「テーパーて何?」物語


其の弐「テーパー設定装置」(上)
 〜で1、8メートルでY青年が造ってくれた「プレーニングモノレール」には 鉄製の溶接した台まで「付属」していた。と言うよりも『台のテーブルに「プレ ーニングモノレール」が直接「付属」していた。』  早速、短い(造るのが楽そうナ)ルアーロッドを造ろうと、M氏(写真家にし て、Macの、パワーユザーで、エバンジェリストにして、その実体は、、、H Pの製作で色々お世話になってます)から、お借りした古いルアーロッドのテー パーをコピーして、樹脂の断面の左右を「V刃カンナ」で削り、次に「モノレー ル」上部に、直接テーパーを和カンナで切り始めた。Y青年特製の「ダイヤル式 ハイトゲージ」で「モノレール」の各ポイントの高さをチェックしながら、何と かテーパーが切れたので最後に樹脂の上面を平行に均一にしようと和カンナでキ レイにサーッと引いた(はず、だった)、、、    「ダイヤル式ハイトゲージ」を当ててみて「何じゃ〜こリャ!」(テーパーが 「キレイに」無くなっていた。「和カンナは刃の前と後ろの距離の比率が違うの でテーパーを無くすんですヨ、、」とY青年の解説。「ハヨ〜言うてえヤ!」。 「モノレール」にテーパーを切るには「洋カンナ(押しカンナ)」が必要。竹は 、これもY青年が「付属」してくれた「ジャパニーズバンブー(真竹)」だった 。節間が43センチと長い!悪くないかも!研究の価値、有り!完成真際の仕上 げでサンドペーパーを引っ掛けて穂先きを折ったりしながら、すったもんだで完 成。意外にロッド断面の接合面は少しの隙間も無かった。「何の問題、何の修正 も「削り」自体には無し!「テーパーモノレール方式」(僕がカッテに命名した) 恐るべし!!!!!
「プレーニングモノレール壱型」の特徴
 「プレーニングモノレール壱型」のテーパー設定はV刃で上部の左右を幅が0 (製造するロッドの竹の1片の頂点)になるまで削った「モノレール」にテーパ ーを切る事になる。「ダイヤル式ハイトゲージ」で「モノレール」の各設定ポイ ント(5インチなりの)を測定しながらの作業となる。例えば竹1片のトップが 0、8ミリでバットが4ミリのロッドのテーパーを「モノレール」に切る場合、 製造するそのロッドの竹素材1片の最大「落差」は3、2ミリ。「ダイヤル式ハ イトゲージ」のポイント部を押し上げる方向にしか測定出来ないので、削って一 番低い「設定ポイント」側(バット側)を基準点の(0)に設定してトップ側か ら削り始める。トップの「設定ポイント」の削る前「ダイヤル式ハイトゲージ」 の値は4ミリ。削り終わった値は3、2ミリ。最もバット部の設定ポイントを削 り終わった「ダイヤル式ハイトゲージ」値は(0)になっている。つまり、各測 定ポイント(5インチなりの)と基準点との「差」をカンナで削って行く事にな る。「換算」しないとイケナイのダ!(僕は「引き算の方式」と呼んでいる)  これはハナハダしく、めんどくさい。テーパーを削り出す前に、引き算した「 換算表」を作っておかないと間違える恐れが有り、「換算表」を一々作るのもメ ンドクサイ。それに10/100ミリの精度を出すのも大変なのダ(大工さんな ら5/100ミリの精度が、出せると思うが)。とにかく「コレは大変ダ〜」も っと簡単にならないか?と言う事になった。又、Y青年と相談となった。それに 、も、一人、M氏とも、、、Y青年は「モノレール」にテーパー設定専用の「カ ッテイングマシーン」を造ろうと言う。「もし商品化、出来たら一体、誰が削る ネン、、、」。僕とM氏は『「プレーニングモノレール」にデザイン等で使う「 自在定規」(鉛と樹脂等の素材で造られた、曲線を描くのに使う)の様な「テー パー設定装置」が内蔵出来たら、、、』と考えた。これなら「プレーニングモノ レール」を使用する人が自分で好きなテーパーを設定する事が出来る。そして、 その条件は、、ずばり「プレーニングフォーム」より簡単にテーパー設定出来る 事。  『ウオ〜!簡単にテーパーが出来る「設定装置」が欲しいゾ〜』、、、、

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