高信太郎・矢島高光 |
トーク8 筒井康隆対談集 徳間書店 1980年6月30日 |
←1970〜80年発表の対談を収録。 ◆1984年/徳間文庫 |
【収録内容】 山下洋輔トリオ・プラス・筒井康隆 <山下洋輔・森山威男 ・中村誠一と> 夜の神戸でジャズを語ろう <河野典生と> 悪夢ごっこ <吉行淳之介と> おれがSFなのだ <荒巻義雄と> 小説のおもしろさ <中島梓と> 悪への想像力 <相倉久人・山下洋輔と> 意識と無意 識 <岸田 秀と> ジャズ・文学・80年代 <山下洋輔と> あとがき |
未確認 |
いかにして眠るか (編) 光文社 1980年11月20日 |
◆1988年/光文社文庫 ←映像作品「HOW TO SLEEP」は、DVDソフト『マルクス兄弟 オペラは踊る』(ワーナー・ホーム・ビデオ)の映像特典として「眠る方法」という邦題で収録されているので、今は実際の映像を容易に観ることができる。後に続編『夢探偵 「光る話」の花束』(1989年・同社)が出ている。 |
【収録内容】 ベンチリー(訳:浅倉久志)「HOW TO SLEEP」 北畠美代「堀たゑ子様へ」 安部公房「睡眠誘導術」 星 新一「不眠症」 三木 卓「ねむる」 ヒルティ(訳:小池辰雄)「眠られぬ夜のために(序言)」 山口 瞳「睡眠」 筒井康隆「寝る方法」 モンテーニュ(訳:関根秀雄)「睡眠について(『随想録』より)」 島崎敏樹「意識のたそがれ」 井上光晴「木曽宿にて」 金子光晴「冬眠」 チェスタトン(訳:別宮貞徳)「ごろ寝の楽しみ」 サヴァラン(訳:関根秀雄・戸部松実)「眠りについて 食飼の休息睡眠および夢に及ぼす影響」 チェーホフ(訳:神西 清)「ねむい」 堀 辰雄「眠れる人」 生島治郎「ゆたかな眠りを」 デメント(訳:大熊輝雄)「夜明かしする人、眠る人〈第2章〉」 |
横尾忠則 |
美藝公 文藝春秋 1981年2月20日 |
←「GORO」(小学館)1980年1月1日号〜10月23日号に連載された長篇。 ◆1985年/文春文庫(「総天然色ポスタア拾四枚」なし) ◆1995年/新装復刻版(ミリオン出版) |
【収録内容】 美藝公 「活動写真」楽譜(作詞・作曲:筒井康隆) 総天然色ポスタア拾四枚入り(ポスタア惹句:筒井康隆) 初出誌 |
未確認 |
12のアップルパイ (編) 立風書房 1981年3月 |
◆1970年/単行本初版 ←上記単行本の新装版。 ◆1987年/集英社文庫 |
【収録内容】 遠藤周作「初春夢の宝船」 星 新一「はだかの部屋」 田辺聖子「びっくりハウス」 五木寛之「美しきスオミの夏に」 北 杜夫「友情」 吉行淳之介「悩ましき土地」 新田次郎「新婚山行」 生島治郎「最後の客」 豊田有恒「地震がいっぱい」 野坂昭如「ああ水中大回天」 筒井康隆「トラブル」 小松左京「本邦東西朝縁起覚書」 解説 |
ドーミエ |
虚人たち 中央公論社 1981年4月15日 |
←「海」( 中央公論社)1979年6月号〜1981年1月号に連載された長篇。1ページにつき1分時間が経過しているという設定。第9回泉鏡花文学賞受賞作品。 ◆1984年/中公文庫 ◆1998年/中公文庫版改版 |
【収録内容】 虚人たち おことわり |
PAUL WUNDERLICH |
エロチック街道 新潮社 1981年10月15日 |
←1978〜81年発表の作品を収めた短篇集。 ◆1984年/新潮文庫 ↑1986年に収録作「ジャズ大名」が映画化(岡本喜八監督・古谷一行主演)された際、文庫版は『ジャズ大名』に改題された。 |
【収録内容】 中隊長 昔はよかったなあ 日本地球ことば教える学部 インタヴューイ 寝る方法 かくれんぼをした夜 遍在 早口ことば 冷水シャワーを浴びる方法 遠い座敷 また何かそして別の聴くもの 一について 歩くとき 傾斜 われらの地図 時代小説 ジャズ大名 エロチック街道 初出誌一覧 |
山藤章二 |
不良少年の映画史 PART2 文藝春秋 1981年12月25日 |
←「オール讀物」(文藝春秋)1980年4月号〜1981年1月号に連載されたものをまとめたエッセイ集。1979年にPART1が出ている。 ◆1985年/文春文庫『不良少年の映画史(全)』(PART1とPART2を合わせたもの) |
【収録内容】 「戦国群盗傳」 「ターザンの逆襲」 リチャード・タルマッジ 「巨人ゴーレム」 エノケンの「ちゃっきり金太」 「海の魂」 「キング・ソロ モン」 「歴史は夜つくられる」 「奴隷船」 「軍使」 「路傍の 石」 「冬の宿」 「エノケンの法界坊」 「水なき海の戰ひ」 「水戸黄門廻國記」 「ロイドのエヂプト博士」 「エンタツ・アチャコの 忍術道中記」 「ロッパの大久保彦左衛門」 「右門捕物帖・拾萬兩秘聞 」 「エノケンの鞍馬天狗」 発表誌 索引 |
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筒井康隆劇場 ジーザス・クライスト・トリックスター 新潮社 1982年9月20日 |
←「筒井康隆劇場」の2冊目。1979〜82年発表の作品を収めた戯曲集。「ウィークエンド・シャッフル」は『ウィークエンド・シャッフル』(講談社・1974年)などに収録の「ウィークエンド・シャッフル」の戯曲版。「ジーザス・クライスト・トリックスター」の舞台については『筒井康隆大一座公演全記録
写真漫画 ジーザズ・クライスト・トリックスター 山にのぼりて笑え』 (ツルモトルーム・1982年)が出版されている。 ◆1987年/新潮文庫 |
【収録内容】 初演舞台写真 ジーザス・クライスト・トリックスター 人間狩り ジス・イズ・ジャパン 部長刑事−もうひとつの動機(テレビ・ドラマ) ウィークエンド・シャッフル 三月ウサギ 初演記録 初出誌一覧 |
M.C.Escher |
着想の技術 新潮社 1983年1月25日 |
←1976〜81年発表の作品を収めたエッセイ集。本書と『虚航船団』がいまだに斉藤由貴の書棚に収まっているかどうかは謎である。 ◆1989年/新潮文庫 |
【収録内容】 創作作法以前 ユング「文芸と心理学」をめぐって 虚構と現実 「虚人たち」について 商品としての教養 夢−もうひとつの現実(虚構) 鵞鳥番の少女 現在の平均的一日 楽しき哉地獄 桝目の数 苦労なし 江川に関 する初夢 初出誌一覧 |
山藤章二 |
言語姦覚 中央公論社 1983年3月25日 |
←1974〜83年発表の作品を収めたエッセイ集。 ◆1986年/中公文庫 |
【収録内容】 《現代の言語感覚》 現代の言語感覚 虚構におけるハナモゲラの自己完結性 歌謡曲の奇怪なイメージ 言語感覚とメディア 《超虚構宣言》 パロディと虚構性 超虚構宣言 外部からの圧力内部からの圧力 教育目的の美名の下に改竄は許されるか? 真実の文学 ある文学的伝統 プライベート世界史 マリオ・バルガス=リョサの『緑の家』 マルケス−やりきれなさの文学 《しあわせ座長》 まわり道 芝居の楽しみ 斬新 幕間礼讃 演劇とトリックスター 川和さんのこと ついに体が動き出した しあわせ座長 三人の男とひとりの女 限定されない科白 《A型社会の弊害》 紙不足による不安感 インタヴューアー心理 選んでかすをつかむ サミット前後 同窓会 過剰適応 泥棒から税金 不用意な発言 ホーム・ドラマ はがきか電話か 喪中につき 甲子園の一件 A型社会の弊害 《タンク・タンクロー讃》 筒井康隆に25の質問 私のオールタイムベスト10 青春時代の読書 私の処女作−文部大臣のお話 最初の記憶 人生の設計 漫画修行 タンク・タンクロー讃 サム・スペード 思い出のボギー こんなふうに外国テレビ映画を見ている 情景描写とミステリイ 私の泣きどころ 困った電話 オーディオを語る 神戸からの手紙 霊感のつかみ方 「おもろ」がる精神−『田辺聖子長篇全集』解説 初出一覧 |
