諸事情により、新規カウンセリング受付を3月から一時的に中断します。 再開可能となりましたら、本ホームページ上でお知らせいたします。
当院では精神的失調で通院されるかたを対象に、診療の一環としてカウンセリング(心理療法)を行っています。
個人の抱えるストレスや問題と向き合い、根底に横たわる心の傷によって崩れた体と心の調和を取り戻し、
本当の自分が求める姿・実現したい未来を築くことを目標に、第3世代の認知行動療法と呼ばれる
ACT (Acceptance and Commitment Therapy) や
心身のつながりを理解するための自律神経系に関する新しい理論ポリヴェーガル理論、
その他のトラウマに対する種々の心身的アプローチを取り入れています。
受付 | 必ず診察後の予約となります。 病状が不安定な場合は安定後になります。 |
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日時 | 月曜日と木曜日の午後(16:00〜18:30)で、1回の時間は40分程度です。 |
場所 |
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費用 |
当院では保険診療で行いますが、十分な時間・落ち着いた環境・ふさわしい設備を確保するため、
別途、予約診療費注(予約金) 2,000円のご負担をお願いします(保険適用外)。
3割負担の方は合計3,400円ぐらい、自立支援制度を受けておられる方は2,500円位になります。 予約金は、ご予約毎に必要です。 |
注記 | 予約診療費は、予約診療として予約枠及び十分な診療時間を確保する場合、 診療と保険外診療の併用を認める保険外併用療養費制度に基づくもので、 厚生労働大臣により平成18年の改正健康保険法で規定されました。 |
少ない予約枠による運用のため、キャンセルや予約変更で予約に空白が生じると、 診療体制維持が困難になることが懸念されます。 キャンセルや予約直前の変更は、極力控えていただくようお願いいたします。
やむを得ず予約をキャンセルまたは変更される場合、予約日直近の診療日までに (予約日が月曜なら、前週の金曜午前、予約日が木曜なら、その週の火曜午前まで、金曜・火曜が祝日ならその一日前までに) ご連絡いただければ、キャンセルの方には予約金を返金いたします。 当院側の事情で、カウンセリングを中止する場合も返金いたします.
なお、予約変更が1回の場合は、あらたな予約金は不要ですが、 2回連続して変更される場合は、2回目の変更時の予約金は必要ですので、ご注意ください。 また、ご連絡のない場合や予約当日のキャンセル・予約変更には、理由の如何によらず、 返金は出来かねますので、ご了承ください。
薬は抑うつ気分や対人不安、強迫症やパニック発作などに一定の効果はあります。
軽症の場合は薬だけでも大きく改善します。
しかし、 精神的失調が重い場合その背景に、過去に負ったトラウマ、 特に幼児期における不適切な養育者との関係や幼少期から思春期における、慢性的虐待・ネグレクト・いじめ (これらは総称して発達性トラウマと呼ばれる)、あるいは、成人してからでも、単回または繰り返し経験した苦痛な出来事 などがしばしばみられます。
多くの場合、これらのトラウマが生き辛さの根底にあり、様々な精神症状を引き起こしているということが、 近年、明らかになってきました。言い換えると、多くの精神的苦痛は、その背後の原因が表面に現れた症状であるといえます。 薬は表面の症状を軽減することはできても、根底にある生き辛さがなかなか改善しない、 ということを感じておられる方は多いのではないでしょうか。
心の問題の根本解決には、多くの場合、薬とカウンセリングの二つのアプローチが必要です。
自分を苦しめる思考・移ろい易い感情・知らない内に身についた後ろ向きの思考方法や行動パターンを変えることが必要になります。
自分がなりたい自分・自分が納得できる生き方を目指して、自分自身が行動することがカギになります。
心の問題の本質を理解し、根本的な解決を目指すのがカウンセリングの目的です。 自分自身と向き合うことで己を知り、自分の内側にあるものを受け入れ、そのうえで新たな自己を再構築していくことが大切です。 また、家族・隣人・友人・同僚などとの人間関係に具体的に取り組むことによって、これまでとは違う生き方を探っていきましょう。