「テーパーて何?」物語


其の九「MBBS補完計画」


 2009年8月31日、「MBBSVプレーナー 本体」の側面にホールド溝を付けま した。

 2007年4月10日、「MBBSプレーニングモノレール」をアルミとステンレス 製素材にして全長を2メートル3センチに変更した基本モデルに統合しました。


 2005年2月5日、市販のカッターの刃を使用する「MBBSカッターヘッド(1 80度)」がMBBSに新しく追加されました。

 2004年11月24日、「MBBS中空加工用ホルダー」が超硬チップ用ホルダーに 新しく追加されました。これは他のホルダー用のチップと同じ60度のチップを 使用しています。水平加工用のホルダーのチップを180度回転させて上下を逆に 取り付けた構造です。水平刃で中空加工したバンブースプリットを更に肉抜きす る為のVプレーナー用の中空加工専用のホルダーとして使用する事を目的に製作 しました。勿論、水平刃と併用しなくても単体で使用可能ですが削り始めは水平 刃で少し平面加工しておいた方が「刃の掛かり」が良くて削り易いと思います。 「MBBS中空加工用ホルダー」をペア(2枚1セット)でMBBSの箱形切削機にセ ットしての使用も可能です。バンブースプリットの肉抜き用の刃型として60度 のチップを選んだ理由は例えば縦型のミーリングでバンブーの断面に単純な円形 の肉抜きをするにしてもテーパーに合わせた(竹の厚みを一定にして)肉抜きす る事は厳密には困難です。肉抜きの削り始めを太く削り終わりを細く(テーパー) 肉抜きしようとすると削り始めと終わりのバンブーの切り口の形が変形する事に なります。断面の形が円形等の肉抜の上下幅を同じにしてバンブーの長て方向に なるべくテーパー状の肉抜きと同様にしようとすると複数の切削断面の大きさを もつ刃が必要になります。(バンブーの長て方向にテーパー状の肉抜き以前にバ ンブーの太さ細さに合わせて複数を用意する必要がでてきます。縦型のミーリン グマシーンは円形などでは市販のビットがサイズが多数用意されていますが横型 のミーリング用で複雑な断面のビット等を製作するには耐久性やコストの面で大 変です。)水平刃や60度(正三角形)のチップだとテーパーに合わせた削り始 めと終わりの断面の形が変形しません(相似形の断面が維持できます)。肉抜き の深さに関わらず1枚のチップで対応が可能で切削断面に対応した複数のチップ がいらず1枚のチップで対応が可能です(「MBBS中空加工用ホルダー」の場合 4ミリまでの深さの切削が可能です)。また60度(正三角形)のチップだと肉 抜き量の計算も簡単です。

 2004年5月17日、「MBBS竹専用カッター」のプロトタイプが完成しました。 これは市販のカッターの替刃の1片を左右に計2枚取り付けて竹を切削する為の カッターヘッドとして専用に製作しました。MBBSのVプレーナー本体にチップ付 きのホルダーの代わりに取り付けて使用します。2枚のカッターの刃で竹を角度 を持つ断面に切削する事が可能です。超硬チップに比べて刃が薄く、竹に切り込 む角度も鋭角に設定できるので人力でも多量の切削が楽に行える様になりました。 竹の「荒削り」にモーター式のミーリングマシーン代わりに気軽にご利用頂ける と思います。市販のカッターの替え刃も人力での使用による耐久性はかなり高く、 コストも非常に経済的です。2枚のカッターの刃の角度は六角竿用の60度専用 ですが、五角竿用の72度、四角竿用の90度のカッターヘッドも製作可能です。 (写真右の五角形断面の部品はカッターの刃の出を設定する為のゲージです。下 記に紹介した「MBBS専用ゲージ」も使用可能です。)

