筒井康隆たぶん全部 2000年代

1960年代 1970年代 1980年代 1990年代 2000年代 2010年代

漫画編 関連本編 音響編 映像編 雑誌編


表紙画像の下の氏名は特に断り書きがない限り装幀者または装画家です。

2000年 6冊
百鬼丸 エンガッツィオ司令塔

文藝春秋
2000年3月10日
←1997〜2000年発表の文藝春秋の雑誌に載った作品だけを収めた、断筆解除後初の短篇集。断筆中に書かれ、ネットで公開されていた作品もある。「俄・納涼御攝勧進帳」は「筒井歌舞伎」に入っていてもおかしくない1篇。表紙イラストを細かく見ると、危ないネタでいっぱいである。
◆2003年/文春文庫
【収録内容】
エンガッツィオ司令塔
乖離
猫が来るものか
魔境山水

越天楽
東天紅
ご存知七福神
俄・納涼御攝勧進帳
首長ティンブクの尊厳
附・断筆解禁宣言
あとがき


未確認
大型活字本シリーズ
農協 月へ行く 上


社会福祉法人埼玉福祉会
2000年4月
◆1973年/角川書店
◆1979年/角川文庫
←弱視者のための大型活字本。角川文庫版を底本とした上・下巻の上巻。500部限定で、大きな図書館なら置いている。筒井作品の大型活字本シリーズには他に、『夢の木坂分岐点』上・下巻(1992年)、『虚航船団』上・中・下巻(1993年)、『富豪刑事』上・下巻(2007年)がある。
【収録内容】
農協 月へ行く
日本以外全部沈没
経理課長の放送
信仰性遅感症


未確認
大型活字本シリーズ
農協 月へ行く 下


社会福祉法人埼玉福祉会
2000年4月
◆1973年/角川書店
◆1979年/角川文庫
←弱視者のための大型活字本。角川文庫版を底本とした上・下巻の下巻。500部限定で、大きな図書館なら置いている。筒井作品の大型活字本シリーズには他に、『夢の木坂分岐点』上・下巻(1992年)、『虚航船団』上・中・下巻(1993年)、『富豪刑事』上・下巻(2007年)がある。
【収録内容】
自殺悲願
ホルモン
村井長庵
解説:扇田昭彦

山藤章二 続・科学の終焉(おわり)
未知なる心

(監修)
著:ジョン・ホーガン 訳:竹内 薫

徳間書店
2000年4月30日
←1997年に同社から出た『科学の終焉』の続編。未文庫化
【収録内容】
続・科学の終焉

泉谷淑夫・森下年昭 細菌人間

出版芸術社
2000年9月20日
←筒井氏最新のジュブナイル短篇集。といってもすべて1960年代に発表されたもの。「闇につげる声」が全集4巻に収録済みの他は、すべて初収録。未文庫化。表題作「細菌人間」はサウンドドラマ化され、『ミクロ人間』(1967年くらい・コダマ)としてソノシートで発売されていた。
【収録内容】
細菌人間
10万光年の追跡者
四枚のジャック
W世界の少年
闇につげる声
作品解説:日下三蔵
筒井康隆ジュブナイル著作リスト

南 伸坊 魚籃観音記

新潮社
2000年9月29日
←1997〜2000年発表の作品を収めた短篇集。装幀の南氏は、『筒井漫画涜本』(1995年・実業之日本社)で「法子と雲界」を漫画化している。
◆2003年/新潮文庫
【収録内容】
魚籃観音記
市街戦

作中の死
ラトラス
分裂病による建築の諸相
建物の横の路地には
虚に棲むひと
ジャズ犬たち
谷間の豪族

2001年 7冊
杉山拓也・石崎健太郎 恐怖

文藝春秋
2001年1月10日
←「文學界」(文藝春秋)2000年5月号〜9月号に連載された長篇。表紙の写真がマジで怖いんですけど…。本編は結構ドタバタっぽいのに。
◆2004年/文春文庫
【収録内容】
恐怖
├ 嫣然たる微笑の意味は
├ もしここに人が来たら
├ 領収書が大切なのです
├ 三人の刑事が転倒する
├ 別れた妻と背中あわせ
├ 限られている新聞紙面
├ もと伴侶をどう呼ぶか
├ オカルト的な自己完結
├ 文化人皆殺しの可能性
├ 無関係という関係が鍵
├ 薔薇を手折る三人の娘
├ 刑事が手帳に書き込む
├ 豪雨と雷鳴の中の恐怖
├ 絞り込まれた三十五人
├ 脳障害の刑事との対話
├ この町は発狂している
├ 美都ちゃん人形の視線
├ 深夜の客の野卑な大声
├ 君は何を顫えているか
├ 思いがけぬ乙女の来訪
├ ハイデガー恐れの分類
├ 危機は突然やってくる
├ 先生あなたは病気です
├ 書道家は幽霊に怯える
├ 恐怖こそ根元的な本能
├ 犯人の一人が告白する
├ もう一人の犯人の告白
├ 姥坂市からは脱出不能
└ その後誰がどうしたか


