プルルルル・・
か「ぬ・・電話だ・・。」
ガチャ
か「もしもし?」
サンタ「誰かから電話?」
か「おまえまだ俺んちにいたのかよ・・・もう帰れよ・・
俺んちに住み着いてそろそろ一年だぞ・・。」
サンタ「去年イスラエルとかパレスチナ自治区の子供たちに
銃とか手榴弾送ったら怒ったじゃん・・。」
か「意味わかんねぇよ・・・宗教違うし・・。
紛争煽ってんじゃねぇよ・・今年は違うもの贈れよ・・。」
サンタ「トナカイ去年対空砲火で撃たれて死んじゃったし・・。
帰るに帰れねぇんだよな・・。」
か「おまえ一応神様の端くれだろうが・・・自分で何とかしろ・・。」
サンタ「冬用のジャケット買ってくれよ。」
か「黙れ・・・おまえは赤と白の服着てなきゃ誰かわかんねぇだろ・・。
電話出てるから、おとなしくしとけ・・。」
サンタ「はぁい・・。」
か「もしもし?お待たせしました。」
神様「・・・神様だ・・。」
か「は?とんでもねぇ・・オラ神様だよ。」
神様&サンタ「古いな・・。」
か「ステレオで突っ込むなよ・・。」
神様「それはともかく・・サンタを出してくれ。」
か「は?・・はい・・おいサンタおまえに電話・・神様から。」
サンタ「うわ・・マジ?・・今居ないって言って・・。」
か「サンタが居留守使うな・・。」
サンタ「はい・・もしもし?お久しぶりです。
はぁ・・はぁ・・・まことに申し訳ありません。
今年こそは必ず・・。はぁ・・すいません。
・・・はぁ・・おいかわせみ君・・君に代われって・・。」
か「おまえも大変そうだな・・。」
サンタ「永久に主従関係って・・天国全然平等じゃないじゃん・・。」
か「天国のつらい現実をさらっと言うな・・。
はい・・代わりました。」
神様「サンタはちゃんと仕事をしてるかね・・・。」
か「う〜ん・・あんまり・・・。」
神様「このきな臭い時代だ・・子供たちに夢を与えなければな・・。」
か「そうですな・・。さすが神様良い事言うね。」
神様「そのためにはまず信者を増やさなければ・・
子供時代からの刷り込みが大事だ。
飴を与えてな。」
か「聞いてて痛いんで電話切っても良いですか?」
神様「サンタには私になびきそうな子供にはおもちゃを、
頑固な邪教徒の子供には第三世界でお互いつぶし合うような
物を贈れと言ってあるんだが・・。」
か「アイタタタタ・・・切って良いッスか?
(コイツ工作員だったのか・・。)」
サンタ「ほぇ?」
神様「すまないがサンタのケツ蹴って
ちゃんと活動しろって言っといてくれ。」
か「いや・・・内容が内容だけにあんまり・・せっつけないんですが・・。」
神様「今年は製造番号削った
出所不明のポーランド製小銃を大量に用意してある。」
か「うわ・・今問題になってる武器ばら撒いてたの神様かよ・・。
これだから世界三大一神教の神様はタチが悪いっての・・。」
神様「ところで君はキ○スト教かね?
カソリック?プロテスタント?」
か「いや・・無神教っつ〜か・・仏教っつ〜か・・。」
神様「ふぅ〜む・・いかんな・・キリ○ト教は良いぞォ〜
なんてったって戦場に会ったこともない人間殺しに行くって言っても
神の加護があるんだから。」
か「・・・・(;´Д`)(切りたい)」
神様「どうしたのかね?」
か「・・・えっと・・自分アタオコロイノナ信者なんで結構ッス。」
神様「誰かね?それ?」
か「うんと・・マダガスカルの神様で・・
現地語で『なんだか良くわからないへんてこりんなもの』
っていう意味の神様です。
なんだか良くわからないので使命感もないし、楽なんです・・・
まぁ・・なんだか良くわからないから良い事してても天罰食らったり
するけど。(爆
イイッスヨ?アタオコロイノナ教。
別名「どくとるマンボウ教」」
神様「それは、人畜無害の烏合の衆って事かね・・。」
か「正解。」
神様「・・damn・・・・・horry shit・・・。」
か「・・・本物のホーリー・シットだ・・。」
神様「なぁ〜キリス○教入ろうなぁ・・・。こっちのが良いよ?」
か「いや・・・良いッス・・・。怖いんで・・・・。」
神様「・・・・くそっ・・・・頑固者が!天罰を食らうが良い!!」
か「それが嫌だっつ〜の!!!!
(両手をいっぱいに広げて)
アタオコロイノナ防御!!!!(効果ランダム)
〔直撃〕ギャワ〜!!!」
神様「ほら!そんな効果あるかどうかもわからない神様止めてさ・・。」
か「あんたも一緒じゃん。」
神様「・・・・・(怒)。」
か「・・・・・・。」
神様「じゃぁ・・・ポーランド製小銃1500挺送るからな・・。
サンタを頼んだぞ。」
か「オイオイ!俺捕まるじゃん!!」
神様「それがねらいさ・・。」
か「サイテー。」
ガチャ
サンタ「どうしたの?」
か「一緒に逃げよう・・・。」
終わり |