石川虚舟
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《天地の境界》
2018
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 飄然と 
 
 解 
 
 明るみ 
 
 敦兮其若樸 
 
 虚無恬淡 
 
 超三界 
 

 
石庭内経図
 
泥丸は脳
 
《薔薇は命》
 
玉兔
 
随風庵研山
 
 
 

石川虚舟《天地の境界》2018
石灰岩、木製台座部分 (檜、170×140×32mm)
 
2018年3月初め、紀伊南部町の海岸近くの公園駐車場で、なぜか石灰岩の砕石を数個発見。かつて、福岡の旧炭坑地帯(麻生セメント本拠地)の集積場で、同類のものを見た記憶が・・・。
 
その一つを持ち帰り、マチュピチュと《 天空の抜道 》(デュシャン・ガーデンズ)を重ねた、両義的モチーフをもとに制作。この岩山には、ネッカー・キューブのように、異次元の空間が同居する。
   ⇒ デュシャン・ガーデンズ《 天空の抜道 》
「布袋」に似た超小型の人物像(鉛製)を、2009年、バンコクの王宮近くの露店で二体購入。写真は、そのうちの一体。店番の農婦らしき中年女性が、それらはアユタヤの土中に埋もれていたと説明。別の一体は《 鑿戸牖以為室 》2012で使用済み。
   ⇒ 石川虚舟《 鑿戸牖以為室 》2012
 
 
 
 

《マチュピチュ独り旅》2016
 
クスコは、インカ帝国の王宮があった都市で、マチュピチュはその王宮のいわば「大奥」であった。写真のグッズは2016年5月、マチュピチュからの帰りに、クスコで購入したもの。
 
土産物店で購入した円盤型の石膏レリーフは、インカの発掘品(黄金)のレプリカ。左上の黒曜石のタガネは、インカの精巧な石組建設に使用されたもので、路上にペルーのカラフルな小石を広げる、威圧感のある初老の女性から購入。それに結びつけた二つのネックレスは、インカの精神世界を象った石製の「チャカナ」で、「精巧な石組」の壁際で店を敷く男性から購入。その男の風采には、いかにも田舎からやって来たという雰囲気があったが・・・。