山藤章二 |
井康隆全集1 筒東海道戦争 幻想の未来 新潮社 1983年4月15日 |
『筒井康隆全集』はひと月に1冊のペースで24巻まで刊行された。刊行中筒井氏は校正作業で忙しく、ほとんど新作を発表していない。付録の月報に連載されていた「玄笑地帯」と「評伝 筒井康隆」(著:八橋一郎)はそれぞれ単行本として1985年に発売された。『玄笑地帯』は1988年に新潮文庫版が出ている。ちなみに函にかけられている帯の色は、ピンク→赤→橙→黄→黄緑→水色と続いてピンクに戻るというのが6巻ごとに繰り返されている。 ←「DAICONプログラム巻頭文」「インサイドDAICON」の2篇はこの全集でしか読めない。 |
【収録内容】 《短篇》 お助け 模倣空間 タイム・マシン 帰郷 脱ぐ 環状線 到着 衛星一号 無限効果 マリコちゃん 二元論の家 きつね ユミコちゃん 底流 廃墟 事業 神様と仏さま ウィスキーの神様 コドモのカミサマ 逃げろ 怪物たちの夜 セクション 差別 パチンコ必勝原理 やぶれかぶれのオロ氏 たぬき 姉弟 睡魔のいる夏 ある罪悪感 スパイ 妄想因子 怪段 超能力 下の世界 ブルドッグ 陸族館 座敷ぼっこ 群猫 給水塔の幽霊 いじめないで トーチカ お紺昇天 しゃっくり うるさがた ベルト・ウェーの女 無人警察 星は生きている 火星にきた男 東海道戦争 《長篇》 幻想の未来 《エッセイ》 DAICONプログラム巻頭文 インサイドDAICON 精神病院ルポ 解説:関井光男 <筒井康隆全集 付録(月報)1> 玄笑地帯・1 裏声で歌へますか君が代 評伝 筒井康隆 1 八橋一郎「出生」 |
山藤章二 |
筒井康隆全集2 48億の妄想 マグロマル 新潮社 1983年5月25日 |
←「ファン・クラブを大組織に発展させる方法」「堕地獄日記」「SFを追って」「面白さということ」「情操教育のヒントに」「大学の未来像」の6篇はこの全集でしか読めない。 |
【収録内容】 《長篇》 48億の妄想 《短篇》 堕地獄仏法 ラッパを吹く弟 遊民の街 チューリップ・チューリップ 赤いライオン トンネル現象 マグロマル 末世法華経 ベムたちの消えた夜 会いたい かゆみの限界 カメロイド文部省 ハリウッド・ハリウッド ケンタウルスの殺人 タック健在なりや お玉熱演 トラブル 《エッセイ》 ファン・クラブを大組織に発展させる方法 『東海道戦争』あとがき 堕地獄日記 SFを追って ジャズ 面白さということ 情操教育のヒントに 大学の未来像 深夜族 解説:三浦雅士 <筒井康隆全集 付録(月報)2> 玄笑地帯・2 純粋些末事没入力批判 評伝 筒井康隆 2 八橋一郎「山坂町」 |
山藤章二 |
筒井康隆全集3 馬の首風雲録 ベトナム観光公社 新潮社 1983年6月25日 |
←「ひずみ」「新・SFアトランダム」の2篇はこの全集でしか読めない。 |
【収録内容】 《長篇》 馬の首風雲録 《短篇》 産気 サチコちゃん ユリコちゃん 火星のツァラトゥストラ くたばれPTA 最高級有機質肥料 猫と真珠湾 ひずみ 時越半四郎 ほほにかかる涙 慶安大変記 月へ飛ぶ思い あるいは酒でいっぱいの海 ミスター・サンドマン 白き異邦人 ベトナム観光公社 公共伏魔殿 《エッセイ》 新・SFアトランダム 解説:扇田昭彦 <筒井康隆全集 付録(月報)3> 玄笑地帯・3 楽器? 武器? 生殖器? 評伝 筒井康隆 3 八橋一郎「父母」 |
山藤章二 |
筒井康隆全集4 時をかける少女 緑魔の町 新潮社 1983年7月25日 |
←解説以外、この全集でしか読めない作品はない。 |
【収録内容】 《短篇》 悪夢の真相 時をかける少女 かいじゅうゴミイのしゅうげき うちゅうを どんどん どこまでも 地球はおおさわぎ 闇につげる声 果てしなき多元宇宙 赤ちゃんかいぶつ ベビラ! 白いペン・赤いボタン 超能力・ア・ゴーゴー デラックス狂詩曲(ラプソディ) 暗いピンクの未来 《長篇》 緑魔の町 解説:今江祥智 <筒井康隆全集 付録(月報)4> 玄笑地帯・4 熱いシャワーの幸福 評伝 筒井康隆 4 八橋一郎「幼少期」 |
山藤章二 |
筒井康隆全集5 アルファルファ作戦 アフリカの爆弾 新潮社 1983年8月25日 |
←「新年・サル・宇宙」「軽薄のすすめ」「盆踊りスナック発生の土壌」「すべての面で教師」「マージャン作戦要務令精神篇」の5篇はこの全集でしか読めない。「ヤング・ソシオロジー」は「アングラ」「ヨット」「みなみ」「プール」「ウエートレス」「ゼンガクレン」の6篇以外は『欠陥大百科』(1970年・河出書房新社)に収録されている。 |
【収録内容】 《短篇》 悪魔の契約 疑似人間 東京諜報地図 アルファルファ作戦 窓の外の戦争 人形のいる街 一万二千粒の錠剤 我輩の執念 近所迷惑 露出症文明 活性アポロイド 007入社す 飛び猫 池猫 メンズ・マガジン一九七七 ヒストレスヴィラからの脱出 台所にいたスパイ 幸福ですか? スペードの女王 最後のクリスマス 脱出 寒い星から帰ってこないスパイ ながい話 わかれ 遊歩道 旅 腸はどこへいった にぎやかな未来 欲望 踊る星 人口九千九百億 アフリカの爆弾 《エッセイ》 新年・サル・宇宙 『アフリカの爆弾』あとがき SF 軽薄のすすめ 悪戯 盆踊りスナック発生の土壌 ヤング・ソシオロジー ├ ハント・バー ├ 雀荘 ├ アングラ ├ ヨット ├ みなみ ├ イラストレーター ├ モデル ├ プール ├ コマーシャル ├ ギター ├ ウエートレス ├ ゼンガクレン ├ 同人誌 ├ ディスクジョッキー └ 週刊誌 法螺話 『幻想の未来・アフリカの血』あとがき すべての面で教師 マージャン作戦要務令精神篇 解説:柘植光彦 <筒井康隆全集 付録(月報)5> 玄笑地帯・5 まあこの田中角栄は 評伝 筒井康隆 5 八橋一郎「戦後」 |
山藤章二 |
筒井康隆全集6 筒井順慶 わが良き狼 新潮社 1983年9月25日 |
←「初夢」「“演劇青年”の自戒」の2篇はこの全集でしか読めない。 |
【収録内容】 《長篇》 筒井順慶 《短篇》 君発ちて後 最終兵器の漂流 色眼鏡の狂詩曲(ラプソディ) ふたりの印度人 懲戒の部屋 アフリカの血 美女 いずこも愛は…… 落語・伝票あらそい マイ・ホーム 亭主調理法 時の女神 あらえっさっさ 九十年安保の全学連 地獄図日本界因果(だんまつまさいけのくろしお) わが愛の税務署 カラス 接着剤 狸 酔いどれの帰宅 わが家の戦士 ヒッピー 雨乞い小町 小説「私小説」 地下鉄の笑い 晋金太郎 竹取物語 夜の政治と経済 新宿祭 わが良き狼(ウルフ) 《エッセイ》 視聴覚時代の学生運動 初夢 “演劇青年”の自戒 解説:宇波 彰 <筒井康隆全集 付録(月報)6> 玄笑地帯・6 高3・尾川君からの手紙 評伝 筒井康隆 6 中学・八橋一郎「高校」 |
山藤章二 |
筒井康隆全集7 ホンキイ・トンク 霊長類南へ 新潮社 1983年10月25日 |
