これが神の存在する証拠だ

 フランスの教育学者で哲学者でもあるアラン・カルデックの「霊の書」は、交霊会での霊界と人間との質疑応答を編集したものである。そこにはどんな一流大学を出ても答えることが出来ないような難解な質問も、戸惑うこともなく答える霊界側の人間業とは思えないような応答を見ることが出来る。一部を抜粋して見る
 
 
――神とは何でしょうか。
 
 「神とは至高の知性――全存在の第一原理です」
 
 ――無限というものをどう理解すればよいでしょうか。

 「始まりも終わりもないもの、計り知れないもの、知り尽くし得ないもの、それが無限です」

 ――神は無限なる存在であるという言い方は正しいでしょうか。
 
 「完全な定義とは言えません。人間の言語の貧困さゆえに、人間的知性を超越したものは定義できません」
 
 
神の実在の証拠
 
 ――神が存在することの証拠として、どういうものが挙げられるでしょうか。

 「地上の科学的研究の全分野における大原則、すなわち“原因のない結果は存在しない”、これです。何でもよろしい、人間の手になるもの以外のものについて、その原因を探ってみられることです。理性がその問いに答えてくれるでしょう」

 ――神の実在を人類共通の資質である直観力で信じるという事実は何を物語っているのでしょうか。

 「まさに神が実在するということ、そのことです。なんとなれば、もしも実在の基盤がないとしたら、人間の精神はその直観力をどこから得るのでしょうか。その直観力の存在という事実から引き出される結論が“原因のない結果は存在しない”という大原則です」

 ――神の実在を直観する能力は教育と学識から生まれるのでしょうか。

 「もしそうだとしたら原始人がそなえている直観力はどうなりますか」

 ――物体の形成の第一原因は物質の本質的特性にあるのでしょうか。

 「仮にそうだとしたら、その特性を生み出した原因はどうなりますか。いかなる物にもそれに先立つ第一原因がなくてはなりません」

 ――造化の始源を気まぐれな物質の結合、つまりは偶然の産物であるとする説はいかがでしょうか。

 「これまた愚かな説です。良識をそなえた者で偶然を知的動因とする者が果たしているでしょうか。その上、そもそも偶然とは何なのでしょう? そういうものは存在しません」

 ――万物の第一原因が至高の知性、つまり他のいかなる知性をも超越した無限の知性であるとする根拠は何でしょうか。
 
 「地上には“職人の腕はその業を見れば分かる”という諺があります。辺りをごらんになり、その業から至高の知性を推察なさることです」

 
 
神の属性(属性とは性質や特徴の事)
 
 ――神の根源的本質は人間に理解できるでしょうか。

 「できません。それを理解するための感性が人間にはそなわっていません」

 ――その神の神秘はいずれは人間にも理解できるようになるのでしょうか。

 「物質によって精神が曇らされることがなくなり、霊性の発達によって神に近づくにつれて、少しずつ理解できるようになります」

 ――たとえ根源的本質は理解できなくても、神の完全性のいくばくかを垣間(かいま)見ることはできるでしょうか。

 「できます。いくばくかは。人間は物質による束縛を克服するにつれて、神性を理解するようになります。知性を行使することによってそれを垣間見るようになります」

 ――神とは永遠にして無限、不変、唯一絶対、全知全能、至上の善と公正である、と述べても、属性の全てを表現したことにはならないでしょうか。

 「人間の観点からすればそれで結構です。そうした用語の中に人間として考え得るかぎりのものが総括されているからです。ですが、忘れてならないのは、神の属性は地上のいかなる知性をも超越したものであり、人間的概念と感覚を表現するだけの地上の言語をもってしては、絶対に表現できないということです。
 
 神が今述べられたような属性を至高の形で所有しているに相違ないことは、人間の理性でも理解できるはずです。そのうちの一つでも欠けたら、あるいは無限の形で所有していないとしたら、神は全てのものを超越することはできず、従って神ではないことになります。全存在を超越するためには神は森羅万象のあらゆる変化変動に超然とし、想像力が及ぶかぎりの不完全さの一つたりとも所有していてはなりません」
 