イラスト:寺田克也
装幀:神崎夢現
大魔神

徳間書店
2001年5月31日

挿し絵:沙村広明
カバー裏ポスター:菅原芳人
オビ裏イラスト:唐沢なをき
←結局お流れになったリメイク版『大魔神』の脚本。未文庫化
【収録内容】
大魔神

新潮社装幀室
天狗の落し文

新潮社
2001年6月27日
←「天狗の落し文」として「小説新潮」(新潮社)1991年4月号〜1994年1月号、1997年4月号〜2001年6月号に連載していたものだけでなく、他のエッセイもわざわざタイトルを外して収録。書き下ろしも1篇追加されている。『家族場面』(1995年)に、断筆前に発表された部分が掲載されていて、重複している。
◆2004年/新潮文庫
【収録内容】
天狗の落し文

きたやまようこ わかもとの知恵

金の星社
2001年8月

画:きたやまようこ
←【収録内容】をご覧になればわかるように、生活に(本当に)役に立つ知恵を多数紹介。一見疑わしい知恵もあるが、巻末の【おためしレポート】を参照すれば安心。非売品でカバーだけ違う“わかもと製薬版”もある。文庫化されていないが、「まえがき」と「あとがき」のみ『小説のゆくえ』(2003年・中央公論新社)に再録され、そちらは文庫版も出ている(2006年)。
【収録内容】
まえがき
第一章 わが身ほど かわいいものは ほかになし 〜健康編〜
├【心がまえ】健康編の知恵
├ 出そうなあくびを止める知恵
├ 出そうなくしゃみを止める知恵
├ しゃっくりを止める知恵
├ 夏と冬のシャワーの知恵
├ 寝小便をなおす知恵
├ つまった鼻をとおす知恵
├ 電車や車に酔ったときの知恵
├ ヤケドをしたときの知恵
├ 目薬をじょうずにさす知恵
├ 耳に入った水を出す知恵
├ カゼをはやくなおす知恵
├ 食べすぎてくるしいときの知恵
├ 足がしびれない知恵
├ ハチに刺されそうなときの知恵
├ つかれたとき「強力わかもと」を飲む知恵
├ めりこんだトゲをぬく知恵
├ カゼをひかない入浴の知恵
├ 耳に入った虫を出す知恵
├ 鼻血を止める知恵
├ ワキの下のにおいをとる知恵
├ 蚊に刺されない知恵
└〈対談〉筒井康隆&きたやまようこ【ほのぼのトーク】健康編
第二章 語らいつ 食べるは楽し 飲むもよし 〜食べもの・飲みもの編〜
├【心がまえ】食べもの・飲みもの編の知恵
├ とけにくい氷をつくる知恵
├ ミカンの中の袋の数をあてる知恵
├ ビールビンの栓をぬくときの知恵
├ 発泡飲料を氷入りのコップに注ぐ知恵
├ おろし金をきれいにする知恵
├ 炊飯器の底のご飯をかたくしない知恵
├ 貝から砂や泥をはかせる知恵
├ ウズラの卵をきれいに出す知恵
├ ビンのふたをあける知恵
├ やかんのお湯をあばれさせない知恵
├ リンゴジュースをつくる知恵
├ 中国料理のメニューを読む知恵
├ へやのいやなにおいを消す知恵
├ 餃子を焼いたときの知恵
├ カレーをこぼさずによそう知恵
├ ニンニクのにおいを消す知恵
├ 牛乳を飲むときの知恵
├ ゆで卵となま卵を見わける知恵
├ ビンの中の液体をはやく出す知恵
├ 熱いゆで卵の殻をむく知恵
└〈対談〉筒井康隆&きたやまようこ【ほのぼのトーク】食べもの・飲みもの編
第三章 もの言わぬ 身近な品にも ひとくふう 〜身のまわり編〜
├【心がまえ】身のまわり編の知恵
├ あらった犬の体をはやくかわかす知恵
├ おとしたタバコの灰をそっととる知恵
├ 切手をはがすときの知恵
├ 赤ちゃんを泣きやませる知恵
├ くつのいやなにおいをとる知恵
├ かたい木にクギを打ちこむ知恵
├ ぬれたくつをかわかす知恵
├ ハンカチをきれいにかわかす知恵
├ テレビの画面からほこりをとる知恵
├ 角封筒をジョウゴにして使う知恵
├ 口の小さな容器に水などを入れる知恵
├ ガラスの器をあらう知恵
├ 乾電池が切れたときの知恵
├ 月の大小を知る知恵
├ もつれたネックレスをほどく知恵
├ 古いボールペンのインクを出す知恵
├ リュックサックにものをつめるときの知恵
├ おちたコンタクトレンズをひろう知恵
├ 静電気のパチッ!をふせぐ知恵
├ 火事の火や煙からにげる知恵
├ コップをわらずに熱いものを注ぐ知恵
├ ビンにためたお金を出す知恵
├ ホチキスの針をとる知恵
├ ハンコにつまった朱肉のカスをとる知恵
├ コップがないときの知恵
├ ろうそくの火を消さない知恵
└〈対談〉筒井康隆&きたやまようこ【ほのぼのトーク】身のまわり編
第四章 とりあえず 家の外へと ふみだそう 〜屋外編〜
├【心がまえ】屋外編の知恵
├ 坂道や階段をらくにあがる知恵
├ 犬にほえられたときの知恵
├ 騒音の中で話す電話の知恵
├ 雪の道を歩くときの知恵
├ 草木や切り株で方角を知る知恵
├ カミナリから身を守る知恵
├ 毒のある昆虫・草・木にふれたときの知恵
├ 庭一面の雑草を始末する知恵
├ つかれない休み方の知恵
├ 腕時計で方角を知る知恵
├ 電車賃がないときの知恵
└〈対談〉筒井康隆&きたやまようこ【ほのぼのトーク】屋外編
第五章 のびやかに 人と人との おつきあい 〜つきあい編〜
├【心がまえ】つきあい編の知恵
├ 相手の名前が思いだせないときの知恵
├ 好きな人に話しかける知恵
├ 電車賃をせびられたときの知恵
├ あて名の敬称を書くときの知恵
├ 手紙の書き出しにこまったときの知恵
├ 洋食を食べるときのマナーの知恵
├ いやなことを言う人からにげる知恵
├ いじめからのがれる知恵
├ 親にあやまる知恵
└〈対談〉筒井康隆&きたやまようこ【ほのぼのトーク】つきあい編
第六章 知恵しぼり 仲よく遊び よく学べ 〜遊び・勉強編〜
├【心がまえ】遊び・勉強編の知恵
├ しりとりで負けない知恵
├ ジャンケンの勝率をあげる知恵
├ 天下取りの順序を短歌で覚える知恵
├ 似た漢字を順序を短歌で覚える知恵
├ 歴史の年号を川柳などで覚える知恵
├ 円周率を覚える知恵
├ 友だちを笑わせて人気者になる知恵
├ 漢字を理屈で覚える知恵
├ 飲みものを一瞬にこおらせる知恵
├ 球の表面積と体積の公式を覚える知恵
├ 歴史の年号を覚える知恵
├ かわったかぞえ方の知恵
├ いいアイデアを出す知恵
├ かくし芸がないときの知恵
├ さかあがりができるようになる知恵
└〈対談〉筒井康隆&きたやまようこ【ほのぼのトーク】遊び・勉強編
あとがき
おためし隊〈涙と笑いの記録〉【おためしレポート】
さくいん


