田経営出版
発売日: 2022/12/25
ページ数: 800ページ
サイズ: 21 x 14.8 x 2 cm

価格:
2,860円
入門テキスト
入門テキスト(合格革命 行政書士)
合格革命 行政書士 スタートダッシュ(2023年度)

著者: 行政書士試験研究会
出版社: 早稲田経営出版
発売日: 2022/10/22
ページ数: 272ページ
サイズ: 21 x 14.8 x 2 cm

価格:
1,760円
※2024年度版の予約販売中(10/24発売予定)
一問一答問題集(過去問)
一問一答(合格革命 行政書士)
合格革命 行政書士 肢別過去問集(2023年度)

著者: 行政書士試験研究会
出版社: 早稲田経営出版
発売日: 2022/12/25
ページ数: 936ページ
サイズ: 18.2 x 12.8 x 2.5 cm

価格:
3,850円
一問一答問題集(オリジナル問)
一問一答オリジナル(合格革命 行政書士)
合格革命 行政書士 一問一答式 出るとこ千問ノック(2023年度)

著者: 行政書士試験研究会
出版社: 早稲田経営出版
発売日: 2023/1/20
ページ数: 464ページ
サイズ: 18.2 x 12.8 x 2.5 cm

価格:
1,980円
記述式問題集
40字記述式・多肢選択式問題集(合格革命 行政書士)
合格革命 行政書士 40字記述式・多肢選択式問題集(2023年度)

著者: 行政書士試験研究会
出版社: 早稲田経営出版
発売日: 2023/2/24
ページ数: 272ページ
サイズ: 21 x 14.8 x 2.5 cm

価格:
1,650円
予想問題集(模試)
法改正と直前予想模試(合格革命 行政書士)
合格革命 行政書士 法改正と直前予想模試(2023年度)
<予想問題×3回分>
著者: 行政書士試験研究会
出版社: 早稲田経営出版
発売日: 2023/4/23
ページ数: 420ページ
サイズ: 25.7 x 18.2 x 2 cm

価格:
1,760円

 それでは、「合格革命 行政書士」シリーズのテキスト・問題集について、順に見ていきたいと思います。

合格革命 行政書士 基本テキストをレビュー!

 まずは、「合格革命 行政書士」シリーズの基本テキスト、「合格革命 行政書士 基本テキスト」からご紹介します。

フルカラーのとっつきやすい基本テキスト

 このテキストは、フルカラーで、とっつきやすいテキストかと思います。ネットの口コミ等を見ても、特に人気が高いようですね。

 2021年版からは別冊六法も付属するようになりました。

 系統としては、伊藤塾の「うかる!行政書士」と同様、正統派テキストの部類に入ると思います。

 特徴としては、各テーマごとに「確認テスト」が設けられており、理解度の確認をしながら学習を進められるという点は、「うかる!行政書士 総合テキスト」と同様です。

 そして、「うかる!行政書士」よりも、図表やイラストは豊富でわかりやすく整理されていますね。

 また、重要事項等を付属の赤シートで隠して覚えられるようになっています(2019年版から)。

初学者でも独学でしっかり理解しながら勉強できる

合格革命 行政書士 基本テキスト(2023年版) サンプル画像
出典:Amazon

 行政書士の試験科目のうち憲法では、判例が、事件名・事案・結論・判旨に分かれて記述されており、見やすくてわかりやすいと思います。

 民法では、事例をベースとした解説でわかりやすいですが、当サイトの「行政書士の独学におすすめのテキスト」のページで一番におススメしている「うかる!行政書士 総合テキスト」に比べると、法の解説が淡白なところがありますので、行政書士試験で大切な法の理解という点に関しては、「うかる!行政書士」には及ばないように感じました。

 ただし、行政法では、条文学習が大切な項目では条文を掲載し(2021年版から別冊六法の収録に伴い、本文中から条文が削除されてしまいました。)、判例が大切な項目では判例を掲載するなど、工夫された構成となっており、なかなかの好印象です。

 法の解説が、「うかる!行政書士」に比べると若干薄いという点を除けば、初学者が独学でしっかりと理解しながら学習を進められる優れたテキストだと思いますので、正統派テキストとしては、伊藤塾の「うかる!行政書士 総合テキスト」の次に、おすすめしたいテキストですね。