 
汎神論
 
 ――神は物的宇宙とは別個の存在でしょうか、それとも、ある一派が主張するように、宇宙の全エネルギーと知性の総合体でしょうか。

 「もしも後者だとすると、神が神でなくなります。なぜなら、それは結果であって原因ではないことになるからです。神は究極の原因であって、原因と結果の双方ではあり得ません。
 神は実在します。そのことに疑いの余地はありません。そこが究極の最重要ポイントです。そこから先へ理屈を進めてはいけません。出口のない迷路へと入り込んでしまいます。そういう論理の遊戯は何の益にもなりません。さも偉くなったような自己満足を増幅するのみで、そのじつ何も知らないままです。
 組織的教義というものをかなぐり捨てることです。考えるべきことなら身の回りにいくらでもあるはずです。まず自分自身のことから始めることです。自分の不完全なところを反省し、それを是正することです。その方が、知り得ようはずもないことを知ろうとするよりも、遥かに賢明です」

 ――自然界の全ての物体、全ての存在、天体の全てが神の一部であり、その総合体が神であるとする、いわゆる汎神論はどう理解すべきでしょうか。

 「人間は、所詮は神になり得ないので、せめてその一部ででもありたいと思うのでしょう」

 ――その説を唱える者は、そこに神の属性のいくつかの実証を見出すことができると公言します。例えば天体の数は無限であるから神は無限であることが分かる。真空ないしは虚無というものが存在しないということは、神が遍在していることの表れである。神が遍在するがゆえに万物は神の不可欠の一部である。かくして神は宇宙の全ての現象の知的原因である、と。これには何をもって反論すべきでしょうか。
 
 「理性です。前提をよく検討してみられるがよろしい。その不合理性を見出すのに手間は掛かりません」


 神は架空の阿弥陀仏や観音菩薩などと違って確実に存在しているのだ。

 アインシュタインは「・・・この宇宙にはたくさんの星があってそれらを一定の軌道で運行させる、その力をだせるのは神しかいません」と説明した。

 
霊界からは

 
「地上には“職人の腕はその業を見れば分かる”という諺があります。辺りをごらんになり、その業から至高の知性を推察なさることです」
と語っていたが、
 
 惑星が一定の軌道で動いている、まさに”職人の腕はその業を見れば分かる”の実地検証ではないだろうか。

 また地球に月があることも神の業としか思えない。もし月が存在しなかった地球の自転速度は1日に8時間程度になり、そのため空気の流れも速くなり海は常に荒れている状態になる。当然、漁業などはもっての他となり、食料欠乏で人類はここまで繁栄進化できなかったはずである。それどころか、母である海がそんな状態では人類の誕生すらなかったのかも知れない。

 その他にも月が存在していたとしても、地球の陸地が現在の海との比率の反対に3分の2で海が3分の1だったとしたら、やはり人類は食料欠乏でここまで繁栄進化しなかったはずである。

 全ては神の至高の知性の業としかいえない。これらを偶然と片付ける輩がいるが、偶然とはたまたまに起こる現象をいうのであり、たまたまが常に存在するのではそれは偶然とは言えないのである。それに霊界からは何度も偶然なるものはこの宇宙に存在しないと言い切っている。

 視力、嗅覚、聴覚といった感覚は生物が生きていくのに必須のものだが、視力一つを取っても水晶体を通して脳で見るといった複雑な生理機能の働きが存在しているのである。しかし、そういった複雑な生理機能が他の動物や魚、或いは蚊、ハエ、蟻に至るまで存在しているということを、人は自然に生じたと思っているのだろうか。
 
 自然界がどういう状態になったら全ての生物に視力や嗅覚、聴覚が生じるというのだろうか。窒素と酸素の大気があったら自然に視力や嗅覚や聴覚が生じるとでも思っているのだろうか。自然界がどういう状態であっても全ての生物に視力や嗅覚、聴覚が生じることなどあり得ないのである。いくら進化の法則の論理をもってしても、全ての生物に、視力や、嗅覚、聴覚といった感覚が自動的に生じるものではない。
 
 神がライフラインとして全ての動物に与えたからこそ、末端の昆虫に至るまで、視力、嗅覚、聴覚といったものを備えるに至ったのである。視力や嗅覚、聴覚が自然に備わるものだと考えている人間がいるなら大ばか者としか言えない。神がウイルスや末端の害虫まで存在させているのはただただ人間の進化のためである。何の病気もなく何の気苦労もない人生では人間は堕落の一方を辿るのではないだろうか。


 
そしてアインシュタインは言う。「・・・特定の物体の存在を証明することができるが、特定の物体が存在しないことを証明することはできない。従って、われわれがある物体が存在することを証明できなくても、その物体が存在しないということを断定してはならない」と語った。