未確認
文学外への飛翔
俳優としての日日

小学館
2001年10月1日
←1998〜2001年発表の演劇に関する作品を収めたエッセイ集。「噂の真相」連載の「狂犬樓の逆襲」からの抜粋部分もあるので、『笑犬樓の逆襲』(2004年・新潮社)と重複している。
◆2004年/小学館文庫
【収録内容】
一章 チェーホフ『かもめ』分析
└ トリゴーリンという男‐チェーホフ『かもめ』に出演して
二章 俳優としての日日
├ 蜷川作品に役者としてお呼びがかかるとは
├『かもめ』は連日超満員
├ モックンとトヨエツ
├「俄」と『兵士の物語』
├ 観劇・感激・間隙日記
├ 演劇修業時代の日日
├ 神父のおれがアイドルを襲う
├ アガサ・クリスティの日日
├ 芝居のリアリティとリアリズム
├ 三島由紀夫の戯曲
├ 三島由紀夫『弱法師』稽古日記
├『弱法師』本番の苦悩
├ 映画『ひっとべ』撮影日記
├「百物語」の笑い
├『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』について
├ 小説『ミザリー』の味
└ 007は『危機一発』と『カジノ・ロワイヤル』だ
三章 わが心のタカラジェンヌ
├ 狸御殿に始まる
├ 宝塚映画の時代
├ 西尾美栄子との共演
└ 峰さを理との舞台

ミルキイ・イソベ 21世紀文学の創造1
現代世界への問い
(編)

岩波書店
2001年11月5日
『21世紀文学の創造』は全9巻+別巻1。1・3巻を編集した筒井氏の他には今福龍太氏が2・5巻を、斎藤美奈子氏が4・7巻を、高橋康也氏が6・8巻を、池澤夏樹氏が9巻を編集し、谷川俊太郎氏が別巻を編集協力している。

←文庫化されていないが、筒井氏の原稿は『小説のゆくえ 』(2003年・中央公論新社)に再録され、そちらは文庫版も出ている(2006年)。
【収録内容】
関井光男「日本資本主義と文学‐言語・貨幣・著作権をめぐって」
島田雅彦「あえて文学の革命を唱える」
佐藤亜紀「物語のゆくえ」
港 千尋「命令と物語‐断片化する世界の考察」
川村 湊「戦争と文学の言説を検証する」
清水義範「「弱者」と文学」
小谷真理「なりすまし文学の現在形‐パッシング小説とサイバーパンク」
大岡 玲「文学の合理的な死滅‐現代の生と死 生命科学と文学」
筒井康隆「現代世界と文学の行方」