※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
基本テキスト(合格革命 行政書士) 合格革命 行政書士 基本テキスト(2023年度)

著者: 行政書士試験研究会
出版社: 早稲田経営出版
発売日: 2022/12/25
ページ数: 1088ページ
サイズ: 21 x 14.8 x 2.5 cm

価格:
3,190円
ポイント!
  • フルカラー
  • 別冊六法が付属
  • 赤シート対応
  • 伊藤塾よりも図表やイラストは豊富
  • テーマごとに確認テストあり
  • 憲法の判例:事件名・事案・結論・判旨に分けて記述されていて見やすい
  • 民法:事例をベースとした解説でわかりやすいが、法の理解の点で「うかる!行政書士」には及ばない
  • 行政法:条文学習が大切な項目では条文を掲載、判例が大切な項目では判例を掲載などの工夫が優れている
  • 正統派テキストとしては、「うかる!行政書士」の次におススメ!

合格革命 行政書士 基本問題集をレビュー!

 次は、分野別過去問題集の「合格革命 行政書士 基本問題集」です。

重要過去問+オリジナル問題を収録した分野別過去問題集

 この問題集は、絶対に押さえておくべき重要過去問に加え、過去問だけでは不十分なテーマについてはオリジナル問題で補充し、科目別・分野別に整理された問題集です。

 合格革命シリーズの問題集としては3冊出版されていますが(基本問題集、肢別過去問集、一問一答式 出るとこ千問ノック)、この基本問題集がメインの問題集となります。

 収録問題数は、他社の問題集と同程度で、350問となっています。(※LECの出る順ウォーク問は、約600問の収録がありますが、それは例外的)

テキストへのリンクは1肢ごとにページ数を明記

 ページ構成は、左ページに問題、右ページに解答・解説となっています。

 印刷は赤系の2色刷りですが、残念ながら赤シートには対応していません。このため、左ページの問題を解きながら右ページの答えが目に入ってしまうという難点がありますので、自分なりにシオリを挟んで答えを隠すなどの工夫が必要かと思います。

 解答の解説については、ごく標準的な印象ですが、基本テキストへのリンクについては、解説の1肢ごとに、テキストの参照箇所のページ数が具体的に明記されていますので、素早くテキストを参照することができるようになっています。

行政書士 問題集 合格革命 行政書士 基本問題集(2023年度)
2022/12/25発売
著者・編集

行政書士試験研究会
出版社

 早稲田経営出版
収録内容

350問
(重要過去問+オリジナル問題)
出題形式

5肢択一式
※記述式・多肢選択式も含む
掲載順

科目・分野別
ページ構成

左ページに問題、右ページに解答・解説
テキストとの関連付け

『基本テキスト』にリンク(1肢ごとに参照ページを記載)
目隠しシート対応

---
ページ数

800ページ
価格

2,860円

合格革命 行政書士 スタートダッシュをレビュー!

 次は、入門テキストの「合格革命 行政書士 スタートダッシュ」です。

全体像や頻出テーマの概要を把握できる入門テキスト

 このテキストは、初めの一歩として、行政書士試験の各科目について、全体像や頻出テーマの概要を押さえることで、今後の本格的な学習にスムーズに入っていけるようにすることを目的としています。

 基本テキストと同様、フルカラーになっていますので読みやすいと思います。

読み切りやすいが初学者のための特別な工夫はなさそう

 ただし、私が読んだ印象としては、ページ数は、基本テキストに比べて3分の1程度になっているため読み切りやすいとは思いますが、内容的には、基本テキストから基礎的な部分を抜粋してきただけ(深入りする部分を削除しただけ)のような内容になっており、初学者がわかりやすいように特別な工夫がなされたようには見受けられません。

 そもそも、「基本テキスト」自体が、完全な初学者がイチから学習を始められるように作成されていますので、敢えてこの入門テキストを購入する必要はないように思います。

※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
入門テキスト(合格革命) 合格革命 行政書士 スタートダッシュ(2023年度)