 さらに『原子核』を例として、「数年前に、例えばわれわれが原子核の存在を証明できなければ、もしその時、『原子核は存在しないのだ』と断言していたとしたら、それは大変な誤りを犯していたのではなかろうか?」と説明した。

 
 そして、「・・・科学も神の存在を否定できないのであるから、われわれは神の存在を信じるべきである」と語った。
 
 交霊会との対話を見ても何等、神の存在を疑うべきものは見当たらない。人間は神の一分霊で永遠に死ぬことも消滅することもない。ただ因果律が死後の運命を左右するだけである。

 悪の限りを尽くした人間は暗黒の中で何百年も悶え苦しむのである。「南無阿弥陀仏」を唱えたら浄土に往生できると言うのは、永遠の生命を持つ霊にとっては何の教訓も学べない仕儀でそんなことが起こり得るはずがない。抜け抜けとそんな嘘っぱちを述べる連中の気が知れない。

 世界では前世の記憶を持つ人間が至る所で垣間見られるのである。日本では「勝五郎再生記聞」が有名だが、世界中でも前世の記憶を持つ人間はゴマンと誕生している。

 
人間は霊が主体で、肉体は地上を生き抜くための仮の媒体でしかない。
 ──この肉体を棄ててそちらへ行っても、ちゃんと固くて実感あるのでしょうか。


 この質問に対してシルバーバーチはこう答えている。
「地上よりはるかに実感がありしっかりしています。本当は地上の生活の方が実感がないのです。霊界のほうが実在の世界で地上はその影なのです。こちらへ来られるまでは本当の実体感は味わっておられません。」
 
 霊が永遠に死なないという実話を紹介したい。2019年12月2日の「世界まる見え」という番組で放映された霊能力者の話である。

 1996年9月19日、人口6000千人程度の小さな町オハイオ州ベレプレである事件が起こった。妻が行方不明だと言う通報が夫から警察署に入ったのである。
 
 行方不明になったのはジェニファー・マクレディという31歳の女性で、警察官の夫ジャック・マクレディと子供二人のごく普通の4人家族の主婦である。
 
 デイブ・ガーヴィー部長刑事が捜査の担当になった。その部長刑事は「夫婦にはトラブルが付きものです。夫や妻が失踪したとの通報に警察は一々まともに取り合っていられません。最初の3〜4時間ぐらいは様子を見ないと無駄骨を折るに決まっています」と言っていた。
 
 三時間ほどして夫のジャックから再び連絡が入った。「妻は行方不明ではなさそうです。彼女の私物が全部持ち出されていてテーブルの上に結婚指輪が置いてありましたから」
 
 警察官の夫は妻が浮気相手と駆け落ちしたのかも知れないと落ち込んでいた。ところが事態は最悪の展開になっていた。この事件を解決に導いたのはある一人の霊能力者の言葉だった。
 
 娘が行方不明と知った母親は「娘が私たちに一言の相談もせずに家を出ることなんてあり得ません。何かとんでもないことが起きたに違いないから捜査をしてほしい」と警察に頼み込んでいた。
 
 その日の夜、警察は近くの公園に乗り捨てられていたジェニファーの車を発見した。入念に調べたが、血痕や争った形跡や事件性を示すものは何も発見されなかった。さらに家族や友人への聞き込み、銀行口座や電話の通話記録なども調べて見たが手掛かりになるものは何もなかった。
 
 ジェニファー・マクレディが忽然と姿を消してしまって五日が経過しても捜査員たちは手掛かりが掴めないままだった。ジェニファーの母親は「警察は娘の捜索を本気でやってなかったんです」と不満を口にした。警察への批判が高まる中でガーヴィー刑事は一人の職員から、ある人物の力を借りた方がいいと助言を受けた。
 
 その人物とはジョージア・ルドルフという人物でこれまで何度も不思議な力で警察の捜査に協力してきた霊能力者だった。職員から霊能力者の電話番号をもらったので、まったく手掛かりがなくデスクで途方に暮れていたガーヴィー刑事は半信半疑ながら電話を掛けて見た。
 
