Illustrator 9.0
<編集>メニュー

メニューをクリックすると、解説が出ます。
※文字が灰色のものは解説を省略しました。

編集


 

 

◆ここに解説文が出ます◆

取り消し

1つ前の作業を取り消す。繰り返せば作業をさかのぼれる。取り消しの最大数は「編集>環境設定>単位・取り消し」で設定できる。

前面へペースト/背面へペースト

同じオブジェクトを同じ位置に重ねてペースト。テキストや線の修飾に便利。

消去

選択オブジェクトを消去する。deleteキーと同じ。

選択を解除

選択を解除する。通常は選択オブジェクト外をクリックすると解除できるが、オブジェクトを画面いっぱいに拡大している時はこのメニューを使う。

選択

※CS以降は「選択」メニューカテゴリーとして独立。

再選択
直前に選択したオブジェクトを再び選択。

同一の○○
同一の塗り、線、線幅などを一括選択できる。特に線幅の一斉変更に便利。

マスク
「オブジェクト>クリッピングマスク」でマスクしている方のオブジェクト(前面オブジェクト)を全て選択する。マスクオブジェクトは見た目では分からないため、このメニューで判別する。
なお、不透明マスクはこのメニューでは選択されない。

孤立点
アンカーポイントだけで孤立しているパスを選択。ゴミデータの消去に。

ブラシストローク
ブラシストロークを全て選択する。

未選択オブジェクト
選択範囲の反転。あらかじめいくつかのオブジェクトを選んでからこれを使うとそれらの選択が解除され、残りの未選択オブジェクト全てが選択される。
※CS以降は「選択範囲を反転」になった。

パターン設定

作成したアートワークをパターンスウォッチとして登録できる。

オリジナルを編集

Photoshopなどの画像編集ソフトを起動し、配置したリンク画像の元画像を編集できる。

プロファイルを割当て

「カラープロファイル」を指定するのに使う。カラープロファイルとは色出力に関する個別設定のようなもの。Illustratorファイルの各デバイスでの出力をできるだけ均質にしたい場合は、このカラープロファイルを指定しておく。

カラー設定

各デバイスで最適な色出力をするための詳細設定ができる。

キーボードショートカット

ショートカットの設定を変更できる。

環境設定

一般

キー入力
矢印キーを押した時に移動する距離を設定する。

角度
Shift移動する時の基準角度を設定。通常は0°にしておく。

角丸の半径
角丸長方形ツールの角丸半径、および「フィルタ>スタイライズ>角を丸くする」の初期値を設定する。

エリア内選択
OFFにすると、オブジェクトの塗りの部分をクリックしてもそのオブジェクトが選択されず、その下にあるオブジェクトのパスを選択するようになる。重なったオブジェクトが多い時は、OFFにした方が作業しやすい。

同じ濃度を選択
※効果不明。ヘルプにも載っていない・・。

アートワークのアンチエイリアス
Illustratorのアートワークにはデフォルトでアンチエイリアスがかかっているが、そのON/OFFを切り換える。OFFにするとエッジがギザギザになるので、通常はONにしておく。

自動追加/削除しない
通常、選択されたパスにペンツールを重ねると、セグメント上ならアンカーポイント追加ツール、アンカーポイント上ならアンカーポイント削除ツールに自動的に切り替わるが、このメニューをONにすると切り替わらなくなる。通常はOFFにしておくべき。

トンボ(裁ちしろ付き)
ONにすると「オブジェクト>トンボ」で表示されるトンボに裁ちしろが付く。裁断が必要な原稿(本など?)は裁ちしろ付きトンボにする。

パターンも変形する
ONにすると、パターンが適用されたオブジェクトに拡大・縮小、回転、シアーなどをかけた時、パターンも一緒に変形する。
なお、この設定は各ツールのツール環境設定で個別にON/OFFにすることができる。

線幅・効果も拡大・縮小
ONにすると、オブジェクトを拡大・縮小した時、オブジェクトの線幅および効果も同じ比率で拡大・縮小する。
なお、この設定は拡大・縮小ツールのツール環境設定でもON/OFFを切り換えることができる。

