一汁一菜 我が家の 歳時記1
(2000.4〜2001.3) 

    
     @長男のチャリティー・コンサート
  A保育実践レポートが研究誌に掲載される
  B共同執筆の高槻市・財政分析レポート完成
  Cペーターシュミードルと関西フィルの仲間たちのコンサート
  D自費出版した『動点-90年代を市職員の視点からコラムする』の宣伝です。 

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@ チャリティーコンサート  (長男)   2000年 4月15日(土)午後6時30分より
 洛星高校講堂にて クラブ活動最後のイベント


M.ラヴェル:古風なメヌエット

  M.ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ

  G.ホルスト:組曲『惑星』より<木星>

  H.ベルリオーズ:幻想交響曲 第一楽章 夢・情熱  第2楽章 舞踏会  第3楽章 田園の風景
  第4楽章 断頭台への行進  第5楽章 魔女の夜宴の夢 魔女のロンド

 ○受け持ちのパート:第1バイオリン14名の一員。 

 ○本人の弁では、全体で112名の堂々たるオーケストラ演奏となる予定です。

パンフレットの編集に関わってパンフレットの最後に長男のメッセージが綴られていました。

 2時限目が終わる頃に窓を開けると、春先の風が心地いい。西大路通りを南から北へ進み、バカでかい洛星会館を擦り抜けて、防球ネットごしにたどりついたのだろう。グランドの砂を含んでいるのか、少しホコリっぽい。無風地帯といわれる京都を静かに流れて、この風はリラクゼーションのこうかを僕に試そうとしているのだろうか。僕はおちついた心で、次に教室を見まわしてみる。すると決まってこう思う。

 「あれ、女の子がいない。」

 洛星には女の子がいない。さらに授業料も高い。通学に往復3時間以上かかる。

 2年前、進路を決定する際に問題となった項目である。僕にとっては、女の子がいない、というのは極めて致命的だった。親にとっても、授業料と交通費がかさむんは致命的であるはず。もはや選択の余地はないはずであった。しかし、僕はいまここにいる。親にわがままを許してもらって、だ。何故か。

 オーケストラ部があるからですよ!

親から一言

本人がいうとおり、高校生活の中でクラブ活動の占める割合が随分と大きく、また、面白くて仕方がない様子です。学校へクラブ活動があるから行っていると言ったら極端か。まあ、何かに打ち込める物があったら、それに越したことはない、という意味では良いクラブを見つけたと思います。バイオリン自体は高校へ入ってから習い始めたのですから、未だ丸二年にしかなりません。上手さ加減には限界があっても、熱心であればそれでいいと思っています。今のバイオリンは二台目で、一応何十万円かはしています。このチャリティコンサートが一つの〆で、クラブ活動が終了するわけですが、その後、腑抜けにならないか、が心配です。

                
      
      

洛星高校オーケストラ部の練習風景 千人以上の観客で講堂は満員に。2000.4.15演奏が終了してあいさつ。2000.4.15

4月15日(土)は、生憎の雨模様でした。我が家は両親とおばあちゃんの3人で聞きに出掛けました。

 それでも開場の6時には、すでに前の方から順に詰まっていっていました。前から3列目の中央で、丁度第1ヴァイオリンが正面に見えるところに陣取りました。

 演奏が始まる6時半頃には、講堂はほぼ満員の盛況。少なく見ても1000人は超えていました。こんな大観衆の前で演奏できるのは幸せ。これもオーケストラ部の伝統がなせる技でしょう。

 時間きっかりに入場が始まると拍手が始まり、指揮者の小笠原先生が入場するとひときわ大きな拍手になりました。

 最初はラベルの古風なメヌエットのゆっくり、静かな出だしで始まりました。

 最初の小品集3曲の中では個人的には3番目のホルストの「木星」が一番よかった気がしました。盛り上がりのある曲というのはオーケストラの場合よく聞こえるということかも。静かな曲は、ゆったりと聞かせる分失敗が許されず、難しい。

 20分の休憩のあとは、今日の中心曲であるヴェルリオーズの『幻想交響曲』。全部で第5章まである長い曲です。

この曲はMDでよく聞いていたので、何処でどんな風に展開していくか、ということが大まかには分かっていた分、鑑賞しやすかった。前の方の席であるので、全体に響く音、というよりも、楽器から直接聞こえてくる音という感じで、指揮者の動きに合わせて、音がドンドン生産されて、こちらに運ばれてくるようだった。

 個人的には、第3楽章と第4楽章が盛り上がりがあって、聴き応えがありました。演奏の技術的な点は聞いていても分からないのが私の実力ですが、高校のクラブのレベル全体としては、よくまとまっていて成功した演奏会だったのではないか、と思います。