ミルキイ・イソベ
清水寛子
21世紀文学の創造3
方法の冒険
(編)

岩波書店
2001年12月5日
←文庫化されていないが、筒井氏の原稿は『小説のゆくえ 』(2003年・中央公論新社)に再録され、そちらは文庫版も出ている(2006年)。
【収録内容】
編者から読者へ 方法の前史、検証・論考
小林恭二「家族の夢」
荻野アンナ「同じ穴のムジナについて‐ラブレー、ラシーヌ、バルザック」
笠井 潔「監獄、収容所、探偵小説」
堀 晃「階層を超える試み‐宇宙論の変遷とSF」
筒井康隆 「超虚構性からメタフィクションへ」
巽 孝之「グローバル文学の世紀」
いとうせいこう「ロールプレイング・ゲームと文学」
東 浩紀「脱構築から精神分析へ、そして文学へ」

2002年 3冊
画:浅野隆広
装丁:坂川栄治+
藤田知子
(坂川事務所)
愛のひだりがわ

岩波書店
2002年1月24日
←書き下ろしの長篇。
◆2006年/新潮文庫
【収録内容】
愛のひだりがわ
├ 第一章 デン
├ 第二章 ご隠居さん
├ 第三章 サトル
├ 第四章 志津恵さん
├ 第五章 ダン
├ 第六章 歌子さん
└ 第七章 父

山藤章二 笑犬楼の知恵
筒井康隆トークエッセー

金の星社
2002年6月29日
←「朝日新聞」(朝刊)2000年4月〜2002年3月に月イチで連載されていた「筒井康隆トークエッセー」の書籍化。未文庫化。
【収録内容】
笑犬楼の知恵‐筒井康隆トークエッセー
├ 現代文学には夾雑物が必要
├ 少年のための残酷童話
├ 実生活に役立つ演技の素養
├ 本業以外の世界も知るべし
├ 役に立った子供の頃の読書
├ 老人は孤独に負けちゃいけない
├ 上質の諷刺は風化しない
├ 三島由紀夫との妙な因縁
├ 世紀末を醸成する個人の力
├ 慣用句の「抹殺」には反対
├ 成人式は有料にしたら
├ 政治家蔑視の風潮はマズイ
├ ケンカは、いつでもできる
├ あらゆる場所にケータイが
├ 三島の芝居を笑うロンドン
├ 五十年前の知恵を再編集して
├ 悪い友人との付き合い方
├ いくつになっても色気を
├ 他人の子をどう叱るか
├ 良書が手に入りにくくなる
├ 段取りのいい人、悪い人
├「悪魔の辞典」独特の重さと深さ
└ わかりやすい政治という危機
あとがき

山藤章二 筒井版 悪魔の辞典
〈完全補注〉

(訳)
著:アンブローズ・ビアス

講談社
2002年10月8日
←筒井氏初の訳書。アンブローズ・ビアスについては『短篇小説講義』(1990年・岩波書店)でも取り上げている。
◆2008年/文庫化予定(?)
【収録内容】
筒井版 悪魔の辞典
訳者あとがき