←「掻爬した旅の恥」「息子を進呈します」の2篇はこの全集でしか読めない。「おれは野次馬」も、その中の「射幸心あおるクイズ番組」が「クイズ」として、「カラーテレビ 団地は一%」が「カラーテレビ」として、「国会中継は解説批評せよ」が「国会」として、「テレビとは映らないもの」が「機械」として、「UHFテレビ局の未来像」が「UHF」として『欠陥大百科』(1970年・河出書房新社)にすでに収録されている他はこの全集でしか読めない。 |
【収録内容】 《短篇》 断末魔酔狂地獄 ホンキイ・トンク 団欒の危機 走る男 歓待 ここに恐竜あり 若衆胸算用 駝鳥 ワイド仇討 流行 オナンの末裔 チョウ ぐれ健が戻った 弾道軌跡 馬は土曜に蒼ざめる 《長篇》 霊長類 南へ 《エッセイ》 おれは野次馬 ├ 射幸心あおるクイズ番組 ├ ショー番組は情報の拡散 ├ カラーテレビ 団地は一% ├ 東大実況中継の制作費は ├「11PM」地方局を見ならえ ├ ホームドラマ 虚構も欠損 ├ ハプニングは創造可能か ├ ナンセンスCMがんばれ ├ 疑似イベントお涙ショー ├ 国会中継は解説批評せよ ├ 男のドラマをやってくれ ├ 変わりばえしない一〇四本 ├ テレビとは映らないもの ├ 反逆精神か思いあがりか ├ UHFテレビ局の未来像 └ お前はただの現在なのか 掻爬した旅の恥 息子を進呈します とっておきの話 銀座 『わが良き狼』あとがき 論争 発言力 創作 騒音 末世 解説:平岡篤頼 <筒井康隆全集 付録(月報)7> 玄笑地帯・7 続・尾川君からの手紙 評伝 筒井康隆 7 八橋一郎「大学」 |
山藤章二 |
筒井康隆全集8 心狸学・社怪学 国境線は遠かった 新潮社 1983年11月25日 |
←「「江美子ストーリー」の幸福観」「自動コジ機」の2篇はこの全集でしか読めない。 |
【収録内容】 《連作短篇》 心狸学 社怪学 ├ 心狸学篇 │ ├ 条件反射 │ ├ ナルシシズム │ ├ フラストレーション │ ├ 優越感 │ ├ サディズム │ ├ エディプス・コンプレックス │ └ 催眠暗示 └ 社怪学篇 ├ ゲゼルシャフト ├ ゲマインシャフト ├ 原始共産制 ├ 議会制民主主義 ├ マス・コミュニケーション ├ 近代都市 └ 未来都市 《短篇》 母子像 穴 混同夢 秘密兵器 血みどろウサギ 笑うな くさり 革命のふたつの夜 国境線は遠かった フル・ネルソン レモンのような二人 巷談アポロ芸者 泣き語り性教育 悪魔を呼ぶ連中 コレラ 《エッセイ》 「江美子ストーリー」の幸福観 『東海道戦争』〔サン・コミックス〕まえがき 貴様 突拍子 自動コジ機 ナンセンス おこらないおこらない 欠陥 読書遍歴 ギャグ・マンガ ストーリイ・マンガ 安保 スキャンダル 西部劇 作家経営学 解説:巽 孝之 <筒井康隆全集 付録(月報)8> 玄笑地帯・8 ビール常飲期間中の夢 評伝 筒井康隆 8 八橋一郎「演劇」 |
山藤章二 |
筒井康隆全集9 ビタミン 日本列島七曲り 新潮社 1983年12月25日 |
←「出版部K嬢へ」「曽野綾子讃」「EXPO '70ヒット・ユーモア・ベスト10」「ゴダールの娯楽性」「SF・中間小説・前衛ジャズその他及び筒井康隆の現状について」「ぼくの好きなジョーク」「マルクス・エンゲルスの中共珍道中」の7篇はこの全集でしか読めない。 |
【収録内容】 《短篇》 欠陥バスの突撃 となり組文芸 息子は神様 たぬきの方程式 夜を走る 肥満考 猛烈社員無頼控 逃げろや逃げろ 横車の大八 代用女房始末 空想の起源と進化 20000トンの精液 深夜の万国博 人類の大不調和 ビタミン 岩見重太郎 児雷也 正義 癌 日本列島七曲り 見学 傷ついたのは誰の心 タバコ 訓練 2001年公害の旅 誘拐横丁 ふたりの秘書 夫婦 モーツァルト伝 公害浦島覗機関(たいむすりっぷのぞきのからくり) テレビ癬妄症 《エッセイ》 出版部K嬢へ 曽野綾子讃 よろめき EXPO '70ヒット・ユーモア・ベスト10 ゴダールの娯楽性 人間を無気力にするコンピューター SF・中間小説・前衛ジャズその他及び筒井康隆の現状について いたかつただらうな ぼくの好きなジョーク 《未完稿》 マルクス・エンゲルスの中共珍道中 《補遺(=エッセイ)》 悪口雑言罵詈讒謗私論 産科血笑録 おやじは憎まれたい 解説:亀和田 武 <筒井康隆全集 付録(月報)9> 玄笑地帯・9 表現不可能な歯がゆさ 評伝 筒井康隆 9 八橋一郎「乃村工芸社」 |
山藤章二 |
筒井康隆全集10 家 脱走と追跡のサンバ 新潮社 1984年1月25日 |
←「'71予想天外大事件」はこの全集でしか読めない。 |
【収録内容】 《短篇》 わが名はイサミ 特効薬 ナポレオン対チャイコフスキー世紀の決戦 帰宅 女権国家の繁栄と崩壊 蜜のような宇宙 タイム・カメラ 自動ピアノ 陰悩録 桃太郎輪廻 融合家族 みすていく・ざ・あどれす 墜落 カンチョレ族の繁栄 体臭 涙の対面 電話魔 奇ッ怪陋劣潜望鏡 家 《長篇》 脱走と追跡のサンバ 《エッセイ》 可愛い女の可愛らしさ '71予想天外大事件 犯・侵・冒 凶暴星エクスタ市に発生したニュー・リズム・ワートホッグに関する報告及び調理法及び見通しについて 当たらぬこそ八掛け−易断 悩みの躁談室 レジャー狂室 公的タブー・私的タブー 仕事と遊びの“皆既日食” わが宣伝マン時代の犯罪 アナロジイ 情報化時代の言語と小説 解説:渡辺直己 <筒井康隆全集 付録(月報)10> 玄笑地帯・10 鍋やきうどんに気をつけろ 評伝 筒井康隆 10 八橋一郎「心理学」 |
山藤章二 |
筒井康隆全集11 乱調文学大辞典 家族八景 新潮社 1984年2月25日 |
←「集積回路」は、「まったく不合理、年賀状」「肺ガンなんて知らないよ」「大地震の前に逃げ出そう」「都会人のために夜を守れ」の4篇のみ 『発作的作品群』(1971年・徳間書店)に収録されているが、その他はこの全集でしか読めない。 |
【収録内容】 《短篇》 郵性省 法外な税金 ブロークン・ハート 差別 最初の混線 客 遠泳 フォーク・シンガー いいえ 新宿コンフィデンシャル アル中の嘆き 消失 女の年齢 鏡よ鏡 経理課長の放送 将軍が目醒めた時 《エッセイ》 あなたも流行作家になれる 乱調文学大辞典 集積回路 ├ まったく不合理、年賀状 ├ 肺ガンなんて知らないよ ├ 大地震の前に逃げ出そう ├ 都会人のために夜を守れ ├ 早寝早起きは保守的因習 ├「連呼型」はナチスの拷問 ├ 日本も犬ぐるい国になる ├ 男性も悪いが女性も悪い ├ 公害で東京は無人の町に ├ 露出時代の反動がくる? ├ なぜ苦労して海に行く? ├ 活字的思考でのテレビ論 └ いったい何が常識なのか 《連作短篇》 家族八景 解説:佐藤信夫 <筒井康隆全集 付録(月報)11> 玄笑地帯・11 コンピューターは馬鹿か 評伝 筒井康隆 11 八橋一郎「NULL」 |
山藤章二 |
最悪の接触(ワースト・コンタクト) (自筆原稿の複製本) 新潮社 1984年3月15日 |
←『筒井康隆全集』1巻から10巻まで購入した読者だけがもらえる、自筆原稿の複製本(非売品)。表紙に著者の肉筆署名が入っている。 |
【収録内容】 最悪の接触(ワースト・コンタクト) |
山藤章二 |
筒井康隆全集12 俗物図鑑 新潮社 1984年3月25日 |
←「機械・涙・報道」「鮎ちゃん論」「華麗な情事」「射撃」「私のチャーム・ポイント」「過去−現在−未来」「散歩みち」「わが“迷惑料”闘争」「星新一のサービス酒」「最後の会話」の10篇はこの全集でしか読めない。 |
