真鍋 博 |
東海道戦争 早川書房(ハヤカワ・SF・シリーズ) 1965年10月15日 |
←記念すべき筒井氏初の書籍。1961〜65年発表の作品を収めた短篇集。 ◆1973年/ハヤカワ文庫(「トーチカ」「ブルドッグ」「座敷ぼっこ」「廃墟」の4篇削除) ◆1976年/中央公論社版単行本(ハヤカワ文庫版と同内容) ◆1978年/中公文庫版 |
【収録内容】 献辞 東海道戦争 いじめないで しゃっくり トーチカ ブルドッグ 群猫 チューリップ・チューリップ うるさがた お紺昇天 やぶれかぶれのオロ氏 座敷ぼっこ 廃墟 堕地獄仏法 あとがき |
真鍋 博 |
48億の妄想 早川書房(日本SFシリーズ) 1965年12月31日 |
←記念すべき筒井氏初の長篇。書き下ろし。 ◆1972年/日本SFノヴェルズ(同社) ◆1976年/文春文庫 |
【収録内容】 48億の妄想 あとがき |
水森亜土 |
かわいい魔女 (共著) 新書館(For Ladies) 1966年11月10日 |
←筒井氏が編纂したアンソロジィではないが、「恋の魔女宇宙」はこれ以外では読めないので。 |
【収録内容】 新川和江「海ひらく」 筒井康隆「恋の魔女宇宙」 白石かずこ「ファイヤデイト」 立原えりか「砂のお城」 佐野 洋「可愛い人」 |
依光 隆 |
時をかける少女 盛光社(ジュニアSF) 1967年3月20日 イラスト:谷 俊彦 |
←「中三コース」1965年11月号〜「高一コース」1966年5月号に連載された中篇「時をかける少女」は、筒井作品で最も有名な作品といえばこれ、というくらい有名な作品で、何度も映像化されている。「悪夢の真相」は「中二コース」1964年9月号〜12月号に連載された短篇。「果てしなき多元宇宙」はこの単行本のための書き下ろし短篇。 ◆1972年/鶴書房盛光社→鶴書房(SFベストセラーズ、発行日不明)↓ 装幀:長尾みのる ◆1976年/角川文庫 ◆1997年/ハルキ文庫(表題作のみ) ◆2006年/角川文庫(新装版) ◆2009年/角川つばさ文庫 ◆2013年/株式会社ジュンク堂書店(初版の限定復刻) |
【収録内容】 はじめに:福島正実 時をかける少女 悪夢の真相 果てしなき多元宇宙 解説・SF入門:福島正実「時間旅行とタイムパトロール」 |
真鍋 博 |
ベトナム観光公社 早川書房(ハヤカワ・SF・シリーズ) 1967年6月15日 |
←1965〜67年発表の作品を収めた短篇集。 ◆1973年/ハヤカワ文庫(「ベムたちの消えた夜」「くたばれPTA」「末世法華経」「ハリウッド・ハリウッド」「タック健在なりや」「猫と真珠湾」「産気」「会いたい」「赤いライオン」の9篇削除) ◆1976年/中央公論社版単行本(ハヤカワ文庫版と同内容) ◆1979年/中公文庫 |
【収録内容】 献辞 火星のツァラトゥストラ ベムたちの消えた夜 トラブル 最高級有機質肥料 マグロマル くたばれPTA 末世法華経 時越半四郎 ハリウッド・ハリウッド カメロイド文部省 血と肉の愛情 タック健在なりや お玉熱演 猫と真珠湾 産気 会いたい 赤いライオン ベトナム観光公社 石川喬司「筒井康隆論」 |
馬場のぼる |
創作S・Fどうわ かいじゅうゴミイ 盛光社 1967年8月20日 イラスト:馬場のぼる |
←「かいじゅうゴミイの しゅうげき」は「まんが王」(秋田書店)1966年2
月号、「うちゅうを どんどん どこまでも」は「鉄腕アトムクラブ」(虫プロダクション友の会)1966年2月号に掲載された童話。「赤ちゃんかいぶつ ベビラ!」はこの単行本のための書き下ろし。函入り。 ◆1976年/ 角川文庫『筒井康隆全童話』に3篇とも収録。 ◆1977年/すばるのファンタジー(すばる書房) |
