始めて出会ったビーズ織り |
2009年9月 |
私が始めてビーズ織りに出会ったのは、もう30年以上も前の話です。それは、心斎橋の小さな雑貨店で私を待っていてくれました。そのお店は今はもうありませんが、上品な店主の女性が、いつも小さなリボンのバラを創っておられたことを覚えています。気に入った商品を購入すると、かわいい包装紙で丁寧にラッピングした後、お店の名前をプリントしたシールで、その小さなバラを止め付けてくださいました。 私がそのお店で出会った初めてのビーズ織りは、アメリカインディアンの首飾りでした。 |
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白いTシャツにダンガリーシャツ、ジーンズと云った出で立ちの当時の私にはもってこいのアクセサリー。見よう見まねで机に糸を張り、色を変えて何本も織り上げては大事な人にプレゼントしました。 私が購入した首飾りは『白』がベースでしたが、長い年月の間に何処かへ行ってしまいました。写真は、私が母にプレゼントしたものです。母は80歳になりましたが、この時の首飾りを大切に持っていてくれました。 『自分のデザインで織る』と云うことをしなかった私は、やがてその作業にも飽きて、ビーズ織りのことは記憶の底に置き去りになってしまいました。 次に私がビーズ織りに再会したのは、それから何十年も経ってからでした。 久しぶりに帰阪した妹とウィンドウショッピングをしていた時、偶然に通りかかったビーズ専門店のショーウィンドウに、それはありました。とても懐かしい友達に再会したような気分になりました。『織機』があるのも始めて知りました。 取りあえず小さな方の織機とビーズを購入して帰宅しました。 見よう見まねで何点かのストラップを制作しましたが、何だかこのまま数十年前の二の舞になりそうな気がしてしまいました。 インターネットで「キット」を購入し制作していく内に、どんどん制作意欲が湧いてきました。大型の作品はキットも無く、ほとんどが手探り状態です。だけど、それ故に面白さもあって益々病みつきになっていくようです。 |
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