【収録内容】 《長篇》 俗物図鑑 《エッセイ》 恰好よければ 星新一論 発作的あとがき 機械・涙・報道 鮎ちゃん論 神戸に帰る 華麗な情事 射撃 私のチャーム・ポイント 過去−現在−未来 散歩みち 東京→神戸引越し騒動 わが“迷惑料”闘争 星新一のサービス酒 最後の会話 解説:岡庭 昇 <筒井康隆全集 付録(月報)12> 玄笑地帯・12 突発性大量創作症候群 評伝 筒井康隆 12 八橋一郎「梅ヶ枝町」 |
山藤章二 |
筒井康隆全集13 おれに関する噂 デマ 新潮社 1984年4月25日 |
←「エクストラポレーション礼讃」「会長就任の辞」の2篇はこの全集でしか読めない。 |
【収録内容】 《短篇》 万延元年のラグビー 騒春 註釈の多い年譜 ヤマザキ 空飛ぶ表具屋 乗越駅の刑罰 おれに関する噂 ホルモン 村井長庵 デマ 《エッセイ》 記憶の断片 エクストラポレーション礼讃 会長就任の辞 乱調人間大研究 《短篇(=童話)》 三丁目が戦争です ミラーマンの時間 ジャングルめがね 解説:中野久夫 <筒井康隆全集 付録(月報)13> 玄笑地帯・13 私、工業用小市民の敵です 評伝 筒井康隆 13 八橋一郎「作家以前」 |
東 逸子 |
純文学書下ろし特別作品 虚航船団 新潮社 1984年5月15日 地図:東 逸子 |
←書き下ろしの長篇。65部限定の特装版がある。 ◆1992年/新潮文庫 ◆1993年/弱視者のための大型活字本(社会福祉法人埼玉福祉会・新潮文庫版を底本とした上・中・下巻) |
【収録内容】 虚航船団 ├ 第一章 文房具 ├ 第二章 鼬族十種 └ 第三章 神話 参考資料 |
山藤章二 |
筒井康隆全集14 農協月へ行く 狂気の沙汰も金次第 新潮社 1984年5月25日 |
←「自殺雑感」「酒友銘銘録」の2篇はこの全集でしか読めない。 |
【収録内容】 《短篇》 心臓に悪い 怪奇たたみ男 養豚の実際 信仰性遅感症 幸福の限界 蝶 自殺悲願 レオナルド・ダ・ヴィンチの半狂乱の生涯 碧い底 農協 月へ行く 《エッセイ》 狂気の沙汰も金次第 神戸の文化 突然の空白 「直木賞落選の弁」を書くことについての弁 とろを食べる 自殺雑感 酒友銘銘録 ああ青春、走り抜けた三年 『続・時をかける少女』まえがき 神戸港24時間 神戸「井戸のある家」 中山手・山本通り フラワー・ロード 垂水・舞子海岸通り トア・ロード 須磨離宮道 三宮高架商店街 解説:相倉久人 <筒井康隆全集 付録(月報)14> 玄笑地帯・14 SFは進化しておりますぞ 評伝 筒井康隆 14 八橋一郎「SFマガジン」 |
山藤章二 |
筒井康隆全集15 おれの血は他人の血 スタア 新潮社 1984年6月25日 |
←「娯楽小説」「取り持ち酒・怒り酒」「トモさんの思い出」「いずれはLPもなくなり……」「執筆五分前−読み返している」「ああマジメ人間」「あるエネルギー」「細部のものすごさ」「SF界若手養成へ」の9篇はこの全集でしか読めない。 |
【収録内容】 《長篇》 おれの血は他人の血 《戯曲》 スタア 《短篇》 講演旅行 日本以外全部沈没 だばだば杉 モケケ=バラリバラ戦記 通いの軍隊 《エッセイ》 娯楽小説 ソ連・東欧への旅 新しい部屋で 取り持ち酒・怒り酒 トモさんの思い出 いずれはLPもなくなり…… 結婚−不運と幸運 執筆五分前−読み返している ああマジメ人間 あるエネルギー 細部のものすごさ 食事論断片 紙不足による不安感 インタヴューアー心理 NULL復刊のことば SF界若手養成へ 漫画修行 山下洋輔小論 小松左京論 二○○一年暗黒世界のオデッセイ 解説:新戸雅章 <筒井康隆全集 付録(月報)15> 玄笑地帯・15 われらが不満の初夏 評伝 筒井康隆 15 八橋一郎「大阪」 |
山藤章二 |
筒井康隆全集16 男たちのかいた絵 熊の木本線 新潮社 1984年7月25日 |
←「クレー射撃」「新釈東西いろはかるた」の2篇はこの全集でしか読めない。 |
【収録内容】 《短篇連作》 男たちのかいた絵 ├ 夜も昼も ├ 恋とは何でしょう ├ 星屑 ├ 嘘は罪 ├ アイス・クリーム ├ あなたと夜と音楽と ├ 二人でお茶を └ 素敵なあなた 《短篇》 犬の町 熊の木本線 YAH! 生きている脳 モダン・シュニッツラー 如菩薩団 その情報は暗号 佇むひと ジャップ鳥 「蝶」の硫黄島 さなぎ 旗色不鮮明 ウィークエンド・シャッフル 弁天さま 五郎八航空 喪失の日 《エッセイ》 クレー射撃 サム・スペード 豊田有恒のこと 噫婦人之世界 大日本悪人党を待望する 私の泣きどころ 新釈東西いろはかるた 嘘と法螺 酒嫌いの新人類 忘れかけていた故郷 現代SFの特質とは 解説:助川徳也 <筒井康隆全集 付録(月報)16> 玄笑地帯・16 基地外に刃物というが 評伝 筒井康隆 16 八橋一郎「結婚」 |
山藤章二 |
筒井康隆全集17 七瀬ふたたび メタモルフォセス群島 新潮社 1984年8月25日 |
←「乱歩さんの速達」「狂信と超能力」「ロマンチックな逃避」「サービス精神・満点」 「新東京名所−原宿表参道」「手塚治虫とマンガ映画」「秋竜山讃」の7篇はこの全集でしか読めない。 |
【収録内容】 《長篇》 七瀬ふたたび 《短篇》 メタモルフォセス群島 定年食 走る取的 こちら一の谷 母親さがし 特別室 老境のターザン 平行世界 毟りあい 案内人 バブリング創世記 蟹甲癬 鍵 問題外科 《エッセイ》 神経性胃炎 ソヴィエト絵画 河野典生の酒 思い出のボギー 2001年のお聖さん 一枚のレコード 乱歩さんの速達 狂信と超能力 《補遺(=エッセイ)》 ロマンチックな逃避 サービス精神・満点 新東京名所−原宿表参道 手塚治虫とマンガ映画 秋竜山讃 解説:伊沢 昭 <筒井康隆全集 付録(月報)17> 玄笑地帯・17 エリマキトカゲのサンバ 評伝 筒井康隆 17 八橋一郎「文壇侵入」 |
山藤章二 |
筒井康隆全集18 私説博物誌 やつあたり文化論 新潮社 1984年9月25日 |
←「日本SF大会」「『ムツ・ゴーロの怪事件』解説」「『夢泥棒』推薦文」「SHINCON開会の辞」「シャーリイ・マクレーン」「SHINCONを終えて」「わたしと“講談社の絵本”」の7篇はこの全集でしか読めない。 |
【収録内容】 《エッセイ》 私説博物誌 やつあたり文化論(「フォニイ落語」「スカトロ漫画」「ホーム・ドラマの罪」「雲上人と分身」「悪宰相の必要性」「二枚目意識と道徳」「うわずり言語」「演技者志願」「家元さわぎ」「眼の言語(アイ・ランゲージ)」「無一文文化人」「無一文文化」「笑いの理由」「なぞなぞブーム」「煙草民営論」「作家と原稿」) 日本SF大会 新聞の世論操作 私道さわぎ 塾と学校の亀裂 秘密漏示罪 ゴルフ嫌い マスコミ的常識 欠陥学習参考書 差別語について 強姦してもいい場合 冷たい鼻の駱駝 学歴偏重時代 自然は公平なり 『ムツ・ゴーロの怪事件』解説 『夢泥棒』推薦文 山下洋輔の周辺 河野典生論 SF周辺映画散策 SHINCON開会の辞 死んでもらいます パン 真夏の夜の夢 推理喜劇とその周辺 攻撃的な喜劇 教育ママの精神構造 愛は不変であり得るか タンク・タンクロー讃 シャーリイ・マクレーン 桝目の数 外部からの圧力内部からの圧力 SHINCONを終えて 選んでかすをつかむ わたしと“講談社の絵本” 解説:八橋一郎 <筒井康隆全集 付録(月報)18> 玄笑地帯・18 映画と芝居とオリンピック 評伝 筒井康隆 18 八橋一郎「東京」 |
山藤章二 |