【収録内容】 はじめに かいじゅうゴミイの しゅうげき うちゅうを どんどん どこまでも 赤ちゃんかいぶつ ベビラ! |
金森 達 |
馬の首風雲録 早川書房(日本SFシリーズ) 1967年12月31日 |
←「SFマガジン」(早川書房)1966年9月号〜1967年2月号に連載された長篇。筒井氏の長篇としては第2弾。 ◆1972年/ハヤカワ文庫 ◆1977年/文藝春秋版単行本 ◆1980年/文春文庫 |
【収録内容】 馬の首風雲録 あとがき |
杉村 篤 |
アフリカの爆弾 |
←1961〜68年発表の作品を収めた短篇集。 ◆1971年/角川文庫 |
【収録内容】 台所にいたスパイ 脱出 露出症文明 メンズ・マガジン一九七七 月へ飛ぶ思い 活性アポロイド 東京諜報地図 ヒストレスヴィラからの脱出 環状線 窓の外の戦争 寒い星から帰ってこないスパイ アフリカの爆弾 あとがき |
真鍋 博 |
アルファルファ作戦 早川書房(ハヤカワ・SF・シリーズ3183) 1968年5月31日 |
←1962〜68年発表の作品を収めた短篇集。 ◆1974年/ハヤカワ文庫(「最後のクリスマス」「ほほにかかる涙」「かゆみの限界」「ある罪悪感」「セクション」の5篇削除) ◆1976年/中央公論社版単行本(ハヤカワ文庫版と同内容) ◆1978年/中公文庫 |
【収録内容】 献辞 アルファルファ作戦 近所迷惑 慶安大変記 人口九千九百億 公共伏魔殿 旅 一万二千粒の錠剤 最後のクリスマ ス ほほにかかる涙 かゆみの限界 ある罪悪感 セクション 懲戒の部屋 色眼鏡の狂詩曲(ラプソディ) |
長尾みのる |
にぎやかな未来 三一書房 1968年8月1日 イラスト:長尾みのる |
←1960〜68年発表の作品を収めた短篇集。「時の女神」はこの単行本のための書き下ろし。 ◆1972年/角川文庫(「姉弟」「ラッパを吹く弟」「衛星一号」「ミスター・サンドマン」「時の女神」「模倣空間」「白き異邦人」の7篇削除。その7篇は全て角川文庫『幻想の未来』(1971年)に収録) ◆1976年/徳間書店版単行本(角川文庫版と同内容) |
【収録内容】 《Part1 どたばた・ファンタジィ》 (解説 人間すべて) 超能力 帰郷 星は生きている 怪物たちの夜 逃げろ 事業 悪魔の契約 わかれ 最終兵器の漂流 腸はどこへいった 亭主調理法 (どたばた・ファンタジィ/あとがき) 《Part2 風俗・ファンタジイ》 (解説 現代と寝て) 我輩の執念 幸福ですか? 人形のいる街 007入社す 踊る星 地下鉄の笑い ながい話 スペードの女王 欲望 パチンコ必勝原理 (風俗・ファンタジイ /あとがき) 《Part3 ファンタジイ・ファンタジイ》 (解説 ある女性がぼくに) マリコちゃん ユリコちゃん サチコちゃん ユミコちゃん 姉弟 ラッパを吹く弟 きつね たぬき コドモのカミサマ ウイスキーの神様 神様と仏さま 池猫 飛び猫 衛星一号 ミスター・サンドマン 時の女神 (ファンタジイ・ファンタジイ/あとがき) 《Part4 SF・ファンタジイ》 (解説 どうせファンタジイだ) 模倣空間 お助け 疑似人間 白き異邦人 ベルト・ウェーの女 火星に来た男 差別 到着 遊民の街 無人警察 にぎやかな未来 (SF・ファンタジイ/あとがき) |
中村 宏 表紙カット:筒井康隆 |
幻想の未来・アフリカの血 南北社 1968年8月30日 イラスト:前川 直 |
◆1971年/角川文庫『幻想の未来』(『にぎやかな未来』(三一書房)から7篇追加) ↑この文庫版が、記念すべき筒井氏初の文庫本となった。 |
【収録内容】 幻想の未来 ふたりの印度人 アフリカの血 あとがき |
柳生弦一郎 |
筒井順慶 講談社 1969年4月15日 |
