
| A1: |
接種間隔が規定より過ぎても、追加接種することで防御抗体は十分上昇しますので、
接種は推奨されます。費用は、基本的に自費となりますが、接種できなかった特別な理由があれば、
補助対象と認められる場合があります。詳しくは、市役所の係に尋ねたらいいでしょう。
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| A2: |
胎児は母親から経胎盤的にIgG抗体をもらいますが、生後次第に抗体価が下がり
6か月でほとんど消え、IgM抗体の産生や母乳から移行するIgA抗体が増加し、
徐々に免疫システムが増強しますが、この時期には好中球や補体などの
感染と戦う血液成分は未熟です。
また、この時期が他の時期に比べ、ワクチン接種による副作用が増すというエビデンスはありません。
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| A3: |
例えば、狂犬病・黄熱病は現在の日本では、外国で感染する以外発症はないので、
必要時接種すればよいといえます。しかし、流行とまでは言えない感染症でも、
発症すると感染を拡大する可能性があり、幼児では重症化しますので、
幼少期に既定の接種が推奨されます。
また、今日では海外からの人々の流入、日本人の渡航は非常に多く、
日本であまり見られない感染症も容易に入ってくる環境になっています。
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| A4: |
あります。ただし、その場合は補助の対象とはなりませんので、費用を全額支払う必要があります
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| A5: |
ほとんどの国が留学・海外赴任など長期滞在する外国人に対して、
入国前予防接種証明書の提出を義務付けています。
未接種であれば、入国前の接種を求められます。
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| A6: |
どのような情報も誰が、なぜ、どの点がいけないのか、世界規模での研究ではどうなのかなどに
基づき判断すべきです。
一方、根拠が明らかでない個人の経験や感想で意見を述べられるかたや、
生理的に抵抗感がある方もいます。最終的には自分でそれらを総合して、判断すべきでしょう。
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| A7: |
極めて稀ながら、自己免疫性疾患や神経疾患の報告があります。
発達障害との関係が一度懸念されたことがありますが、その後の調査でこれは否定されています。
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| A8: |
Q6と同様の注意が必要です。100%ではないですが相当の予防効果があります。
ワクチンの種類によって差があり、永久免疫とならないこともありますが、
抗体価が長期間一定以上に保たれていれば、罹患しても多くの場合、軽くて済みます。
また、自然罹患しても必ずしも永久免疫が得られるとは限りません。
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