傷を消毒しないほうが早くきれいに治ります!!
注意: 感染(化膿)がある場合は、感染がない場合と比べて時間がかかります。 抗生物質治療後ラップ療法に移りますが、この場合も消毒はしません。 瘡部の保護治療として、ガーゼが乾燥しないよう頻回に交換します。 ガーゼが乾燥すると、瘡部にこびりつきガーゼ交換時、瘡部がはがれて治癒が遅れます。
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初診時 | 4日後 | 7日後 |
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受傷の翌日来院。水ぶくれが破れ痛々しい。 ただちにラップ療法開始。消毒はしません。 明らかな感染徴候もないので、抗生物質も不要です。 | 浸出液は減り(き汁)、上皮ができつつあります。 黄色い浸出液がでていても必ずしも感染しているとは言えません。 | 浸出液は出なくなり、上皮ができました。 色は次第に薄くなっていきます。通院は終了です。 |
瘡部に壊死(腐った部分)があるとその部位は回復しません。 除去しながらラップ療法を行います。消毒は不要です。 明らかに感染が起きていない限り抗生物質は不要です。 ラップ療法による湿潤環境が組織の修復を促進します。
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初診時 | 2週後 | 6週後 |
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瘡部が壊死を起こしています。 | 壊死部を除去し、ラップ療法継続 | 組織の修復良好 |
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8週後 | 9週後 | |
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右上の状態にラップ療法をしたところ | あと一息 | 治癒 |