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2006年(平成18年)7月7日(金)〜16日(日)

イエローストーン国立公園は1872年にアメリカで最初の国立公園として指定され、世界遺産にも登録されている。公園面積の大部分はワイオミング州の北西部に位置し、一部は隣接するモンタナとアイダホ州に入り込んでいる。
広さは約9000平方キロで四国の約半分に相当。この地域には温泉、間欠泉、湖、川、峡谷、滝、森林、草原、高山植物そしてエルク、バイソン、ムース、ブラックベア、コヨーテなどの野生動物と大自然の魅力に溢れている。

グランド・ティトン国立公園は、映画「シェ−ン」の舞台となったところ。全編にわたり美しいティトン山脈が映し出され、ラストシーンの”シェーン カムバッ〜ク”の場面で、馬に乗って去って行くシェーンの前方に聳える最高峰(4187m)がグランドティトン山。
広さはイエローストーンの約7分の1の1250平方キロしかないが、“全米中で一番美しい国立公園”と絶賛されている。ティトン山脈の山岳美、湖、草原、沼地そして野生動物とイエローストーンに同じく大自然の宝庫だ。両国立公園は隣接しているが、しかし雰囲気は全く異なる。

日本の大手旅行会社は両国立公園を組み入れたツアーはあまり実施してない。場所的に辺ぴなところにあるのと、公園内の宿泊施設が少なく人数分の確保が難しいからだ。従って両国立公園の訪問を希望するものは、個人旅行でレンタカーを利用してこの国立公園を周ることになる。が、公園の朝夕の美しさは苦労して現地の宿泊施設に泊まった者だけが味わえる飛びきり上等の味だ。

今回も家内と二人、レンタカーで両公園を周ってきたが、前回のグランドサークルの経験が生きたか、それともコースが初心者向けで周りやすかったのか、それほど緊張することもなくトラブルもなく無事終えた。なにしろデンバーから飛行機で到着してレンタカーを借りたジャクソンホール空港自体が、グランドティトン国立公園の中にあり、両国立公園の中だけをドライブしていたので、前回のような町中を運転するような気苦労はない。

それに車の台数は少ないし、制限速度は最高で時速45(72km)マイルと低く、信号機は一切なし、観光バスは時たま走っていたが、大型のトラックやトレーラーはなしと、初心者には本当に走りやすいところだった。また道路上の複雑さはなく、そのため地図を見ながら運転ということも無く、おおまかな地図が一枚あれば充分安全に一周出来る。
アメリカで初めてレンタカーを運転してレビューするのに、一番適した場所ではないかと思う。

日付 スケジュール 走行距離 宿泊ホテル
7/7(金)  関西国際空港→サンフランシスコ→デンバー
ホリディイン・デンバー・イン  ターナショナルエアポート 
7/8(土)  デンバー→ジャクソンホール空港→
 イエローストン国立公園 
106マイル
(170q)
 オールドフェイスフル・イン
7/9(日)  イエローストーン国立公園 63マイル
(100q)
 マンモスホットスプリングス
 ホテル
7/10(月)  イエローストーン国立公園  69マイル
(110q)
 レイク・ホテル
7/11(火)  グランドティトン国立公園 77マイル
(123q)
 ジャクソンレイク・ロッジ
7/12(水)  グランドティトン国立公園 46マイル
(73q)
 ジャクソンレイク・ロッジ
7/13(木)  ジャクソンホール空港→デンバー→
 サンフランシスコ
45マイル
(72q)
ホテル日航サンフランシスコ
7/14(金)  サンフランシスコ市内見物
ホテル日航サンフランシスコ
7/15(土)  サンフランシスコ→関空へ/日付変更線通過

 
7/16(日)          / →関西国際空港着

全走行距離 406マイル(約650Km) 1マイル=約1.6Km




ワイオミング州は面積約25万平方キロ(全米9位の広さ、北海道の約3倍)もあるのに人口はわずか約50万人、人口密度は1平方キロに2人、アラスカに次いで低い。州全体の平均標高はコロラド州に次いで高い2,000メートル。豊かな自然に恵まれた草原・山岳地域で、山間には数多くの野生動物が見られる。農業・牧畜も盛んで鉱工業も州の主な産業。
ワイオミング州のニックネームは
Equality State and Cowboy State

(平等州とカウボーイ州
1869年まだワイオミング州がアメリカ合衆国の州として認められる21年前に、すでに女性の参政権を認めていた。
そして1925年には、アメリカ合衆国で始めての女性の州知事が誕生している。
ワイオミング州の州都はシャイアン、有名なインディアン部族の名前だ。
その少し西にあるのが
ララミーの町我々の世代には知らない人がいないくらい懐かしい名前だろう。1960年代初め日本で放映され大好評を博した、西部劇テレビシリーズ「ララミー牧場」の舞台となったところだ。西部開拓時代からこの地方は牧畜業が盛んで、カウボーイ達も大勢生活していたところから、ワイオミング州のニックネームになったようだ。

ワイオミング州の車のナンバーフ゜レート
に描かれている荒馬に乗ったカウボーイ




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