筒井康隆全集19 12人の浮かれる男 エディプスの恋人 新潮社 1984年10月25日 |
←解説以外、この全集でしか読めない作品はない。 |
【収録内容】 《短篇》 12人の浮かれる男 ヒノマル酒場 発明後のパターン 善猫メダル 前世 逆流 死にかた こぶ天才 裏小倉 上下左右 三人娘 廃塾令 ポルノ惑星のサルモネラ人間 《長篇》 エディプスの恋人 解説:内藤 誠 <筒井康隆全集 付録(月報)19> 玄笑地帯・19 ニコちゃんと赤ん坊の夢 評伝 筒井康隆 19 八橋一郎「直木賞」 |
山藤章二 |
筒井康隆全集20 富豪刑事 関節話法 新潮社 1984年11月25日 |
←「『決戦・日本シリーズ』解説」「星新一語録」「星新一の残酷性と人間愛」「山手裏手通りにて」「笑う」「『発狂した宇宙』解説」「『善意株式会社』解説」「福島正実氏とぼく」「SFでしか表現できない思想」「SFブーム」「筒井康隆聖会長御託宣」「『空飛ぶ冷し中華Part2』まえがきにかえて」「断片(フラグメント)を活性化させる麻薬」「大乱歩ふたたび」「SFは定着するか」「虚構性の再発見」「遅すぎてSFの指針となり得ぬSF評論の翻訳」の17篇はこの全集でしか読めない。 |
【収録内容】 《短篇連作》 富豪刑事 《短篇》 関節話法 われらの地図 顔面崩壊 また何かそして別の聴くもの 中隊長 日本地球ことば教える学部 最悪の接触(ワースト・コンタクト) 《エッセイ》 こんなふうに外国テレビ映画を見ている 『決戦・日本シリーズ』解説 歌謡曲の奇怪なイメージ 苦労なし 困った電話 星新一語録 前代未聞ヘタクソ大マンガ 星新一の残酷性と人間愛 オーディオを語る 山手裏手通りにて 笑う 『発狂した宇宙』解説 筒井康隆に25の質問 『善意株式会社』解説 福島正実氏とぼく 教育目的の美名の下に改竄は許されるか? 『タイムマシンのつくり方』解説 須磨寺駅周辺 真実の文学 SFでしか表現できない思想 青春時代の読書 私の処女作−文部大臣のお話 SFブーム 筒井康隆聖会長御託宣 『空飛ぶ冷し中華Part2』まえがきにかえて 『神聖代』解説 作家が書評する時 まわり道 断片(フラグメント)を活性化させる麻薬 大乱歩ふたたび 霊感のつかみ方 SFは定着するか 神戸からの手紙 虚構におけるハナモゲラの自己完結性 江川に関する初夢 MUSICATAN EXHIBITION 虚構性の再発見 遅すぎてSFの指針となり得ぬSF評論の翻訳 芝居の楽しみ 虚構と現実 解説:中田耕治 <筒井康隆全集 付録(月報)20> 玄笑地帯・20 馬鹿な神を持つ者の苦悩 評伝 筒井康隆 20 八橋一郎「女性」 |
山藤章二 |
虚航船団の逆襲 中央公論社 1984年11月25日 |
←1975〜84年発表の作品を収めたエッセイ集。『虚航船団』の続編小説ではない。 ◆1988年/中公文庫 |
【収録内容】 《「悪意」への期待》 強姦してもいい場合 冷たい鼻の駱駝 学歴偏重時代 自然は公平なり 須磨寺駅周辺 MUSICATAN EXHIBITION 幼児期の記憶への固執 「90年安保の全学連」を描いた時 癸亥随想 文庫本で反社会的になろう 『叩いて歌ってハナモゲラ』序にかえて あこがれのハードカバー 横尾忠則の壮大な宇宙論 「悪意」への期待 青少年の育成について 確かにまあ大阪というのは 行きつけの床屋さん 図鑑の驚異 辞書の馬鹿げた利用法 素人の作曲体験 《現実と超現実の居心地よい同居》 『神聖代』解説 序−イントロデューシング・ヨースケ・ヤマシタ 『ピアノ弾きよじれ旅』解説 対話形式で進行するエロスと革命の期杼 『唐獅子株式会社』解説−原典探索による 読書日録 第二回日本SF大賞詮衡報告 賢治童話の官能 選考委員から いろいろなことをやっているうちに ご挨拶にかえて 巽孝之の批評 現実と超現実の居心地よい同居 現代文学かくも豊饒 極私的大江健三郎論 表現の受容 極私的幻想文学論 分科会C・1報告 ノンフィクション・ゲーム 《座長口上》 大一座結成由来 文筆と演技 口上 座長口上 これからの大一座 作者=座長=役者 古典への回帰 大一座通信1 大一座通信2 《虚航船団の逆襲》 プライベート世界史 日常生活を返せ 誤解してください 「虚航船団」の逆襲 「虚航船団」の逆襲ミニコミ版 メディアと感情移入(アニミズム)<巽孝之と対談> |
山藤章二 |
筒井康隆全集21 大いなる助走 みだれ撃ち涜書ノート 新潮社 1984年12月25日 |
←《補遺(=エッセイ)》の9篇はこの全集でしか読めない。 |
【収録内容】 《長篇》 大いなる助走 《エッセイ》 みだれ撃ち涜書ノート(「L・チェーヴァ「枢軸万歳」」「A・モラヴィア「ロボット」」「F・フォーサイス「シェパード」」「田中光二「大いなる逃亡」」「半村良「亜空間要塞の逆襲」」「山下洋輔「風雲ジャズ帖」」「岩波講座「文学1…文学表現とはどのような行為か」」「星新一「きまぐれ暦」」「A・マクリーン「軍用列車」」「A・アレー「悪戯の愉しみ」」「R・チャンドラー「マーロウ最後の事件」」「佐藤隆介「池波正太郎の芝居の本」」「檀一雄「火宅の人」」「長部日出雄「善意株式会社」」「佐木隆三「復讐するは我にあり」上・下」「安部公房「笑う月」」「富岡多恵子「動物の葬禮」」「研究社「アメリカ俗語辞典」」「桂米朝 口演「上方芸人誌」」「ル・クレジオ「巨人たち」」「日高敏隆「チョウはなぜ飛ぶか」」「井口厚「幻のささやき」」「手塚治虫「ブラック・ジャック」1〜7」「イーデス・ハンソン「花の木登り協会」」「新田次郎「聖職の碑」」「C・G・ユング「分析心理学」」「田河水泡「のらくろ自叙伝」」「ロブ=グリエ「新しい小説のために」」「鈴木敏夫「実学・著作権」上・下」「半村良「闇の中の黄金」」「J・メリル「年刊SF傑作選7」」「D・ハメット「ハメット傑作集2」」「暉峻康隆「元禄の演出者たち」」「A・ヘイリー「マネーチェンジャーズ」」「藤枝静男「田紳有楽」」「かんべむさし「サイコロ特攻隊」」「E・L・ハルトマン「眠りの科学」」「渡部昇一「知的生活の方法」」「P・K・ディック「地図にない町」」「渡辺一民「フランス文壇史」」「村上龍「限りなく透明に近いブルー」」「山崎正和「不機嫌の時代」」「山田風太郎「幻燈辻馬車」」「伴野朗「五十万年の死角」」「新田次郎「小説に書けなかった自伝」」「W・マッケイ「夢の国のリトル・ニモ」」「萩原葉子「蕁麻の家」」「笠原嘉「精神科医のノート」」「松本清張「ガラスの城」」「野崎昭弘「詭弁論理学」」「日高敏隆「エソロジーはどういう学問か」」「大江健三郎「ピンチランナー調書」」「P・ベンチリー「ザ・ディープ」」「ヤン・コット「演劇の未来を語る」」「山野浩一「殺人者の空」」「中村智子「『風流夢譚』事件以後」」「ノエル・カワード「ノエル・カワード戯曲集」」「光瀬龍「秘伝宮本武蔵」上・下」「山田風太郎「剣鬼喇嘛仏」」「W・アイリッシュ「さらばニューヨーク」」「小松左京「虚空の足音」」「野田昌宏「レモン月夜の宇宙船」」「高斎正「ホンダがレースに復帰する時」」「山村美紗「黒の環状線」」「藤沢周平「闇の歯車」」「A・クリスティー「クリスティー傑作集」」「C・ウィルソン「小説のために」」「田辺聖子「お聖どん・アドベンチャー」」「三好京三「子育てごっこ」」「西村寿行「咆哮は消えた」」「小林信彦「家の旗」」「飯沢匡「脱俗の作家 