2026年1月11日(天窓を踏み抜く)
 大阪労働局の送検事例を紹介します
 天窓に踏み抜き防止措置を講じなかった疑い
 https://jsite.mhlw.go.jp/osaka-roudoukyoku/content/contents/202601061200.pdf
 事故は2025年6月26日に発生しました。外壁の補修工事をする際に、天窓のガラスを踏み抜いて墜落する事故が発生しました。
 天窓のガラスですから、強度があると思って少し体重をかけても大丈夫と判断したのか、足元を見ていなかったのか、バランスを崩したところがガラスだったのかなど詳しいことは不明ですが、作業をする場所の近くに天窓のガラスやスレートなど強度が弱いものがある場合には割れることを想定しなければなりません。
 踏み抜いてしまうような素材が近くにあれば、直接乗る必要がない場所であっても、作業中によろけて、踏んでしまうことは考えられます。それらを防ぐためには、該当場所に板を置くなどの対策が必要です。歩み板をのせるなどの対策が必要です。
 2011年に塩酸タンクのフタを踏み抜いて死亡した事故がありました。配管の修理をするために塩酸タンクの上で作業していました。報道によれば、過去にも同様の修理で塩酸タンクの上で作業したことがあったので特に危険と考えてなかったのですが過去の作業からは相当な日数が経過していたこと、過去の作業は一人で行っていましたので、一人分の体重は支えられていましたが、事故の際には二人で作業したことから二人分の体重を支えられなかったようです。

                           
ご安全に!

2026年1月4日(最近の車のドアノブ)
 先日、TESLA(テスラ・電気自動車)の展示があったので見ました。
 最初に感じたのは、「ドアノブが埋まった状態で開けられない。」でした。あとで係員に聞いてドアノブの使い方を知ることができました。
 調べてみると、ドアノブがなく、スマートキーを持っている人がドアにタッチするだけでドアが開くものがあります。車のデザインと機能には感心します。
 しかし、考えてみると危険です。事故を起こして燃え上がったとき、近くにいた人が外からドアを開けて助け出したということはよく聞きます。それは一般的なドアノブだからとっさに開けて救助できますが、ドアノブの形状が特殊だったり、ドアノブの位置が判らなかったりすると、外から開けることができません。電気系統が機能しないと開けられないかもしれません。
 私の車のドアは昔からのタイプなので問題ないのですが、駐車ブレーキは昔のレバーを力いっぱい引くサイドブレーキではなく、レバーを操作するだけで、駐車ブレーキのON/OFFができます。これは電気系統が機能しなければ、駐車ブレーキの解除ができないということです。故障してレッカーで牽引しようとしても駐車ブレーキが解除できないから動かせられないということになるのでしょうか。
 駐車ブレーキは動かせないだけですが、冒頭に書いたドアノブについては、命に係わる問題だと思います。


2026年1月4日(スキー場のエスカレーター)
 年末の12月28日、北海道小樽市のスキー場にあるエスカレーター(屋外)に5歳の男児が巻き込まれた事故がありました。
 男児は途中で転倒して、エスカレーターのベルトにより運ばれ、ベルトの巻き取り部に腕が挟まれたということです。
 巻き込まれたら自動停止するはずが止まらなかったということです。
 この安全装置は難しいと思います。たとえば、雪の塊が巻き込まれると止まるのようではエスカレーターとしては使えないでしょう。スキーのストックのような硬いものが挟まると止まるのでしょうが、子供の腕では止まらなかったのかもしれません。
 点検用のフタが開いていたという報道もありました。フタが開いたら停止する構造でなければなりません。
 また、一人用というのも安全上難しいと感じます。一般的なエスカレーターであれば、横に大人が乗ることもできるが、一人用なので横に立つことができません。さらに、手すりの無い構造というもの問題だと感じます。
 対策としては、上から下までワイヤーを張り、ワイヤーを踏んだり引いたりすると非常停止できるようにするとともに、小さい子供でもバランスを崩しにくく、搬送速度を非常にゆっくりにするべきでしょう。さらに、監視者を付けるべきでしょう。
 後日になって、死因が、衣類が引き込まれたことによって首が締まり、窒息したということでした。腕が引き込まれたことで、腕を抜くことに集中したので、首の方に気が付かなかったのでしょう。

                           ご安全に!

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