店長 | ところでキューちゃん。今回作った図の形を見て何か思わなかった? |
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キューちゃん | クリスマスツリー! |
店長 | 他には・・・・ |
キューちゃん | テレビのアンテナ |
店長 | 魚の骨に見えない? |
キューちゃん | 魚は骨の入っていないのしか食べないから知らない。 |
店長 | 今どきだねぇ。秋刀魚とか食べないの? |
キューちゃん | 面倒だし…苦いし……あっ!ママが身のところ全部取ってくれた残りがこんな感じだったかも。 |
店長 | それそれ!魚の骨に見えるよね。だから、この図を「フィッシュボーンダイアグラム(Fish Bone Diagram:魚の骨図)」というんだよ。 |
キューちゃん | ということは、外国の人が考えたということ。 |
店長 | いやいや、日本人が考えたんだよ。世界中で有名になったから英語の名前が付いたんだ。日本では「特性要因図」という名前が一般的だね。「QC サークルの父」と呼ばれて日本的品質管理(今日のTQM)の基礎作りに大きく貢献された東京大学の教授だった石川
馨先生が1956 年に考案したといわれているんだ。特性に影響を及ぼすと思われるいくつもの要因の関係を明確にしようという目的で考えられたものなんだ。だから考案した石川先生の名前からIshikawa
Diagram とも呼ばれているんだよ。 今回は、「儲かるお店」に影響を及ぼす要因ということで使ってみたけれども、工場とかでは「不良率」が高くなるという特性に影響を及ぼす要因はなにがあるだろうか?という視点で特性要因図を作ることが多いんだ。注意しないといけないのは、影響があると思われる要因は「勘」では見つけられないということだよね。皆が言っているからというのは「民主的」かもしれないけれども「科学的」ではないよね。候補として考えられる要因について本当に影響があるのか調べることが本当に大切なことなんだよ。 |
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