 2003年11月21日、「MBBS専用ゲージ」を追加しました。このオプションパ ーツは「Vプレーナー」等の「V刃のセンターゲージ」として使用したり、またプ レーニングモノレール上の水平基準面(プレーナーの滑走面)に取り付けて「テ ーパーモノレール」上以外に「基準点」を設定する事により自由に「テーパーモ ノレール」上の「基準点」を変更(上下移動)する事に利用できます。さらにプ レーニングモノレール上の「メインのテーパーモノレール」の他に「第2のテー パーモノレール」(「ならい」等)の併用時にもメインと第2のテーパーモノレ ールの2つの「基準点」(絶対原点)として使用する事により「MBBSミーリング マシーン」を使用するとミーリングマシーンの連動機構によりメインと第2のテ ーパーモノレール上の基準点の落差(上下の位置関係)の計算に煩わされる事な くテーパー間の情報を連動させた切削を可能にします。例えばメインのテーパー モノレールがストレートテーパーでその上にセットされた竹をストレートテーパ ー以外のテーパーに加工する事が可能です。第2のテーパーモノレールのテーパ ー情報の利用(「ならい」)ができます。応用例としてはロッドのテーパーを設 定しテーパー加工した竹にさらに内側のテーパー加工(中空加工のインターナル テーパー」に利用可能です。メインと第2(サブ)のテーパー情報の伝達の成立 条件はメインとサブのテーパーが同じ「水平基準面」(プレーナーの滑走面)に 接していればその2つテーパー「基準点」(絶対原点)を設定します。その原点 として「MBBS専用ゲージ」を製作しました。なお、テーパーモノレールの全長を 最大限に使用する為に「延長モノレール(短)」(約25センチ)を用意しまし た。「MBBS専用ゲージ」を「延長モノレール(短)」に取り付けて使用します。 (「MBBS専用ゲージ」を使用しない場合でもプレーナーの切削位置をテーパー モノレールの先端からスタートできるので便利です。)これらのオプションパー ツに対応してメインフレームとして2メートルプレーニングモノレールとフレキ シブルベッドを用意しました。長尺対応のコスト軽減として滑走面の樹脂を「V プレーナー」の脚裏に取り付ける加工も可能です。その他、フレキシブルベッド のメインとサブのテーパーの互換性向上の為、樹脂製モノレールの取り付けネジ に皿ネジ加工を追加しました。フレキシブルベッドを上下させる「同軸テーパー 調節機構」用のボルトも「ベアリング内蔵タイプ」が完成しています。(ユーザ ー様の使用目的に合わせてカスタムモデルの製作も可能です。)

 2003年5月17日、「MBBSミーリングマシーン」が完成しました。特徴は 1)自動送り機構付きでセミオートマチックモードでMBBSの共通のメインフレ ーム(プレーニングモノレール)の任意の位置で切削の自動停止をさせる事が できます。2)切削する材質は竹は勿論、樹脂製モノレールやアルミニューム製 のテンプレートまで広範囲の切削をカバーします。3)切削の為のカッターはア ンギュラカッターではなくMBBSの手動式のVプレーナーと同じチップを使用しま すが、「汎用箱型切削器」のVプレーナーのホルダーを流用するの方式ではなく 4枚のチップを1本の回転軸に取り付けるホルダーをオリジナルで新しく製作し ました。理由は刃の交換だけでなく動力側には「MBBSのTips」Tips2)「トリ マー」や「ルーター」で荒削りのトリマーのモーターを使用するアイデアを実現 する為です(トリマーのモーター部分は直径が共通で互換性がありメンテナンス 部品等の入手も容易)。なお、チップはホルダーに合わせて刃部を最適化してい ます。4)トリマーを差し替えて横だけでなく縦の切削も可能でエンドミルのビ ットを使用して間欠中空加工も可能です。「MBBSミーリングマシーン」には「 ならい」用の連動機構や電気掃除機と接続できるバキューム(切り屑の排出機構) を標準装備(トリマーを除く本体重量:7キログラム弱)していますが自動送り 機構をはずした簡易タイプも設定されていますので目的に合わせてご利用下さい。 (横位置でのセッティング&専用刃の写真、動画等)

