消毒液には細胞毒性があり、直接傷口につけると、再生上皮が傷害され、 治癒が遅れます。
黄色の浸出液は、傷んだ組織を修復するために 滲み出てきた白血球です。 化膿しているとは限りません。 化膿の有無は患部の発赤・腫脹・圧痛所見と浸出液の顕微鏡検査による白血 球や細菌所見により総合的に判断します。
水道水で傷口を洗い流すと、 傷口の腐った組織や、表面についた細菌を取り除くことができます。 何日も洗わないでおくと、腐った組織が細菌の培地(栄養)になり化膿しやすくなります。 傷は洗って清潔にしましょう。同様の理由で通常は入浴を控える必要はありません。