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TatteYahh! - 99/12/06

(・.・)ノ 日は本を読みに図書館に出かけた。

 最近ボクは漠然とした焦りを感じてる、自分でもわかる。その裏返しとして本が読みたくなったのかもしれない。テスト前に机の周りを掃除するときの心境に似ている。
 学校の図書館には電車の自動改札のような認証確認が入り口であって、ボクはいつもそこで立ち止まって鞄の中をごそごそとやることになる。そのうちどこもかしこもこんな風な時代になればボクだってそれに慣れるのかもしれない。とにかく、ボクはそうやって図書館に入った。
 行く先は大体いつも同じ、決まっている。<幻想>のコーナーだ。じつはそんなコーナーはないのだけれど、別にボクが自分の中でだけのコーナーを作ったって、誰も困らないわけだし、いいと思う。現実にはボクの<幻想>コーナーは幾つかのあの事務的で無機的なコーナー分けで分散を余儀なくされている。民主主義的な多数決ではボクの<幻想>コーナー全国設置の野望は実現できないかもしれないなと思う。
 でも大学の爽やかなイメージを体現したこの近代的な図書館だって、サキや夢野久作の皮肉とユーモアで満たせば、きっとあの偏屈そうなお爺さんがひとりでやっている埃積もる古本屋とかわらなくなるだろう。そうすれば、恋人たちの待ち合わせ場所なんかではなくなるはずだけれど、でもボクだって来なくなるかもしれない。埃でくしゃみがとまらなくなってまでして、本を読みには来ない。そこまでしろとは言わないまでも、どうにか<幻想>コーナーは実現したいな。
 ところで一端の大学らしく、この図書館には書庫があってそこには院生と研究生しか入れないらしい。すごく珍しい本がいっぱいあるみたいで、ボクもすごく興味がある、住んでみたい。イメージとしてはそれこそ前述の古本屋なんだけど、さらに毛むくじゃらで目のない小さな怪獣までいそうな勢いだ。できれば、怪獣とも会ってみたい。そのためには大学院に入るか、それでなくてもちゃんとした卒業見込み付き四回生になればいいいんだけれど・・。まだ先は長そうだ。

TatteYahh! - 99/12/03

(・.・)ノ 今日は男に出会った.

 彼はいつも黄色い雨合羽と黄色い長靴なので誰だってすぐに彼だと分かる。 ボクは学校に行く途中二つ目の電車の乗り換えで、眠気を我慢しながら一点を見つめていた。目の前を黄色いものが通りすぎ、ボクは、あぁ、今日もしばらく晴れないのかと思う。
 雨男は雨の匂いのするところなら、どこにだっているのだ。でも、誰一人として彼を天気の日に見たことがない。おそらく雨男は雨と宿命的に繋がっているのだ。彼がいれば、そこには必ず雨が降っているし、雲に切れ間ができる頃になると、彼はもうその場にはいない。
 ボクは乗り換えた電車で運良く座席に坐ることができた。学校までの残り少ない時間を眠って過ごそうとおもむろに目を閉じる。閉じる瞬間に黄色が目に入る。まさか電車の中まで雨は降るまい・・。そう思いながら・・。

TatteYahh! - 99/12/01

 日はちょっと趣向をかえて子供の頃の思い出でも語ってみよう。ボクが小学生の頃にはエアガンが流行っていた。健全な男の子なら誰でも一度は手にしたことがあるはずだ。それを自転車のカゴに入れて走り回っていた。 それだけでちょっと強くなった気がした。
(・.・)ノ「打ち合いしようぜ」  友達を誘って裏山でサバイバルゲームをよくした。裏山は宅地造成のためか不自然に切り立っていて、戦争ごっこのムードにピッタリだった。とにかく楽しかった そして、撃たれると「オレ防弾チョッキ着てるもん」と言う奴が必ずいた。それを言っちゃあ・・。
 そうやって日が暮れるまで遊んだ。家に帰るまで擦り傷に気付かないことだってあった。

TatteYahh! - 99/11/30

(・.・)うだよ、味の違いなんてわかんないからね。きもちよくなれればいいのさ♪

爺♪ - 99/11/29
有/無: 有る!

 00円しないのは発泡酒?家にいっぱい有ります♪

TatteYahh! - 99/11/29

日はばったり昔の友人に出くわした。場所は映画館、賑やかな通りに面している。そこは2、30年前の復刻映画ばかり上映していて、おそらく経営状態は良くない。シートには暗い照明でもわかるような染みがあるし、ダンボールにしまわれていた新聞紙のような匂いがする。まるで押入れの中にいるかのようだ。
 友人は全く変わっていなかった。ボクだって友人から見れば変わっていないのかもしれないと思う。とは言っても、それは核な部分に於いてであって、それぞれを取り巻く些末なことはお互い知りようもない。友人は女を連れていたし、ボクはひとりだった。友人は楽しそうに会話していたし、ボクは黙って昼からビールを飲んでいた。友人の女はデカい胸をしていたし、ボクのビールは200円もしなかった。それだけだ。
 映画の内容は人形みたいな少女(6歳くらい)が犯罪者に出逢い、その無垢な感性で世の中の暗部を感じ取るというものだ。スペインかポルトガルの映画だったと思う。友人たちは映画自体はどうでもよくて映画館に足を運ぶ行為、デートができればいいのだろう。ボクはエンディングロール途中で出ていった彼らを見送りながら、なぜか白身魚のフライが食べたいなと思った。それだけ

TatteYahh! - 99/11/27

日は気分転換に学校に行った。で、電車に乗った。朝の混みこみのやつだ。1時間ほど揺られた。目的の駅について改札を出ようと思ったときにボクは気付いた。風が冷たかった。切符がない。それどころか、財布ごとなくしてしまったのだ。キセルだと思われる不安があったけれど、その駅で落とした可能性も無きにしも有らず、ボクは流れる人込みの脇で足を抱えて声を殺して泣いていた。
 のではなく、しばらく状況の沈静化を待ち構えていた。それから、ボクは駅員さんに尋ねた。その駅員さんは良い人で疑う素振りも見せず、読みかけていた「ウキウキ時刻表」という本に親指をしおりして、ボクの話しに耳を傾けてくれた。そして、
(-公ー)ノ「奥歯に財布が・・詰まってますよ・・」 言われてみて初めて思い出した。そうだ、奥歯に入れておいたんだ・・。取り出して解凍し、ボクはその駅員さんに切符を渡した。ちょっとイヤな顔をされた・・。すると駅員さんは急に真顔になり、切符を手に握り締めると自動改札に滑り込んだ。ぼくは反対側で駅員さんの帰りを待った。けれど、再びその駅員さんの顔を見ることはなかった。

TatteYahh! - 99/11/22

 日は日が落ちてから目を覚ました。ということは、古い掲示板があるのだ。ところで、以前は朝か夜かの区別に戸惑ったが、ここは日記代わりに使うことにしました。今ではもうそれにも慣れてしまって、て言うか、書けば書くほどカがつきます。ということで、すぐに夜だと判断した。おそらくそれはボクの自堕落の前哨戦に過ぎない。そんなところ

捨叱酌ッ - 99/11/20 コメント: ( ' 巴') ガッ

TatteYahh! - 99/11/20
ホームページアドレス:http://www.geocities.co.jp/Bookend/4689/

 しい掲示板ができました。ということは、古い掲示板があるのだ。ところで、だから、もったいないので、 ここは日記代わりに使うことにしました。もちろん書きこんでもらっていいです。て言うか、書けば書くほどカがつきます。ということで、長い書き込みがあれば、おそらくそれはボクの日記です。

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