2003年 4冊
題字:筒井康隆 小説のゆくえ

中央公論新社
2003年4月11日
←1992〜2003年発表の作品を収めた、『言語姦覚』(1983年)、『虚航船団の逆襲』(1984年)、『ダンヌンツィオに夢中』(1989年)、『悪と異端者』(1995年)に続くエッセイ集第5弾。中央公論新社として初の筒井作品。
◆2006年/中公文庫
【収録内容】
世界から文学へ 文学から世界へ
現代世界と文学のゆくえ
方法の前史、検証・論考
超虚構性からメタフィクションへ
「21世紀 文学の創造」編集のことば
感情移入と小説
文学的スノッブについて
「文学の面白さ」の基本に立って
マニアックであることを恐れるな
「炭坑のカナリヤ」としての抗議
日本てんかん協会会長 鈴木勇二様 お答えと要望
日本てんかん協会会長 鈴木勇二様 お答え
断筆を解き、作品を発表します
覚書
『エンガッツィオ司令塔』あとがき
なさけない、身勝手な、品性のない「報道規制」
表現の自由に関する断章
『樹の上の草魚』推薦文
『風雲ジャズ帖の逆襲』推薦文
『ダモレスク幻想』推薦文
『家族狂』推薦文
あなたの名はあなた
再び「あなたの名はあなた」
『科学の終焉』監修者序文
『続科学の終焉』監修者序文
『世界の涯ての弓』推薦文
現代的でポップな老人文学 畸人伝
はじめて「ユング」の世界がわかった‐ユング心理学入門
センスオブワンダーな哲学の物語
予想がつかぬ意外性‐星新一『疑惑』について
『虚空王の秘宝』の世界
小林信彦『おかしな男 渥美清』
『イフからの手紙』推薦文
『異形家の食卓』推薦文
『夫婦茶碗』解説
『神の系譜I 竜の封印』推薦文
『透明な方舟』推薦文
「音の擬」に共感‐第九回三島由紀夫賞選評
すぐそこにある豊饒‐第十回三島由紀夫賞選評
甘美なる胎内めぐり‐第十一回三島由紀夫賞選評
現代思想と文学‐第十二回三島由紀夫賞選評
若さと気負いに好感‐第十三回三島由紀夫賞選評
前景化ということ‐第十四回三島由紀夫賞選評
「にぎやかな湾に背負われた船」を推す‐第十五回三島由紀夫賞選評
几帳面さということ‐第三十四回谷崎潤一郎賞選評
恋愛小説というもの‐第三十五回谷崎潤一郎賞選評
偶数の選考委員‐第三十六回谷崎潤一郎賞選評
情緒纏綿たる透明感‐第三十七回谷崎潤一郎賞選評
町田康『くっすん大黒』を推す‐第七回Bunkamuraドゥマゴ文学賞選評
灰谷健次郎のガールフレンド
「山藤章二の戯画ていめんと」推薦文
星新一と共に四十年
「郵便少年・横尾忠則展」開催おめでとうございます
達人が選んだ「もう一度読みたい」一冊‐田河水泡「ミスター・チャンチャラ」
おれがハマった極上ミステリー
時代を見る眼と通時性
半ちゃん
問題小説の三十年
『文学部唯野教授』同時代ライブラリー版によせて
『文学部唯野教授』現代文庫版によせて
唯野教授は最初の単行本で
歳をとってしまうと書けない小説
さまざまな道中記
読売文学賞受賞の言葉‐「わたしのグランパ」
ながい時間をかけて書いたため‐「愛のひだりがわ」
『わかもとの知恵』まえがき
『わかもとの知恵』あとがき
自分のことば
『悪魔の辞典』について
『筒井版 悪魔の辞典』訳者あとがき
「悪魔の辞典」新訳の悪夢
私の週間食卓日記
約1トンのコーヒー
鮎の骨
狂牛肉の酸鼻歌
筒井家覚書
めぐり会えたもの
オテル・リッツ
震災で気づいた無駄
趣味をプロ級まで磨き逆境に備えよ
梅新 大月楽器店
ネット内にはいろんな人がいてもよい
ネット狂詩曲
紙と日本人
気の早い楽しみ
若者グループと乱闘、死亡
自照する顔
読み、語り、聞かせること
伝奇小説、SFにも登場する謎の人物‐古寺巡礼
春の小川は
すべてを絵に語らせよ
OSKの『ジャズ小説』
言語の自主規制
国立劇場での「俄」
劇作家文士劇の提案
劇作家文士劇の続き
「俄」の上演に関して
20世紀不滅の映像遺産
映像化された哲学的思考
チャン・イーモウの求心性
『キープ・クール』のユーモア

山藤章二 筒井康隆の現代語裏辞典
「あ〜き」


文源庫
2003年4月
←「遊歩人」(文源庫)に2002年5月号から連載されていたものの一部をまとめたもの。
◆2010年(文芸春秋)
【収録内容】
筒井康隆の現代語裏辞典「あ〜き」

鈴木成一デザイン室
帯イラスト:はまのゆか
眠気をあやつる本
(監修)
編著:造事務所 横田美奈子

PHP研究所
2003年6月11日

イラスト:はまのゆか・山崎雅典
←未文庫化。個人的には“眠らなくても疲れない方法”が知りたい。
【収録内容】
眠気をあやつる本
├ 口絵‐描かれた「眠り」
├ 巻頭言「睡眠を制御すること」
├ 第1部 眠気を誘う
│├ 眠気を誘う“小説”‐バブリング創世記(筒井康隆)
│├ 眠気を誘う“科学”‐脳の活動から読みとる「眠りのしくみ」
│├ 眠気を誘う“子守唄”‐唄い手も眠くなる魔法の詞
│├ 眠気を誘う“童話”‐未来の安らかな眠り
│├ 眠気を誘う“まじない”‐他力本願でぐっすり眠るには
│├ 眠気を誘う“文章”‐機械翻訳が古典を破壊する
│├ 眠気を誘う“食べ物”‐安眠のための食べ物ガイド
│├ 眠気を誘う“グッズ”‐不眠を撃退する最新グッズ
│└ 眠気を誘う“ツボ”‐人体に備わる睡眠ボタン
├〈コラム〉眠りの豆知識
│├ 監修者とクラブ221メンバーが選んだ おすすめ誘眠音楽
│├ 眠りにまつわるデータ
│└ 睡眠薬の正しい選び方・使い方
├ 第2部 眠気を覚ます
│├ 眠気を覚ます“小説”‐問題外科(筒井康隆)
│├ 眠気を覚ます“科学”‐眠りをおびやかす「眠りの病気」
│├ 眠気を覚ます“筒井箴言集”‐ドキッとしない人は、よほど幸せです。
│├ 眠気を覚ます“童話”‐すぐそこに迫っている未来の危機
│├ 眠気を覚ます“怪談・奇談”‐寝ている間に蠢くものども
│├ 眠気を覚ます“食べ物”‐覚醒するための食べ物ガイド
│├ 眠気を覚ます“グッズ”‐睡魔と闘う最新グッズ
│└ 眠気を覚ます“ツボ”‐人体に備わる覚醒ボタン
├ 参考文献一覧
└〈コラム〉眠りの豆知識
 ├ 監修者とクラブ221メンバーが選んだ おすすめ覚醒音楽
 ├ あなたの眠りは健康ですか? 眠りのセルフチェック
 └ 眠気防止薬の正しい選び方・使い方