 2002年11月7日、MBBSのオプションとして「間欠中空加工用トリマー」 (垂直ミーリングマシーン)が完成しました。基本的な構造は先月末に出来て いたのですが操作性向上として切削量のアジャストねじ等のオリジナル部品の 改良の為に11月の完成になりました。この「間欠中空加工用トリマー」はバン ブーロッドの内部に「隔壁を持つ中空部分」を作る事を目的にしています。ロ ッドのトップからバットまで連続した中空や、またはトップ部がソリッドでバ ット部が中空またはトップが中空でバット部がソリッド等の「部分中空は現状 のMBBSでも製作可能でしたが「間欠中空」の加工は不可能でした。それはバ ンブーのスプリットの内部の間欠中空加工は隔壁部分の切削の急激なアールを 持つ立ち上がり部分にカンナや水平回転のカッターでは機構的に困難な問題が 有ったからです。水平に切削していくカンナは勿論、回転刃で上記の「急激な アールを持つ立ち上がり」の切削を実現するには回転刃の直径を小さくしなけ ればなりません。これは刃の耐久性とコストにも影響します。市販のトリマー の刃を横(竹の長手方向に対して回転軸が横断する状態)にしても垂直の立ち 上がりの限界状態には追従出来ません。この「追従」させると言う事にはもう 一つの意味が有ります。市販の垂直の刃を持つ「トリマー」では追従出来るで しょうか、、、刃の切削の上下の自由度(立ち上がり)は垂直にでも追従する でしょう。が、追従させるには「もう一つの意味」が重要になります。市販の トリマーを手動で間欠中空加工の設定値に追従させるのは困難です。つまり、 間欠中空の加工の「制御」が必要になります。その制御は「テーパーモノレー ル方式」(バンブーロッドのテーパーをバンブーを設置するベッドの傾斜で設 定する方式)ではカンナや回転カッターが水平移動してテーパーを作製してい きますが、水平移動だけでは間欠中空加工は不可能です。「刃の上下運動の制 御」をコントロールして間欠中空加工を実行する「内部テーパー」(『テーパ ーinテーパー』とでも言うのでしょうか、、、)の情報(間欠中空の間隔や 切削の深さ)に「追従させる機構」(連動機構)が必要になります。この機構 は基本(「テーパーて何?」物語 其の3「ベベラー」参照)に帰って「な らい」を採用しました。この機構は最初からMBBSに採用したかったのですが 技術やコスト上の理由で採用を見送っていたものです。完成した「間欠中空加 工用トリマー」には「ならい」用のガイド溝が設定されています。この部分に MBBSのテーパー設定機構でテーパー設定加工された樹脂製モノレールを取り 付ける事で中央のテーパーモノレール上のバンブースプリットにトリマーのカ ッターで間欠中空加工する様になっています。「ならい」の樹脂製モノレール にピンを打つ事により、ピンの太さ、ピンの高さ、ピンの間隔でオルゴールの 機構と同じく、設定情報を再現する事が可能です。「間欠中空加工用トリマー 」は「ならい」の他、支柱のばねの位置を上下に変える事で手動で回転刃を任 意に降ろす事が可能です(アジャストねじのストッパーの設定で刃を降ろせる 量を規制する事も可能です)。この手動法でバンブーのスプリットを1本だけ 間欠中空加工して、それを「ならい」の樹脂製モノレール上にセットして他の スプリットの間欠中空加工す等の応用も可能です。これらはMBBSのプレーニ ングモノレールの全長の全域で使用可能です。その他の機構上の特徴としてモ ーター部分はプロクソンを基本としていますがその他のドリル等にも出来るだ け別途対応させて頂こうと思っています。2本の支柱部にはベアリングが使用 され刃の上下運動は滑らかです。またダイヤルインジケーターは刃の上下運動 と連動していますので切削量が直読出来、「ならい」のハイトゲージとしても 使用可能です。これらの連動操作を実現出来たののは『副尺式の連動機構』に よります(「ならい」のテンプレートとしてアルミ製のL型アングルのオプシ ョンも追加設定しましたので更に精密な加工に対応して併用する事が可能にな ります)。これで一応のMBBSの完成となりました。是非MBBSの各ユニットを お試し下さい。従来のバンブーロッド製作法との併用も可能です。

