メニューをクリックすると解説文が出ます。
※文字が灰色のものは解説を省略しました。
◆ここに解説文が出ます◆
新規ファイルを作成する。ダイアログでファイル名、カラーモード(CMYK/RGB)、アートボードのサイズを設定できる。なお、カラーモードは「書類のカラーモード」メニューで、アートボードのサイズは「書類設定」メニューで、それぞれ後から変更することができる。
Illustrator形式(.ai)だけでなく、Photoshop形式(.psd)・BMP形式(.bmp)などの画像形式、Microsoft Word形式(.doc) 、TEXT形式(.txt)など、様々な形式のファイルを開くことができる。特にテキストファイルを流用する時に便利。
最後に保存した時の状態に戻す。
Illustrator形式(.ai)の他、PDF形式・EPS形式で保存できる。JPEG,PNG,GIF形式で保存する場合は「Web用に保存」で行う。
EPS
Encapsulated PostScript。Adobe社が提唱しているポストスクリプト(プリンタ用データフォーマット)のデータ形式。EPSファイルはベクトルデータ・ビットマープデータの両方を保存でき、Illustratorだけでなく、Photoshopなどの画像編集ソフトでも開く事ができる(ただし開いた時にラスタライズされ、ビットマップデータとなる)。EPSファイルはベクトルデータを保持するので、ラスタライズしなければ、再びIllustratorで開いて編集ができる。
PDF
Portable Document Format(Portableは「別環境に持ち越し可能」といった意)。
AdobeSystems社によって開発された、電子文書のためのフォーマット。相手のOSや環境によらず、オリジナルのイメージをかなりの程度正確に再生することができる。文字情報だけでなく、フォントや文字の大きさ、字飾り、埋め込まれた画像、それらのレイアウトなどの情報を保存できる。PDF文書の表示にはAcrobat Readerというソフトが必要。
作業の途中段階を別途残しておきたい時に。「(元のファイル名) コピー」という名前で保存される。
「別名で保存」の場合は保存後に新しいファイルがアクティブになるが、「複製を保存」の場合は元のファイルがそのままアクティブになる。
画像ウィンドウ(元画像/最適化/2アップ/4アップ)
元画像・最適化画像を拡大表示、または比較表示する。
パレットメニュー
ブラウザディザ
画像を256色表示のモニターで見た場合のプレビューになる。(なぜこれを「ブラウザ」ディザと言うのだろうか・・)
フルカラーのモニターが普及した現在ではあまり必要のないプレビューだが、作成したアートワークがPDAおよび携帯画面(その多くは256色モニター)で見られる可能性がある場合は、ONにして画質をチェックするとよい。
○○Kbpsダウンロード速度
参考値として表示されるダウンロード速度の、1秒あたりのダウンロードデータ量を設定。
設定
GIF,PNG,JPEGの各保存形式の詳細設定ができる。
最適化ファイル形式
GIF,PNG,JPEGの各ファイル形式が選べる。
GIF・PNG
損失
画質を落としてファイルサイズを軽くする。普通は使わない(0%にする)。
減色アルゴリズム
色補正に使うカラーテーブルを設定する。
「知覚的」は人間の目が知覚しやすい色を優先、「特定」は「知覚的」に似た配色ながらも、Webセーフカラーを優先したテーブルが作成される。「使用中の色に合わせて割り付ける」は画像内で多く使われている色を基準としたテーブルを作成。「Web」はWebセーフカラーのみを使ったテーブルを作成。
通常はデフォルトの「特定」にしておくのがよいらしい。
ディザリングアルゴリズム/ディザ
「ディザ」とはピクセル間の境界線の色を拡散させることにより、色の変化を滑らかにして見た目を良くする機能。写真画像やグラデーションを使ったアートワークに使用する(グラデーションのないイラスト等では意味がない)。「ディザリングアルゴリズム」はディザの適用方法の設定で、通常は「誤差拡散法」にしておく(グラデーションが最も滑らかになる)。「パターン」と「ノイズ」は、誤差拡散法に比べて修正力が劣るので、普通は使わない。
インターレース
ONにすると、Web上での画像読み込み時に、画像を荒いものから徐々に詳細に表示していく。読み込みで読者をイライラさせないために使う。
透明部分/マット
ONにすると、画像の透明ピクセルを保持する(アートワークの何も配置されていない部分が透明になる)。OFFの場合は透明部分が「マット」で設定した色で塗りつぶされる。
Webスナップ
割合に応じて、画像のカラーを近似色のWebセーフカラーに変換する。作成したアートワークが256色モニター(携帯・PDAなど)で見られることが想定される場合は、100%にして全ての色をWebセーフカラーに変換するのが望ましい。しかし写真画像を含む場合は画質が大きく落ちるので、別途補正したほうがよい。
JPEG
画質
画質を増減させる。比例してファイルサイズも増減。
最適化
ファイルの互換性を犠牲にして(JPEG以外に変換できなくなる?)、ファイルサイズを軽くする。
プログレッシブ
ONにすると、Web上での画像読み込み時に、画像を上から徐々に表示していく。読者をイライラさせないために使う。
ICCプロファイル