横尾忠則 ヘル

文藝春秋
2003年11月13日
←「文學界」(文藝春秋)2003年8月号に掲載された長篇。
◆2007年/文春文庫
【収録内容】
ヘル

2004年 5冊
未確認 三丁目が戦争です

洋泉社
2004年3月17日

絵:永井 豪
◆1971年/講談社
◆1976年/角川文庫『筒井康隆全童話』に収録
◆2000年/『ダイナミックボックス』の中の1品として1971年版の装丁で復刻(双葉社)
◆2003年/講談社青い鳥文庫
←上記1971年版の復刻版。講談社版には函があったが、こちらは函なしのハードカバー。
【収録内容】
三丁目が戦争です

山藤章二 筒井康隆の現代語裏辞典
「き〜こ」


文源庫
2004年4月
←「遊歩人」(文源庫)に2002年5月号から連載されていたものをまとめたものの2巻目。本書発売以降も「ね」の途中まで続いていたが、連載終了。3巻目以降は出ていない。
「オール讀物」(文藝春秋)2008年5月号より出版社・掲載誌を変えて復活。
◆2010年(文芸春秋)
【収録内容】
筒井康隆の現代語裏辞典「き〜こ」

イラスト:筒井康隆 筒井康隆漫画全集

実業之日本社
2004年5月30日
←未文庫化だが、『筒井康隆全漫画』(奇想天外文庫・1976年)の増補改訂版といった内容なので、すでに文庫版があるような状態。
【収録内容】
筒井康隆全漫画
├ にせの地形図
├ 90年安保の全学連
├ 筒井順慶
├ ワイド仇討
├ 色眼鏡の狂詩曲
├ アフリカの爆弾
├ 冠婚葬祭葬儀編
├ 傷ついたのは誰の心
├ たぬきの方程式
├ わが名はイサミ
├ アフリカの血
├ カニバリズム・フェスティバル
├ 急流
├ 客
├ 近所迷惑
├ 超能力
├ サイボーグ入門
├ 第7類危険物取扱心得
├ 2001年のテレビ
├ むし歯
├ 無題
└ 老婆問題
自作解説 メイキング・オブ・筒井康隆全漫画
筒井康隆・単行本装画ギャラリー
初出一覧