 2002年7月24日、MBBSのVプレーナー用「チルトバックアタッチメント」が 完成しました。これはVプレーナー前面をスプリングでポップアップさせ1ス トローク竹を削り終えた(Vプレーナーがプレーニングモノレールの前に到達 した)時点でVプレーナーの刃を竹から浮かせプレーニングモノレールの後に バックさせる機構です。竹を削る(刃を前進させる)時はVプレーナーを手で 押さえるのでスプリングを縮める事になり刃が竹に接触して切削できます。こ の方式では手で持ち上げる必要はなくVプレーナーを後退させるだけですみま す。この方式はフランジが着脱可能によりMBBSの「合板モデル」サイドから テーパー調節する「鋼鉄モデル」に共用できます。また、これにより、サイド からテーパー調節する「鋼鉄モデルに樹脂製モノレールの25ミリ(高さ)サ イズが使用可能になりました。オプションに「スライド式クランプ(細)」を 追加しました。軽量で便利かと思います。なお、「同軸テーパー調節機構」は 機能と操作性の両立の為、更に改良を加えました。  2002年6月20日、MBBSプレーニングモノレールに「同軸テーパー調節機構」 実装モデルが完成しました。「同軸テーパー調節機構」は「プッシュプルでな いプッシュプル」機構のシンプルタイプです。「同軸」の名前の通り1ケ所で テーパーの設定点を上下させます。プッシュとプルの作用点が2ケ所ではあり ません。テーパーを段裂させる事なく自然な曲線を造る事を目標にしています。 機能として1)設定点の上下、2)設定点のロックと解除、3)モノレールの 着脱を備えています。「同軸テーパー調節機構」はプレーニングモノレール本 体を貫通してその上の樹脂製モノレールをネジ止めした金属製の「フレキシブ ルベッド」の別のネジ穴に接続し、また、分離させる事もプレーニングモノレ ール本体裏側よりで可能です。また、「同軸テーパー調節機構」は上部の「フ レキシブルベッド」と接する部分にワッシャを通して併用する事も可能です。 この「同軸テーパー設定機構」は「プレーニングモノレール」に後加工で1ユ ニット単位で増設可能できるので「標準モデル」を「同軸調節モデル」に、更 に「同軸調節モデル」の設定点を増設可能です。また2種のモデルとも両端に アーチボルトが標準装備されていますので、その縦穴にボルトを通して防振用 のゴムを挟んだり、作業台に固定する事が可能です。また、プレーニングモノ レールは「接続アダプター」で継ぎ合わせて延長可能です。「標準モデル」と 「同軸調節モデル」の別無く継ぎ合わせ(3メートル)が出来ます。延長プレ ーニングの50センチも用意していますので継ぎ合わせ(2メートル)も可能 です。その他、竹の固定用クランプやトレー取り付けハンガー等も用意されま した。  2002年3月19日、MBBSの新標準システムが完成しました。MBBSのベースにな るプレーニングモノレールは鋼鉄モデルのシンプルなタイプになりました。 プレーニングモノレール鋼鉄モデル(サイドからテーパーを調節するタイプ) のテーパー調節を精密ワッシャーで設定する方法で製作しました。これにより リーズナブルな価格を実現出来ました。また、テーパーを設定した樹脂製モノ レールはフレキシブルベットと一緒に取り外して交換可能です。なお、調節ワ ッシャを組み合わせる事でテーパーの微調節も可能です。ワッシャの厚さは 0.1mm, 0.2mm, 0.3mm, 0.5mm, 1.0mmと0.01mm, 0.05mmを用意しています。 (ワッシャの精度は0.003mmです)。この新標準のプレーニングモノレールは 従来のVプレーナーの脚部を交換する事無く使用可能です。当然、電動式カッ ターも使用可能です。また、VプレーナーもV刃のホルダーを電動式カッター と共用出来る様に鉄製になりました。ジョイント可能な新標準のプレーニング モノレールは新標準のプレーニングモノレールとは、もちろんサイドからテー パーを調節出来るプレーニングモノレールとも接続可能です。(新標準のプレ ーニングモノレールは必要十分な性能を持っていますので、サイドからテーパ ーを調節出来るプレーニングモノレールは全長、テーパー設定間隔を特注生産 とし、代わりにモーターカッターを常時在庫とする事になりました)シンプル な、この新標準のプレーニングモノレールは種々のテーパー設定機構のベース としてユーザーの皆様にカスタマイズして頂きたいと思っています(MBBSの システムに専用台が追加となりました。高さの調節等が考慮された構造です)

