吟道清峰流
  G4
  
  
  
  
  
  
  模範吟詠1                   戻る
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  模範吟詠紹介
  (其の一)
  
  早発白帝城
  
   朝に辞す 白帝 彩雲の 間
  千里の 江陵 一日にして 還る
  両岸の猿声啼いて住まざるに
  軽舟 已に 過ぐ 万重の 山
  
    作 李白  
   李白は中国詩壇の第一人者、詩仙と仰がれている。
  
  
    朝早く 彩雲に包まれた 白帝城を 舟で出立した。 両岸では猿達が啼いているなと
  思っているうちに、 幾重もの山々の間を通り過ぎ、遠いはずの江陵に一日で還り着いた。
  
  
  彩雲 … 光りの屈折で虹の様に美しい雲、古くから縁起の良い雲と云われる
  
   猿声 … 日本の山野に棲む野猿と「声」が違って、悲し気な高い音質の声をもった猿。
        (他の詩でも「猿声」は用いられている)
  
  
                                                             三峡ダムに浮ぶ白帝城
  
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