山藤章二 笑犬樓の逆襲

新潮社
2004年12月3日
←「噂の眞相」1998年8月号〜2004年4月号に連載された「狂犬樓の逆襲」と、2003〜04年発表のエッセイをまとめたもの。装幀からして『笑犬樓よりの眺望』(1994年)の続編だが、後半は中央公論社から出ている一連のエッセイ集の続きのような感じ。
◆2007年/新潮文庫
【収録内容】
I 笑犬樓の逆襲
├ 断筆解除後の戦果を報告する
├ 家を買う話は沙汰やみとなってしまった
├ 自民党が金持ちの味方でなくなった時から世の中おかしくなった
├ 平成八年五月十八日、神田某所で秘密朗読会が開催された
├ ドラマ出演中に作家としての意識を表出させることは禁じている
├ 酒鬼薔薇聖斗君のお噂です
├ ことばの豊かさは、成熟した文化を維持する上で絶対に必要だ
├ サントリー・モルツのCF一年契約はこれほど厳しい
├ 蜷川幸雄から大役のお呼びがかかった
├ 放火にあった隣家の火事をホースで消火した
├「かもめ」稽古期間中は辛かった
├「筒井康隆はならず者の傑物だ」
├ ファービーちゃんは声を出す人形の新人類である
├ 山陽新幹線のコンクリート落下事故を簡単に反省してもらっては困る
├ 江藤淳氏は雷の恐怖に負けたのではないか
├「文学クイズ・マラソン」を開催した
├『魚藍観音記』はまだ摘発されていない
├ 柳美里さんおめでとう
├ セコムをつけていてもアジア系外国人強盗団は侵入してくる
├ 小渕総理に言語の多様性を説いたってわかるわけもないだろう
├ なぜ評論家の悪口を書いてしまうんだろう
├ 原宿名店案内
├ 石原慎太郎は徹底せよ
├ 原宿名店案内・第二弾
├「そして誰もいなくなった」公演前のネタばらしに抗議する
├ リアリティはリアリズムではない
├『悪魔の辞典』の翻訳を再開した
├ 優秀なCFは出演者の矜持を損なう
├ トチリのおかげで演技がうまくなった
├ おれは山本圭に似ているかね?
├ デリダ「郵便物不安」が現実となった
├ 個人情報保護基本法案並びにマスコミのスキャンダリズムを批判する
├ 狂牛病・口蹄疫の家畜に神の恵みあれ!
├ フジテレビ深夜の「百万男」は面白いぞ
├ 神戸・垂水の名店案内
├ ミレー「鷲鳥番の少女」を手放した
├ イギリスの浣腸は、馬のかと思うほどでかい
├ NHK的歴史改変の役を演じた
├ 山下洋輔と釧路で「しあわせ」について語り合った
├ 犯罪者はアフガンへつれて行け
├ この原稿は、楽屋で書いている
├ 朝日新聞の一面にでかい活字で「狂」の字が躍っている
├ わが家に税務調査が入った
├ 翻訳中の『悪魔の辞典』の一部をお目にかけよう
├『愛のひだりがわ』について、この二人の評者にはあきれた
├ ペイオフ解禁で不安を煽り立てたマスコミ
├「現代語裏辞典」の連載を開始した
├ 小泉義之に反論する
├「フリン伝習録」は「メリー・ウィドウ」の名曲を甦らせる
├「決死圏SOS宇宙船」はわしの『帰郷』に似過ぎている
├ 小中学生の化粧、男の化粧を擁護する
├ 愚挙・千代田区の歩行者喫煙取締りを糾弾する
├ 紫綬褒章をもらってしまった
├ 六日町「龍言」で骨休めをした
├ わしの頭の中には発表できぬギャグが充満している
├ 戦争なくして何の人生じゃ
├ シラク「お前アホか。」ブッシュ「何でやねん。」
├ 河合隼雄氏・桂米朝師匠に感謝する
├ ヒトゲノム解読は無為徒食の老人増加を招くのか?
├ 映画「宣戦布告」を見て考えた
├ 政治家に免許がなくていいのか
├ 行きつけの店がどんどん消えていく
├「トリビアの泉」が高視聴率なのはもっともだ
├ 阪神ファンではないが、道頓堀川は川浚えをせよ
├ オペラ歌手に混って歌をうたうことになった
├ 今後は「お助け爺さん」に徹することになるだろう
├ 日本人は情けなーい国民やねん
├ ついに最終回となった
└ 昔「噂の真相」という雑誌があった
II 阪神大震災はいまだ終わらず
├ 犬とグッズと鍋
├ 阪神大震災はいまだ終わらず
├ いずれは、の予感はあった
├ わたしの映画スタア
└ 子供について
III 二十一世紀の新しい読者に向けて
├ 萩原版『パプリカ』の完結を祝す
├ ゴダケンと珠子
├『わたしのグランパ』
├ 二十一世紀の新しい読者に向けて
├『フリン伝習録』
└ 今夜のお楽しみどころ二、三
IV 古典から今への美意識
├ 古典から今への美意識‐丸谷才一『輝く日の宮』
├ 快い懐かしさのエッセンス‐小林恭二『宇田川心中』
├『阿修羅ガール』を推す‐第16回三島由紀夫賞選評
├ 矢作俊彦の遅すぎる受賞‐第17回三島由紀夫賞選評
└ 夢と夜行列車‐平成十五年度谷崎潤一郎賞選評
V「創作の秘密」から「昨夜の献立」まで
└ 筒井康隆のすべてを知るための50問50答

未確認 哲学の冒険
(監修)
著:マーク・ローランズ
訳:石塚あおい

集英社インターナショナル
2004年12月20日
←未文庫化。
【収録内容】
哲学の冒険
├ 序文
├ 第1章 「フランケンシュタイン」で実存主義が解る
├ 第2章 「マトリックス」でデカルトが解る
├ 第3章 「ターミネーター」で心身問題が解る
├ 第4章 「トータル・リコール」&「シックス・デイ」でアイデンティティ論が解る
├ 第5章 「マイノリティ・リポート」で自由意志が解る
├ 第6章 「インビジブル」でカントが解る
├ 第7章 「インデペンデンス・デイ」&「エイリアン」で黄金律が解る
├ 第8章 「スター・ウォーズ」でニーチェが解る
└ 第9章 「ブレードランナー」で死の意味が解る
解説:筒井康隆

2005年 2冊
装丁:後藤葉子
装画:山内和朗
笑いの力
(河合隼雄、養老孟司と共著)

岩波書店
2005年3月17日
←2004年11月14日に小樽市市民会館にて行われた「絵本・児童文学研究センター」主催の第九回文化セミナー「笑い」の記録集。未文庫化。
【収録内容】
児童文化のなかの笑い(河合隼雄)
脳と笑い(養老孟司)
文学と笑い(筒井康隆)
シンポジウム 笑いの力(河合隼雄・養老孟司・筒井康隆・三林京子・工藤左千夫)