著者: 行政書士試験研究会
出版社: 早稲田経営出版
発売日: 2022/10/22
ページ数: 272ページ
サイズ: 21 x 14.8 x 2 cm

価格:
1,760円
※2024年度版の予約販売中(10/24発売予定)

<参考>入門テキストが効果的なケース

 それでも、次のような場合には、このような入門テキストで大まかなイメージを掴んでおけば、独学でもスムーズに本格的な学習に入っていくことができると思います。 

  • もう何年も勉強なんてしたことがない
  • 法律の学習なんてしたことがない
  • 分厚い「基本テキスト」を読むことに拒絶反応を示してしまう

 このような場合には、「基本テキスト」を読み終えることができずに挫折してしまうおそれがありますので、入門テキストを利用すると効果的だと思います。

 とりあえず、一旦、「合格革命 行政書士 基本テキスト」から始めてみて、読み進めるのがちょっと辛いな、、、と思った場合に、「合格革命 行政書士 スタートダッシュ」を購入してみる、という順序でよいのではないかと思います。

合格革命 行政書士 肢別過去問集をレビュー!

 次は、一問一答問題集(過去問)の「合格革命 行政書士 肢別過去問集」です。

過去問+オリジナル問題を収録した一問一答問題集

 この問題集は、一問一答式、つまり、過去問は5肢択一式ですが、この5つの選択肢をバラバラにして、そのひとつの選択肢に対して〇か×かを判断する、というタイプの問題集になります。

 収録問題は、昭和63年から令和4年までの行政書士試験における過去問のうち重複するものなどを削除したうえで、科目別・分野別に整理してあります。

 なお、行政法は新しい最高裁判例に対応するため、民法は最近の難化傾向に対応するため、オリジナル問題も収録されています。

ボリュームたっぷりの約2,500肢

合格革命行政書士 肢別過去問集(2023年版)サンプル画像
出典:Amazon

 一問一答式の問題集としては、かなり収録数が多い部類に入ると思います。(通しの問題番号が入っていないため、パッと数えることができませんが、1ページ当たりの標準的な掲載数と、全体のページ数から計算すると、約2,500肢程度が収録されているのではないかと思います。)

 ページの構成は、左側のページに問題、右側のページに解答・解説となっており、印刷は青系の2色刷りで、重要語句が青字になっています。ただし、目隠しシート等では解答は隠せませんので、自分なりにシオリを挟んで答えを隠すなどの工夫が必要かと思います。

 サイズは、基本テキストや基本問題集(いずれもA5判)よりも一回り小さいB6判になっています。

 それと、基本テキストとのリンクについては、1肢ごとではなく、各テーマごとに、参照すべきページ数の範囲(例えば、P.100〜110などのような形)が明記されています。1肢ごとのリンクではありませんが、項目がテキストにピタリと一致させてありますので、特に不便は感じないと思います。

 なお、基本的に、問題集としては分野別過去問題集があれば十分ですので、別途、このような一問一答問題集を購入する必要性は低いと思います。

行政書士 一問一答 合格革命 行政書士 肢別過去問集(2023年度)
2022/12/25発売
著者・編集

行政書士試験研究会
出版社

 早稲田経営出版
収録内容

S63〜R4過去問(重複を削除。約2,500肢。行政法・民法はオリジナル問題も掲載)
出題形式

一問一答式
掲載順

科目・分野別
ページ構成

左ページに問題、右ページに解答・解説
テキストとの関連付け

『基本テキスト』にリンク(テーマごとに参照ページの範囲を記載)
目隠しシート対応

---
ページ数

936ページ
価格

3,850円

<参考>一問一答問題集(過去問)が効果的なケース

 一問一答問題集の良いところは、ひとつの論点をひとつの選択肢だけで学習できるため、5肢択一式で学習するよりも効率的に学習できるというメリットがあります。

 それともう1点は、1問を解くごとに解答を見ることができるため、スピーディーにサクサクと問題演習を進めていくことができるという2点のメリットがあると考えています。

 私も、個人的には一問一答問題集は好きで、他の資格試験を受験した際、勉強期間があまり確保できなかったため、過去問は解かず、一問一答問題集のみで済ませたこともありました。

 このため、試験までに過去問を全部解くような時間がなく、間に合わないと切羽詰まった際に、この一問一答問題集で、勝負してみるという使い方もあるかと思います。

合格革命 行政書士 一問一答式出るとこ千問ノックをレビュー!