 アンコールの拍手が鳴りやまず、アンコール演奏は3曲ありました。そのうち、2曲目が『スターウオーズ』でした。知った曲はやはり聞きやすい。3曲目はもう一度、第4楽章を聞くことができました。

 高校のクラブ活動で、こうして演奏会ができることはななかなかないことで、先輩達が作ってきた伝統の上にあって、その中で初めて成功した、ということだと思う。

 帰りのロビーはいろいろな人が混じり合って、ごったがえしてしました。長男はノートルダム女子の女の子から声をかけてもらって上機嫌でした。

 録音があれば、購入したいなと思いました。 2000.4.16記
 

A 保育実践レポートが研究誌に掲載される (配偶者)

 はじめに
 
平成11年度に担当した障害児保育に関する実践レポートが研究者の目にとまって、研究誌に掲載されました。滋賀県の保育集会に提出したもので、本になると、まとまったものとしていいものだと実感しています。

 掲載論文・華頂短期大学幼児教育学科『保育実践研究』創刊号(2000.3.31発行)

 ☆長いレポートのため、別紙にあります。また、TEXTでダウンロードして利用いただけます。
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B 共同執筆ですが、高槻市の財政分析のレポートが出来上がりました (編集長)

  2000年2月から大阪自治体研究所が主催する「都市財政研究会」に参加してきて、研究成果をまとめよう、ということで重森先生を中心に、参加者は各論として自ら勤める市の財政分析をすることになりました。

 高槻市は2名の参加でしたので、両者の共同執筆ということで、第3次原稿くらいまで検討して、9月6日の研究会が締め切りということでなんとか形になりました。

 編集長単独のレポートではありませんが、広く検討してもらうために、ここに概略を掲載します。興味のある方、感想をお願いします。(2000.9.5記)

☆研究会参加者27名の努力の結果、重森暁先生(大阪経済大学)の編集で、大阪府下10の都市の職員による財政分析も含めて『しのびよる財政破綻 どう打開するか』が発行されることになりました。成果となって結実し、大変に喜ばしいことです。(2000.10.29記) 

☆長いレポートのため、別紙にあります。また、TEXTでダウンロードして利用いただけます。
             
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C「ペーターシュミードル(ウインフィル・主席クラリネット奏者)と関西フィルの仲間たち」が開催され、編集長・配偶者が参加  2000.12.4(月)
 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 小ホール 7:00〜9:00  \4000 


 世界的なフルート奏者が滋賀県にやってきて、関西フィルの人たちと一緒に演奏会が開かれるということで、早速聞きに行きました。長女は家庭教師のアルバイト、長男は受験勉強ということで2人で出かけました。

 びわ湖ホールはお金がかかった立派なホールです。世界的な人を呼んだということで会場が満員になっても赤字ではないかと配偶者が言っていました。それでも8割以上は入っていたでしょうか。

演奏プログラム

 モーツアルト 〇 ディヴェティメント ニ長調k.136
          〇 クラリネット五重奏曲 イ長調k.581
 ブラームス  〇 クラリネット五重奏曲 ロ短調op.115

 個人的には3曲のうちでは、モーツアルトのクラリネット五重奏曲が一番良かった気がします。クラリネットという楽器はさすが木管楽器だけあって、弦楽器を圧倒する響きを持っています。モーツアルトの時代につくられた楽器ということです。弦4台と丁度合う感じでした。奏者は60歳ということですが、えらい馬力でした。さすが世界の奏者ということか。

 弦楽4重奏だと、じっくり聞く音楽が合っている気がして小ホールで丁度良い大きさのように思いました。演奏会は今まではあまり経験したことのない分野だけに機会があればこれからも出かけていこうか、と思っています。                                          


 

D自費出版した『動点-90年代を市職員の視点からコラムする-』の宣伝です  

1993年4月に自費出版した本の宣伝
をします。この本には1989年から1993年3月までの4年の間、職場の労働組合の機関紙「市労組ニュース」(週3回発行・1回2100枚)に週1回の割合で連載した『コラム』の中から192編を選んで編集したものです。

 全体の構成は、テーマごとに編集しました。テーマは11あって、仕事・地方自治・組合・人物・文化・本・映画・ユーモア・季節・環境・暮らし・時評としています。一回で約500字という制約があるのがコラム。如何に明快にテーマを展開させるか。全部で400部印刷したように記憶しています。

 その後、7年を経過しましたから一年で40コラムあるとして280。もう一冊できそうな分量になってきました。いずれ、何らかのかたちではまとめたいとは思っています。

 自費出版の方はあと30冊ほどは残っています。これは残しておくのが意味があるということでお分けすることはできません。図書館にはありますから、どちらでお読みください

 

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