プレビュー境界を使用
通常はオブジェクトのパスに沿ってバウンディングボックスが形成されるが、これをONにすると見た目の大きさに沿ってバウンディングボックスが形成されるようになる。
何らかの効果が適用され、見た目と実際のパスが異なるオブジェクトを頻繁に扱う場合はONにするとよい。
オブジェクトの整列で、特定のオブジェクトにだけプレビュー境界を使用したい場合は、整列パレットのパレットメニューの同名メニューを使う。

キー入力・オートトレース

グリーキング制限
グリーキングとは、画面表示の高速化のために、テキストを(見かけ上)灰色で塗りつぶして表示する機能のこと。何pt以下をグリーキングするか設定できる。
※設定したpt以下でも、画面をズームインして見かけ上のptを上げればテキストとして表示される。逆にズームアウトして見かけ上のptが下がればグリーキングされる。

オートトレースの許容量
オートトレースツールの精度(エッジの検出幅)を設定。単位はピクセル。クリック点から入力値の範囲で色のエッジを検出する。数値が小さいほど精密にトレースするが、エッジの地点クリックに正確さが要求される。

トレース間隔
オートトレースツールによるトレースで、入力値以下のエッジの隙間を無視させる。単位はピクセル。数値が小さいほど、微細な凸凹も正確にトレースする。数値を大きくすると微細な凸凹を無視して滑らかにトレースする。

単位・取り消し

単位
Illustratorの使用単位を設定。現在のファイルの使用単位のみを変えたい場合は、ここではなく「ファイル>書類設定>アートボード」で設定。

取り消し回数
「編集>取り消し」の回数を設定できる。

ガイド・グリッド
ガイド・グリッドの詳細設定ができる。

グリッドを背面に表示
OFFにすると、グリッドがオブジェクトの前面に表示される。大きな背景オブジェクトを敷いている場合などは、OFFにしてグリッドを前面に出す。

スマートガイド
スマートガイドの詳細設定ができる。

表示オプション

コンストラクションガイド(construction:組立て、構造)
ONにすると、移動中のオブジェクトと他のオブジェクト(またはガイドオブジェクト)の辺・原点などが交差する地点でガイドラインが出る。位置合わせに便利だが、うっとうしい時はOFFにしておく。

変形ツール
変形ツール使用時にもスマートガイドが表示されるようになる。

オブジェクトのハイライト表示
ONにすると、オブジェクト上にカーソルを乗せるだけで、そのオブジェクトのセグメントが表示される。

角度
スマートガイドが表示される角度を設定する。

スナップの許容値
パスに対して、指定値の範囲内にカーソルが近づくとスマートガイドが表示される。

ハイフネーション
欧文のハイフネーションを設定する。

新規
ハイフネーションを適用したくない単語を登録する。

プラグイン・仮想記憶ディスク

プラグインフォルダ
プラグインフォルダを任意に選択できる。ファイルによって使うプラグインが全然違う時は、あらかじめフォルダにふりわけておいてここで選択する。

仮想記憶ディスク
通常使っているディスクの領域がいっぱいになった場合に使う、別のハードディスクを設定する。

ファイル・クリップボード

ファイル

リンクを更新
リンク画像の元画像が更新された時の対応を設定。
自動:更新を自動的に反映する。
手動:手動で更新する(しなければ更新はずっと反映されない)
修正される時に確認:更新を反映するかどうかを問うアラートを出す。

クリップボード
他のAdobe製ソフトにアートワークをコピー&ペーストする際の設定。

PDF
アートワークの不透明度(グラデーションやブレンドなど?)を維持する。

AICB
アートワークの不透明度を維持せず、階調をオブジェクトに分割して見た目だけを維持する。グラデーションやブレンドなどをサポートしていないソフトにペーストする場合の処置と思われる。

パスを保持
アートワークのパスを保持。Photoshopではパスが使えるので、こちらをONにした方が便利。

アピアランスを保持
アートワークの全体的な外観を保持する。