 次は、一問一答問題集(オリジナル問)の「合格革命 行政書士 一問一答式出るとこ千問ノック」です。

すべてオリジナル問題の一問一答問題集

 この問題集も、一問一答式の問題集になっています。(サイズもB6判でコンパクト)

 収録問題は、すべてオリジナル問題となっており、科目別・分野別に整理して収録されています。

 最近の行政書士試験では、過去問をすべてマスターしたとしても不十分で、未出題の問題にもしっかりと対応できる必要があると言われています。

 このため、この問題集では、過去問ではなくすべてオリジナル問題となっているわけですが、これは、すべて未出題の論点の問題が収録されているという意味ではなく、出題済みも未出題も含めて、今後、出題される可能性の高い重要な知識が、オリジナルの文章(問題)で掲載されているという意味です。

 ページの構成は、左側のページに問題、右側のページに解答・解説となっており、印刷は赤系の2色刷りで、解答(〇・×)と重要語句が赤字になっていますので、付属の赤シートで目隠しをすることができます。

 それと、基本テキストとのリンクについては、1肢ごとに、基本テキストの参照ページ数が明記されていますので、テキストを素早く参照することができます。

千問ノックと肢別過去問集の使い分けが悩みどころ

 なお、オリジナル問題が1,000肢掲載されているわけですが、う〜ん、、上述の肢別過去問集と、この千問ノックとの使い分けが、なんとも難しそうですね。。

 そもそも分野別過去問題集(基本問題集)も、未出題の論点についてはオリジナル問題を収録してカバーしているわけですから、やはり、基本的には分野別過去問題集(基本問題集)をしっかりとこなすことが基本になるかと思います。

一問一答式 出るとこ千問ノック(合格革命) 合格革命 行政書士 一問一答式 出るとこ千問ノック(2023年度)
2023/1/20発売
著者・編集

行政書士試験研究会
出版社

 早稲田経営出版
収録内容

全問オリジナル問題(1,000肢)
出題形式

一問一答式
掲載順

科目・分野別
ページ構成

左ページに問題、右ページに解答・解説
テキストとの関連付け

『基本テキスト』とリンク(参照ページを記載)
目隠しシート対応

暗記用赤シート対応
ページ数

464ページ
価格

1,980円

<参考>一問一答問題集(オリジナル問)が効果的なケース

 分野別過去問題集(基本問題集)をしっかりと解いたうえで、さらに時間に余裕がある場合には、この千問ノックに取り組んでみるという使い方がよいのではないかと思います。

 このように追加的に取り組む場合は、上記の「肢別過去問集」ではなく、こちらの「千問ノック」の方が、オリジナル問題のため、効果的であろうと思います。

 また、コンパクトな問題集(厚みは「肢別過去問集」の半分程度。サイズはB6判)ですので、持ち運んでスキマ時間の勉強に活用するという使い方をしてもよさそうですね。

合格革命 行政書士 40字記述式・多肢選択式問題集をレビュー!

 次は、記述式問題集の「合格革命 行政書士 40字記述式・多肢選択式問題集」です。

記述式対策を中心に多肢選択式も収録

 この問題集は、行政書士試験の受験生の悩みの種とされている「記述式」の問題を中心に、「多肢選択式」の予想問題も収録した問題集です。

 全体の4分の3程度が記述式対策で、残りの4分の1程度が多肢選択式対策となっています。

 記述式対策として特徴的なのが、「基礎編」と「応用編」の2段階となっているという点です。

 まず基礎編では、記述式問題の素材となる条文・判例の文言を押さえていく、つまり、テーマが与えられた際に、そのキーワードとなる言葉を想起する訓練をするために、条文・判例の穴埋め問題で知識を身につけていきます。

 そして、応用編では、オリジナルの予想問題を解いていくという2段階とすることで、初学者でもスムーズに記述式問題を解答する力をつけていけるようになっています。

 なお、印刷は赤系の2色刷りになっており、付属の赤シートで答えを目隠しできますので、答えが目に入ってしまわずに問題演習が可能です。

まずは択一式対策を優先すべき

 記述式問題の対策に関しては、特別な対策をするような時間を確保することは、なかなか難しいと思いますので、過去問(分野別過去問題集「基本問題集」に収録されています。)を解いてみて、ある程度書けそうだと思う方は、省略してもよいのではないかと思います。

