清峰流清峰流

G5

 模範吟詠2              前頁へ戻る 其の三)へ


 
模範吟詠紹介
(其の二)
「題」
 春日山懐古

春日山頭 晩霞に鎖さる
華留嘶き罷んで鳴鴉あり
憐れむ君が独り能州の月を賦して
平安城外の花を詠ぜざりしを

  作 大槻盤渓  
 幕末明治の儒者、  仙台藩士 名は清崇、字は士広


春日山の城跡はは今も空しく只烏の声を聞くだけである。
あたら謙信はどの英雄が曽って能州の月を豪快に歌にしながら、
馬を京に進める志を得ず、京都平安城外の月を詩にすることが
出来なかったのは残念な事である。

華 留  …  (古文字馬偏に華・馬偏に留、カリュウ=駿馬)
春日山 … 上杉の居城
                                       


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