現世の女性が前世の我が子と再会する実話(人間が永遠に死なない事の証明)

 2022/11/16に関西テレビで放映された「世界の何だコレ!?ミステリーSP」の中に驚異のミステリーがあったので再現して見る。
 
 イングランドに住むジェニー・コッケルは子供の頃に不思議な夢を見た。病室と思わしき部屋で医師や看護婦が慌ただしく出入りし、自分の事をしきりにメアリさんと呼んでいた。ジェニーの記憶によればメアリは30歳前後でお見舞いにきた大勢の子供たちに囲まれていた。恐らく親子の関係だったという。病室のメアリは悲痛な声をあげていたという。そして、メアリは子供たちの未来はどうなるのだろうかと心配しつつ死んでしまった。後に分かったがメアリには8人の子供がいたのである。
 
 ジェニーは、その後も昼夜を問わずメアリの記憶が浮かんでくるようになった。ジェニーは誰に教わることもなく裁縫も料理もメアリの記憶のおかげで出来たという。感覚的にはメアリの記憶を元に追体験をしているような感じだったという。実際にジェニーに会って調査した中部大学大学院の大門教授は「最も興味深かったのはメアリの記憶が実証できるレベルにあったことです」と語っていた。
 
 ジェニーはメアリが住んでいた場所に関する記憶はぼんやりとしか思い出せなかったので思い出すたびに少しずつ書き残すことにした。建物や路地などを書き込んでいった結果、その街はジェニーが住んでいる街から遠く離れたアイルランドのマラハイドではないかと推測された。
 
 それから20年ほどが過ぎ、ジェニーは27歳のころ結婚し2児の母になっていた。ジェニーは我が子を見る度に、メアリが実在したのなら子供たちはどうなってしまったのだろうかと、メアリの子供たちの事を考えることが増えていった。そこでメアリはアイルランドのマラハイドの詳細が分かる地図を取り寄せ自分で描いた街並みと同じ場所はないかと照らし合わせた。すると似ている場所が実在していた。
 
 メアリはその場所が存在していることを知ると、しばし放心状態に陥った。そしてメアリはマラハイドに行く事にした。しかし。その街にはメアリが住んでいた家はすでになかった。近所でメアリの事を知っている者は居ないかと訪ね回ったが、メアリの事を知る者は一人も居なかった。が、その後も街の有志やメディアの力を借りてメアリの情報を探し続けた。
 
 そんなある日、協力者からある連絡が届いた。届いたのはメアリの結婚と死亡の証明書だった。メアリは21歳で結婚し8人の子供がいた。メアリは35歳の時大病を患い子供たちを残してこの世を去っていた。
 
 ジェニーはメアリが亡くなった病院に行った。入り口や道路に見覚えはなかったが亡くなった部屋に入った瞬間「この場所」だと確信した。柱の位置や窓の数が記憶のままだったのだ。
 
 その後、調査したところ、メアリの没後、子供たちは施設などに引き取られ、年数が経った現在は所在すらわからない状態だったが、メディアや街の方の協力のおかげである人物にたどりついた。メアリの長男ソニー・サットンだった。
 
 写真やビデオを見る限り、サットンは70歳前後で、メアリは35歳前後に見えた。当然、生まれ変わったメアリの方が若いのは言うまでもなかった。ジェニーの行動がきっかけでバラバラになっていたメアリの子供たちがおよそ60年ぶりに再会した。歳のいった子供たちと若い母親との関係が不思議な光景だった。
 
 長男のソニーさんは一同を前に、母さんは私の前にいます、家族が離れ離れになり傷ついていた私を癒してくれたのが母でありジェニーでした、と語った。子供たちは母の生まれ変わりを信じた。

 ジェニーが前世の記憶を留められたのは、自分が死んだ後の子供達がどうなるのかと心配した子供たちへの深い愛情があったからである。霊界からは愛の力をこのように語っている。

 愛は目に見えず、耳にも聞こえず、色もなく味もなく寸法もないのに、立派に実感があります。それは深い愛の感動を体験した者が証言してくれます。確かに愛の力は強烈です。しかし、霊の力はそれよりも無限大に強烈です。

 強烈な愛の力が、普通は消されるはずの前世の記憶をジェニーは留める事が出来たのである。
 
 
全ての人間は神の一分霊で魂は永遠に消滅しません。人間が物質世界に誕生するのは人格形成の為です。霊界が本来の居場所ですが、霊界では人格を形成する事は出来ません。なぜなら、人格というものは諸事万端さまざまな出来事に遭遇して形成されていくもので、物質世界ではそれが可能ですが、諸事万端に出会うことのない霊界では人格は形成できないのです。だから、人格が完成するために何十回、或いは人によっては何百回と物質世界に生まれ変って来るのです。
 
 自分は何のために生きているのか分からないと悩む人が居ますが、人間は善行をするためにこの地球上に誕生しているのです。善行することがこの地球上に誕生した目的なのです。神の摂理である、親切、寛容、同情、奉仕は善行へのステップなのです。霊界からはこう言います。他人への善行がないということそれ自体が悪です。善行こそが神の意に叶う生き方なのです。

 善行とは困った人を助けたり、手を貸したりする行為をいいます。神の名を借りた宗教組織が勧める高価な物品を買うことや、またその宗教組織に多額の献金をすることは決して善行とは言えません。それらの行為は最終的には自分の為になると思い込んだ一種の利己主義だからです。
 宗教組織の勧める高価な商品を買えば神が喜ぶと思っているのでしょうか。多額の献金をしたら神が了承すると思っているのでしょうか。神がそんな利己的行為に心を打たれるはずが有りません。神はただ人の為になる無償の行為に心を打たれるのです。
 
 多くの人間は過ちを犯しカルマ(支払うべき負債)を背負って何回もこの世に生まれ変わります。人格が完成すると物質界に生まれ変わることは有りません。神と同化して宇宙の生成に協力するようになります。
 
 最も重いカルマを背負った人間は死後暗黒のオーラでわが身を包み何百年も悶え苦しみます。それでも魂は消滅することなく、その後は物質界に誕生して悲惨な人生を割り当てられます。自分のしたことは全て自分に返ってくるのです。人を騙して破滅に追い込んだ者は、今度は自分が騙されて、破滅に追い込まれます。残酷に人を殺した者は残酷に殺され、人をいじめて自殺に追い込んだ者は、人にいじめられ自殺せねばならない状況に追い込まれるのです。そうやって教訓を学ぶように出来ているのです。
衝撃の前世の記憶 霊訓の抜粋
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