 問われたことに対して短い文章で答えるだけですので、択一式の問題がしっかりと解けるだけの知識が身に付いていれば、そこまで苦労せずに書けるかと思います。まずは択一式の対策をしっかりと行うことを優先すべきだと思います。 

※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
記述式問題集
40字記述式・多肢選択式問題集(合格革命)
合格革命 行政書士 40字記述式・多肢選択式問題集(2023年度)

著者: 行政書士試験研究会
出版社: 早稲田経営出版
発売日: 2023/2/24
ページ数: 272ページ
サイズ: 21 x 14.8 x 2.5 cm

価格:
1,650円

<参考>記述式対策問題集が効果的なケース

 ただし択一式はしっかりと解けるのに、記述式はさっぱり書けないという方は、記述式に特有の解き方(テクニック)を身につければ、対応できるようになるはずですので、このような記述式対策問題集はとても有効だと思います。

合格革命 行政書士 法改正と直前予想模試をレビュー!

 次は、予想問題集(模試)の「合格革命 行政書士 法改正と直前予想模試」です。

3回分の本試験予想問題を収録

 この問題集は、3回分本試験予想問題が収録された予想問題集になっており、例年、本試験問題でのズバリ的中を出しています。

 その他、法改正情報の概略や典型論点・出題予想論点を厳選した「直前総まとめ」が収録されています。

※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
予想問題集(模試)
法改正と直前予想模試(合格革命 行政書士)
合格革命 行政書士 法改正と直前予想模試(2023年度)
<予想問題×3回分>
著者: 行政書士試験研究会
出版社: 早稲田経営出版
発売日: 2023/4/23
ページ数: 420ページ
サイズ: 25.7 x 18.2 x 2 cm

価格:
1,760円

<参考>予想問題集(模試)が効果的なケース

 行政書士試験を受験する場合は、独学の場合であっても、予備校の模試だけは受験しておいた方がよいと言われることがあります。これには、次のような目的があると考えられます。

  • 解答の時間配分やマークシートの解答形式、緊張感など本試験に慣れる
  • 自分の知識に穴がないか確認し、本試験に向けた最後の仕上げとして、弱点の補強をする。
  • 過去の出題傾向を分析したうえでの予想問題が出題されるため、その年の本試験に出題される可能性が高い問題を押さえる。

 このような資格予備校が実施する模試を受験することも一つの方法ですが、それに代替するものとして、「予想問題集」を購入し、解いてみるという方法もあります。

【関連記事】

「合格革命 行政書士」シリーズまとめ

 以上のように、早稲田経営出版(Wセミナー)の「合格革命 行政書士」シリーズをご紹介してきました。

 このシリーズは、ご覧のとおり、問題集がとても充実しているというのが特徴ですが、これだけ多くの問題集に取り組むことは現実的ではありませんので、必要なものに絞って取り組むべきだと思います。

 基本的には、分野別過去問題集の「基本問題集」をしっかりと繰り返し解くこと。これが大原則だと思います。あとは、上記の<参考>に記載したような場面に、必要に応じて手を出していくという形がよいかと思います。

 それと、基本テキスト「合格革命 行政書士 基本テキスト」に関しては、私が各社のテキストを読み比べたうえで、正統派テキストとしては、一番のおススメの伊藤塾「うかる!行政書士」に次いで、おススメできるテキストだと思っています。

※ 正統派テキストではないのは、イラスト・図解を中心にした「合格のトリセツ(LEC)」や「みんなが欲しかった!(TAC)」を指しています。

 テキストや問題集のシリーズを選ぶ場合、この「基本テキスト」が一番重要なラインナップになりますので、基本テキストを基準に選ぶべきだと思います。

 「うかる!行政書士」と「合格革命 行政書士」の2つの基本テキストは、いずれもフルカラーですし、初学者が独学でもしっかりと基礎から理解をしていくことができるテキストになっていますので、どちらを選んでも失敗することはないのではないかと思います。

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