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ジオン公国軍MSの開発系統概要図 |
UC0070年に存在が確証されたミノフスキー粒子は、当時主流となっていた核融合炉の小型化・大出力化を可能としただけではなく、散布された空域における電磁波の伝達が著しく阻害される等の特性を持っていた。
この特性は、いわゆる近代戦の戦略や戦術が根底から覆されることを意味しており、その重要性を理解していたジオン公国軍首脳部は、ミノフスキー粒子散布下における有視界における近接戦闘用兵器の開発を開始した。これがMS誕生の契機である。
こうして登場したジオン公国軍のMSは、一年戦争開始直後、従来の大鑑巨砲主義による兵器を中核とした地球連邦軍に対して、多大な戦果を上げていった。
だが、戦線の膠着と地球連邦軍のMSの実戦投入により、開戦当初のジオン公国軍の優位性が徐々に崩壊していった。この事態にジオン公国軍は、改良した試作機を次々に戦場に送り、そのデータを次の新型MSにフィードバックするという手法により、より高性能なMSを投入していった。結局、この手法は兵器の進化にパイロットが追いつけず、いたずらに生産ラインを複雑化しただけであり、戦争後半の物量戦に対応できなかった。
しかしながら、その高い技術力はジオン公国崩壊後も、地球連邦内にて脈々と引き継がれていったのである。
MS黎明期 |
MS-14系統 |
MIP社製機動兵器 |
MS-14A ゲルググ |
ZIONIC社製機動兵器 |
MS-14B 高機動型ゲルググ |
MS-04 プロトタイプザク |
MS-14C ゲルググキャノン |
MS-05 ザクT |
MS-14D デザートゲルググ |
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MS-14F ゲルググM |
MS-06系統 |
MS-14Fs 指揮官用ゲルググM |
MS-06A、B、C、F、J ザクU |
MS-14JG ゲルググJ |
MS-06D ザク・デザートタイプ |
MS-14S 指揮官用ゲルググ |
MS-06E ザク強行偵察型 |
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MS-06E-3 ザクフリッパー |
MSN系統 |
MS-06F-2 ザクUF2型 |
MSN-01 |
MS-06FZ ザクU改 |
サイコミュ高機動試験用ザク |
MS-06K ザク・キャノン |
MSN-02 ジオング |
MS-06RP |
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高機動型ザク・プロトタイプ |
ペズン計画系統 |
MS-06R-1 高機動型ザク |
MS-10 ペズン・ドワッジ |
MS-06R-2P |
MS-11 アクト・ザク |
高機動型ザク・ビーム兵器搭載型 |
MS-12 ギガン |
MS-06R-2 高機動型ザク |
MS-13 ガッシャ |
MS-06R-3 |
MS-17 ガルバルディα |
高機動型ザク・ |
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ゲルググ先行試作型 |
MSM系統 |
MS-06RD-4 高機動試作型ザク |
MSM-01 ザク・マリンタイプ |
MS-06S 指揮官用ザクU |
MSM-02 水中実験機 |
MS-06V ザクタンク |
MSM-03-1 プロトタイプゴック |
MS-06W 一般作業用ザク |
MSM-03A ゴック |
MS-06X ザクスピード |
MSM-03C ハイゴック |
MS-06Z サイコミュ試験用ザク |
MSM-04A アッガイ |
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MSM-04G ジュアッグ |
MS-07系統 |
MSM-04N アッグガイ |
YMS-07 プロトタイプグフ |
EMS-05 アッグ |
MS-07A、B グフ |
MSM-07A ズゴック |
MS-07B-3 グフカスタム |
MSM-07E ズゴックE |
MS-07C-3 グフ重装型 |
MSM-07S 指揮官用ズゴック |
MS-07C-5 グフ試作実験機 |
MSM-08 ゾゴック |
MS-07H グフ飛行型 |
MSM-10 ゾック |
MS-07H-4 グフ飛行型 |
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MS-07H-8 グフ・フライトタイプ |
その他 |
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YMS-08A 高機動型試作機 |
MS-09系統 |
MS-08TX イフリート |
YMS-09A プロトタイプドム |
MS-08TX[EXAM] イフリート改 |
YMS-09D |
YMS-15 ギャン |
ドム・トロピカルテストタイプ |
YMS-16M ザメル |
MS-09A、R ドム、リック・ドム |
MS-18E ケンプファー |
MS-09F/TROP ドム・トローペン |
MS-19N カタール |
MS-09G ドワッジ |
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MS-09H ドワッジ改 |
(注意) |
MS-09R-2 リック・ドムU |
以下の型式番号は、独自のものです。 |
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MS-06X、YMS-09A、MS-09A、MSM-03A、MSM-04A、 |
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MSM-07A |
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