 電話を掛けられたジョージア・ルドルフはこういう風に語っていた。「警察の方は最初行方不明者の件でと言いました。でも私はすぐに答えました。これは行方不明じゃないわ。残念だけどその人はすでに亡くなっています。人間は目に見える物が全てではありません。亡くなった方の魂は私の中に入って来ていろいろな情報を伝えてくれます。しかし、生きていれば私の中に入ってきません。探している人物は私の中に入ってきました。残念ながら死んでいるわ。刑事さんにジェニファーは本当に死んでいるのか、と聞かれましたが、イエスと答えました。彼女に何が起きた?と聞かれ、頭に一発の銃弾を受けて殺されたと答えました」
「遺体は何処に?」
「遺体の場所は分からないわ。でもそこまでの行き方なら分かる。ベルプレの町を出て南へ向かうとはっきりとは分かりませんが298という数字が見えてきます。その場所から砂利道の上り坂が見えるのでその道を上がっていくとジェニファーが見つかると伝えました」
 
 ガーヴィー刑事は電話で話を聞きながら思わずゾッとした。ここから数百キロ離れたピッツバーグに住んでいる彼女がなぜ知っているのかと。ベルプレの南にはトーチという町があってそこを通る道路が298号線だった。

 早速ガーヴィー刑事はベルプレの町を出てハイウエーを南へ向かいトーチから298号線に入り注意深く走っていると、ついにそれらしい砂利道の上り坂を発見した。ここからは何一つ見落としてはならないと歩いて坂道を上ることにした。

 すると約150メートルほど行ったところに土の色が他とは違っている場所があった。つい最近掘り返されたような感じだった。そして素手で土を掘り起こすとナイロン製の寝袋が出てきた。
 
 ガーヴィー刑事はただちに現場一帯を封鎖し、犯罪特別捜査班の出動を要請した。周りの土を取り除き、寝袋のファスナーを開けると頭部を銃で打ち抜かれた変わり果てたジェニファー・マクレディの姿があった。何と霊能者のジョージア・ルドルフは遺体の発見現場から殺害方法に到るまですべてを言い当てたのだ。
 
 ジョージア・ルドルフは刑事に犯人は誰だか分かるのかと聞かれた。ジョージアは「分かります」と答えた。「言い憎いけど犯人は警察官だと思う。力強くてがっしりとした体格の警察官です」と語った。
 
 ガーヴィー刑事は犯行に関与した可能性があるのは殺害されたジェニファーの夫ジャック・マクレディだと思った。ガーヴィー刑事がジャックに遺体が発見され殺害されていたと伝えると、ジャックは崩れ落ち両手で顔を覆って号泣した。だが、ハンカチは少しも濡れていなかったそうである。
 
 ジャックは一度も遺体の発見場所や殺害方法について尋ねてこなかった。警察は令状を取り彼の自宅を家宅捜索した。すると、ジャックが無くなっていたと言っていたジェニファーの私物がガレージの天井裏から見つかった。さらに物置小屋のシャベルに付いていた土が遺体発見現場の土と一致した。
 
 殺人の動機はジェニファーが子供たちを連れて離婚したいと言い争いになったからだった。こうして霊能力者ジョージア・ルドルフの驚異的な能力により事件は解決した。
 
 ジョージア・ルドルフは語る。「死者が私の心に入り込んでいろいろと教えてくれるんです。ジェニファーは発見されたがっていた。そうに違いありません」
 
 物質である肉体は滅んでも、神の一分霊である霊は永遠に死なないのである。霊には意思があり、それを感じることの出来る霊能者には意思を伝えることが出来るのだ。いつでも霊は大空を自由に飛び回れるほか、どんな障害をも自由にすり抜けることが出来るのである。

 しかし人を殺したり、利己主義に塗れた人間は、暗黒の中で何百年も悶え苦しむのである。何の罪も犯さない人間と同等であるはずがない。何百年も悶え苦しんだ挙句、物質世界に生まれ変わった時は、自分が相手にした事と同じことが返ってくるのである。残酷に人を殺した人間は残酷に殺される運命から免れることは出来ない。そうやって神の因果律は数学的正確さで達成されるのである。

 私から言わせればプーチン大統領も、習近平も、金正恩も自分の死後がどうなるかを知らないただの無知な指導者でしかない。ヒトラー、スターリン、毛沢東、金日成、及びその他の歴史上の全ての残虐者たちは暗黒のオーラで我が身を包み今も悶え苦しんでいるのである。

 
誤った宗教は毒物と一緒である。毒物を巻き散らかした善導大師や法然、親鸞は死後神の懲罰を受けているはずである。

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