 2001年10月6 日、MBBSの電動タイプのカンナ「汎用箱型切削器」のプロトタ イプが完成しました。ホルダ(チップ-刃-を取り付ける部品)を交換してVプ レーナーと同じチップを流用した2組のホルダー(合計4枚-水平刃用は合計2 枚-のチップを使用)で樹脂製モノレールや竹を切削する回転式カッター(勝 手にプログレッシブカッターと呼んでいます)を採用しました。ホルダを交換 する事で「水平」「五角形ロッド用」「四角形ロッド用」に対応可能です。ア ンギュラカッター(歯車状のカッター)の様にカッター全体を交換する必要が 有りません(チップを交換する事で刃を研ぐ必要も無くなりました)。また、 バキューム(切り屑の排出機構)内蔵で家庭用掃除機と接続して掃除も楽にな りました。なお、「汎用箱型切削器」(Electric "V" Attenuater)のプロダ クションモデルは受注生産とさせて頂きますので特注も可能です。この汎用箱 型切削器はプレーニングモノレールを使用しなくても樹脂製モノレールに竹を セットしてカッターに送り込む事により三角柱に竹を加工出来、単独でミーリ ングマシーンとして荒削りに使用して従来のプレーニングフォームにも併用可 能です。  2001年2月28 日、新世紀になり、プレーニングモノレール&Vプレーナーの ニュータイプが完成しました。プレーニングモノレールは「鋼鉄モデル」に、 Vプレーナーは切削時にモノレールに依存せずにプレーニングモノレール「 鋼鉄モデル」の外枠に沿う「脚」に交換したモデルになりました。  このモデル「テーパーて何?」物語 其の弐「テーパー設定装置」(上) で『「プレーニングモノレール」にデザイン等で使う「自在定規」(鉛と樹脂 等の素材で造られた、曲線を描くのに使う)の様な「テーパー設定装置」が内 蔵出来たら、、』と、MBBSの開発初期から考えていたアイデアを製品化した物です。  アイデア実現の為、先行してVプレーナーを「新型」(モノレールをはさむ 「脚」を左右別々に可動)に切り替えました。「旧型」でも竹を削る事に関し ては何の問題も有りません。Vプレーナーをモデルチェンジしたのはプレーニ ングモノレールの性能アップ―上記の『テーパー設定装置』や、ユーザー様か らの「条件の良く無い作業台」でのプレーニングモノレールの『安定性』や『 精度』等への提案に対するフィードバックと、将来「荒削り用電気カンナ」の 導入を考慮しての事です。新型Vプレーナーは「脚」を交換する事によって旧 タイプ(合板モデル)と(鋼鉄モデル)が簡単に併用出来ます。  「プレーニングモノレール鋼鉄モデル」の新しくなった所は材質以外の構造 的な部分で、将来「荒削り用電気カンナ」の導入も考慮して75ミリ幅のコの 字型チャンネル鋼材を採用し、「テーパー設定装置」に『プッシュプルでない プッシュプル』を組み込みました。「プッシュプル」で『自然な』テーパーを 設定するのは難しい(「テーパーて何?」物語 其の八」参照)のでプレーニ ングモノレールの両端に「アジャスタブルベッド」を傾ける(ロッドの基本的 テーパーを設定する)レバー(『タンジェントレバー』と呼んでいます)を設 置しました。又、チャンネル鋼材製のプレーニングモノレールの側面に5イン チごとに「アジャスタブルベッド」を上下させる「上下調節ネジ」とそれに対 になった『フリー&ロック』ネジ(『プッシュ&プル』ではありません―仮に 「カップリング」とでも言うか?)を配置しました。最初『フリー&ロック』 ネジを緩めておき、次ぎに「テーパー(斜ウス)」構造の「上下調節ネジ」に よって5インチごとの各ポイントの寸法を設定した後で『フリー&ロック』ネ ジを締める事でテーパー設定を完了します。この構造は「プッシュ&プル」の 様に無理やり「アジャスタブルベッド」を曲げる事が無く自然なテーパーを維 持出来ました。私はこの形式を『フレキシブルベッド』と呼んでいます。  又、「上下調節ネジ」と「フリー&ロック」の機構でプレーニングモノレー ルの側面からテーパーを『簡単に微調整』出来、1本の「樹脂製モノレール」 を有効に利用出来ます。(勿論、テーパーを保存、交換する方法も利用出来ま す)『フレキシブルベッド』の機構で「耐久性」も増加させる事が出来ました 。全長は153センチで、継ぎ足せる構造ですので長尺のワンピースロッドの 製作も可能です。

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