International Color Consortiumプロファイル。プロファイルとは、出力デバイスがどのようにカラーを再現するか、デバイスのカラースペースを記述するかについて指定したファイルのこと。ONにすると画像ファイルにICCプロファイルが埋め込まれ、より適切なカラー出力ができるらしい。
ぼかし
低画質の画像にぼかしをかけ、ノイズを消して見かけ上きれいにする。
マット
透明部分の塗り色を設定する。JPEGは写真画像用のファイル形式であり、透明部分をサポートしていないため、元画像に透明部分がある場合は必ずマットを適用する必要がある。
マットの色を画像から選ぶには、スポイトツールを使う。
パレットメニュー
設定を保存/設定の削除
カスタム設定を保存。また、保存したカスタム設定を削除。
ファイルサイズの最適化
仕上がりのファイルサイズを数値指定できる。また[GIF/JPEGを自動選択]を選ぶと、画像で使用されているカラーの分析結果に基づいて、GIFまたはJPEGが自動的に選択されるようになる。
ビューの再生成
4アップ画面のうち1つの設定値を変更した時、その変更を他の画面にも適用する。
カラーテーブル
※ImageReadyの「カラーテーブル」参照。(ほぼ同じ)
画像
画像サイズの変更、アンチエイリアスのON/OFF設定ができる。
アートボードでクリップ
画像をアートボードでクリップする。つまりアートボード外の部分は消去される。
最適化ファイルを別名で保存
web用に最適化したファイルを保存する。
HTMLファイルを保存
保存する画像を表示するHTMLファイルを自動生成する。
画像ファイルやテキストをアートワーク内に配置する。
リンク
ファイルを埋め込まず、元ファイルを参照するかたちで表示する。Illustratorファイルのファイルサイズを増大させなくてすむが、元ファイルの保存場所を動かすなどしてリンクが切れると表示されなくなる。
また、元ファイルがEPSまたはPDFの場合、配置画像を直接編集できない。
リンクファイルの更新などは、リンクパレットで行う。リンクをOFFにしてファイルを配置した場合は、元ファイルのコピーが埋め込まれるので、「リンクを更新」「オリジナルを編集」などが使えない。
テンプレート
画像が半透明・最背面・ロックされた状態で配置される。配置画像をトレースする時に便利。
配置と同時に、画像を含む独立したレイヤー(テンプレートレイヤー)が作成される。
「画面>テンプレートを表示/隠す」で表示・非表示を切り換えることもできる。
置換
既に配置したファイルを選択した状態で、「置換」をONにして別のファイルを配置すると、配置ファイルが置き換わる。この時、新しいファイルは前の配置ファイルのサイズに合わせてリサイズされる。
アートワークをJPEGなど様々な画像形式でファイル保存できる。TXTでテキストのみ抽出保存することもできる。
SWF形式の「AIレイヤーをフレームに変換」で、1レイヤーを1フレームとした、簡単なFlashアニメーションが作れる。
フォントのアウトライン変換し忘れや、リンク画像の埋め込み忘れなどがチェックできる。
出力(印刷など)前のデータチェックに使う。トラブルシューティングにも。
※CSでは「ウィンドウ」のメニューになった。
アートボード
用紙サイズ、印刷方向、使用単位等を設定。
※ただし単位についてはそのファイルのみの使用単位となる。Illustrator自体の使用単位を変更したい時は「編集>環境設定>単位・取り消し」で。
アウトライン画面で配置した画像を表示
通常は画像もアウトラインのみになるが、ONにすると画像のみプレビュー表示になる。トレース時に便利。なお「テンプレート」で配置している画像は、このON/OFFにかかわらず、アウトラインモードでもプレビュー表示になる。
用紙サイズで区分ける
アートボードを用紙サイズ+印刷範囲で格子状に区分ける。つまり区切り線は二重線になる。
印刷可能範囲で区分ける
大きなアートボードを使って作業をする時、ボードを「用紙サイズの印刷範囲」で格子状に区分ける。
プリント・データ書き出し
アートワークの出力解像度等を設定できる。
長いパスを分割する
チェックすると長いパスを自動的にアンカーポイントで分割する。見た目は変わらない。長いパスは出力機器の演算に負担をかけ、ハングさせることがあるため。
コンパチブルグラデーション&グラデーションメッシュプリント
グラデーションやグラデーションメッシュに対応していない古いプリンタで出力する際、グラデーションをJPEGにラスタライズしてうまく出力できるようにする。
透明
透明グリッドのサイズ・カラーを設定できる。サイズを「小」にすると細かい部分の抜きが分かりやすい。なお、透明グリッドは画面メニューから表示することができる。
カラーペーパーをシミュレート
ONにして2つあるカラーのうち上のボックスで印刷用紙に近い色を決めると、その色が背景になって印刷イメージが分かる。
RGBモード/CMYKモードの切り替えができる。Web用のアートワークの場合はRGB、印刷用のアートワークの場合はCMYKで作業する。(逆にすると出力カラーが狂う)
CMYKの4版に分けて出力する時の諸設定を行う。専用出力機器に接続しないとメニューがアクティブにならないらしく、詳細不明・・。
印刷時の用紙関連の諸設定ができる。設定内容はプリンタにより異なる。
アートワークを印刷する。また、印刷時の色出力等の諸設定ができる。設定内容はプリンタにより異なる。