#4 多種類の薬物を同時に服用することの危険性
当院では処方に際し以下の点に留意し、不必要に薬剤が増えないよう細心の注意を払っています。
- 多くの薬物は肝臓で作り変えられたり、解毒されたりして腎臓から排泄されます。
薬の数や量が増えれば増えるほど、肝臓や腎臓はその影響を多く受け、
副作用の頻度が増します。
- 高齢者では、肝臓や腎臓の機能が若年成人のそれより半分以下に低下しているため、
副作用が出やすくなります。
- 薬物によっては相互作用があるため、多種類を服用していると、ある薬物の効力が
異常に増強されたり、逆に減弱されたりすることがあります。