Illustrator 9.0 <効果>メニュー

メニューをクリックすると解説文が出ます。
※文字が灰色のものは解説を省略しました。

効果

 

 

スタイライズ

ドロップシャドウ
オブジェクトやテキストに影をつける。フィルタのドロップシャドウと見た目は同じだが、こちらはパスを生成せず、アピアランスパレットでシャドウの編集や削除が手軽にできるので使いやすい。
バナー作成時などに、文字や背景に軽い立体感をつけるのに多用される。

角を丸くする
オブジェクトの角を設定数値で丸める。角丸長方形やフィルタの「角を丸くする」と違ってパスを生成せず、アピアランスパレットでシャドウの編集や削除が手軽にできる。また、オブジェクトをバウンディングボックスや自由変形ツールで縦または横に拡大縮小した時、角丸長方形やフィルタは角が伸びてしまうが、効果の場合は角丸の形状が維持される。
本機能は女性向けサイトのバナーなど、角張りを消して柔らかい雰囲気を出したい時に多用される。

光彩(外側)
ぼんやりと発光している効果を出すことができる・・のだが、効きがかなり弱く効果を感じられない。ブレンド等で作ったほうがよい。

光彩(内側)
オブジェクトに光が当たっているような効果を出すことができる。
※線の無いオブジェクトで、輪郭を際立たせたい時にも使う。

パス

オブジェクトのアウトライン
選択テキストの外観だけを「文字>アウトライン作成」を適用した状態にする。これにより、テキストのままで、文字にグラデーションをかけることができる。

パスのアウトライン
選択オブジェクトのパス(=線)を、外観だけ「オブジェクト>パス>パスのアウトライン」を適用した状態にする・・のだが、それによって何がどう変わるのかが不明。「効果>パスの変形>ジグザグ」などを適用しても、このメニューを使わない状態の時と何ら変わりない・・。

パスのオフセット
選択オブジェクトを、外観だけ「オブジェクト>パス>パスのオフセット」を適用した状態にする。袋文字を作成する時などに使う。
※ただし、簡単な袋文字の場合は、単にアピアランスパレットで「線」の線幅を増やせばできる。なおこの時、パレットで「線」を「塗り」より下層におくこと(上に置くと線が文字の内側に食い込む)。

パスの変形

ジグザグ
線を一定の間隔でギザギザにしたり波線にできる。線のパターンを作るのに便利。

旋回
全体をひねった感じに。人物等に躍動感を出すのによい。※9.0では旋回ツールを使った方がよい。

パスの自由変形
自由変形ツールとある程度同じだが、よりぐにゃぐにゃに曲げたような効果を出せる。

ラフ
「ジグザグ」に対し、線に不規則なパターンを作る。心電図のような感じ。

ランダム・ひねり
オブジェクトに不規則なひねりを与える。

パンク・膨張
爆発などを描くのによい。

パスファインダ

パスファインダパレットを参照。

ラスタライズ

ラスタライズ
ラスタライズした時の外観を確認するのに使う。実際にラスタライズするわけではない。

ラスター効果設定
ドロップシャドウなどの効果をラスタライズする時の設定らしいが・・設定が全く反映されない??

形状に変換

テキストに背景や枠線をつけてボタンにする時に使う。 テキストの増減に背景等が自動的に連動し、別途作り直す必要がない。CSSのbackgroundやborderのようなイメージ。

ぼかし

画像をぼかす。CMYKモードでも使える。

ぼかし(ガウス)
かすんだようなぼんやりしたぼかしがかかる。

ぼかし(放射状)
細かくぶれたようなぼかしがかかる。

アーティスティック

画像を絵画風にする。カラーモードがRGBでないと使えない。

エッジのポスタリゼーション
輪郭に黒い線が加わる。

カットアウト
貼り絵のような大まかな配色の画像になる。

スポンジ
濡れたスポンジで拭いたような感じ。

シャープツール

画像をシャープにする。CMYKモードでも使える。

アンシャープマスク
ピントの合っていない画像をはっきりさせる。

スケッチ

画像をスケッチ画風にする。カラーモードがRGBでないと使えない。

テクスチャ

画像にテクスチャ(凸凹)をかける。カラーモードがRGBでないと使えない。

クラッキング
漆喰の壁のようなひび割れ模様。

ステンドグラス
不定形の分割パターン。

パッチワーク
長方形タイル状の分割パターン。

ビデオ

画像をテレビモニターで出力する際の色補正を行う。また逆に、ビデオ画像をPCモニターで出力する時の補正を行う。カラーモードがRGBでないと使えない。

NTCSカラー
テレビモニターでは彩度の強い色がにじむので、にじまない範囲に彩度を調節。

インターレース
ビデオ画像を読み込んで動画にする時、走査線の縞模様が目立つので、このフィルタで奇数または偶数の走査線を間引いて動画を滑らかにする。

ピクセレート

画像を点描風にする。CMYKモードでも使える。

ブラシストローク

画像をブラシ絵風にする。カラーモードがRGBでないと使えない。

はね
ガジガジした画風。

インク画
輪郭線をペン描きした感じ。

網目
斜め45°の網をかけた感じ。

表現手法

画像を強調する。カラーモードがRGBでないと使えない。

エッジの光彩
画像の輪郭線を白く光らせて強調する。

変形

画像を変形させる。カラーモードがRGBでないと使えない。

ガラス
ガラスを通して見たような効果。

海の波紋
さざ波の立った時の水中のような効果。

光彩拡散
明るい部分が外側に広がり、全体のコントラストが弱まる。