石川虚舟
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 間隙 
石川虚舟 2022
 
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石川虚舟 《 間隙 》 2022
  石灰岩、檜(木部 382×188×32mm)
 
 
 
2022年3月10日、《薔薇は命》(2010)を改作。ハンマードリルで石材を切断。「間隙」は溝? それとも余白? 前者は「対立」を、後者は「明るみ」(Lichtung)を意味するのだが・・・ ウクライナ情勢の悲惨さに思う。
 
「マルセルの頬」を撫でると、
 デュシャンの秘密が漏らされる。
⇒ 《皮肉を込めて》
 
⇒  ローズ・セラヴィ
 
 
 

石川虚舟 《 マルセルの頬 》(薔薇は命) 2010
  石灰岩、檜(木部 240×185×20mm)
 
バンコク西方のホアヒン。
海岸にイカの甲が散乱していた。  
砂浜南端の高台で石灰岩を採集。
イカの甲も、いずれは石灰岩に。
 
撫でると手のひらに艶、
そして石灰岩は時熟し、
イカが蘇生するかの如し。
 
パリの、凱旋門の記憶として、
腰掛けた基壇の触感が蘇る。
 
天地成婚による葡萄酒の如く、
性命双修に熟成(ripeness)を託す。
 
手のひらに凱旋門の薔薇の艶
虚舟