横井弘三の生涯」」「高橋たか子「高橋和巳の思い出」」「角間隆「テレビは魔物か」」「半村良「魔女街」」「半村良「幻視街」」「平田敬「喝采の谷」」「P・ロス「われらのギャング」」「臼井吉見「事故のてんまつ」」「ラプランシュ/ポンタリス「精神分析用語辞典」」「色川武大「怪しい来客簿」」「L・ネイハム「シャドー81」」「津田信「幻想の英雄」」「渡部昇一「レトリックの時代」」「細川隆元「戦後日本をダメにした学者・文化人」」「T・トンプスン「血と金」上・下」「岡本好古「揚州の幻伎」」「丸谷才一「遊び時間」」「阿木翁助「演劇の青春」」「石沢英太郎「五島・福江行」」「H・ピンター「ハロルド・ピンター全集1」」「松下英麿「去年の人」」「山田正紀「神々の埋葬」」「かんべむさし「建売住宅温泉峡」」「澤田隆治「私説コメディアン史」」「中村光夫「近代の文学と文学者」」「山本祥一朗「作家と父」」「長野祐二「新人作家はなぜ認められない−作家の不遇時代考−」」「渡辺慧「認識とパタン」」「加瀬英明「日本の良識をダメにした朝日新聞」」「ロジェ・グルニエ「シネロマン」」「高城修三「榧の木祭り」」「鈴木均「職業としての出版人」」「安部公房「密会」」「小林秀雄「本居宣長」」「J・D・サリンジャー「大工よ、屋根の梁を高く上げよ/シーモア−序章−」」「利沢行夫「サリンジャー」」「山本周五郎「強豪小説集」」「山内ジョージ「絵カナ? 字カナ?」」「J・ルース=エヴァンズ「世界の前衛演劇」」「A・ストー「ユング」」「光瀬龍「明治残侠探偵帖」」「I・カルヴィーノ「レ・コスミコミケ」」「D・ハメット「コンチネンタル・オプ」」「R・ブローティガン「バビロンを夢見て」」「栗本薫「ぼくらの時代」」「中島梓「文学の輪郭」」「吉行淳之介「夕暮まで」」「浅倉久志「ユーモア・スケッチ傑作展」」「T・J・バス「神鯨」」「川端柳太郎「小説と時間」」「P・K・ディック「ユービック」」「川上宗薫「夜の残り」」「佐藤信夫「レトリック感覚」」「森卓也「アニメーションのギャグ世界」」「F・カリンティ「エペペ」」「A・カルペンティエール「時との戦い」」「A・バージェス「ヘミングウェイの世界」」「荻野恒一「現存在分析」」「G・ヴァルテル「ネロ」」「N・ベーン「ブリンクス」」「M・シューヴァル/P・ヴァールー「テロリスト」」「加賀乙彦「宣告」上・下」「B・コリンズ「審判」」「かんべむさし「公共考査機構」」「山田正紀「竜の眠る浜辺」」「G・フィッツサイモンズ「早すぎた警告」」「S・カミンスキー「ロビン・フッドに鉛の玉を」」あとがき) 《シナリオ》 部長刑事−もうひとつの動機 《補遺(=エッセイ)》 道後−日本最古のヘルス・センター 万国のおっちょこちょい諸君! 『花の木登り協会』を推す 『ビックラゲーション選』推薦文 『ピアノ弾きよじれ旅』推薦文 一挙両得、一石二鳥 『唐獅子株式会社』推薦文 『プルシャンブルーの奇妙な黄昏』推薦文 『コインロッカー・ベイビーズ』推薦文 解説:椎名 誠 <筒井康隆全集 付録(月報)21> 玄笑地帯・21 エー証券投資のご案内 評伝 筒井康隆 21 八橋一郎「神戸」 |
山藤章二 |
筒井康隆全集22 美藝公 腹立半分日記 新潮社 1985年1月25日 |
←「歴史小説的事実として」「中間小説への挽歌」「“イラコミ”の面白さ」の3篇はこの全集でしか読めない。 |
【収録内容】 《長篇》 美藝公 《エッセイ》 腹立半分日記 歴史小説的事実として 人生の設計 中間小説への挽歌 “イラコミ”の面白さ 斬新 サミット前後 同窓会 過剰適応 「海軍めしたき物語」 泥棒から税金 不用意な発言 ある文学的伝統 ホーム・ドラマ はがきか電話か 喪中につき 楽しき哉地獄 解説:平岡正明 <筒井康隆全集 付録(月報)22> 玄笑地帯・22 がほげほごほ喫煙者の逆襲 評伝 筒井康隆 22 八橋一郎「筒井倶楽部」 |
山藤章二 |
筒井康隆全集23 虚人たち エロチック街道 新潮社 1985年2月25日 |
←解説以外、この全集でしか読めない作品はない。 |
【収録内容】 《長篇》 虚人たち 《戯曲》 三月ウサギ 《短篇》 遠い座敷 インタヴューイ 寝る方法 旦那さま留守 急流 冷水シャワーを浴びる方法 歩くとき 遍在 昔はよかったなあ かくれんぼをした夜 ジャズ大名 時代小説 一について 傾斜 早口ことば エロチック街道 日本古代SF考 解説:奥野健男 <筒井康隆全集 付録(月報)23> 玄笑地帯・23 譫妄状態における麻雀 評伝 筒井康隆 23 八橋一郎「面白半分」 |
山藤章二 |
筒井康隆全集24 ジーザス・クライスト・トリックスター 点景論 新潮社 1985年3月25日 |
←全集最終巻。「SHINCONの思い出」「突然こういうところへ何でもいいから書けといわれても困ってしまう」「住み方の記」「『俗物図鑑の本』推薦文」「オレが隠し金だししぶったのが運のつきか?ウーン」「第二回国際SFアート大賞審査員講評」の7篇はこの全集でしか読めない。 |
【収録内容】 《短篇》 通過儀礼 句点と読点 東京幻視 言葉と<ずれ> きつねのお浜 点景論 追い討ちされた日 シナリオ・時をかける少女 《戯曲》 ジーザス・クライスト・トリックスター ジス・イズ・ジャパン 人間狩り 《エッセイ》 現実と超現実の居心地よい同居 対話形式で進行するエロスと革命の機杼 私のオールタイムベスト10 情景描写とミステリイ 鵞鳥番の少女 序−イントロデューシング・ヨースケ・ヤマシタ 『ピアノ弾きよじれ旅』解説 ジャズ 最初の記憶 ユング「文芸と心理学」をめぐって パロディと虚構性 『唐獅子株式会社』解説 マリオ・バルガス=リョサの『緑の家』 SHINCONの思い出 夢−もうひとつの現実(虚構) 商品としての教養 現在の平均的一日 幕間礼讃 演劇とトリックスター 超虚構宣言 川和さんのこと 突然こういうところへ何でもいいから書けといわれても困ってしまう 創作作法以前 言語感覚とメディア 読書日録 第二回日本SF大賞詮衡報告 賢治童話の官能 しあわせ座長 ついに体が動き出した 住み方の記 幼年期の記憶への固執 「おもろ」がる精神 三人の男とひとりの女 選考委員から 「90年安保の全学連」を描いた時 甲子園の一件 現代文学かくも豊饒 A型社会の弊害 『俗物図鑑の本』推薦文 オレが隠し金だししぶったのが運のつきか?ウーン プライベート世界史 限定されない科白 癸亥随想 マルケス−やりきれなさの文学 現代の言語感覚 いろいろなことをやっているうちに 文庫本で反社会的になろう 極私的大江健三郎論 『叩いて歌ってハナモゲラ』序にかえて 表現の受容 文筆と演技 大一座結成由来 口上 あこがれのハードカバー 横尾忠則の壮大な宇宙論 「悪意」への期待 第二回国際SFアート大賞審査員講評 青少年の育成について 確かにまあ大阪というのは 行きつけの床屋さん 解説:大江健三郎 年譜:平石 滋 <筒井康隆全集 付録(月報)24> 玄笑地帯・24 ありがたや全集無事完結 評伝 筒井康隆 24 八橋一郎「大いなる助走」 |
山藤章二 |
玄笑地帯 新潮社 1985年8月10日 イラスト:山藤章二 |
←『筒井康隆全集』(1983〜85年・同社)全24巻のおまけエッセイをまとめたもの。表紙は内容とイメージが違うような気がする。 ◆1988年/新潮文庫 |
