其の八「〜で、どこが違う?」
其の1「ハンドミル」から始まった『「テーパーて何?」物語』は大先達「
トム・モーガン氏」に敬意を持って、構造から「〜で、どこが違う?」に、ま
とめる必用が有るだろう、、、と思いました。
と言っても其の壱「ハンドミル」でも書いた様に、「ハンドミル」の構造を
熟知して「プレーニングモノレール」の製作を始めた訳では無いので、製作を
終えてから断片的に入手出来た「ハンドミル」の構造(これも、最近、知った
情報だけで、かなりアヤフヤな情報、、、英語がニガテなので、すみません)
と可能な範囲で考察していますので不正確な点が有るかも知れません。「ハン
ドミル」には詳細な「使用説明書」(『トム・モーガン文書』?)が付いてい
るとの事ですが、、、どなたか購入された方が居られましたら、御教え下さい。
又、間違っている点が有りましたら御指摘頂けましたら幸いです。
『「ハンドミル」は「機能」が、かなり「特化」しているらしい?』
其の伍「テーパー設定装置」でも少し書いた様に「単機能」と「拡張性」の
選択が「機構の性格」を(大筋で)決定します。「ハンドミル」は、、
「刃の交換」
「ネジによるテーパー設定」
「モノレールの延長」
「スウェルバット対応」
「交換式?のテーパー」
の「拡張機能」が有るらしい、、『「拡張性」が有るのに、先に書いた「特化
」したとは、どう言う意味?』と思われるでしょう、、、「ハンドミル」の「
拡張性」は「ハンドミル」の「システム」の環境の中だけで行われるのでは?
と言う意味で「特化」した、と表現したのですが、、、
しかし「アジャスタブルベッド」(たぶん金属製)をネジの「プッシュ&プル
」で曲げるのは「プレーニングフォーム」と同様、極端に表現すれば「直線」の
連続となり、大きくは曲げれません。『「スエルバット」は別の「アールを持つ
アダプター(筆者の意訳)」に交換―現在はワッシャを追加する様―』となるの
でしょう。其の伍「テーパー設定装置」(中)で書いた様に「プレーニングフォ
ーム」を縦にして、更に「モノレール」の下に内蔵した様な構造でしょう。これ
が先に「機能」を「特化」させたと表現した理由です。
又、「ハンドミル」が「樹脂製のレール」を曲げ、「樹脂製のレール」の上部
の左右を削り、その上に竹を乗せ、「V刃」で削るが、「水平刃」で「樹脂製の
レール」の上部を(テーパーに)削らない方法を採用しているのであれば、テー
パー設定の行程は短縮出来ますが、「テーパーの交換(互換)性」は減少します
(「プッシュ&プル」のネジを同じ位置に調整しなければならないからです)。
「プレーニングモノレール」は「樹脂製のモノレール」を『直接ネジで支え
る』構造を採用した
「樹脂製のモノレール」を自然なアールに曲げ、又、大きく曲げる為には「プ
ッシュ&プル」で無く。「プル&プル」或いは、「プッシュ&プッシュ」と表現
するのでしょうか、、、とにかく「点」で「樹脂製のモノレール」を支えなけれ
ば、と考えたのです(ここが構造の分岐点になった所だと思います)。これによ
り
「スウェルバット」に対応する曲げを確保出来た
又、これらの性能を確保出来たのは「樹脂」の「固いのに曲がる」と言う性質に
も有ります。
確かに金属製の「アジャスタブルベッド」にすれば「耐久性」、「精度」その
他に貢献するでしょう、しかし、それを追加する事により「テーパーモノレール
」は同環境で無いと「互換性」が失われます(特化しなけれればならない)。
「プレーニングモノレール」も基本構造のまま「樹脂製のモノレール」と「ネジ
」の間にノコギリの材質の様な薄くて弾力の有る金属板を挟む事で、更に性能向
上は可能です。
極言すれば、
「テーパーモノレール方式」は、曲げた「モノレール」上部を「水平刃」で
削り、モノレール下部を水平に戻してテーパー設定し『テーパーの互換性』
を成立させるシステム
、、、と言う事で、一応、この章をまとめさせてもらいます。
BACK
1
2
3
4
5
6
7
8
9
>NEXT
|