「テーパーて何?」物語


其の壱「ハンドミル」
 テーパーとは、ズ〜ト昔に数学で習ったタンジェント。座標をX行ったら、、 Y上がったッて言う、アレ。ロッドではトップ〜バットまでストレートでなくて 部分、部分でテーパーが変化しているから大変!と言っても全体で見ると2メー トルで3ミリ程度なんだけど。小さな変化だから、かえって大変!カンナだけで 削るなんて、とっても無理、、そこで人間は「プレーニングフォーム」を考えた 。2本の内側断面に角度の付いたの四角い鉄棒の間に竹を入れてネジで鉄棒と鉄 棒のスキマを変化させてカンナで竹をテーパーに削るのを考えた。ギャリソン氏 が(カーマイケル氏のまとめたアノ有名な「A Master’s To Bu ilding A Bamboo Fly Rod」と言う本で仕様等を公開し ている)採用した方法は、ロッドのハンドメードで今までズ〜ト続いて来た。で も大量生産には辛い。1面、1面、鉄の上で竹、カンナがけするのって、、、    そこで大メーカーは断面に角度のついた回転ノコギリで台の上に置いた竹を削 る「ベベラー」を造った。ハーデイーが最初秘密にして使っていて、その製品の 精度と均一性に、その頃の人は「何でやネン!」とツッコミを入れたとか(何ン かの本で読んだ。たぶん「アングリング」誌)、でも物凄く高い(だろうナ)。    そこで両方のイ〜所取りして簡単でイ〜仕事する機械を考えた。僕も不勉強で コナイダまで知らなかったトム・モーガン氏はV刃のカンナで「アジャスタブル ベッド」にマウントした竹を削る「ハンドミル」を考えた先達(と後で知った)。    始めて「ハンドミル」を知ったのは2000年の1月頃の「フライフィッシャ ー」誌。その頃、僕が「テーパーモノレール式ベベラー」の製作をY青年(リー ルを造ってもらっていた、元タレントの内装屋さん)に持ちかけたが、技術的な 理由で、しかたなく「プレーニングフォーム」を製作するか、、、と言う事にな っていた。が、Y青年が「V刃で削れますヨ〜」とか何とか言いながら、やって 来て見せてくれた、ロッドメーカーの記事か何かの写真にチョット写っていたの が「ハンドミル」?らしかった(その頃「ハンドミル」と言う名前さえも知るよ しも無かった)。モーターでなくカンナで竹が削れるなら「ベベラー」の構造は 簡単になり、長い「プレーニングフォーム」のテーパー(金属角材の内側平面) を削り出すより簡単かも知れない、、、    「それじやア〜造ろう」テ事になりY青年が造ってきてくれたのがコレ。その 前にも零号機、造ってたそうナンだけどカワイソウに壊されて、ソノ部品が上記 、コレ(Vプレーナー初号機)の部品になっています(だからハンドル材下のア ルミプレートにスキマが開いています)。それに「プレーニングモノレール」( 僕がかってに命名した)初号機(と壱型)にはテーパー設定装置が付いて無かっ た、、、。一番知りたかったソノ部分は意地悪く「フライフィッシャー」誌の写 真には写ってなかったンだモン。それにY青年、「男はマニュアルでテーパーを 切るモンです!」とか言うし、「プレーニングモノレール壱型」の素材は器械の 摺り合わせ部にも使われる摩擦に強い樹脂素材を採用して完成したし、V刃のカ ンナも出来上がった、ワケでした、、、

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