![]() ジャッキー・チェン フィルモグラフィ 出演映画1990年代後半クリス・タッカーとのバディ・ムービー「ラッシュアワー」の大成功で、香港の成龍からハリウッドのジャッキー・チェンとなった。それでも真のアクション面では不満が残るハリウッド作品。やはりジャッキースタイルの香港アクションは「WHO AM I ?」などの香港作品で満喫できる。 ジェネックス・コップ特警新人類/GEN-X Cops/1999年/香港/ソニー・ピクチャーズエンタテインメント/2003年2月23日東映配給 ゴージャス玻璃樽/Gorgeous/1998年/香港/ゴールデン・ハーベスト/1999年12月18日ギャガ・ヒューマックス配給 解説:ジャッキーには珍しい、アクションを前面に出さないラブコメを中心としたストーリー。ヒロインのスー・チーと2人のキューピット役のトニー・レオン、ジャッキーの仕事上のライバル役に歌手のエミール・チョウ。恋と友情の清清しい物語。カメオでチャウ・シンチーも出演。 喜劇王喜劇之王/King of Comedy/1999年/香港/ゴールデン・ハーベスト/2000年5月アートポート配給 ラッシュアワー火〈才并〉時速/Rush Hour/1998年/米国/ニュー・ライン・シネマ/1999年1月23日ギャガ・ヒューマックス配給 解説:正式なハリウッド進出第3弾であり大ヒット作。クリス・タッカーとの名コンビが生まれたバディ・ムービー。マシンガン・トーク担当のクリス・タッカーに対してアクション担当のジャッキーは香港映画と比べると少なめですが、小物を使った格闘やバスから看板へのジャンプなどを見せてくれます。しかし欧米を意識してか格闘シーンのスピードはおさえめで、動きの分かりやすい短めのアクションとなっていて、昔からのファンには物足りないかも。 WHO AM I ?我是誰/Who Am I?/1998年/香港/ゴールデン・ハーベスト/1999年11月6日松竹富士配給 解説:「プロジェクト・イーグル」以来、ジャッキー自身が監督した大作。アフリカ、オーストラリア、オランダでロケが行われた。オーストラリア政府は無償で全面協力したという。日本からは山本未来、ミシェル・フェレが共演。ケイン・コスギも冒頭で少しだけ顔を出しています。小技から大技までアクションも文句なしで、お決まりの三菱車、ランエボWでのチェイスもあって大満足です。近年では少なめだった格闘アクションが久々に堪能でき、最後にはロッテルダムの高層ビル21階から滑り落ちるという命懸けのスタント。ジャッキー自身の監督ということで力の入りようが伝わってきます。また自然・環境保護や慈善活動などのメッセージもこめられていて、そういう意味でも好感が持てます。興行成績も良く、アジアでは「タイタニック」を凌いだ国もあるらしいです。個人的には近年で最も満足のいく大好きな映画の1つです。 ジャッキー・チェン マイ・スタント成龍的特技/Jackie Chan:My Stunts/1998年/香港 アラン・スミシー・フィルムBurn Hollywood Burn:An Alan Smithee Film/1998年/米国/ゴールデン・ハーベスト/日本劇場未公開 ハリウッド進出の際に力になったとされるジャッキーの友人であるシルヴェスター・スタローンやウーピー・ゴールドバーグと共演していますが、3人ともほんのカメオ出演でストーリーとはほとんど無関係。ジャッキーは友人のスタローンと共演したい思いから出演したらしい。 ジャッキー・チェン マイ・ストーリー成龍的傳奇/Jackie Chan:My Story/1998年/香港 ブルース・リーinドラゴン 栄光への軌跡 デラックス版Bruce Lee the Legend Lives on.../1998年/英国・米国 ナイスガイ一個好人/Mr.Nice Guy/1997年/香港/ゴールデン・ハーベスト/1998年3月7日東宝東和配給 解説:ナイス・ガイというタイトルからも、素のジャッキーの個性がそのまま描かれているように思えます。「サイクロンZ」以降、久々に監督のサモ・ハンとタッグを組んだ記念すべき映画で、サモ・ハンは少しだけ友情出演も果たしています。スローの効果などサモ・ハンらしい演出が見られる映画です。アメリカが出資した映画ということで、そういう意味では世界進出第1弾とも呼べる映画です。そのためか極力カンフーアクションを抑えた仕上がりとなっていて、ちょっと物足りない感も。悪役は「シティ・ハンター」で共演したリチャード・ノートン。オーストラリアでロケが行われました。 ファイナル・プロジェクト警察故事4之簡單任務/Police Story W:First Strike/1996年/香港/ゴールデン・ハーベスト/1996年12月14日東宝東和配給 製作総指揮:レナード・ホー 製作:バービー・タン 監督/脚本/スタント・コーディネーター:スタンリー・トン 主演/スタント・コーディネーター:ジャッキー・チェン 脚本:ニック・タラモンテン/グレッグ・メロット/エリオット・トン 撮影:ジングル・マ 音楽:ネイサン・ウォン 解説:正規のポリス・ストーリーシリーズの第4作目ですが、役名はチェン・カクーからジャッキーに変わっています。恋人役のマギー・チャンは出演していませんが、トン・ピョウはシリーズ共通で共演。アクションといいストーリーといい、ジェームズ・ボンドの007シリーズを意識している感があり、数々の危険なアクションからこのシリーズへの力の入れ方が伝わってきます。脚立や竹馬を巧みに使った格闘アクション、雪山でのスノボのチェイスからヘリコプターへのジャンプ、打ち落とされるヘリコプターから凍った湖へのダイブ。このダイブでは凍傷で命の危険にさらされたらしいです。水中で闘うシーンはアイデアとしては面白いですが、スピード感溢れる格闘を望んでいると物足りないです。ジャッキーの格闘スピードについていけない欧米のファン向けに、動きが分かりやすいように配慮したアイデアだと思われます。 ※映画タイトル下は概ね、原題/(別タイトル/英語タイトル)/製作年/製作国/製作会社/日本公開情報、その下に受賞歴・・・の順で記載 |
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