ビーズ織り工房 伽羅

織り手順1


スケッチ

今回はポップな色彩を使った軽快な花柄にする事にしました。アネモネがインパクトがあって良いかもしれない。草花の辞典やインターネットなどで、アネモネの情報収集をします。
どんなものを創りたいか?「あ〜でもない。こ〜でもない・・・。」手近な紙に鉛筆や色鉛筆で『書き殴りスケッチ』から始めます。
『赤』と『青』色違いの2点を制作することにします。

スケッチから製図作成

私の場合、紙の上で細かいところまでは考えません。
集めた資料やスケッチを見ながら、「Illustrator」上で作業します。
「これでいこう!」と決まったら、建築CAD(JW−CAD)に移行して作業継続です。(「昔取った杵柄」。色んなものが思いも寄らぬところで役に立ちます。)
実は、ここまでの労力が大きいのです。ここまで来ると、半分できあがったのも同然!
製図が完成すると、必要なビーズの量が把握できるので、メモを取って材料の買い出しに行きます。
ビーズ織りに使用するビーズは、ベストビーズやアンティークビーズなど、肉薄で粒の揃った高品質なものを選びます。粒の不揃いなビーズを使用すると、仕上がりにかなり影響してしまいます。

縦糸を張る

本体は、大きい方の織機を使います。
一部、縦糸をダブルにして織る予定なので(織り初めと終わり部分)、180cmの縦糸を横の目数+1本用意し織機に張っていきます。糸は、10本ずつ束ねて織機上に渡します。絡まりやすい糸と格闘しながら1本ずつ張っていきます。
この作業には、グラフィックデザイン用のピンセットが役に立ちます。(これも「昔取った杵柄」。何かと色々役に立ちます。)

糸張り完了

糸張りが完了しました。
1段だけ織った後、縦糸をWにしてセットします。