【収録内容】 玄笑地帯 ├ 裏声で歌へますか君が代 ├ 純粋些末事没入力批判 ├ 楽器? 武器? 生殖器? ├ 熱いシャワーの幸福 ├ まあこのお田中角栄は ├ 高3・尾川君からの手紙 ├ 続・尾川君からの手紙 ├ ビール常飲期間中の夢 ├ 表現不可能な歯がゆさ ├ 鍋やきうどんに気をつけろ ├ コンピューターは馬鹿か ├ 突発性大量創作症候群 ├ 私、工業用小市民の敵です ├ SFは進化しておりますぞ ├ われらが不満の初夏 ├ 基地外に刃物というが ├ エリマキトカゲのサンバ ├ 映画と芝居とオリンピック ├ ニコちゃんと赤ん坊の夢 ├ 馬鹿な神を持つ者の苦悩 ├ エー証券投資のご案内 ├ がほげほごほ喫煙者の逆襲 ├ 譫妄状態における麻雀 └ ありがたや全集無事完結 |
山藤章二 |
串刺し教授 新潮社 1985年12月10日 |
←1979〜84年発表の作品を収めた短篇集。 ◆1988年/新潮文庫 |
【収録内容】 旦那さま留守 日本古代SF考 通過儀礼 句点と読点 東京幻視 言葉と<ずれ> きつねのお浜 点景論 追い討ちされた日 シナリオ・時をかける少女 退場させられた男 春 妻四態 風 座右の駅 遥かなるサテライト群 串刺し教授 初出誌一覧 |
手塚治虫 |
イリヤ・ムウロメツ 講談社 1985年12月20日 イラスト:手塚治虫 |
←「ショートショートランド」(講談社)1983年3月号〜1984年9/10月号に連載された長篇。筒井氏・手塚氏の、最初で最後の夢のコラボレーション。 ◆1989年/講談社文庫 |
【収録内容】 イリヤ・ムウロメツ 解説:中村喜和「イリヤ・ムウロメツの周辺−ブィリーナの世界−」 参考資料・掲載誌 |
後藤市三 |
お助け・三丁目が戦争です 金の星社(日本の文学32) 1986年2月 イラスト:杉浦 茂 |
←金の星社から初の筒井作品。1960〜84年発表の作品を収めた短篇集。巻末の解説文以外は、これでしか読めないという作品はない。 |
【収録内容】 著者近影 《若い読者に贈る言葉》=『乱調文学大辞典』より お助け きつね 地下鉄の笑い 到着 にぎやかな未来 無風地帯 熊の木本線 かくれんぼをした夜 句点と読点 風 《少年少女小説》 果てしてなき多元宇宙 《童話》 三丁目が戦争です 《戯曲》 改札口 《エッセイ》 現代の言語感覚(抜粋) 作者にふれて:かんべ むさし「筒井さんのこと」 作品にふれて:黒沢 浩「現代の課題をふくんだ楽しい読物」 筒井康隆の年譜 出典 |
菊地信義 |
日本の名随筆41 嘘 (編) 作品社 1986年3月 |
←本巻100巻、別巻100巻の壮大なシリーズの中の1冊。 |
【収録内容】 阿木翁助「涙と女優」 秋田 実「“誇張”の型」 池内 紀「ハムレットとクレオパトラ」 伊藤 整「正直な夫」 井上ひさし「原稿遅延常習者の告白」 江戸屋猫八「ウソとまこと」 小沢昭一「舌耕芸−香具師の場合」 尾辻克彦「架空の人物の住所録を作ろう」 川崎 洋「「うそ」と「ほんと」」 倉本 聰「巷説・茄子の呪い揚げ」 河野多恵子「善意の嘘の功徳」 斎藤磯雄(訳)「ボオドレール「仮面」より [巻頭詩]」 佐藤信夫「記号とうそ」 三遊亭圓生「大嘘つき」 澁澤龍彦「嘘の真実−私の文章修行」 田辺聖子「男のウソ」 陳 舜臣「殷周銅器の贋作者たち」 筒井康隆「嘘と法螺」 外山滋比古「ウソ」 なだいなだ「何が真実かについて」 野村胡堂「蜂に食われた脳味噌」 花田清輝「ウソから出たまこと」 半村 良「うそ替え」 藤枝静男「泥棒女中」 別役 実「はなじごく」 星 新一「うそとフィクション」 丸谷才一「ゴキブリの言葉」 安岡章太郎「「ウソ」の殉死者 遠藤周作」 山口 瞳「嘘」 山下洋輔「割り箸−全日本冷し中華愛好会会長」 結城昌治「詐欺にかかった話」 吉田健一「酒宴」 編者あとがきと執筆者紹介および出典 |
山藤章二 |
筒井歌舞伎 影武者騒動 角川書店 1986年7月10日 |
←1985〜86年発表の作品を収めた戯曲集。 ◆1991年/新潮文庫 |
【収録内容】 舞台装置 影武者騒動 猪熊門兵衛 破天荒鳴門渦潮 初出誌一覧 |
ミハエル・リューバ |
イチ、ニのサン! 河出書房新社 1986年9月10日 イラスト:ミハエル・リューバ |
←文庫未収録の童話。 |
【収録内容】 著者紹介 イチ、ニのサン! |
野原幸夫・矢島高光 |
旅のラゴス 徳間書店 1986年9月30日 |
←「SFアドベンチャー」(徳間書店)1984年4月号から1986年6月号にかけて発表された連作短篇。最後まで読んでも、表紙のイラストの人物が誰なのかわからない。スタジオジブリがアニメ映画化する話があったらしい。 ◆1989年/徳間文庫 ◆1994年/新潮文庫 |
【収録内容】 旅のラゴス ├ 集団転移 ├ 解放された男 ├ 顔 ├ 壁抜け芸人 ├ たまご道 ├ 銀鉱 ├ 着地点 ├ 王国への道 ├ 赤い蝶 ├ 顎(あぎと) ├ 奴隷商人 └ 氷の女王 |
ルネ・マグリット |
夢の木坂分岐点 新潮社 1987年1月25日 |
←「新潮」(新潮社)1985年1月号から1986年10月号にかけて発表された長篇。第23回谷崎潤一郎賞受賞作品。 ◆1990年/新潮文庫 ◆1992年/弱視者のための大型活字本(社会福祉法人埼玉福祉会・新潮文庫版を底本とした上・下巻) |
【収録内容】 夢の木坂分岐点 |
柳瀬三郎 |
歌と饒舌の戦記 新潮社 1987年4月25日 |
←「文學界」( 文藝春秋)1986年4月号〜9月号、11月号〜1987年2月号に連載された長篇。 ◆1990年/新潮文庫 |
【収録内容】 歌と饒舌の戦記 「スケルトン・チームの歌」楽譜 「中年バラード」楽譜 「ワンノート北海道」楽譜 参考資料 初出誌 |
山藤章二 |
原始人 文藝春秋 1987年9月20日 |
←1985〜87年発表の作品を収めた短篇集。表紙の、ちょっと気になるアソコは、書店に平積みの時は(少なくとも初版は)帯で隠れている。 ◆1990年/文春文庫 |
【収録内容】 原始人 アノミー都市 家具 おもての行列なんじゃいな 怒るな 他者と饒舌 抑止力としての十二使徒 読者罵倒 不良世界の神話 おれは裸だ 諸家寸話 筒井康隆のつくり方 屋根 初出誌一覧 |
山藤章二 |
日日不穏 中央公論社 1987年11月25日 |
←1985〜87年に発表された日記をまとめたもの。 ◆1991年/中公文庫 |
【収録内容】 日日不穏 日日是慌日 初出誌一覧 |
戸田ツトム |
驚愕の曠野 河出書房新社 1988年2月25日 |
←「文藝」(河出書房新社)1987年冬季号に掲載された中編。 ◆1991年/河出文庫 ◆2002年/新潮文庫『自選ホラー傑作集2 驚愕の曠野』に収録 |
【収録内容】 驚愕の曠野 初出誌 |
菊地信義 |
新日本探偵社報告書控 集英社 1988年4月25日 |
←「すばる」(集英社)1986年1月号〜1987年6月号に連載された長篇。 ◆1991年/集英社文庫 |
【収録内容】 献辞 新日本探偵社報告書控(全18章) 作者後記 初出誌 |
未確認 |
ユートピア探し 物語探し ― 文学の未来に向けて (大江健三郎、井上ひさしとの共著) 岩波書店 1988年5月30日 |
←季刊「へるめす」の創刊、創刊一周年、創刊三周年それぞれの記念別巻に掲載された座談会。未文庫化。 |