未確認
対談 笑いの世界
(桂 米朝と共著)

朝日新聞社(朝日選書 735)
2005年9月9日
←「朝日新聞」2003年1月4日・11日の大阪版・夕刊に連載された対談の完全版と、後日行われた追加対談をまとめたもの。未文庫化。
【収録内容】
講談・難波戦記
SFと落語のスケール
稚児ぼけとテノール馬鹿
悪食の話
歌舞伎の復元
歌舞伎のけれん
役者というもの
芝居噺
笑いの定義
「悪魔の辞典」と「天狗の落し文」
物語・黄表紙・浄瑠璃
「地獄八景亡者戯」
最近の芸人と新作
パロディと原典
噺家というもの
大阪の笑い、東京の笑い
ボケる年齢と坊さん
悪戯・幇間・俄・小咄

2006年 2冊
山藤章二 銀齢の果て

新潮社
2006年1月20日
←「小説新潮」( 新潮社)2005年1月号〜10月号に連載された長篇。この作品に関してはこちらが詳しい。
◆2008年/新潮文庫
【収録内容】
銀齢の果て

横尾忠則 壊れかた指南

文藝春秋
2006年4月30日
←2000〜06年発表の作品を収めた久々の短篇集。未文庫化だが、「出世の首」のみ『出世の首』(2007年・角川文庫)に収録されている。
【収録内容】
漫画の行方
余部さん
稲荷の紋三郎
御厨木工作業所
TANUKI
迷走録
建設博工法展示館
大人になれない
可奈志耶那(かなしやな)
尾蘇魯志耶(おそろしや)
優待券をもった少年
犬の沈黙
出世の首
二階送り
空中喫煙者
鬼仏交替
ショートショート集
├ 虎の肩凝り
├ 春の小川は
├ 長恨
├ 恐怖合体
├ おれは悪魔だ
├ 秘密
├ 便秘の夢
├ 土兎
├ 取りに来い
└ 便意を催す顔
狼三番叟
耽読者の家
店じまい
逃げ道

2007年 3冊
柳原良平 巨船ベラス・レトラス

文藝春秋
2007年3月15日
←「文学界」(文藝春秋)2005年2月号〜2006年3月号に連載された長篇。未文庫化。北宋社問題はどうなったのか。本編よりあとがきが気になっていたが、結局あとがきの類はなし。文庫版に期待。表紙の柳原氏は『時代小説』(1994年・中央公論社)以来約12年ぶりの筒井作品。
【収録内容】
巨船ベラス・レトラス


関根利雄
大型活字本シリーズ
富豪刑事 上


社会福祉法人埼玉福祉会
2007年11月20日

装画/真鍋 博
◆1978年/新潮社
◆1984年/新潮文庫
←弱視者のための大型活字本。新潮文庫版を底本とした上・下巻の上巻。500部限定で、大きな図書館なら置いている。筒井作品の大型活字本シリーズには他に、『夢の木坂分岐点』上・下巻(1992年)、『虚航船団』上・中・下巻(1993年)、『農協 月へ行く』上・下巻(2000年)がある。
【収録内容】
富豪刑事の囮
密室の富豪刑事


関根利雄
大型活字本シリーズ
富豪刑事 下


社会福祉法人埼玉福祉会
2007年11月20日

装画/真鍋 博
◆1978年/新潮社
◆1984年/新潮文庫
←弱視者のための大型活字本。新潮文庫版を底本とした上・下巻の下巻。500部限定で、大きな図書館なら置いている。筒井作品の大型活字本シリーズには他に、『夢の木坂分岐点』上・下巻(1992年)、『虚航船団』上・中・下巻(1993年)、『農協 月へ行く』上・下巻(2000年)がある。
【収録内容】
富豪刑事のスティング
ホテルの富豪刑事
解説:佐野 洋「筒井康隆氏『富豪刑事』について」

2008年 1冊
オブジェ:小池 隆
装幀:新潮社装幀室
ダンシング・ヴァニティ

新潮社
2008年1月30日
←「新潮」(新潮社)2007年2月号〜9月号に連載された長篇。新潮社の単行本としては、『銀齢の果て』(2006年)以来2年ぶり。やぁ、なかなか楽しい表紙ではないですか。
◆2011年/新潮文庫
【収録内容】
ダンシング・ヴァニティ

2009年 1冊
イラスト:加藤伸吉
造本:祖父江慎+コズフィッシュ
秒読み
筒井康隆コレクション


福音館書店(ボクラノSF02)
2009年2月25日
←短篇集。未文庫化。複音館から初めての筒井本。表紙がツツイらしさにあふれている。
【収録内容】
到着
マグロマル
お助け
駝鳥
蟹甲癬
時越半四郎
バブリング創世記
睡魔のいる夏
笑うな
走る取的
遠い座敷
関節話法
秒読み
熊の木本線
解説:長嶋 有「線の上に」

1960年代 1970年代 1980年代 1990年代 2000年代 2010年代

漫画編 関連本編 音響編 映像編 雑誌編


[戻る]