![]() ▲ TOP PAGE デュシャンと道教 『黄庭外景経』 ▼ 内丹術 坎水逆流 七液洞流 精気神 九天の気 九気玄凝 九気回帰 督脈/任脈 関元 デュシャン・コード |
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黄庭外景経 The Yellow Court External Illumination Scripture 上有黄庭下関元、後有幽闕前命門、 呼吸廬外出入丹田、審能行之可長存、 黄庭中人衣朱衣、関門牡籥闔両扉 幽闕侠之高巍巍、丹田之中精気微、 上に黄庭、下に関元有り。後に幽闕、前に命門が有る。 廬外に呼吸し、丹田に入る。審(つまび)らかに能く之を行えば長存すべし。 ・・・ 関門の牡籥(かぎ)、両扉を闔(と)ざす。 幽闕これを侠(はさ)みて高さ巍巍たり。 丹田の中、精気微なり。 ・・・ 「黄庭」は脾臓。 「関元は臍なり」、「生門は命門なり」と《雲笈七籖》の註にある。 「巍巍」は高大な様をいう。 丹田の中で、精と気が微妙玄通する。 ⇒ 玄妙(アンフラマンス) 『黄庭外景経』の王義之筆『黄庭経』(宋拓)では、「前に幽闕 後に命門有り」となる。 《雲笈七籖》本では、「呼吸・・・」が「呼吸廬間入丹田」(12/29b/ 1)、 「関門・・・」が「關元茂籥闔兩扉」(12/30a/ 5)になる。 『黄庭外景経』をもとに、上清派道士が増補したとされる『黄庭内景経』では、 「廬間」は「臚間」と表記され、両目の間、つまり眉間を意味する。 ⇒ 『黄庭内景経』上有章第二 ⇒ マルセル・デュシャン 《遺作》1946-1966 |
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![]() 王羲之『黄庭経』(拓本) この拓本では、「前に幽闕 後に命門有り」となる。 |
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