【収録内容】 1 ユートピア探し物語探し‐戦後の文学をどう考えるか ├ 同時代と次の時代へのメッセージ ├ フィクションとノンフィクション ├ 映画と推理小説 ├ 死のテーマから再生のテーマへ ├ パロディー、フィードバックする力 ├ 小説家の精神の動き └ 他未確認 2 小説の面白さ‐イマジネーションと言葉の力 ├ 日常言語で日常レベルを超えられるか ├ 無意識と形式の問題 ├ 漱石の偉大さとは ├ 言葉の面白さということ ├ 物語の定義 ├ 子供の読者に向けて └ 他未確認 3 文学の未来に向けて‐僕たちの生きてしまった時代から ├ 夢・無意識・死 ├ 想像力、無限の否定としての ├ 僕たちの「昭和」とはどういう時代か? ├ 激動期に青春を生きた僕たちの射程 ├ 核時代の積極的なイメージを求めて ├ 同時代の文学への感謝 └ 他未確認 |
M. FLEISCHER |
ベティ・ブープ伝 女優としての象徴 象徴としての女優 中央公論社 1988年5月25日 |
←「新劇」(白水社)1986年4月号から1987年6月号に連載されたものを収めたエッセイ集。 ◆1992年/中公文庫 |
【収録内容】 ベティ・ブープ伝 ├ 田舎娘の時代 ├ 犯されるベティ ├ シュール・リアリズム ├ サッチモとともに ├ ベティの自立 ├ 浮気するベティ ├ キャブとともに ├ 二枚目フレッド ├ ビンボーふたたび ├ お伽の国のベティ ├ ベティとファッション ├ ニューロチック・ベティ ├ 人気漫画の主人公たち ├ 教育ママ・ベティ └ ベティの旅立ち フィルモグラフィ |
山藤章二 イラスト:筒井康隆 |
薬菜飯店 新潮社 1988年6月15日 イラスト:山藤章二 |
←1984〜88年発表の作品を収めた短篇集。「ヨッパ谷への降下」は第16回川端康成文学賞受賞作品。 ◆1992年/新潮文庫 |
【収録内容】 薬菜飯店 法子と雲界 イチゴの日 秒読み ヨッパ谷への降下 偽魔王 カラダ記念日 初出誌一覧 |
無記名 |
突然変異幻語対談 汎フィクション講義 (柳瀬尚紀と共著) 朝日出版社 1988年6月25日 |
←対談・書簡集。 ◆1993年/河出文庫 |
【収録内容】 第1章 幻語論講義 第2章 交通する文章論 第3章 突然変異的虚構講義 最終章 タダノ教授連、柳瀬助教授と語る 参考資料1「アナ・リヴィア・プレーラベルの章」(抄訳) 参考資料2 猫ンピュータと同棲半年 |
山藤章二 |
筒井康隆劇場 スイート・ホームズ探偵 新潮社 1989年1月25日 |
←1984〜88年発表の作品を収めた戯曲集。 ◆1993年/新潮文庫 |
【収録内容】 舞台写真 テレビ・シーン写真 舞台装置 スイート・ホームズ探偵 ひとり 俊徳丸の逆襲 部長刑事−刑事たちのロンド 若くなるまで待って 初演記録 初出誌一覧 |
舟越 桂 |
残像に口紅を 中央公論社 1989年4月20日 イラスト:山内ジョージ |
←「中央公論」(中央公論社)1988年3月号から1989年3月号にかけて連載された長篇に、書き下ろしを加えたもの。 ◆1995年/中公文庫 |
【収録内容】 残像に口紅を ├第一部 世界から言葉が消えていく ├第二部 世界からはすでに「あ」と「ぱ」と「せ」と「ぬ」と「ふ」と「ゆ」と「ぷ」と「べ」と「ほ」と「め」と「ご」と「ぎ」と「ち」と「む」と「ぴ」と「ね」と「ひ」と「ぼ」と「け」と「へ」と「ぽ」と「ろ」と「び」と「ぐ」と「ぺ」と「え」と「ぜ」と「ヴ」が消えている └第三部 世界からはすでに「あ」と「ぱ」と「せ」と「ぬ」と「ふ」と「ゆ」と「ぷ」と「べ」と「ほ」と「め」と「ご」と「ぎ」と「ち」と「む」と「ぴ」と「ね」と「ひ」と「ぼ」と「け」と「へ」と「ぽ」と「ろ」と「び」と「ぐ」と「ぺ」と「え」と「ぜ」と「ヴ」と「す」と「ぞ」と「ぶ」と「ず」と「づ」と「み」と「ざ」と「ど」と「や」と「じ」と「ぢ」と「き」と「で」と「そ」と「ま」と「よ」と「も」と「げ」と「ば」と「り」と「ら」と「る」が消えている |
装丁:スタジオギブ 装画:荒井良二 |
夢探偵 「光る話」の花束 (編) 光文社 1989年6月30日 |
←1980年に同社から出た『いかにして眠るか』の続編。未文庫化。 |
【収録内容】 オープニング 内田百間「お爺さんの玩具」 清岡卓行「音楽論」 武田百合子「夢、覚え書」 星 新一「願望」 安部公房「阿波環状線の夢」 渋沢龍彦「夢」 小泉八雲「夢飛行」 筒井康隆「法子と雲界」 吉行淳之介「鞄の中身」 島尾敏雄「孤島夢」 石川 淳「夢の殺人」 八木義徳「夢三態」 半村 良「夢の底から来た男」 色川武大「雀」 横尾忠則「私の夢日記」 正木ひろし「夢日記」 付録:筒井康隆「夢の検閲官」 |
山藤章二 |
ダンヌンツィオに夢中 中央公論社 1989年7月20日 |
←1968〜89年発表の作品を収めた、『言語姦覚』『虚航船団の逆襲』に続く中央公論社のエッセイ集第3弾。 ◆1996年/中公文庫 |
【収録内容】 《ダンヌンツィオに夢中》 ダンヌンツィオに夢中 新しい自己照射の試み 新しい手法への意志 澁澤文学私観 パロディの自立性と超時代性 「夢の言葉・言葉の夢」実践篇 「美琴姫様騒動始末」を推す 藤子不二雄に感謝 M・バルガス=リョサ「パンタレオン大尉と女たち」 トゥルニエ「オリエントの星の物語」 アーネスト・ヘミングウェイ「日はまた昇る」 E・キション「ショート・ジョークじゃものたりない」 ヒトの味方・読者の方 素人もわかる入門書 われわれ自身の物語の発見 《誰がパンを焼くのか》 誰がパンを焼くのか 恰好と内容 文房具 イギリスの王室 個性化 舟釣り フグの毒 スティング 魚の温度計 AIDS コンタクト ある日突然 「本読み」と「読みあわせ」 KNOW−HOW 頭の痒み ウサギ 失語 批評 老化 五月病 かまいたち 弟 鳥たち マッサージにかかりながら 親子鯨 人生はバトル・ロイヤル 時をかけるゴロちゃん 私説博物外誌 チキュウ さつまいも太平記 機械 北陸蟹食い旅 おかしなおかしな一日 守護の悪魔 《カナリヤが殺されるまで》 西尾美栄子讃 賑にぎしくお越しください 稽古場日記 「スタア」が上演されると聞くと 今だから書けること SF作家の古典がえり 歌舞伎の危機と作家の役割 蜷川手本歌舞伎 マルクス兄弟ふたたび カナリヤが殺されるまで 前衛的喜劇俳優の肖像 蔵書の中から−『キネマ旬報』 マルタの鷹 「大いなる助走」騒動 ダリ雑筆 幻視者・横尾忠則 「ラプソディ・イン・ブルー」/山下洋輔 《すべては仕事すべては遊び》 もしもSFがなかったら 小説家が小説を読むということ すべては仕事すべては遊び 私のペン・ブレイク 作家の朗読について 読書歴三度めの正直 夢の木までの助走 夢その他 「虚航船団」について 「にぎやかな未来」について 新しい笑いは可能か 岩波新書の首枷 私も投稿マニアだった 役者志願 |
西口司郎・大西憲文 |
フェミニズム殺人事件 集英社 1989年10月20日 |
←「小説すばる」(集英社)1989年夏季号・秋季号に連載された長篇。表紙のチョーリアルなイラストを描いている西口司郎氏は、私の卒業した学校の大先輩。秋田書店の豪華版(文庫版も)『ブラックジャック』や『ドカベン』のカバーイラストでも有名。主人公の作家が書いた小説として『パプリカ』の記述がある。この作品の初出は1989年で、実際の小説『パプリカ』が連載されたのは1991〜93年。2年も前に女性誌に連載ということまで決まっていたのだろうか。 ◆1993年/集英社文庫 |
【収録内容】 フェミニズム殺人事件 ├ 第一章 語り手 ├ 第二章 ホテルの人たち ├ 第三章 滞在客 ├ 第四章 第一の被害者 ├ 第五章 警察官 ├ 第六章 第二の被害者 ├ 第七章 マスコミ ├ 第八章 探偵役 ├ 第九章 第三の被害者 └ 第十章 犯人 初出誌 |