←1968〜69年発表の作品を収めた短篇集。 ◆1973年/角川文庫 ◆1993年/新潮文庫 |
【収録内容】 筒井順慶 あらえっさっさ 晋金太郎 新宿祭 初出一覧 |
横山隆一 |
創作SFえほん 地球は おおさわぎ 盛光社 1969年5月10日 イラスト:横山隆一 |
←「まんが王」(秋田書店)1966年4月号に掲載された童話。後に鶴書房から新装版が出ている(年月日不明)。 ◆1976年/角川文庫『筒井康隆全童話』に収録 |
【収録内容】 地球は おおさわぎ 吉田足日「創作SFえほんについて」 著者紹介 |
柳生弦一郎 |
ホンキイ・トンク 講談社 1969年7月20日 |
←1968〜69年発表の作品を収めた短篇集。 ◆1973年/角川文庫 |
【収録内容】 君発ちて後 ワイド仇討 断末魔酔狂地獄 オナンの末裔 雨乞い小町 小説「私小説」 ぐれ健が戻った ホンキイ・トンク 初出一覧 |
長尾みのる |
わが良き狼(ウルフ) 三一書房(現代作家シリーズ) 1969年7月31日 |
←1968〜69年発表の作品を収めた短篇集。 ◆1973年/角川文庫(「下の世界」が加えられている。) |
【収録内容】 地獄図日本海因果(だんまつまさいけのくろしほ) 夜の政治と経済 わが家の戦士 わが愛の税務署 若衆胸算用 団欒の危機 走る男 わが良き狼(ウルフ) あとがき |
柳生弦一郎 |
霊長類 南へ 講談社 1969年10月15日 |
←「週刊プレイボーイ」(集英社)1969年1月7・14日号〜6月17日号に連載された長篇に、同テーマの短篇を挿入してまとめたもの。第1回星雲賞(日本長編部門)受賞作品。 ◆1974年/講談社文庫 ◆1986年/角川文庫 |
【収録内容】 霊長類 南へ あとがき |
未確認 |
夢からの脱走 (監修) 新風出版(5 MINUTEs BOOKs) 1969年11月1日 |
←筒井氏初のアンソロジイ。未文庫化。 |
【収録内容】 石川喬司「ふかのうくん」 星 新一「解放の時代」 光瀬 龍「今ひとたびの」 石原藤夫「高い音低い音」「助かった三人」「宇宙の歴史」 豊田有恒「スーパーマン」 小松左京「ウインク」 眉村 卓「助け屋」 都筑道夫「畸形の機械」 平井和正「背後の虎」 筒井康隆「お紺昇天」 豊田有恒「渡り廊下」 星 新一「長生き競争」 光瀬 龍「その手をのけろ!」 眉村 卓「すべりこんだ男」 小松左京「夢からの脱走」 筒井康隆「時越半四郎」 生島治郎「前世」 河野典生「緑の時代」 |
未確認 |
異形の白昼 現代恐怖小説集 (編) 立風書房 1969年11月10日 |
←『夢からの脱走』とほぼ同時に出た2冊目のアンソロジイ。 ◆1973年/新装版単行本 ◆1986年/集英社文庫 ◆2012年/ちくま文庫 |
【収録内容】 星 新一「さまよう犬」 遠藤周作「蜘蛛」 小松左京「くだんのはは」 宇能鴻一郎「甘美な牢獄」 結城昌治「孤独なカラス」 眉村 卓「仕事ください」 筒井康隆 「母子像」 生島治郎「頭の中の旨い唄」 曾野綾子「長い暗い冬」 笹沢左保「老人の予言」 都筑道夫「闇の儀式」 吉行淳之介「追跡者」 戸川昌子「緋の堕胎」 解説・編輯後記 |
柳生弦一郎 |
心狸学・社怪学 講談社 1969年12月20日 イラスト:柳生弦一郎 |
←主に1968〜69年「漫画読本」(文藝春秋)に連載された「アングラ心理学講座」「アングラ社怪学講座」を収めた短篇集。 ◆1975年/講談社文庫 ◆1986年/角川文庫 |
【収録内容】 《心狸学篇》 条件反射 ナルシシズム フラストレーシ ョン 優越感 サディズム エディプス・コンプレックス 催眠暗示 《社怪学篇》 ゲゼルシャフト ゲマインシャフト 原始共産制 議会制民主主義 マス・コミュニケーション 近代都市 未来都市 |